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『君がくれたもの』 作者:ゆみ / 恋愛小説 恋愛小説
全角1823.5文字
容量3647 bytes
原稿用紙約6.65枚
1人の男を忘れられない女の子、桜。そんなとき、出会ったのは巧。この1人の男が桜の未来を変えていく。
―第一話 告白―

最後の中学の卒業式。
今日愛に進められて、好きな人に告白する。愛というのは、私の友達。
その好きな人は、敷田【シキタ】と言い、女子から人気がある。
その敷田の周りには、いつも女子がいたけど、私【香月桜】も女子に混ざって、敷田のもとへ行っていた。そんな日が続いて、今卒業式まで来た。
「私、やっぱり無理だわ!!」
「何言ってんの?敷田、帰っちゃうよ!!」
「でもぉ〜…」
私が迷っているともかかわらず、愛は私の背中を押した。
「香月、どうした?」
「敷田…、ちょっとコッチ来て!!」
「う…うん…。」
私は敷田を、人気が少ない所へ連れ込んだ。
「なんだよ。」
「私、一回しか言わないから…。」
「うん。」
「私、敷田のこと好き!!」
敷田は、少し照れていた。
「香月…、ごめん俺好きな人がいるから…。」
「そうだよね…、私のこと好きなわけないよね…」
私は、涙をこらえて言った。
「ありがとう…、じゃあね。」
私は走って愛のもとへ行った。
「桜、どうだった?」
「好きな人がいるから、ごめんって…。」
私は耐えられなくなり、涙が溢れ出した。
「よくがんばったよ…」
「うん…。」
私の始めての告白は、簡単に壊れた。

敷田のことを忘れられないまま、高校の入学式が来た。
「桜、もう敷田のこと忘れなよ!!」
「そうしたいんやけどね…」
「ねぇ桜!!、あの人かっこよくない?」
指したほうを見ると、美少年がいた。
初雪のように白く、真ん丸な瞳だった。
いつもの桜なら食いついたけど、敷田のことを忘れられないから興味がなかった。
「男のくせにあんなに綺麗で、分けて欲しいよ」
「そうだね」
桜と愛は一緒にため息をついた。
「あの2人結構可愛くない?」
と男がコソコソ言っていたのでその方を見ると、私と愛のほうを指していた。
普通なら嬉しくてドキドキするが、私は全然気にせず愛に教えると、
「そんなことないよ」と言いつつ少し照れていた。
入学式が終えた後、皆で教室に向かった。
「ここで皆が勉強するところですよ!!先生は皆と授業するのを楽しみです。」
そんなうそ臭い話を終え、私は家に帰った。
「桜、今日入学式に行けなくてごめんね」
「お母さん今日、仕事速いんだ」
お母さんは、シングルマザーで夜遅くまで仕事をしている。
「今日、学校でいい男いた?」
「まぁ1人だけいたけど、正直興味がない」
「そんなこと言ってから」
その日は早く寝た。敷田のことばっかり考えていた。
あんな奴すぐ忘れたいのに忘れられなかった。
次の日は休日だったから、私は中学校に行った。
「敷田いないのかな?」
思っちゃいけないって分かってるけど、私の心がそれを拒否していた。
正直あの時の私は、まだ好きだったんだと思う。
だから、敷田を探していたのだと思う。
「あいつって…」
そこには、入学式に出会った美少年だった。
「ねぇあんたって、ここの中学じゃないでしょ?転校してきたの?」
そいつは私の顔を無愛想にずっと見て、無視をした。
「ちょっと待ってよ。何で無視すんの?」
「…お前俺の追っかけ?」
と言い、スタスタと歩いていった。
私は、ムカツいたから靴を脱いでそいつに投げつけてやった。
でも、当たらなくて少し間が空いた。
「お前みたいな、無愛想な奴誰が好きだっつぅーの!!」
私は、当てそこなった靴を拾って帰った。
家に帰ったら、お母さんが家を出ようとしていた。
「桜、もう帰ったの?」
「ちょっと出かけてたんだけど、スッキリした!!」
ピンポ~ン
「誰か来たみたいね。桜、出てくれない?」
「はぁ〜い。」
ピンポ~ン
「はいはぁ〜い!!」
「どちら様ですか?」
「よっ靴投げ女!!」
「あんたはぁ…」
そこには、今日あった美少年だった。
「あら、巧【タクミ】知り合い?」
「母さん…、まぁちょっと…」
「桜、だれだった?」
「お母さん…」
「どちらさんですか?」
「ここの家の前に引っ越した、倖田です。
「あ、そうですか〜よろしくお願いします」
「こちらこそよろしくお願いします」
「私もう仕事だから…桜、テーブルの上に弁当置いてるから食べなさいよ」
「えぇもう仕事終わったんじゃないの?」
「シングルマザーは大変なのよ」
「それじゃぁ香月さん、さよなら」
「あ、巧君ちょっと待って」
「なんだよ桜」
「ちょっと勝手に、呼び捨てしないでよ」
「あ〜はいはい桜さん、なんですか?」
「よろしくね」
「それだけかよ」
「それじゃぁバイバイ」
私はまた1人男友達ができて嬉しかった。





2007/03/23(Fri)15:30:36 公開 / ゆみ
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■作者からのメッセージ
第一話を終えて、告白で振られたとき悲しさを十分に伝えようと頑張りました。
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