- 『Beautifui schoollife〜君と出会えた奇跡〜』 作者:クリスター / 恋愛小説 未分類
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・第一章〜始まり〜
「チュンチュン」
鳥のさえずる声で俺は少し早めに目覚めた。今日はすこぶる調子がいい。
なぜなら俺は今日、ガキから中学生に変身するからだ。
そうそう、俺の名前は「村田信也(むらたしんや)」よろしく。
昨日すべての準備を終えてしまった俺は何もやることがなく、ただぼんやりと外を見ていた。
外は晴れていて、桜がきれいに咲いている。まさに今は春だぞって俺の心に語りかけてくる。
ひらひらと少しずつ、少しずつ散っていく桜を見ていたらあっという間に時が流れていく。
「そろそろ行こうかな」と独り言を言って1階におりた。
「おはよう♪」一足先に来ていた姉ちゃんの村田美波(むらたみなみ)」が言った。
姉ちゃんは今年から中3で、俺が行く浜中第一中学校の先輩(?)である。
中学校では生徒会長をやっていて、結構先生も信頼しているみたいだ。
周りから見ると、ちょっと子供っぽくて背も小さい。実際なら生徒会長をやる人物ではない。
だけど、いつもみんなのことを考えてくれる姉ちゃんが俺は大好きだった。
きっと姉ちゃんの友達もそのやさしさにひかれているのだろう。
身支度を済ませて、俺は姉ちゃんと一緒に学校への道のりを行く。
途中、俺の幼馴染でガールフレンドでもある姫野恋花(ひめのれんか)がいた。
「おはよう♪」姉ちゃんが言った。「おはようございます!」と元気な声が返ってくる。
「おはよう。恋」俺は恋花のことを「れん」と呼んでいる。そして挨拶が返ってくる。
恋花は姉ちゃんに負けるともおとらず子供っぽく、すごく元気がいい。そしてまぁかわいい方だ。
そんな恋花のことも俺は好きだ。恋花とは家が隣で小さいころからよく遊んでいる。
3人で学校への道のりを行く。
姉ちゃんと恋花ばかりが話していて中に入れなかった俺はただただ自転車をこいでいた。
学校に着くと、「じゃぁ、あたしは行くね!」と姉ちゃんは自分の教室に行った。
2人になった俺と恋花は、校門のところできれいな校舎ときれいな桜に見とれていた。
これから始まる学校生活に胸を膨らませながら。 〜続く〜
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2005/11/26(Sat)17:12:19 公開 / クリスター
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■作者からのメッセージ
恋愛小説です。がんばって書きました。
これからおもしろくなってくるので、どうかご感想をお願いします