- 『The dream world 第二話』 作者:クルル / 未分類 未分類
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The dream world 第一話 「現実と夢………」
夢……それは自分の理想の世界そして空想の世界でもある。
人は必ず夢を見る。
どうして、夢を見るかはわからない。
だけど、人はほぼ必然的に夢を見る。
しかし、夢にはいい夢と悪い夢がある。
いい夢を見たときは本当にあったらいいなぁ、とか思ったりする。
だけど、夢はあくまで理想と空想の世界なんだ。
しかし、時たま夢は人に牙を向く。
この物語の主人公は夢に牙を向かれた少年の話だ……。
バサッ
「はぁはぁ、夢か……」
この少年の名は美風カズキと言う、鳥風高校に通う高校1年生だ。
友達も普通にいるし顔もそんなに悪いわけではない。
そして、叶わない夢を持っている。
ファンタジーな世界に行きたい……。
仲間と協力して、魔王を倒すという夢だ。
カズキは決してゲームが好きなわけではない。
なぜ好きになったかと言うとカズキが中学校に通ってたときのことだ……。
カズキは他の人には見えない動物を見ていた。
カズキはその動物と仲良くなり家で飼う事にしました。
カズキの親は小学五年生のときに交通事故で死んで親戚や知り合いのいないカズキはそれから、一人で暮らしている。
しかし、その動物と一緒に住み始めてすぐに異変は起こった。
毎日同じ夢を見ていたのです。
仲間と一緒に魔王と戦う夢を……。
しかし、その事をカズキは覚えていない。
全てを忘れている……。
動物のことやら夢のことも。
しかし、カズキはどこかで覚えてるのかもしれない夢のことを…。
「いや〜嫌な夢だったな。死ぬかと思った」
ピーンポーン
「お! やばもうそんな時間か」
カズキは早々と慣れた手つきで学校に行く支度をした。
ガチャッ
「おっそ〜〜い。いったい何をやってたの!!」
「ごめん!! ちょと嫌な夢をみてね…」
「ま、いいわ。そんなことより早く学校に行きましょう!!」
すると突然目眩がして誰かの声が頭の中に入ってきた
「……ズ……!……イハ……オ」
何を言ってるかは分からないしかし声が聞こえたような感じがした
「どうしたの??」
「ちょっと目眩がした・・・…」
(あの声……気のせいだよな?)
「大丈夫なの?」
「まぁ、なんとか」
そんな事を話してるうちに学校の門の前にいた
「ふぅー。後五分だ急ご!!」
「後五分あるなら大丈夫だよ」
「そう言っていつも遅刻するんだから〜。」
すると突然さっきと同じ……いやそれ以上の目眩がした。
「うっ!!」
「カズキ?? カズキどうしたの?? カズキ!! 誰か来て! カズキが!!」
(またか、くそ!! 前が見えなく……ん? またさっきの声か!!)
「う〜〜ん。だめだ〜〜!! 召還術って難しいんだね〜〜〜」
(女の子? それも、今度はクッキリっと聞こえる)
「そんな事言ってる場合か!! お前が成功させなきゃ私たち死ぬぞたぶん…」
「わかってるよ〜〜〜〜。 それより何でこんな所にゴーレムがいるんだろう?」
「知らないよ!! もう!! 私たちは低級魔物(スライムレベル)としか戦ったことないのに!!」
「盗賊なんてしてるから神様が怒ったんだよ〜〜〜。」
「神様なんていなわよ……それよりもう一回やってみなさい!!」
(何やら女が二人でそして盗賊?? 今のご世代に?? そして、ゴーレム?? どうなってんだ外は)
「はぁ〜〜い。」
(ゴーレムの攻撃が女に命中した)
「くっ!! 後一発が限度だな・・・…」
「……命に従え!! 召還!!」
(ん? あんだこれ?? 体が吸い込まれてく!! うわ〜〜〜〜)
バタン
「……………」
場に不穏な空気が流れる
「いって〜〜〜!!」
すると、とても明るい子が抱きついてきた
「わ〜〜〜い。召還成功!!」
そこにすかさずツッコミ
「なわけあるかい!! これのどこが召還獣よ?? 明らか人だろ!!」
「う〜〜〜〜。」
「うわ!! なんなんだここ?? それに君達はさっきの声の人…」
「とりあえず、ここは逃げるしかないようね……」
そして、三人とも、今までにないスピードでこの場を抜け出した
主人公は何がなんだか分からないまま走っていた…これから起こる事も知らぬまま。
運命の歯車はゆっくりとそしてギシギシと音を立て回り始めた・・・・・・
第一話 完結
The dream world 第二話 「ファンタジー」
「ハァハァ……」
今俺は走っている。
猛烈に今までにない速さで走っている。
俺が走っている理由を聞いた人は笑うだろう……。
なぜかって? ゴーレムに追われてるからだ……
「お?? ゴーレムが諦めて森にもどっていった」
これは、キレイな女の人
「ふぅ――助かった〜〜〜」
これはカワイイ女の子
「それより君達はなんなんだ?? それと、ここはどこ??」
と、これは俺
「まぁ、話はそこにある町でゆっくりと話そうじゃないか……」
そういって、町に行き宿屋にはいった
「ふぅ―― つかれた〜〜〜〜」
「スゥ――スゥ――」
「って寝るな!!」
カワイイ女の子は何で?? て顔をしてから俺のほうを見て何かを思い出した顔をしてベッドから身を起こした。
「じゃあ、まず私達の自己紹介からするわね」
「私の名前はシャルネよ。 ナチュナルって言う名前の盗賊をやってるわ」
とっこれがキレイな人
「私の名前は〜メアリー・イヴ」
とっこれはかわいい子
「俺の名前は美風カズキ」
「美風カズキ? 変わった名前ね」
「そう? 俺からしたら君達が変わってるんだけどね……」
(この男の子普通じゃないわね……)
「んじゃあ、とりあえず質問していいかな??」
「それじゃあ、盗賊のルールに従ってもらうわよ」
「ル〜ルは〜〜一個ずつ交互に質問していくだけ〜」
「よし、それでいいよ。じゃあ、まず俺から……」
「私達からいかせてもらうわ」
「う……わかったよ」
そのときカズキは思ったこの人だけには逆らえないっと……
「それじゃ、まず貴方はどこから来たの??」
「俺は日本から……」
「に……ほ……ん?? なにそれ〜〜たべもの〜〜?」
(やっぱり、ここの世界の住人じゃないわね……)
「んじゃあ、俺の質問、ここはどこなんだ??」
「ここはヴァルキリーと言う世界よ」
(ヴァルキリーなんだそりゃ―――――――)
「う〜ん、私達はもう特に質問はないや。」
「んじゃあ、俺からもうひとつ、あのゴーレムとか言うやつは何なの??」
「まさか……あなたの住んでいた世界はモンスターがいないの??」
「うん」
「……まあいいわ今日は早く寝ましょ」
「うん早くねよ〜〜もうメアリーくたくた」
「まぁ、とりあえずカズキはこれからナチュナル入団……」
「決定〜〜〜」
「え〜〜〜〜〜〜」
と、いいながらもカズキの心には強い好奇心と少しの不安があった
……
そして一夜が過ぎた
「うにゃぁーーーー」
「その起き方はやめなさい!!」
「なんで??」
「抱きたくなる♪」
「え〜〜じゃあ、やめる〜〜♪」
「……」
「おはよ……」
(そういえばこんなのがいたんだっけ……)
「よし、とりあえず今日は盗賊ギルドにいってナチュラル新メンバーの加入手続きしなきゃ」
(なんか、妙に現実的なんですけど〜〜)
「そして、簡単な依頼を受けて今日一日は終了」
「なに?? ギルドって盗賊って人を襲って金を取るとかじゃないの??」
「そういう、盗賊もいるけど私達は確実に金がもらえるギルドの依頼しか受けないの」
「ふぅ――ん」
「あっ! じゃあ、とりあえずこの世界の説明をしとくね」
「おっ! まってました〜〜」
「今この世界は三個の勢力があって一つはトラギアス帝王が治めるトラギアス帝国、二つ目はミルファウスト国王が治めるベルファウスト王国
「そして〜〜今私達がいる所は元老院のおじさんたち治めるカルロード連合」
「このごろ三国間の連絡が絶えていて緊迫状態にあるのよ」
「元老院からの定期報告もなくなったしね〜〜」
「ほぅほぅ」
ほんとうにファンタジーな世界だな……
「じゃあ、支度も済んだしギルドにいきましょ」
期待と不安を胸にカズキはギルドへ向かうのでした……
「到着〜〜」
「お〜〜ここが盗賊ギルドか〜〜」
カズキはボロボロの一軒やを指した……
「そうだよ〜〜すっご――いキレイでしょ」
カズキはどこが?? と思ったが声に出さなかった
「とりあえず入りましょうか」
がちゃ
そこには何とも言えない険悪な不陰気が流れていた……
「いやっほ〜〜〜ギルド長さんどこ〜〜??」
「イブ……」
もしかしたらすごい勇気のある子かもしれないとカズキは思った
「ほっほー メアリーちゃんじゃないか」
「私は無視かい」
「お〜〜〜これはこれは……」
「本当に忘れるな!!」
「冗談ですよ シャルネちゃん」
なに?? なんかすご――くフレンドリーなギルド長さんなんですけど……
「所で後ろにいる人は誰なんでしょうか??」
「あ〜こいつは新入り今日からナチュナルに入団するんだ」
「ほぉ〜〜」
と、突然ギルドの人が俺を凄い殺気を放って見つめてきた
「な……」
正直動けなかった
「いいでしょう。 澄んだ目をしておられる方だ」
「ふぅ〜」
「じゃあ、名前は後で登録して置きますから」
「その他に用件は??」
「後、依頼を少し見させてください」
「わかりました。 じゃあ、これを」
そういうとギルド長は依頼と書かれたファイルを持ってきた
「じゃあ、これを」
「よ〜〜し、儲けるぞ〜〜〜」
「まずランクDからだな」
「猫の捜索依頼……次」
探し初めて10分がたった
「これなんか、どうよ??」
「何々?? 凶暴化したモンスター(ムーンウルフ)の退治」
「お〜〜やるわね〜〜これで決まり!!」
(なかなか使えるなこの男)
「じゃあ、マスターこれにします」
「わかりました。それじゃあ、倒したと言う証をここに持ってきてください。」
「よし!! レッツゴ〜〜」
「ご武運を……」
バタン
「よし、それじゃあ、まず装備品を整えに武器屋に」
「レッツゴ〜〜〜」
そして武器屋
「へいらっしゃい。ここの店のもはいいものばかりだよ」
「んじゃあ、まず何がいい??」
「え?? 俺も戦うの!?」
「あたりまえでしょ?? この中で唯一の男なんだから、それにメアリーの召還獣だし」
え?? 召還獣?? 俺召還獣扱いなの??
「え〜〜でも、俺戦い方なんて知らないし実際今まで喧嘩すらも全然やったことないんだよ??」
「ずべこべ言わず、何にするの??」
「じゃあ、剣で」
「片手?? それとも両手??」
「じゃあ、両手で」
「店長コレいくら??」
「おっ鉄の剣だね。これは1000Pc(パスカル)になります。
「はい。 ありがたく思いなさいよ!!」
「はい……」
「じゃあ、依頼場所にレツゴ〜」
そして依頼場所……
「いたいたあいつが凶暴化したムーンウルフね」
俺達は木の陰からムーンウルフを覗いていた
「じゃあ、先手必勝という事でやりますか!!」
シャルネがゆっくりと死角から近づくして一撃!
ムーンウルフはその場からすぐに離れ反撃してきた
「痛!!」
「何してるの早く!!」
「よ――し!!」
「大地に眠りし壮大なる力よ今解き放て!! レイン オブ ストーン!!」
イブがそう言うと突然大地が微弱な振動を起こし地面が割れ割れた岩の塊が雨のように降り注ぐ……
ザブシュッ!!
シャルネの重い一撃がムーンウルフに入る
「何してるのカズキ!! 早く!!」
俺は脚がすくんで動けなかった……
「カズキの方にムーンウルフが!!」
「う、うわ〜〜くるな〜〜〜!!」
ブシュ!!
「ば…ばか……」
そういって、イブは倒れた
「イ…イブ!!」
カズキはそういうとムーンウルフに一撃を加えた
「クーン」
ムーンウルフは倒れた……
「メアリー!!」
そう言いながらシャルネが近づいてきた
「メアリー!! 大丈夫??」
そういっても、イブの返事がない
どうやら傷が凄い深いようだ……
「バカ!!あんたのせいだからね!! あんたがしっかりしないから!!」
「ごめん……」
「早く町にもどるわよ!!」
「うん……」
そしてカズキたちは町にもどった
「イブ……」
カズキ達は宿屋に居た
傷ついたイブをギルド長に預けて来た
「とりあえず今日はねましょ……」
「うん……」
そうしてシャルネが寝た後カズキは宿から出て行った……
いく当てもなく……
第二話 完結
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2005/07/04(Mon)15:44:03 公開 / クルル
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