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『雨雲ちゃん    題一話』 作者:笹山ハルル / 恋愛小説
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原稿用紙約枚

黒く純粋で、澄んだ瞳

黒くて青が少し混じっている髪の毛


無口、無表情のイメージの閉じた口



でも、僕には笑った顔を見せてくれる。



僕は、それが贅沢だと思える。

そんな君を抱きしめて・・・・そして・・・・

雨雲ちゃん・・・・








「友さん・・・・」


「・・・・・・・・」


「友さん!!!!」


「!・・・サ・・・サッチャン・・・・」

僕は目がさめた。

ずっと雨雲ちゃんの想像(妄想といったほうが正しいかもしれない)をしていたようだ。


・・・・内心、もうすこし浸りたいところだったが、それは悪趣味だ。


「友さん、起きてくださいよっ」
「寝てたわけじゃないけど・・・・」

「そうですか?涎たらしてましたよ」

「嘘っ!!!」

「冗談ですよ・・・エヘヘヘ」

サッチャンは僕を笑う。
少し、自分が情けない。なんだか、凄い大恥じだ。

「でも、すっごい気持ちよさそうでした。よっぽど、いい夢を見てたんですね」

サッチャンは、とりえの元気な笑顔をみせた。

サッチャンの笑顔は、見ている人も元気にする力があると思う。
それが、僕はサッチャンのいいところだと思う。

「・・・確かにいい気持ちではいたよ」

「フフフ、おべんとう、一緒に食べましょう、昼休みですよ」
「うん、いいよ」

その途端

「キャーっ!!友センパイっ!!一緒にお弁当たべましょう!!!」
「友くーん!!学食食べにいこーっ!!!」
「一緒にパン食べよう!!友ちゃんっ!!!」

・・・・来たよ、五月蝿い女子達が・・・・

「僕、逃げてるから、サッチャンも逃げる?」
「あ・・・はい!!」

僕とサッチャンは途中、逃げた


「キャーっ!!友君カッコイーっ!!」



カッコイイ



そういえば、雨雲ちゃんに、そんなこと言われたことないっけ・・・・・


僕のカッコイイ所

正義感あふれる、黒くて茶色い腺がある瞳

クールなイメージをだす鼻と口。

背が高く、スタイルがよくて、足が長い

そういわれる僕・・・・





僕は・・・雨雲ちゃんにどう見られているのだろう・・・


気になった



そして、帰り道・・・・

『メールを受信しました』


と、携帯がメールを受けたらしい


僕に来る大抵のメールは女の子からの休日の誘いや誉め言葉や
男からの嫌がらせのメールだ

まあ、すべて消去して、誘いもすべて断っているんだけど。


しかし、今回のメールの送信者は、アメリカで、獣医をして、一年に2〜3回しか戻ってこない父親からだった。

メールには


明日の朝くらいには帰ってこれる。
日本ではちょうど明日は土曜日だろう。

(省略)

後、お前に、プレゼントがある。

そして母さんの話もしよう。

では、帰りを待っていろな。


父  神埼光(かんざき  ひかる)



母さんの話か・・・


興味がわいた・・・



「そうだ、雨雲ちゃんに会いに行こう」


今日も、話したいことがたくさんある

僕は、雨雲ちゃんの家に走っていった



続く

2005/06/13(Mon)20:38:52 公開 / 笹山ハルル
■この作品の著作権は笹山ハルルさんにあります。無断転載は禁止です。
■作者からのメッセージ
こんにちは、笹山ハルルです
前回はプロローグのようなものだったので
今回から、本編にはいります。

今回の話で、少しキャラの特徴がわかったでしょうか?
幸子は笑顔がとりえだとか、友はこんなかんじの顔だとか。

後、母親の展開にも進んでいく予定です

また、この話の感想やアドバイスをしてくれると嬉しいです。

では、次回にモ期待してくれると嬉しいです

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