- 『ぶら下がり』 作者:緋灼 / 恋愛小説 恋愛小説
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原稿用紙約3.4枚
「嫌な目してるわね。悩み事でもありますか?」
「なんでぶら下がってるんだ」
「人の質問にはきちんと答えましょう。都昇 灯貴君」
「!? なんであんたが俺の名前を知ってるんだ?」
「そんだけ有名だったら知ってるわよ。」
「・・・・・・・・・」
「で、悩み事は?」
「そんなものはない」
「あれ?ないの?そうか。都昇 灯貴は悩み事なんてないくらいワガママで自分勝手なやつなんだ」
「それ以上言うと殺すぞ」
「殺せるモンなら殺してみなさい」
「・・・・・・・・・・てめぇ」
「そうそういっとけど紗那にてを出すと死ぬより怖い目に遭うわよ」
「紗那・・・?あの今日道で派手にころんでたやつか?」
「君、紗那にアホって行ったわよね?そうよね?」
「おぼえてないな」
「都昇 灯貴、殺してやりたいコンテスト第1位。」(にっこり)
「・・・・・・・・・・」
「あんた名前は?」
「梨羅よ。いい名前でしょう?」
「どいつもこいつも花の名前か」
「ほんとに殺してほしいの?あぁ?」
「いいや。そんなことはない、深篠 梨羅」
「なんで私の名字しってんの!?」
「そんだけ目立つ格好してその歳で映画監督ならな。プロデューサーに口説かれてただろう」
「そんなに変かなこの服・・・・・・」
「・・・・そういう問題じゃないんだよ」
「へぇ」
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