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『シンプル・ラブ=オリジナル・ラブ 0』 作者:ORdER / 恋愛小説 恋愛小説
全角1629.5文字
容量3259 bytes
原稿用紙約6.35枚
18歳で恋愛を語るには俺も早すぎると思う
だってたったの18歳に何が分かるのだろうか
でも、この18年間生きてきた中で
これほどまで幸せや、悲しみや、喜びや、苦しさに満ち溢れた
恋愛にもう二度とめぐり会えないような気がする
ごく普通の恋愛だけど、俺には唯一世界で一回の恋愛だと思う


俺の名前はタカオ 
彼女の名前はマリナ
俺は7ヵ月付き合っていた
お互いに最高記録であった
付き合ったきっかけは友達の紹介(みたいなもの)である
俺の友達とマリナはバイト先が同じで
どんなきっかけは分からないけど、とりあえずマリナと初めて話した
俺はその頃、携帯を持っていなかった
時代は二人に一人が携帯を持つのが当たり前の時代なのに
俺は携帯をアホみたいに使ってしまい
親がブチギレて解約されたのだ
マリナとは家が近かったので
近くの公園で会って、いっぱい話をした
マリナはバスケ部に所属していたので、バスケの話をしたり
俺はパンクが好きだったので、音楽の話をしたり
後は色々話した

電話はほぼ毎日のようにした
マリナは自分の家電と携番を教えてくれた
それからほぼ毎日のように電話をしまくった
時には夜の0時から朝方の6時まで話したことあった
次の学校で、俺は寝まくった

そして、俺は次第にマリナに惹かれていった
そして、マリナも俺のことを好きになり始めたらしい
俺は早く自分の気持ちを言いたかったんだけど
「勇気」というものがなかなか発揮されなかった
多分、それは男から言うのはどうなんだろうかという
アホな理論を自分の頭の中で作り上げていたからかもしれない
このままでは絶対に無理!って分かってたんだけどね

男と女の会話で決まって、恋の話が必ず出てくると
俺自身思っている
彼女、彼氏がいるかどうか
好きな人、あるいは気になっている人がいるかどうか
自分が「恋」をしたいと欲求があればあるほど
恋愛話は必ず出てくるものと思う
当然、俺らもした
知り合って1週間くらいになって俺は聞いてみた

「好きな人とか気になっとる人とか今おるん?」

マリナはいると答えた



ショック…・ショック…・ショック!!!!



俺はショックで頭が混乱した
自分の好きな相手に好きな人がいると思ったからだ
でも、自分は気持ち悪い顔してるし、仕方がないと思った
自虐的に考えれば、考えるほど心が安定するのは不思議なことである

しかし、2週間くらいした時
俺は思った
無理でも自分の気持ちは伝えたいと
自分の気持ちを伝えて、相手をどうのこうのするつもりなどなかった
ただ、自分の「好き」という気持ちを好きな人に知ってほしかったのだ
そして、俺は夜の電話で遠まわしに行った

「俺の好きな人は学校が一緒で家の近く」
「誰なん?教えてさ!」
「まぁ…・まぁ…・・君のことだよ」

マリナはえっ!えっ!えっ!と連呼しながら驚いた
ここまでは自分のシナリオ通りのリアクションをしてくれた
っで俺も誰が好きなのか気になったので聞いてみた

「っでマリナちゃんは誰が好きなん?」
「えっ…・イヤ…・・まぁ…家が近くで学校が一緒」
「誰?」
「……」
「ちょっと自信過剰と思われるか知れやんけどゆうてええ?」
「うん、ええよ」
「俺?」
「……」
「マジでっ!?」


もうお分かりになりますでしょ?
つまり俺もマリナが好きだし
マリナも俺が好きだってこと
付き合ってって言ったのは翌日のことだった
友達に好きとは言ったけど、付き合ってと言っていないと俺が答えると
友達はマリナに電話で呼び出したのだ
そして……2004年7月25日
俺らは付き合ったのだった

幸せな日々が永遠に続くと思っていた
だって、自分の好きな人をずっと一緒のいれると思うと
これ以上の幸せないであろう
どんなに高くてウマイメシ食っても
どんなだけ金があって好きなモノ変えても
この幸せに比べれば
まるでカスだよ

人を好きになれることは自分を好きになるのと同じことだ
俺も自分自身は前はよりは少し
好きなることが出来たんだ
2005/03/07(Mon)17:06:00 公開 / ORdER
■この作品の著作権はORdERさんにあります。無断転載は禁止です。
■作者からのメッセージ
読んでくれてありがとう!
これは自分の実体験を元に作りました
本当にありふれた恋愛物語だけど
そこには必ず、オリジナルの恋愛があると思います。
次も楽しみにしてくださいね!
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