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『俺の中、一方通行。』 作者:貴志川 / 未分類 未分類
全角2255.5文字
容量4511 bytes
原稿用紙約6.85枚
ガッコは大好きだ。
16でこんな事言う奴って俺だけじゃねえの?なーんて…
でも少し、嫌いになってきた。まあ、このお年頃のガキが学校嫌いになるなんて…理由は一つ
恋愛がらみなわけだ。

ガッコは面白い。(何の手違いか)すげー頭のいいクラス入ったのに、ダチは馬鹿ばっか集まってきて。馬鹿ばっかやって。馬鹿みたいに笑って。
入学式にコクられて『意外と俺もてんじゃん?』、なんて錯覚まで起こさせてくれる。
…いや、勉強はさ……あれだよ…ほら…『別腹』って皆知ってるよね?

…まあ、そんなこんなで俺はガッコが好きだった。そして俺はこの世の中でも一つ、好きなもんがあった。
剣道だ
いやいや、皆様のゆうこたぁみなまでわかりますぜ。

『さわやかじゃねえ』『臭い』『暑苦しい』『スポコン野朗!』『このばい菌野朗!』『へたれ!』『近寄るな!臭い!熱い!』『いや、もうボケ!』『道着とか洗ってる?』『道場から異臭が』

ええ。わかってます。そんなの重々承知のスケ。でも俺はそいつが大好きだ。
俺にはもともと好きなものなんて無い。
いやいや、重い話じゃないさ。皆だって一緒だろ?生まれた頃なんて好きなもんあるほうがオカシイ。せいぜいママのおっぱいくらいだろ?
俺はただ、成長してもそのガキのままだってことだ。…おまけにつけると俺は哺乳瓶から栄養は頂いた。ママのおっぱいってなんですか?って感じ。好きなもの…特になし。高校の『よろしくカード』なんてガキ臭い紹介文にも気取りやのごとくそう書いてやった。
ウソ言ってねえじゃん。俺。
そんな俺も中坊の頃、やりたいことができた。強くなりたかった。そうして俺は武術が習いたかったけど俺の通ってた中学には武道系の部活が無くて、しょうがなく剣道始めた。
最初の頃はさ、筋トレ筋トレ筋トレ筋トレ筋トレ筋トレ筋トレ筋トレ筋トレ…マッチョマンめざせこのやろう!って感じで、『あー…つまんね』とかおもってさ、ムカムカしてやめてやろうかと、顧問ぶん殴ってやろうかと、マッチョマンだれだよと。
でもある日顧問の『ゴリロー』が言ったんだよね

「自分に言い訳すんな!!馬鹿野朗!!」

俺は生まれて初めて親父意外にこえー人物に会ったね。
でもその言葉はこえー「ゴリロー」像と共に俺の心にずっと居座ってくこととなった。
俺は自分には言い訳しなくなった。
『昨日夜更かししすぎて今日はもうできねえよ』→『自分のせいだバカ!早く部活いく!』
『もう限界…紺だけガンバりゃ…・・』→『ココまでで休むのかよ!アホゥ!!』
『あー緊張する…試合だめかな…・・』→『ふざけんな!死ぬ気でやるんだよ!』
って心の中の『言い訳禁止クン』が叫ぶようになった。
そんで剣道もだんだんすきになった。
剣道はするめみたいにかめばかむほど…って感じでもあり、でもするめみたいに食ったら終わりなんてモンじゃなくて、いつまでもウマイものとして俺の中にあり続けた。

そうして最後の大会で県大会出場目前で幼馴染に負けたときも、受験に失敗したときも、そいつは俺の中の『やりたいこと』であり続けた。

そうしてこの高校に入った。
前途の通り学校は大好きになった。
ただ、部活は気に入らなかった。
やる気の無い先輩。やる気の無い同級生。やる気の無いすずめどもの鳴き声。
しかも誰か知らないが鍵をなくしたおかげで部活停止にまで落ちいった
はっきり言って俺が求めているものはそこには無かった。すげえムカついてた。

でも俺はいま、そこで好きな娘ができた。
好きなムスメではない、好きなコだ。

わけわからんだろ?お前なに言ってんだ!?だろ?
でも好きなんだ。
入った頃は、なんとなく妹みたいな感じだった。
俺は剣道やる気なしの連中は認めてなかったが、連中の人としての魅力には取り付かれていた。だから妹みたいな彼女も、俺は嫌いどころか『大好き』だった。友として。ダチとして。お学友として。
でもいつごろだったのだろうか?
俺はそのこが好きになってた。

なんでってさ、知るかよ、んなもん。好きになるのに理由いるか?理由がある『好き』なんて『好き』になってる自分が『好き』なだけだろ?俺のは理由がない。だからややこしい。苦しい。片思いチェケラ!!
そうして当然、片思いなんてうまくいきっこないわけだ。それがローカルルールってやつだろ?わかる?ローカルルール。
俺が上手いこと告白しよう!なんて思ってたある日。そいつは突然耳を寄せてきた。悪魔のささやきってこういうののことさすんだな、って感じに。

「なあ…俺、アイツとつきあってんだわ」

「……………・・へ、え」

なんかよくわからん声が出たぞ、俺。
もう言わずもがなのアイツと付き合ってるその男(H君としよう)は俺が大嫌いな人間の典型だった。
動きが気持ち悪いし、女の子殴るし、蹴るし、踏むし、部活やる気無いのに「俺頑張ってるよ!」ってクラスに言いふってるし、部活停止食らったときも「こういう失敗は繰り返さないべきですよね」とかいって悔しくて泣いてる俺を蹴ってどかそうとしてたし。

でもあの子はそいつを選んだ。
選んでた。

いや、ショックだったね。すごく。泣きはしなかったけどさ。風呂場で何も言わずにひざ抱えてた俺ってなんなんだろね?悲しいって奴、初めて知った。

んで今日、遊んできた。その子と。あの日以来、実に三週間ぶりだった。

はい、聞きたいね。聞きたいだろ?聞きたきゃレス書きな。俺は無駄な話をするのは好きだけど周りが迷惑するのは好きじゃないからな。
そんだけ。
2005/01/17(Mon)00:24:46 公開 / 貴志川
■この作品の著作権は貴志川さんにあります。無断転載は禁止です。
■作者からのメッセージ
すみません。すげえ横柄です。ですがお許しを…。このお話は俺の実体験です(恥!! ←でもアルお方の作品をみて「リアルなのもわるくない。不評なら消しゃいいし。」という管理人さまに申し訳ない考えで書いちゃいました。
くだらねえ!とか書いちゃってください!もうまぢごめんなさい!!!
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