- 『科学がもたらした神話』 作者:毛玉 / 未分類 未分類
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ボクは昔から思っていた。神話って言うのは、遥か昔に創られた物語のわりに良くできているな、って。
だってすごくリアルじゃないか。特にアダムとイブの話なんかさ。
善悪の実だとか、原罪の実だとか色々言われてるけどさ。
まぁ、ここでは神が食べることを禁じた実が知恵の実だと言う事にしようじゃないか。
で、彼らが食べた実が知恵の実だとしたら、彼らは知恵をつけたために楽園を追われたという事になるじゃないか。
え? 拡大解釈のし過ぎだって? まぁ、聞いてくれよ。……そう、聞いてくれる。ありがとう。
それじゃあ続けるけど、ほら見てごらん。この宇宙船から見える地球を。
汚染されまくって、昔の美しい青い姿なんて見る影も無い。
あぁ、ボクらも中途半端な知恵をつけたおかげで、楽園を追われるはめになったんだ。
いや、それよりももっと悪いのかもしれない。
ボクらの時代には神はいなかった。
つまり、楽園から追い出してくれる者がいなかったんだ。
だから、楽園は――地球は壊れてしまった。
……アダムとイブは楽園の東側に住んだというけれど、地球の外側には東も西も無い。
この広大な宇宙。
ボクらは何処に行くんだろうか?
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2004/10/26(Tue)18:11:42 公開 /
毛玉
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■作者からのメッセージ
えーっと。思いつきで書きました。執筆時間三十分です。時間も内容も短いですね(汗
それに、小説になってるかどうかすらも不安です。後、利用規約も気になります。
この規約・留意事項は一話完結のショートショート,連載で編集画面から追記・編集する場合はこれに当てはまりません。
となっているので、別に構わないと判断したのですが、それらに反していると思った場合、すぐに言ってください。削除しますので。
最後に、短すぎて評価しづらいと思いますが、できるなら酷評の方向でよろしくお願いしますm(_ _)m