オリジナル小説 投稿掲示板『登竜門』へようこそ! ... 創作小説投稿/小説掲示板

 誤動作・不具合に気付いた際には管理板『バグ報告スレッド』へご一報お願い致します。

 システム拡張変更予定(感想書き込みできませんが、作品探したり読むのは早いかと)。
 全作品から原稿枚数順表示や、 評価(ポイント)合計順コメント数順ができます。
 利用者の方々に支えられて開設から10年、これまでで5400件以上の作品。作品の為にもシステムメンテ等して参ります。

 縦書きビューワがNoto Serif JP対応になりました(Androidスマホ対応)。是非「[縦] 」から読んでください。by 運営者:紅堂幹人(@MikitoKudow) Facebook

-20031231 -20040229 -20040430 -20040530 -20040731
-20040930 -20041130 -20050115 -20050315 -20050430
-20050615 -20050731 -20050915 -20051115 -20060120
-20060331 -20060430 -20060630 -20061231 -20070615
-20071031 -20080130 -20080730 -20081130 -20091031
-20100301 -20100831 -20110331 -20120331 -girls_compilation
-completed_01 -completed_02 -completed_03 -completed_04 -incomp_01
-incomp_02 -現行ログ
メニュー
お知らせ・概要など
必読【利用規約】
クッキー環境設定
RSS 1.0 feed
Atom 1.0 feed
リレー小説板β
雑談掲示板
討論・管理掲示板
サポートツール

『DEVIL or DEVIL』 作者:鉄 クロガネ / 未分類 未分類
全角1443文字
容量2886 bytes
原稿用紙約5.75枚
「・・・てめ・・・けんな・・・」
 漆黒の夜古めかしいアパートにうなり声が聞こえる。
「く・・たれっ・・・ウオォォォォ!!」
 叫び声が木霊し男は目を覚ます。
「はっはっ。畜生・・・ま・た。あの夢か・・・。」
 男は右手で顔を覆いながら呼吸を激しく、深呼吸する。
 この男は 風間 仁(17)高校生である。
 仁は呼吸を整えるとアパートから出て行く。
「なぜだ? なぜ今頃になってあの夢が出てくる! ・・・ちっ。もう眠れねぇじゃねぇか」
 
 ガコン

 仁はアパート近くの自販機まで飲み物を買いに来た。

 ごくっごくっごくっ

 カン一本を一気飲みすると、自販機の横のゴミ箱へカンを包囲投げる。
「・・・・・・?」
 振り返る仁。
「なんだ? 殺気? 違う・・・。見られて・・・る?」

 ザワザワザワ

 木の葉がこすれる音。

 サ――――――――

 寒気。

 ガシッ

 何かに肩をつかまれる。
「!!?」
 振り返り後ろにはねつつも防御態勢を取る仁。
「やあ、どうしたの? そんなに驚いて。せっかく親友の僕が会いに来たのに。」
 ブロンド髪のロン毛に緑の瞳仁と同じ年齢だろうか、少し少年の顔立ちの男がいた。
「親友? よく言うぜ。」
 
 冷や汗

 こいつ・・・いつの間に?
 人間の芸当じゃねぇぞ・・・。
「ひどいなぁ。そんなに驚いたあげく、親友じゃないなんて言うなんて。」

 子供のように泣き真似をする。
「ハッ。俺の本当の親友殺しといてよくもまぁそう言う口がたたける・・・」
「ちがう・・・!僕じゃない!」
 さっきまでの和やかな表情が消える
 両手で仁の話を振り払うようにする。
「何が違うんだ!あの場で俺は見た!てめぇが・・・、てめぇが凶器を持ってた!返り血を浴びて笑って俺に振り返りやがった!」
 
 暗い夜道に木霊する二人の叫び声

「ちがう・・・。僕はやってない・・・。僕はやってないんだ!」
 頭を抱え込みうずくまる少年
「じゃあ説明しろよ!なぜあの場にいた?なぜ顔にも血が付く?なぜ笑っていた?全部お前じゃなきゃあり得ないことだろ!」
 激情する。いつもの仁はそこにはいない。


「五月蠅い」


ザーーーーーーーーー

 周りの風が全て少年に吸い込まれる
 木の葉が舞う
 ゴミも舞う
 ほこりも舞う
 真空が生まれた。

『こ・・・呼吸が・・・。出来・・・な・・い。』
「グゥ・・・。ガッ!アアッ!」
『なんだよこれ・・・。こんなことが・・・。』

「どうだ!苦しいか?苦しいだろう?これが今の僕だ!殺人犯殺人犯とののしられ、殴られ続けてきた僕だ!」

 コォォォ・・・・・・・・

 風がやむ

「? なぜ止める? 俺を殺しに来たんじゃ?」
「え? うれしくないの? 助かったんだよ? 泣いて喜んでも良いじゃない。」
 最初の時と同じ笑顔がある
 しかし、目は冷たくにらむ
「それに、殺しに来てるなら会ったときに ザクッ とやるよ。言ったでしょう?会いに来たって」
 
 やりかねねぇなコイツ・・・
 しかしなんだ?今の・・・。俺は夢を見てるのか?よくある夢落ちか?


「夢じゃないよ。現実さ」


「!!!!」
 俺・・・今声出したか? 否 出してない。
「ククク。心が読めるんだよ。言っただろう?これが今の僕だ!」

「・・・・・・・」

「まぁいいや。今日は見せびらかしに来ただけだしね。今日は帰るよ。じゃね」
 そっぽを向きながら言う
 
「次に会えばヨウシャハシナイ」

 強烈な殺気
 
 一瞬 まばたき
 少年はそこにはいない・・・。
2004/08/11(Wed)01:29:08 公開 / 鉄 クロガネ
■この作品の著作権は鉄 クロガネさんにあります。無断転載は禁止です。
■作者からのメッセージ
初投稿。
なんだかってか絶対この掲示板に
合っていないような。
でも、読んでた抱いてコメントでもいただけたら・・・。と思います。
この作品に対する感想 - 昇順
感想記事の投稿は現在ありません。
名前 E-Mail 文章感想 簡易感想
簡易感想をラジオボタンで選択した場合、コメント欄の本文は無視され、選んだ定型文(0pt)が投稿されます。

この作品の投稿者 及び 運営スタッフ用編集口
スタッフ用:
投稿者用: 編集 削除