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創作小説 投稿掲示板『登竜門』 『ミュージックボーイズ あぁ中学生はつらい「１」〜...』
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- 『ミュージックボーイズ あぁ中学生はつらい「１」〜「３」』 作者：ＮＩＮＥＴＹ−ＮＩＮＥ / 未分類 未分類
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全角5327.5文字はじめに
容量10655 bytes
原稿用紙約17.7枚
これは僕の実体験(というか今の状況)をおりまぜてつくった小説です
この小説はかなりの長期でかいてくつもりなのでみなさんの
協力を願っています。
「１」
小学校の時の僕は真面目な優等生、規則を破るなんてもってのほか、
先生のお気に入りの生徒だった、そのせいか一部の同級生からは敵視され
ていた。委員会の委員長や学級委員、パーカッションで大太鼓を
していたため休み時間はなし、放課後ものこって仕事をするありさまだっ
た。３学期にはいってからはすべての仕事が５年生にうけつがれたので
言うまでもないが暇人となった。
中１になってから僕は大きく変化したと思う、
小学校の時とくらべ規則破るのなんてへっちゃら、
社交的にもなった、なぜだかは自分にもわからない変わらなくては、と直感でおもったのだ。自分が変わるチャンスだと・・。
それにともない班長やらの真面目君がやる役職にはつかなくなった、
周りが自分のことをどう見るかがよく分かる所だ。
それが快感になっていたのに気づいたのはだいぶ後だった。
友人関係は順調だった、春日という奴を中心にグループで行動していた
僕のそのなかでの発言力は強かった。
恋も順調だった、なんとなんとクラスの、いや学年のアイドルから
チョコレートをもらったのだ。しかし彼女には彼氏がいた。
どっちのことがすきなんだ？という思いが頭を駆け巡り混乱し、
興奮した。
中１の時は幸せであった。なんの不自由もなく、恋に友情に燃えた。
そして今に至る。
ああ、そうだ言い忘れてた、僕の名前は山下 洋明(中２)。
よろしく。
１学期の始業式が終わって帰りの会の時だ。
「中２は中だるみの時期だから気をひきしめていけよ」
先生のお言葉だ、中２の時は受験はまだ先で学校にもなれたため
一番気が緩むらしい・・・その通りだ。
残念なことに中１の時の仲良しは１人残らずばらばらになった。
「山下君これからもよろしくね」
おぉあなたは彼氏と別れ一人寂しく生きる愛しの川柳さん、このままあな
たを遠くへ連れ去りたい！
このセリフを言う人がホントにいたら見てみたい。
「ああ、うん」
これがホントのリアルなセリフだ。中学の恋なんてこんなものだ。
自分の思いを伝えられずにお互い違う高校に行く。
ましてや地元の有名進学校(しかも男子校)が第一希望となると・・。
この恋ももはや終わったもの、さっさと終わらせたい・・・・。
さてクラスが変わるとまずすることそれは「友達作り」だ。
今までの仲の良い友達に会うために休み時間のたびに他のクラスに行くな
どすればクラスでは影の薄い存在となり、いじめの対象をなる。
そんな中だった。
「ねぇバンド組まない？」
同じクラスの小中君からその言葉をうけた。
頭のなかに新しい鼓動がうち始めた。
「２」
元々音楽に興味がない、というものでもなかった。思春期という時期もあってか音楽に興味をもつのはあたりまえだったのかもしれない。
しかしＭｙギターを持って毎日練習するほど興味はもっていない。
じゃあ自分は何がしたいんだ？
小中君に
「いいね！やってみよう！で、僕は何担当？」
なんていったんだろう。
「ベースなんてどうだろう、まぁとりあえず考えてきてくれない？本気でやるつもりだし」
友達作りのため？
「わかった！」
なにかが自分を動かした、なにかが自分を興奮させた。
やっと・・やっと・・充実した毎日がおくれる！と、そう心のなかで叫びつつづけた。
音楽に対する興味だけでなく自分の本能？というものに突き動かされ
今自分は「ベース」というバンドでは必要不可欠な場所に立とうとしている
望むところだ。やってやろうじゃん。本気みしてやる。
自分の意思はすでに音楽一色になろうとしていた・・。
昼休みの時小中君に聞いた、
「バンドはいいけど他のメンバーは決まってるの？ドラムとかさ」
「ああ、もうきまってるよドラムが高志でギターが浅見」
ボーカルは小中君らしい・・
ドラムの島中高志とギターの浅見雄太とは部活が一緒なのでよくしっている。二人共家にギター＆ドラムがあるらしい・・いつの間に・・。
気持ちが余計焦った、自分だけ楽器をもっていない！
いつ買いに行こうか？その前に親がなんというか？
不安が頭をめぐる。「ダメ」といわれたらどうしよう・・。
とにかく聞くしかない！そう心に言い聞かせ家に帰り親が風呂からあがってアイスを食べてる時に聞いた。
「ねえ聞いて欲しいことがあるんだけど・・」
「えっ何？」
相談事はいつも母にしている。母はとてもやさしくよき理解者だ。
「ギター始めようかと思ったんだけどさ〜」
次の言葉がみつからない、すると母が
「なつかしいわ〜お母さんもやってみたいわギター」
え？
「選択授業で音楽のギターがあるんでしょ？」
「ええ、まぁ・・」
「はぁお母さんも１度はやってみたいと思ってたの」
これは好都合だ、これを逃すわけには・・
「じゃあ買ってくれるの？」
「フォークギターとクラシックギターどっちを学校ではつかうのかしらねぇ・・」
・・・・！？母は勘違いをしてるらしい、母から見ると息子はどうやら「さだまさし」のようなシンガーソングライダーをやりたがっているように見えるらしい・・。ここはとりあえず母の気分を損ねないためにも・・
「選択では音楽をやるつもりだよ」
「あら！そうなの！じゃあお母さんフンパツしちゃおうかしら」
いかん・・あまり調子付かせると・・
「とりあえずこの話はまた今度ね。ハハハ」
愛想笑いをして自分の部屋へもどりテレビの電源をつける。音楽番組がやっていた。生放送とあって歌詞を間違えていた女性歌手がいた。
「これでもプロかよ」
と小声で呟く。女性歌手が歌いきるとＣＭに入った、ＣＤラジカセに電源をいれる。お気に入りの曲が流れる。
自分をそのバンドの一人にあてはめる。小中君がマイクを握り熱唱する。
自分はその横でクールにベースを弾いている。おもわず笑みがうかぶ。
高志はのりにノッテドラムをたたき浅見はいかにも「エレキです」という音をだしている。みんなで１つなんだ！、と言っているようだ。
歌のクライマックスみんなで声をそろえて歌う、とても気持ちがいい。
悩みなんてどこかにとんでいきそうだ。
そうだ自分はこれを求めていた。みんなで同じ目標をもって進めて、
歌を聴いてくれる人のため試行錯誤していい歌をつくる。
そしてその歌をみんなに聴いてもらう。
改めて自分の本当の意思を感じた。その時からだと思う・・、自分の夢の選択肢の１つにミュージシャンというものがはいったのは・・。
翌日の昼休みの時言った
「小中君、僕ベースやるよ」
「３」
「え？フォークギターをやるんじゃなかったの？」
やはり母は勘違いをしていたようだ・・。
「そうなんだよ。本当にやりたいのはベースギターってやつなんだ」
さらにつづける。
「ベースって役はね、とても重要なものなんだよドラムとかけひきしながら
うまくリズムを刻んでいくんだよ。じゃないと歌がめちゃくちゃになっちゃうんだよ。」
それらしいことを言ってみた。母は「重要」という言葉に弱い息子が重要な役についたりするとなぜか興奮というか喜ぶのだ。
しかし母は難しい顔をしてこう言った。
「ということはばんどするんでしょ？勉強にさしつかえがなければいいんだけど・・」
「ちゃんと勉強もするよ！！」
思わず言ってしまう。母の癖であるいつもいつも「勉強はどうするの？」や
さっきいったような勉強に影響するかもしれない・・発言をするのだ。そんなに勉強が大事か？だったら自分がしてろ！！！と言いたくなるほど言われる。母が僕に勉強を強要するには２人の兄達のことが影響してると思っている。兄達は２人とも棒有名私立大学にいっており、中学時代はもちろん成績優秀でいつも学年ＴＯＰ３に入るほどの頭の良さだった。
そのためかその２人の弟である僕にはよほど期待してるのであろう。しかしこっちはたまったもんじゃない！怒りが頭をよぎる。
(確かに来年は受験、自分の将来だって決めかねない、だからといって今音楽をやっちゃいけないのか？みんなで楽しんじゃいけないのか？)
焦っている自分にきづいた、ここは落ち着いていこう、今大切なのはベース
をてにいれなくてはならない、ということだ。
「もし今度の期末で４５０点以上とれなかったらベースをとりあげてうっぱらってもいいよ！！だからお願い！！この通り・・」
頭をさげる、親に頭さげるなんて久しぶりだ。
「・・・しかたないわねぇ。本当はねお母さんもちょっとうれしかったのよ
自分の子が音楽に興味もつって、音楽ってすてきじゃない？人の心をなごませたり、悲しかった気持ちがうれしい気持ちになったりってね。」
目が点になる、というのはこのことかと思った。
「やるんだったらしっかりやってね。指がいたいからもうやめたなんて言わない様にね分かった？」
「もち！」
久しぶりだったこんなに嬉しかったのは・・。心に新しい鼓動が打ち始めていた・・この鼓動はなんだろう？興奮？ときめき？喜び？楽しさ？不安？
悲しみ？・・・いやどれもそうじゃない新しい感情だ。この鼓動はいつかやんでしまうのだろうか、いや。やみはしない、やませはさせない。
この思いは一生やまさせはしない！
次の日学校の廊下で小中君と話した。
「ベース今度の土曜日買いに行くんだ。」
少し自慢げに言った、まぁ持ってる人にいっても自慢になるかわからないが・・。すると小中君はひょんとこんなことを言った。
「せっかくバンドくんだんだから、文化祭にでてみない？」
「えっ文化祭？」
最初はすこし驚いた、小中君はつづける
「そう、みんなに俺達の歌を聴いてもらうんだ！」
目を輝かせて言う小中君を見て自分の目まで輝いてきた。
「出よう出よう！！で、歌は何にする？」
「う〜んそこまで決まってないんだ。とりあえず高志達にもいっとくよ」
「うん頼んだよ〜」
走っていく小中君を見届け教室に戻った。
数学の授業でのことだ。じつは数学の授業では２つのクラスにわけている。
つまりバカコースとそうでないコースだ。僕はそうでないコースにはいってる。当然席も変わるため隣の女子も変わる、その隣の女子が川柳さんだ。
しかしまったく会話しない・・。僕が会話するのは男友達と先生だ、数学の先生とは気がなぜか合っている・・。
そんななかだった。突然川柳さんが・・
「最近山下君冷たいよね」
「えっなんで？」
頭の中から数式が飛ぶ、問題そっちのけだ
「だっていつも「ああ」とか「うん」とかしかいわないじゃん」
「ご・・ごめん」
言葉がでてこない、いつもの僕なら「そんなことねーべよ〜！そっちが勘違いしてんじゃないの〜？」と軽く明るくいうのだが、なぜか言えなかった川柳さんが相手だと上手く話せない。どうしてだろう・・。自分は恋愛には向いていないのだろうか？そういえば川柳さんがしょぞくする女子バレー部の川島さんも言っていた・・。確かに心当たりはある。
自分の心の中を深くさぐる・・・・・・。ハッと思い出した、これには訳があるのだと！だれにもいえない理由があるのだと・・。
中１のときの僕と川柳さんはラブラブだった、川柳さんには彼氏がいるにもかかわらず・・。ラブラブにしてれば噂も立つ、もちろん噂は彼氏の耳にとどく。
「どういうことだよ！」
彼氏の大山 光春がいう僕は彼のことをみっちゃんと呼ぶ１年ながら野球部の期待のエースだった。
「そういうわけじゃないよ」
「じゃあどういうわけだよ」
「わかったみっちゃん、もう川柳さんにはちかよらないよ」
僕はみっちゃんとは小学校の時同じソフトボールチームで汗をながして大会にもでた。そのせいか仲間意識は強かった・・。仲間をうらぎる＝みんなをうらぎることになる、僕は友のために自分の思いを捨てた。いい響きかもしれないが自分から見れば間抜けな話だった・・。
ある２人の友達と家に帰ってる時に自分が最近バレー部から嫌われてるかもしれないということを相談した。
「いいじゃん！バレー部なんて性格の悪い女子が集まってるんだから！
お前は俺達とこうやって仲良くしてれば十分だろ！」
と励ましの言葉を掛けてくれたのは矢部 誠、学校のＴＯＰ３に入るほどのイケメン君だ、しかし彼女はいない。告白されたことは何回もあるが１回もＯＫはしていない。奴のいいところだ。
「あ、そうでもない奴もいるけど」
誠が横目で気にしながら言った。その視線の先には堀 翔太。こいつは硬派なやつで下ネタとは無縁だと思っていたが、いつのまにかバレー部に彼女を作っている・・。この野郎・・いつのまに・・。
翔太が口を開く。
「誠お前川柳とメールしてるってホントか？かなり噂たってるぞ」
「うええ！？？」
おもわず言ってしまった・・
「う・・うるせーな」
誠が慌てた口調で言う。
・・・学年１の美少女とうたわれる川柳さんとイケメン誠がメールをしているだ〜〜〜！？
誠どういうことだ説明しろ〜〜〜〜〜〜〜！！！
と心の中でさけんだ・・。
「１」〜「３」終わり・・
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2004/07/24(Sat)18:20:23 公開 / ＮＩＮＥＴＹ−ＮＩＮＥ
■この作品の著作権はＮＩＮＥＴＹ−ＮＩＮＥさんにあります。無断転載は禁止です。 -
■作者からのメッセージ
みなさんの意見をまっております。
その意見をいかし、次の作品にいかして
いきたいです。最初なので
短いかとおもいますがよろしくおねがいします。
「２」を暇だったので追加しました。
批評お願いいたします。
「３」追加しました。恋の話もまざっています、そっちの方も音楽と両立していくつもりなのでよろしくお願いします。
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