- 『幽霊になった少年1』 作者:戯 / 未分類 未分類
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1 全ての始まり
「寒いっての」
俺、嗣堵 隆志(しど たかし)は、学校が終わって帰るとこだった。霜嗣螺(しもしら)高校三年A組。テストの点だけなら学年一位で、授業の時間は寝る時間と思っている。運動神経抜群で、帰宅部主将(笑)。趣味は緑茶を啜りながら煎餅を食べることとゲーム。身長187cm。体重は忘れた。
「明日はなにやるかな」
俺は明日のことを考えていた。そういえば、こないだ国語のティーチャーの国語辞典に、あらぬるイヤラシイ言葉に赤い『油性』マジックの『細』で丸をつけ、その全てに『白瀧』と判子をはった。ちなみに白瀧ってのは俺の担任だ。で、国語ティーチャーは激昂したわけだ。
俺は止まり、横に身体を向ける。そして顔を上げて赤信号なのを確認する。すると俺と同じ学校の制服を着た女の子が俺の側を駆け寄った。
・・・・・・まて、赤信号だぞ!!
予想どうり、超大型のトラックが走っている。このままだとぶつかる。
「危ねぇぇぇぇぇぇぇぇっ!!」
俺はマッハスピードのごとく猛スピードで道路に飛び出し、女の子を突き飛ばす。これで大丈夫だ。
キィィィィィィィィィィ!!
横からブレーキを踏む音が。そういえば最近道路は寒さで凍っているんだっけ・・・・。
とたんに身体に衝撃が走る。そして何メートルかぶっ飛んで、もう一回衝撃が襲う。鈍い音がした後、お花畑が見える。そして意識が現実に戻る。でも、地面に倒れてはいなかった。俺は浮遊感に襲われて戸惑う。そして俺は足元をみる。救急車や人だかりがみえる。ってことは俺浮いているの?
すると救急車に運ばれる赤い人形。どっかで見たことのある顔だな。救急車の側でないている女の子もいる。あ、あいつは俺が助けた奴じゃねぇか。
とりあえず俺は地面に着地する。すると眠気に襲われた。しばらく歩き、俺は公園に入ってベンチで寝た。
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2004/07/02(Fri)00:13:08 公開 / 戯
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■作者からのメッセージ
ロクなタイトルが思いつきませんでした。風呂入っていたら思いついた話です。