- 『純情転校生 〜読み切り〜』 作者:神夜 / 未分類 未分類
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原稿用紙約23.25枚
「純情転校生」
今まで、クソみたいなクラスメイトしかいなかったこのクラスに突如として現れた女の子。
清潔な顔立ちと真っ直ぐに透き通った黒い瞳。綺麗に流れる漆黒の髪とスタイル抜群のその体。制服のスカートから覗く足は細くて白くて、腕もそれに負けないくらに可憐だった。そしてそんな彼女の魅せるトビキリの笑顔。それは、一度見てしまったら忘れられないくらいに神秘的で幻想的で、その場にいたすべての人間を虜にしてしまう効果があった。
その微笑みに、このおれ、詩倶古里直人(しぐこり なおと)も例外なく引き寄せられた。
彼女――万野尾抄奈(まんのお しょうな)は、一瞬でこの教室のすべての人の心を奪い、数時間後にはこの学校のすべての人の心を奪い取った。
暑い夏の日々の中で、彼女は直人の高校へと転校して来た。
そしてそれは、直人の恋物語の始まりでもあった。
抄奈は不思議な力を持っていた。どんな所にいても、人を引き寄せてしまうのだ。転校初日なんて目も当てられない。学校中の生徒が直人のクラスに押し寄せて来て、その日の授業がすべて潰れるくらいに凄かった。
しかしそれも仕方のないことだった。抄奈の微笑みを一度見てしまったら、この世の誰であろうと彼女の虜になってしまうだろう。直人にしたって、自分を必死で必死で押さえ込み、抄奈を抱き締めたくなる衝動を何とか堪えていたのだから。
抄奈は可愛い。そして綺麗だ。小柄な身長で、そんな彼女が見せる笑顔は本当に無邪気な子どものように楽しそうなのだ。誰もが夢見るまさに理想の女性がそこにはいた。こんな人がこの世にいたのかと思わせるくらいに、抄奈は可愛かった。
だから、転校初日から抄奈を狙うヤツは当然の如く溢れ返った。彼女持ちの男もすぐさま別れ、抄奈の元へと走り寄る。そんな野獣が押し寄せ、夏の熱気は最高潮になり、直人のクラスはサウナ状態だった。
抄奈の席に群る男衆を眺めながら、直人は一人でため息を吐く。なっちゃいねえ、と直人は思う。我先にと抄奈に話し掛けるヤツらは皆、バカばっかりだ。こういうのは最初が肝心なのだ。いきなり馴れ馴れしく話し出すのはまさにタブー。機会をじっくり待つのが真の男であるのを、この学校のヤツらは誰一人わかっちゃいねえ。この勝負、純正直人がもらった! と一人で拳を握り締める。
窓の外から見える景色はどこまでも続く青空があって、本当に美しかった。
この日、高校二年生の詩倶古里直人は、恋をした。勝算のある、絶対に勝てる恋を。
その一、こっそり尾行大作戦。
簡単に説明しておくと、そのままである。まず、移動教室の時間を見計らう。まだ転校して来て間もない抄奈は必ずこの学校で迷うはずである。この学校は増築に増築を繰り返し、迷路のような構造になっているので絶対と言える自信があった。
本日の三時間目に作戦は実行された。教科書を持って教室を出て行く抄奈を気付かれずに尾行する。しばらくは何事もなく抄奈は進んでいたのが、急に辺りをきょろきょろと見まわし始める。ここら辺は本当に歪な構造になっていて、たまに直人でも迷うくらいな場所であるのだ。
作戦は佳境へと入る。
「……あれ? えっと、抄奈さん、だったっけ?」
そんな優しい声を掛け、直人は近過ぎず遠過ぎずで抄奈の前に立つ。
すると抄奈は少し怯えたように直人を見つめ、
「え、あ、はい……。あ、あなたは……?」
怯えさせてはダメだ。ここは優しいクラスメイト演じて成り立つのである。
直人は自分に出来る最高の笑顔を見せた。
「あ、ごめんごめん。おれは詩倶古里直人。君と一緒のクラスメイトだよ」
クラスメイトという響きに安心したのか、抄奈は微かに安心したような表情をした。
よし、作戦通り。次はこれだ。
「それよりどうしたの、こんな所で? 教室ならここじゃないけど……」
すると抄奈は、おろおろと恥ずかしそうに俯いて、小さな声でこう言う。
「……それが、迷ってしまって……」
直人は大袈裟に肯いた。
「ああそっか、この学校変な構造してるからね……。抄奈さんが迷うのも無理ないな……」
ここで少し引きながら切り出すのが上手いやり方である。直人は少し照れ臭そうに、
「あ、あのさ……もし抄奈さんが迷惑じゃなかったらその……案内、してあげようか……?」
え? っと抄奈が顔を上げた。それで慌てて直人は腕を振る。
「いや、無理にとは言わないよっ。ただ、おれは、その……」
「いいんですか……? 案内、してもらっても……?」
よしっ!! 作戦通り!!
直人は笑った。
「いいよ、抄奈さんが迷惑じゃないのならね」
そして、抄奈は綺麗に微笑む。ぺこりと頭を下げた。
「お願いします、直人さん」
「うん。それじゃ行こうか。遅れると怒られるからさ」
冗談めかしにそう言って、安心したような無邪気な笑みを浮かべる抄奈と一緒に、直人は歩き始める。
すれ違う生徒が実に羨ましそうな表情で直人と抄奈を眺めている。
直人は勝利に浸る。どうだアホども。これこそ一流のやり方だ。悔しめ悔しめ、そして気付いた時には手遅れになっているのだ。思い知れ青二才のお子様どもが。
そして最初の作戦は成功に終る。
次の作戦に移行するため、直人は準備をし始める。
その二、部活動勧誘大作戦。
この高校は絶対にどこか部活動に所属しなければならない決まりになっている。ちなみに直人はサッカー部だ。練習も真面目に受けていたのでそれなりに上手いと思う。学校自体がサッカーの名門であり、最近では県大会で優勝している。その時には、あと一歩で直人は最優秀選手に選ばれなかったという噂が流れいるのだが、定かではない。
そして、この作戦はその決まりを逆手に取ったものだった。抄奈が転校して来てからしばらく経った放課後、部活動を決めなければならないため、彼女は各クラブを見学していた。
サッカー部の部室に行くフリをして待ち伏せし、抄奈の姿が見えた瞬間に歩き出す。
「あ、」
向こうが先を直人に気付いてくれた。
「ん? あ、抄奈……じゃない、抄奈さん」
さり気なく近寄って行く。すると抄奈は微かに笑った。
「こんにちわ直人くん。それと、わたしのことは抄奈でいいですよ」
「あ、そ、そうっ?」
照れたように鼻を掻く。作戦順調、第二段階へ移行。
「抄奈……は、何しているの?」
困ったように抄奈は苦笑して、
「部活動の見学、なんですけど、いっぱいあってどれに入ったらいいのかよくわからなくて」
「そうなんだ、」
これもさり気な校舎に付けられた時計を見上げる。そのまましばし考えるように黙り込み、やがて直人は抄奈に向き直った。
「もしよかったらさ、いろいろ部活紹介してあげようか? まだ部活が始めるまで時間があるし」
きょとんとしたような表情で見つめてくる抄奈に微笑む。
「一人より二人の方がいいかなって思ったんだけどね」
やがて抄奈は、ゆっくりと肯いた。
「ありがとうございます、直人さん」
二人で微かに微笑みあって、ゆっくりと歩き出す。
ここからが難しい所である。部活を見て周る際の注意事項がここで当てはまる。見学している時に盛んな野郎どもが抄奈に気付いて近寄って来られてはたまったものではないので、場所は近過ぎず遠過ぎずで見せてやるのが定石であるのだ。遠巻きに部活動を眺め、隣りの抄奈へといろいろな話しを切り出す。その部活の活動内容、知る限りの功績、伝統などなど。ここで小難しい話しになってはならず、時折冗談を織り交ぜるのがコツである。
大方の部活動を周ったら、最後に直人が所属するサッカー部へと案内してやる。思ったより時間の流れは速く、すでに部活動は始まっていた。
「あの、もう始まっちゃってますけど……いいんですかっ?」
心配そうにこちらを眺めてくる抄奈へと微笑み返す。
「いいよいいよ。部活より抄奈を案内する方が楽しいしね」
そんなことをさらっと言ってみるのもいい。効果覿面のようで、抄奈は少しだけ頬を赤くしていた。それが無性に可愛くて、すぐさま抱き締めたい衝動に狩られる。が、待て待て、まだ早い。作戦はじっくりやるのが成功の秘訣であるのだ。
ボールを追い掛ける部活仲間を見ながら、直人は説明する。
「サッカー部だから普通に練習してるだけだね。でも結構強いんだよ、ここのサッカー部。つい最近では県大会でも優勝したし。その時におれも出てたんだけどさ、あんまり役に立たなかったのが少し心残りかな」
見栄を張るのはバカのすることである。ここはさり気なく引きながら話すのがいい。
それからまた細々と話しをして、その説明を真剣に聞いてくれる抄奈へ身振り手振りも加えて面白おかしく教えた。その後でしばらく練習の光景を眺め、それに見入っている抄奈に本題を言う。
「あのさ、抄奈」
ふと抄奈がこちらを向く。
「嫌じゃなければいいんだけど……もしよかったら、この部活のマネージャーやらない?」
「え?」
「いやさ、ここの部、強いくせにマネージャーが全然いなくて困ってて……。抄奈がやってくれたらいいなぁ、なんて思って」
無理矢理誘っては意味がない。それっぽく、引き気味に。
ちょっと驚いていたような表情をしていた抄奈だが、その後で少し考えるような仕草をした。
そして、
「少しだけ時間をください。そのあとで、お返事をするっていうのでいいですか?」
「あ、ああ、もちろんだよ! 別に無理にしなくていいよっ? ただ、そうなればいいなと思っただけだからさっ!」
それからまたしばらく練習を眺めていたのだが、そろそろ抄奈が帰らなければならない時間になったので、軽い挨拶をして別れた。
去って行くその後姿を眺め、直人は拳を握った。
っしゃ、手応え良好、作戦は次に移る!!
日が暮れ初めた空に直人の笑いが響き渡る。
その三、好み合わせ大作戦。
抄奈が転校して来て一週間。近頃では抄奈といる時間が増えた。移動教室などの時に、まだ学校に慣れ切っていない抄奈はよく迷うので、その時には直人がさり気なく助けに入るのだ。それに最近、抄奈は直人にだけ特別な笑顔を見せるようになった。他の人へ見せるどの笑顔とも違う、抄奈の本当の笑顔である。
それを切っ掛けに作戦は進行する。二人で世間話をしている際にそれとなく抄奈の好みのテレビ番組、音楽などを聞き出し、その日からそれに合わせて日常を送る。大体の話を掴めたら、頭一杯に詰め込んだネタを抄奈と話すのだ。
効果は絶大だった。好みの番組が一緒の喜びに増して、抄奈はそのことを直人へ本当に嬉しそうに話す。直人も必死に蓄えた知識をフルに使い、抄奈との会話に花を咲かせた。
楽しかった。正直、作戦のことなど忘れてずっと抄奈と喋っていたかった。いつしか見た目ではなく、その内側へも直人は恋をしていた。抄奈のことを考えるとドキドキする。一緒にいられればそれだけですべてが幸せだった。
自惚れでなければ、抄奈もそう思ってくれてると思う。直人の話す抄奈は、本当に幸せそうだったから。
夏の太陽のように、直人の心もヒートアップしている。
その四、プレゼント大作戦。
抄奈から教えてもらった。抄奈の誕生日は七月十二日だと。誕生日を過ぎていなくて本当によかったと思う。それどころか、聞いたその三日後が彼女の誕生日だったなんて、これはもう運命としか言いようがない。
抄奈の誕生日の前日、直人は商店街に来ていた。もちろん抄奈へプレゼントを渡すためである。何を買うのかは決まっていた。抄奈はよく時計が欲しいと言っていた。時間の感覚が鈍いらしく、よく遅刻したりするらしい。だから腕時計をプレゼントしてあげようと思った。
これまで、直人は女の子にプレゼントをしたことがない。はっきり言って、そんな物に金を使いたくはなかったのだ。だが今は違う。抄奈のために、最高のプレゼントを贈りたかった。
持ち金とヘソクリを引っ張り出すと5万ちょっとあって、それを財布に突っ込んで大き目のブランド品を専門に扱っている店へと足を踏み入れた。見渡す物すべてが高価格だが、気圧されてはならない。この品物の中で、五万というのは安い方である。けど、大切なのは気持ち。ただその気持ちの器が、ほんの少しだけ豪勢になればいいだけのこと。そう胸に、直人はお目当ての品を探し回った。
ショーケースに入れられた数多くの腕時計。その中の物を二時間掛けて品定めした。購入したのは抄奈に最高に似合うと思う物だ。値段は五万ぴったり。全財産を失ったことになるのだが、そんなもの抄奈の笑顔が見れると思えば安い。
綺麗にラッピングしてもらったその箱を大事に抱え、直人は店を出た。夏の太陽は光り輝き、まるで直人を応援しているかのようだった。
明日、抄奈へこれを渡そう。そして、その翌日、作戦は最終段階へ動き出すのだ。
抄奈の誕生日の日、昼休みに抄奈を探してみると、中庭の木陰で涼しそうに立っていた。まるでその光景に溶け込んでいるかのように美しかった。
意を決し、直人は歩き出す。そんな直人に気付いた抄奈は、体の向きを変えて微笑んだ。ドキリと胸を打つその微笑みは、本当に可愛かった。
「どうしたの直人くん。直人くんも涼みに来たの?」
「それもあるけど、ちょっと抄奈に用事があってさ」
「用事?」
不思議そうに首を傾げる抄奈。
決めるぞ、作戦が最終段階へ入るためのこれが掛け橋なのだ。
直人はポケットから、昨日購入した腕時計を取り出した。包装されたその箱を、すっと抄奈へ差し出す。
それをきょとんと眺める抄奈へ笑い掛ける。
「誕生日おめでとう抄奈。これを渡したくて探してたんだ。あんまり良い物じゃないけど、とにかく、誕生日おめでとう」
プレゼントと直人を交互に見つめ返し、やがてぽつりと、
「これ……わたしに……?」
「そう、抄奈に。受け取って、くれる?」
抄奈が笑った。今までに見たどの笑顔よりも綺麗な、優しい笑顔で。
「はい! もちろんです! あ、あの。本当に、ありがとうございます!」
そっと直人からプレゼントを受け取ると、嬉しそうに何度も何度も抄奈はお礼を言った。
そんな抄奈を見ていると、やはり全財産をつぎ込んでも安いくらいに思えた。真っ直ぐに透き通る彼女のひとみを見てるのが真剣に照れ臭くて、直人は踵を返す。
「それじゃ、また」
「はい! ありがとうございます!」
またお礼を言った抄奈に手を振り、直人は歩き出す。
その時、直人は極上の笑みを浮かべていた。
最高最高、作戦良好、これより大作戦の大詰めへ入る。
翌日、その五、告白大作戦を実行だ。
世界は、直人の味方である。
絶対に勝てる自信がある。そして、それ以上に、抄奈のことが好きになっていた。
抄奈と一緒にいたい。ただ、それだけでいい。
彼女の笑顔、彼女の微笑み。すべてを自分一人の物にしたい。
しかしその望みもやがて叶う。
作戦は、成功する。
夏の太陽が輝く限り、直人は立ち止まらないのだから。
◎
直人の後姿を見えなくなるまで見送った抄奈は、手に持ったプレゼントに視線を落とし、天使のように微笑み、こう言った。
「二十八個目」
そのつぶやきが消えた時に、抄奈の後ろから声が上がる。
「抄奈ー! 探した探した!」
抄奈は気付かれないようにそっとプレゼントを移動させ、肩に掛けてあったバックの中へとそれを滑り込ませる。
「どうしたのコウスケくん。コウスケくんも涼みに来たの?」
「違うって。抄奈にこれ渡したくてさ」
綺麗にラッピングされた箱を差し出す。
「これは……?」
「誕生日おめでとう! これ誕生日プレゼントだからさ、もらってくれないか?」
「いいんですか……?」
「もちろん。そのために買って来たんだからさ」
抄奈はゆっくりとそれを受け取り、その後で本当に嬉しそうに微笑む。
「本当に、ありがとうございます! これ、わたしの宝物になります!」
「いや、いいっていいって、そんな大袈裟な。あ、おれ行くわ、ま、またなっ!」
走り出すその背中を見送り、抄奈はまたもや天使のような微笑みを浮かべてこう言う。
「二十九個目」
すっとプレゼントを移動させ、ファスナーが開いたバックの中に滑り込ませる。その中には、同じような箱が何個も何個も詰っていた。合計して、その数は二十九。
太陽の陽射しから守られたその場所で、抄奈は嬉しそうに軽く笑った。
風が気持ち良い。まるで抄奈を包み込むように吹いている。
やがて、そんな抄奈へ声が掛かる。
「ここにいたのか、抄奈」
抄奈は振り向く。笑顔を浮かべて。
「どうしたのユウキくん。ユウキくんも涼みに来たの?」
そして、彼が記念すべき三十個目の贈り物をくれる奴隷。
楽しくて楽しくて、自然と笑ってしまうくらいに楽しい。
わたしはすごく楽しい。だって。
太陽が昇っている限り、わたしはずっと輝いていられるのだから。
空はどこまでも青く、そこで光り輝く太陽。
この太陽は、一体、誰の味方なのだろうか。
◎ ◎ ◎
さて。皆様、お気付きになってましたか?
【万野尾 抄奈】という名前の本当に意味に。
【万野尾 抄奈】を平仮名に直すと【まんのお しょうな】になります。
そしてそれを並び替えると、ある文字が完成するのです。
【まんのお しょうな】は【ましょうのおんな】という言葉を並び替えたもの。
【ましょうのおんな】、つまりは、こうなるです。
【魔性の女】
お気付きになってましたか?
いえ、普通は気付かないでしょう。ですから皆様、くれぐれも注意してください。
本物の【魔性の女】は、その本性を上手く隠しているのですから。
その手に掴まらぬよう、くれぐれも、注意してください。
それでは、皆様。またお会いしましょう。
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2004/05/22(Sat)19:36:07 公開 / 神夜
■この作品の著作権は神夜さんにあります。無断転載は禁止です。
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■作者からのメッセージ
マテ、マテッ、マテッ!、マテッ!!純情じゃないじゃん!!逆じゃん!!題名に騙されたぞコンチクショー!!
と思ってくれた人がお一人でもいてくれれば、本当に嬉しい限りです(オイ
今現在連載している【ほしのうた】の雪乃とはまた違った転校生を書いてみました。もし本物の純情少女が読みたいのであれば、一度雪乃を見てやってください(宣伝するな
今作品は、グリコさんにアイディアを頂き、それを元に書いてみました。グリコさん、どうでしたでしょう?(オイ
そしてもう一つ。グリコさんへの感謝の気持ちを込め、抄奈とは違う、直人にも少しだけカラクリを入れておきました。直人の苗字、【詩倶古里】、平仮名に直すと【しぐこり】、並び替えて変換するとこうなります。
【グリコ氏】、つまりはグリコさん。(やめろって!
グリコさん、どうもありがとうございます!!(オイ
それでは読んでくれた皆様、誠にありがとうございました!