- 『怪しいやつら プロローグ〜完』 作者:DQM出現 / 未分類 未分類
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プロローグ
ここ最近、謎の失踪事件が続いている…その事件の原因はなんだ?
その原因は、読者の皆様だけがわかるはずです…
―――1話 たくあん―――――――――――――――――――――――――――
「わ〜んだふる〜」
今わんだふるとかほざいているのは俺の友達のチョチョポリス伊藤。友達といっても最近会ったばかりのやつであってそんなにお互いをしらない。これで会うのも2回目だ。チョチョポリスが名字だが日本人だ。というより伊藤が名前でいいのか!! でも先祖代々チョチョポリスなのだ。おかしい。なぞだ…そうだ。遅れてしまったが俺は鈴木 拓也。中学1年生だ。ことし中学生になったばかりだ。まだ友達は少ないけど、チョチョポリス伊藤みたいな友達はっきり言っていらない。ただチョチョポリスがしつこいから相手してるだけだ。
「わ〜んだふる〜」
はぁ…また言い出した。ついでにこいつ女だ。だからさらにいやだ。普通女がこんな意味不明なこと言うと思うか?? 俺は思わない。いや、おもいたくない!!
「なにがわんだふるだよ…」
苦し紛れにつっこんだ。でもつっこんだらかえって苦しくなった。それはなぜかいうと…
「わ〜んだふる〜わ〜んだふる〜わ〜んだふる〜」
わんだふるが増えたからだ。まったく意味がわからない。これはある漫画にのっているのをパクッタという噂もある。そのせいであだ名が「ぱくり子」…なんだよぱくり子って…っていうかチョチョポリス伊藤より十分いい名前だと思うのは俺だけか?
「うぜぇよ。しずかにしろ!」
さすがに俺もちょっときれた。意味のわからない言葉をずっと聞くのはくるしい。
「あっ! もしかして拓也君、私に気があるんだぁ! ちょーわ〜んだふる〜じゃん!」
また言い始めた…ん? なんだかそらから落ちてくるぞ…
ドッガーン
へ? なんだこれは? 隕石?? 宇宙人か? うわっ!! なかからなんか出てきた!!
「はじめまして。私たくあんの精です」
うわぁ…ただでさえ意味わかんねぇのに、今度はたくあんの精?? ばかにしてんのか??
「わ〜んだふる〜」
こんなときになってもまだ言い続ける…たいした根性だよ……
「なるほど……しかしもうちょっとこう…」
なんだなんだ? いっしょにたくあんの精もしゃべりはじめたぞ! っていうかなるほどってわかったんかい!!
「NO! NO! もっとわ〜だふる〜」
「いやいやもうちょっといい案があるはずだ!!」
「もういいよ!! なんかわかったのかよお前!! わんだふるの意味わかるのかよ!! 英語の意味じゃなくてこいつはただたんにいってるだけだぞ!! わかるのか!? っていうかたくあんの精ってなんだよ!!」
きれた。やばい。どうしよう。復讐がくるかもしれねぇ。
「このやろぉ!! たくあんの精として復習してやる!! はい! チョチョポリス伊藤! I likeとは?」
「わ〜んだふる〜」
「なかなかやりますねぇ。もう復習はいいから予習してなさい」
「うぜぇよっ!! しかも復讐じゃなくて復習かよ!! しかもI likeの意味わんだふるかよ!! 勉強しろよ!!」
こいつはさっきからつっこみすぎだ。
「おっとすいません」
「わ〜んだふる〜」
「うざい」
「私はたくあんの精と申しましてたくあんの精です」
「わかるよ、聞けば」
「んだとぉ!! わ〜んだふる〜たくあんモード!!」
はぁ意味わかんねぇ…たくあんモードってなんだよ…
―――2話 波乱万丈―――――――――――――――――――――――――――
「たくあんモードってなんだぁぁぁぁぁぁ! ってかわんだふるってチョチョポリスのネタじゃねぇのか!! パクッてるよ!」
そう言っているあいだにもわ〜んだふる〜たくあんモードの準備が始まっている。
「まずたくあん買ってこないと。チョチョポリスさん、たくあん買ってきて」
えっ! たくあん必要なの? そんなに面倒なことならやめろよ!
「わ〜んだふる〜」
「ありがと。やさしいのね、チョチョポリスさん」
えっ!? 何があったの? わかったの?
「な、なんて言ったんだ…」
「あら、お友達なのにそんなのもわからないの? わ〜んだふる〜ッテ言う意味は【わかった、今から買ってくるよ。私の愛するダーリンのためですもの】って言う意味なの」
えぇ〜! 長っ! めんどくさ!
「それをいつも言っているのかよ…」
「わ〜んだふる〜」
「あら、いけないわよぉ、チョチョポリスさん。そんなことやったらみんな悲しむじゃない」
えぇ!? 意味は【わかった、今から買ってくるよ。私の愛するダーリンのためですもの】じゃなかったの? わかんねぇ!
「またおんなじこと言ってる…」
「あら、今のは【むかつくやつをかたっぱしからぶっ殺してやる】って言ったのよ!」
「わんだふるの意味がこんなにあるのか? っていうかどうやって聞き分けるんだ!?」
だんだんと意味がわからなくなってくる。波乱万丈な日々になっていきそうだ。わんだふるたくあんモードはいつ完成するのか…
―――3話 学校来んの?…――――――――――――――――――――――――
「ちょっとぉ、チョチョポリスさん。それはいけないわよ。むかつくやつでも殺しちゃいけないの。死なない程度にぼこぼこにした方があいてを苦しませることができるでしょ?」
たくあんの精はまた何を言い始めているのか…妖精のくせしてそんなこと言うか?
「えぇ、むごいなあんた!」
「わ〜んだふる〜」
また言い出した。こいつの頭はわんだふるしかないのか? いや、頭がわんだふるなのか?
「またまた、チョチョポリスさんったら冗談ばっかり! 私が学校行けるわけないでしょ!」
「えぇ!? 今のはなんていったの? っつうか日本語しゃべれ! ついでにわんだふるって英語だろうよ! 日本語に訳したってそんなに長くねぇよ!」
「そんなのはどうでもいいの! 今のはねぇ、【たくあんの精も学校に来てみる? 拓也君とかもいて楽しいよ!】っていったのよ!」
わんだふるひとつにいろんな意味がこめられている。これを使いこなすチョチョポリス伊藤はすごいやつなのかもしれない。いや、すごい! ついでに言うとたくあんの精のしゃべり方が女になってる!
「そうなんだ…頼むから学校にはこないでくれ。チョチョポリスだけでもこっちは大変なんだ。頼むからこないでくれ」
よほどチョチョポリスが嫌いらしい。しかし、確かにこんなやつといるとこっちまで恥ずかしくなる。拓也の言うこともわからないでもない。しかもあだ名がぱくり子だぞ? 漢字までつくっているんだぞ! ついでに漢字でチョチョポリス伊藤は
【著著歩利巣伊藤】である。これは当て字ではない。代々この漢字で伝わっている。ちなみ江戸時代に徳川家につとめていたこともあるらしい。しかし英語をしゃべり始めたので日本主義の徳川家はチョチョポリスを追い出したらしい。ちなみにその英語というのは、言うまでも無い…わんだふるだ…
さらに漢字でぱくり子は【朴利己】である。まったく謎だ。
「あらぁ、タクヤンまでそんなこといって! まぁ、そこまで言うなら私も行っちゃおうかな?」
「こないでって言ったんだ! しかもタクヤンって何だよ! 変なあだ名つけるんじゃねぇ! このやろう! ぶっ飛ばしてやる!」
この場面はグロテスクな場面であるため皆様に見せることができません。誠に申し訳ございません。
「あぁ、結構いける味だった。もう俺帰る。じゃあなチョチョポリス。また明日な(できれば会たくねぇ)」
「わ〜んだふる〜」
「うぜぇ」
たくあんの精が消えてしまったが、この日は無事ですんだようだ。さて、拓也はこの先どうなるのか…
続く…
―――終話 殺したる!――――――――――――――――――――――――――
次の日…
今は8時半。
ちなみに今日は月曜日。つまり学校だ。8時半に拓也は何をやっているかというと…
「わ〜んだふる〜」
そう、わんだふる…ってちがう! これちょちょぽりすじゃねぇか! えぇと、拓也は…教室でくつろいでた。ちなみに今は一時間目。くつろぐなよ!
「わ〜んだふる〜」
ちょちょぽりすはいつも通りわんだふるってる(謎)
すると…
「ちょちょぽりすさん。うるさいです」
先生に注意をされた。
「わんだふる!!」
今度は怒りながら言った。まてよっ! 怒るなよ! なんで怒るんだよ!
「うぜぇよ! ぶっ殺すぞてめぇ!」
拓也がきれた。本当に殺そうとしている目だ。殺すなよ…
「ナレーターがわんだふるにうざいです」
殺せ! 拓也! ちょちょぽりすをころすんだ! いや、パクリ子を殺しちまえ!
1時間ご…
「てめぇ、ちょっと体育館裏こい」
拓也はちょちょぽりすを体育館裏によびだした。さぁ殺せ殺せ!
「わんだふる?」
ボコッ
デュクシ!
ビシ!
パシン!
手を出してしまった。ついにだした。
「ぜんぜんきかねぇよ。お前はすでに死んでいる。くらえ! ワンダフル奥義! ワンダフルの舞!」
なに! パクリ子が奥義をだした! どんな技だ? ってか、日本語しゃべってる!
「なに! こいつに必殺技があったのか…どんなわざなんだ…」
「わんだふる、わんだふる、わんだふる、かっこたくあん、わんだふる、わんだふる、わんだふる、かっこたくあん」
これって…もしかして、わんだふるたくあんモード?
「殺したる…」
ここはみぐるしい描写なので、お見せすることができません。まことにもうしわけございません。
「ちょちょぽりすってなかなかいける味だった…」
最近おきていた謎の失踪事件は拓也が原因だった。拓也の腹の中は、怪しい奴らでいっぱいだ…
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2004/06/16(Wed)23:20:18 公開 / DQM出現
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■作者からのメッセージ
ちょっと、ラストを書くために無理やりプロロをかきました。みなさんぜひプロロから読んでみてください。