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『光を目指して』 作者:倖 / 未分類 未分類
全角1111.5文字
容量2223 bytes
原稿用紙約3.8枚
時は2050年、地球は温暖化やオゾン層破壊、森林伐採などが原因とされ、
人類は地下深くに都市を築き暮らしていた。
地下の空気は人類の出す、汚染された煙に汚れ、外(地上)と比べ密閉された空間にストレスが溜まった人々は
犯罪を繰り返し、地下都市は荒れ放題になっていた。

そんな中二人は出会ったのだった・・・・




バン!!バーン!! 
ハァ…ハァ・・  
「あっちに逃げたぞ!!押さえろ!!」 
ハァ…ハァ…ハァ… 
薄暗い裏路地を、息も絶え絶えに走っている少年、彼の名はシロ。
この汚れきった世界が少しでもまた、もとの外の世界のように、真っ白く戻るよう
願われ付けられた名だ。
「くそぉ…」    
シロは足にケガをしている、さっきから追われているブラックハンター(借金取り)達に撃たれたものだ。
彼の父はかなりギャンブル好きで、ギャンブルしたさに色んなところから借金をし、
借金総額26億円を残し行方不明になってしまい、残されたシロは日々ブラックハンターに追われ
生活しているのだった。
本当に腐った世の中になったもんだ…出血のせいで頭がクラクラしながらシロは思った。
「ハァ…ぅぅ…」
 痛む足を引きずりながら必死にシロは走った、あんな大金払えるわけない、きっと止まれば殺される。
ふらつきながら目の前の角を右に曲がる。 
「!!」     
シロの前に表れたもの、それは壁。
「しまった…行き止まりか!?」 
急いで引き替えそうと後ろを振り向いた、だが遅かった、来た道はハンター達に
塞がれてしまったのだ。  
「やっと追い詰めたぞクソガキ!!さっさと金払いやがれ!!」
ハンターがシロに拳銃を向けた。
「(くそぉ…)」 
もうダメだと思い強く目を閉じた、その直後バキッ!!%ンい音がして目を開けると、さっきまでシロに
拳銃を向けていたハンターが白目をむいて倒れてるではないか。
そして、そのハンターを自分と同い年くらいの少年が踏み付けているではないか!!  
「え!?」  
シロは状況が掴めずぼー然としていた。
「何だお前!?何者だ!?」
チャキッ!!
銃を構える音がし、やっと我にかえったシロ、少年が踏みつけているハンターの
仲間が、銃を向けたのだ
「・・・・??」
だが、少年はまるで銃が分からないかのような顔をし、おびえる気配はまるで無い
それどころか、今度は銃を向けているハンターに向かって突進していく!!
「な・なんだ!?来るな!!撃たれたいのか!?」
ハンターは叫んだが少年はきいていない様子、それどころかさらにスピードアップして
突っ込んでくる!!
ダン!!ダン!!
銃がなった、弾丸は少年の頬をかすり爆破した。

少年の頬から赤い血が流れた。
2004/05/07(Fri)19:14:41 公開 /
■この作品の著作権は倖さんにあります。無断転載は禁止です。
■作者からのメッセージ
これはそのうち起こるんじゃないか・・・
と思いながら書いたものです、短いですが
よんでみてください。
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