- 『疾風の魔術師 1』 作者:コンロン / 未分類 未分類
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フルムーンという町を、彼は歩いていた。
「・・・」
町の規模は大きく、公式魔術師などを公認できる町で有名。
公認は魔法だけでも、規模の大きさ順に言うと、
「世界魔術連盟」、「魔術研究連盟」、「魔術連盟」がある。
ちなみに、世界魔術連盟と魔術研究連盟は中が悪い。
「疾風」
下町の、ある宿の前で男に呼ばれると、彼はそっちへ歩いていく。
「んー?」
「んー、じゃない。私を誰だと・・・」
「イルバート」
彼はくだらなそうに、言いのける。
これを見て、イルバートは顔をひくひくさせながら、
「そうだ。俺はあの、刀使いの魔術師だぞ」
流れ名、(通称)刀使いの魔術師、こと、イルバートである。
イルバートは21歳の黒髪で、身長182、体重63の男。
ちなみに位は一級魔術師。だが、刀の方も上手い。
「で?」
「でってお前・・・忘れたのか?アレを」
「アレって?」
「おいおい・・・冗談はよせ」
「いーや。マジで分からない」
これを見て、イルバートは、にやっ、と笑い、
「ふっ、ふーん。教えてやろう」
イルバートは目を瞑りながら、喋りだす。
「あ・・・」
何かを言いかけそうな時に、イルバートの話しは始まる。
「今回はトロル狩りに、」
「思い出した」
「緊急召集」
「いい。もー思い出した」
「された」
「メンドいから・・・じゃな!」
言って、彼は走って逃げだす。
「んだぞ・・・」
「やっべー、そろそろ気付くぞ」
「って、おーい!疾風!」
(気づいちゃったよ。うるせーのが)
「待たんかぃ!フェデリア!」
言いながら、イルバートがフェデリア(彼)に向かって走ってくる。
フェデリアの流れ名は「疾風の魔術師」。
16歳、160cm、45s。年にはあわず、かなりの魔術の使い手で、
物理的攻撃法は、腰の朱棒で殴りつけるという、結構乱暴の方法。
本人は「軽いからいいんだ!」と主張はしているが・・・。
所属、世界魔術連盟の少尉。イルバートももちろん世界魔術連盟の一員。
「あ、やっべー!魔術石、宿に置いたままだ」
魔術石―――魔術石はある特殊な石があり、それを媒体に、
魔術反応をおこさせないと、魔術が発動しない、いう訳である。
ちなみに、代表的なものは、アメジスト、エメナルド等の誕生石が普通。
「またんかーぃ!」
「しかもアイツ魔術師のクセして、足速いからなー」
顔を歪めながら、呑気に言っている間にも、イルバートは近づいていた。
「何か悪口言っとらんかー?!」
「しかも地獄耳・・・」
「てめぇぇぇ!」
「あいつ本当に魔術師だったっけ?って、速いし!」
もう目前までイルバートは近づいていた。
「と、なると・・・強行しかないな」
「え?」
バッ、と振り向く。と同時にイルバートが飛びついてくる。
(チャンス!)
腰に下げてある朱棒を引き抜き様に、下から上へ、イルバートの顎を打ち付ける。
みしっ・・・
(やっべー!!!みしっ、言ったぞ、今)
「・・・ぐへぁっ!」
どさ、とイルバートが仰向けに倒れる。
「は・・・はは・・・逃げ」
朱棒をしまって、早足でその場を立ち去ったフェデリアだった・・・。
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2004/03/24(Wed)22:14:09 公開 / コンロン
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■作者からのメッセージ
初めまして。初投稿です。
どーも、よろです(^^
こんなムチャクチャな小説・・・いや、駄文を
読んでくださって、
本当にありがとうございます。感謝です♪
よければコメントorアドバイスを下さったり
したら気力と、やる気と、書く気が、沸いて
きますので・・・(全部同じ、というツッコミは無しで願。。
あと、文が少しでもマシになればと思います。
(付け加えの様にいうな↑
最後に。
本当に読んでくださってありがとうございます