- 『I don't want to except your voice...』 作者:あすか / 未分類 未分類
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僕は、知らなかった。
君は、言った。
『アンドロイド』
このアンドロイドというものが僕らを永遠に導く。
君と僕は、ずっと一緒だった。
『アンドロイド』という言葉がでる、その日までは・・・。
『あたし・・・人造人間なの』
泣きながら言うきみは、虚ろな目をしたままで、それから一度も綺麗な瞳に映ったことは無かった。
僕は疑った。けれど、君が証拠を見せた。
アンドロイドの証、腕に機械のような不思議な物体が埋め込まれているのを知った。
『デキソコナイ』
だったらしい。彼女は泣きながら、ずっと別れ話を打ち込んできた。
もうすぐ彼女は破滅する。
破滅を見たのは、僕と傍に咲いていた一輪の花、それだけだった。
僕は君に何度も訴えた。
独りが怖かった。
行かないで、お願いだから僕の傍にいてくれ、と。
でも君は、首を振った。
ある日、君が痛みを訴えた。
ココロノイタミ
急に、君は消えだした。
放射能をあたりに撒き散らしながら。
僕は、放射能の所為で君に近づくことさえ許されなかった。
君は、消えていった。
最後に、
『アナタデヨカッタ』
と。
それから、君はいなくなった。
しばらくして、気が付いたときにはもう遅かった。
『アンドロイド』
もう、いないのか。
そう僕に悟らせたのは、放射能で焦がされた一輪の花だった。
END
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2004/01/22(Thu)22:01:20 公開 / あすか
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■作者からのメッセージ
こんにちはぁ。
短いですしよく分かりませんねぇ(^^;
題名の意味直訳すると、
『僕は君の声以外何も要らない』
ということになります。
マスマス意味分かりません(滝汗
お目汚しスイマセンでしたぁ!!