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『すばらしい日  Vol.1』 作者:邦仲麻名架 / 未分類 未分類
全角516文字
容量1032 bytes
原稿用紙約2.4枚
今日は何でこんなにも嬉しいのだろう。
葵の心の中にはそんな物でいっぱいだった。
「今日は葵の誕生日」
でもそれは、かなり昔のことだった。

この前、ロシアンルーレットをやったばかりなのに。
「ねえ、今日もやろうよ、ロシアンルーレット」
また、だ。
だいたい私を困らせるためにやってるんだ、こいつぁ。
「いいよね〜葵」
「勝手にしやがれ」

いつからこんな言葉を使うようになったんだろう。
誕生日だというのに。
いっそ、やめてしまいたい。
でも、最愛の友【安土 美夏】を誘うと、必ずついてくる。こいつは、【斉藤 三波】なのさ。
いつもいつも私の邪魔して!もう、ホントにやんなっちゃう。

5時だ。
「あ〜そろそろ三波帰らなきゃ」
「じゃあバイバイ」
といおうとしたそのとき。
「ね〜え〜、美夏もカエロ??」
「え・・・あたし、まだ残る」
「またそういってぇ〜、三波1人じゃ帰れな〜い」




プチン




「だってよ。美夏も帰れば」

こんな事言ってる私に腹が立つ。
ほんとは、帰らないでよ、って言いたかったのに。

「じゃあ、葵ゴメンね、またね」
「ばっはは〜い」
がちゃん

ふぅ。

葵ちゃんつかれちゃった〜。
作戦は、立てた。
あとは、実行するのみ。


ゲーム・スタート!!
2004/01/07(Wed)15:37:01 公開 / 邦仲麻名架
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■作者からのメッセージ
初登場です、邦仲麻名架っていいます。
くになかまなかです。
よろしくおねがいします。
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