- 『すばらしい日 Vol.1』 作者:邦仲麻名架 / 未分類 未分類
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原稿用紙約2.4枚
今日は何でこんなにも嬉しいのだろう。
葵の心の中にはそんな物でいっぱいだった。
「今日は葵の誕生日」
でもそれは、かなり昔のことだった。
この前、ロシアンルーレットをやったばかりなのに。
「ねえ、今日もやろうよ、ロシアンルーレット」
また、だ。
だいたい私を困らせるためにやってるんだ、こいつぁ。
「いいよね〜葵」
「勝手にしやがれ」
いつからこんな言葉を使うようになったんだろう。
誕生日だというのに。
いっそ、やめてしまいたい。
でも、最愛の友【安土 美夏】を誘うと、必ずついてくる。こいつは、【斉藤 三波】なのさ。
いつもいつも私の邪魔して!もう、ホントにやんなっちゃう。
5時だ。
「あ〜そろそろ三波帰らなきゃ」
「じゃあバイバイ」
といおうとしたそのとき。
「ね〜え〜、美夏もカエロ??」
「え・・・あたし、まだ残る」
「またそういってぇ〜、三波1人じゃ帰れな〜い」
プチン
「だってよ。美夏も帰れば」
こんな事言ってる私に腹が立つ。
ほんとは、帰らないでよ、って言いたかったのに。
「じゃあ、葵ゴメンね、またね」
「ばっはは〜い」
がちゃん
ふぅ。
葵ちゃんつかれちゃった〜。
作戦は、立てた。
あとは、実行するのみ。
ゲーム・スタート!!
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2004/01/07(Wed)15:37:01 公開 / 邦仲麻名架
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■作者からのメッセージ
初登場です、邦仲麻名架っていいます。
くになかまなかです。
よろしくおねがいします。