- 『ふるぱわーに戦闘離脱』 作者:セーフラッチャー / 未分類 未分類
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「うっ・・・・・・・」
(まずい・・・・・このままではパーティ全員やられてしまう・・!!)
「フーハハハハハハ!!貴様らもこれまでだな!」
敵陣まであと一歩というところで、敵に囲まれてしまった。
(くそっ・・・・これまでか・・・・・)
俺は、仲間を見た。
(あいつは、あんパンをもっててあいつは煙玉・・・あいつはバナナとヒジキ、か・・・・役にたたねぇモノばっかり持ちやがって・・・)
「おい!ボケッとしってんならこっちから行かせてもらうぜ!!うぉりゃぁ!!」
「うわっ!!!」
敵がいきなり攻撃を仕掛けてきた。
「リーダー!!やばいよ!はやく逃げよう!!」
副リーダーの彼女の声は聞こえているものの、敵に囲まれているから緊張して返事が出来ない。
「ねぇ、リーダーってば!!」
「だぁ〜、うっせぇ!!わかってるって!俺だって考えてんだよ!」
俺は苛立ってしまった。
「くぉら!俺らのこと無視すんな!おめぇら、やっちまえ!!」
気がつけばパーティ全員に敵が近づいてきていた。
「きゃっ!!!」
「くっそ・・・・・・!!!」
(このまま逃げないでいたら、絶対にやられちまう・・・!くそ、逃げるか・・・・でも、逃げても相手の人数じゃすぐ追いつかれちまうかもしれねぇ・・・・どうする・・・?)
「リーダー!迷ってる場合じゃないよ!かっこわるくても逃げるしかない!」
彼女の声が俺の頭に響いた。
「しょうがねぇ!一か八かやってみるか!お前ら、持ってる道具全部出せ!」
「わかった!あれだな!!」
仲間全体が一致団結した。
あぁ・・・・敵から見ればなんて哀れな姿なんだろうか。
リーダーは、お子さま花火セット。
副リーダーは、煙玉。
剣士は、バナナとヒジキ。
モンクは、あんパン。
【こいつらなにがしたいんだ・・・・??】
敵は、全く理解出来ないまま、ぽかんと口を開けてそれを見ていた。
「行くぞぉお前ら!!」
「よっしゃぁぁあああ!!!」
「せぇのっ!!」
ズダダダダダダダダダダダダダダダダダダダダダダダダダダダダダダ!!!
いきなり敵軍の方へ突進していった。
「きゃっきゃあぁぁぁ!いやああああぁぁぁぁぁあ!!」
敵軍はその行動と持っているモノとその追いかけてくる目が光っていることに驚いて恐ろしくなり、逃げた。
「ウッフッフッフッフッヒッヒッヒッフッヒッフッフッフッフッゥ・・・・・・・」
リーダーも副リーダーも、怪しい声を口ずさみながら全速で追いかける。
もはや戦闘ではない状況だった。
(ふっ・・・・!!思い知ったか俺たちの怖さを!これが俺ら流の戦闘離脱ダァ!)
・・・・意味わかんねぇよ。
-完-
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2003/12/30(Tue)22:46:48 公開 / セーフラッチャー
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■作者からのメッセージ
ちょっとお話っぽく行きました。でも、意味ほんまにわからんです。またまた阿呆な話です。ふぅ・・・・。読んでいただくだけで良いです。