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『放課後ラヴァーズ』 作者:捺来 / 未分類 未分類
全角3633文字
容量7266 bytes
原稿用紙約12.7枚
第一章★男子と仲良し?

「一日終わった〜」

気付けば中3になってて、部活も引退してて。
放課後なんてやることもなくて、1人で帰っている毎日。
自転車通学なのに冬季は危ないから乗れなくて、仕方なく歩いて変える毎日。
そんな毎日に嫌気がさしている私、日向希望(ひゅうがのぞみ)15歳。
 
「日向(ひなた)ちゃんバイバイね〜」

日向っていう名字って(ひなた)って読めるから、ニックネームは(ひなたちゃん)。
自分でも可笑しいニックネームだな…って思うけど小学生のころからだから、今さら「呼ぶな」なんて言えないし。
毎日つまんないし、勉強する気も起きないし。
あたしの人生どうなっちゃうのかな…って考えながらいつもの道を歩き始めた。

「日向希望さ〜ん!日向さ〜ん!」

後ろのほうから私を呼ぶ声が聞こえた。どう考えたって男の声だった。
誰か全然わからなくて振り返ってみると、同じクラスの男子数人だった。

「1人で帰ってるん??」

その中でもリーダー格の存在の「坂井治紀(さかいはるのり)」が言った。

「見れば解かるでしょ」

「確かに。じゃ〜さ〜。俺らと一緒に帰ろうよ」

ビックリした。
私は男子とは全然仲良くないし、ましてや話なんて・・・恥ずかしくて無理だ。

「そんな・・・遠慮しとくっっ!1人でじゅうぶん帰れるから」

「女子1人じゃ危ないでしょ?だから強制的に一緒に帰ることにしましょ〜」

「か・・・勝手に決めないでよっっ」

なんてはちゃめちゃな奴なんだろう・・・。
それよりも私は、どうなっちゃうんだろう。
あんまり男と免疫が無い私は、頭の中がぐるぐる回って変になりそうだった。

────────────────────────────────
第2章★最高の嫌がらせ

「俺は坂井治紀で〜。んで右隣が内藤廉(ないとうれん)、向こうは田中浩稀(たなかひろき)ね」

「同じクラスなんだから名前ぐらいわかる・・」

「そ〜いえば!!」

馬鹿みたい。
そんな馬鹿みたいなやつらといる私も馬鹿みたい。

「あ。そだ。俺のこと治紀でいいから。俺も希望って読んでいいっしょ?」

「治紀・・・?」

「な〜に?」

こんなの最高に恥ずかしい。
あのあと、他の二人からも「呼び捨てで良いよ」って言われた。
男子といることすら辛いのに、呼び捨てで呼ばせるなんて最高の嫌がらせ。
それに私のことを「希望」って呼ぶなんてビックリした。
今まで女子の友達にも呼ばれたことがないのに・・・。
すっごく違和感を感じたし、恥ずかしくなった。
自分が崩れていく音が遠くで聞こえた。

────────────────────────────────
第3章★笑顔?

あの日から馬鹿みたいに一緒に帰ってた私。
私にはそんな気ないんだけど、むこうが強引だから。
・・・って少しずつだけど馴染んできてる自分が悲しい。

「んで〜・・って希望聞いてる?」

「・・・あ聞いてるよ。で・・どうしたの?」

「浩稀と俺さこないだのテストで同じ順位だったんだよね」

「へぇ・・治紀と浩稀が・・で何位?」

「聞いて驚くなよ・・127人中8位という快挙さっっ」

そんなのあり得ないと思った。
いつも馬鹿なことしかしてないのに、やるときはやる男達なのかなぁ・・?
あたしなんか27位だから足元にも及ばない。

「廉はどうだった?」

「俺は〜・・・53位・・・」

「うそ!廉そんなわりぃのかよ!」

治紀は廉の言葉に異常反応した。
顔を赤くした廉に、すかさず浩稀がヘッドロックをした。
廉っていじめられキャラなんだ・・・。
目の前で繰り広げられる異様な光景に思わず笑ってしまった。

「あっっ!希望が笑った!初めて笑った」

私の笑ったところを見た治紀が大きい声で言った。

「え!?だって面白くかったんだもん。笑っちゃダメだったの?」

少し怒った口調で言ってしまった私に慌てて弁明する治紀たちがいた。

「笑ってくれたほうが嬉しいから笑ってて」

「そんなセリフよく言えるわね!馬鹿みたい」

これまた怒り口調で言ってしまった私。
でも怒ってたんじゃなくて、よくわからない不思議な気持ちになったから。
この気持ちがわからなかった。
嬉しいっていうか恥ずかしいって言うか・・・。
どっちにしても治紀の言葉には驚かされた。
・・・あんなこと言われたら明日から帰るの恥ずかしくってダメになっちゃうよ。
心の中でつぶやいた私の目の前には、3人の意地悪な笑顔が見えた。

「っもう!なんなのよ〜〜〜〜〜〜!」

意地悪な3人は笑いながら言った。

「バーカ」

────────────────────────────────
第4章★告白!?

「治紀、廉、浩稀。あたし今日用事あるから先に帰ってて」

そう言って私は3人と別れた。
”今日の放課後に話がある”っていう内容の手紙があったから。
よく解からないけど、クラスに残って待っていたら隣のクラスの男子が来た。

「ひなたきぼうさんっっ」

「ひゅうがのぞみです・・・」

「ご・・ごめん。あの・・好きです。付き合ってください!」

「・・・考えさせてください」

そう言って私は逃げた。
顔が火照って大変だった。
告白されたのなんて、もちろんのこと初めて。
恋愛経験なんて全然無い私は、付き合うなんて解からなかった。
「考えさせてください」
そういったのはいいけど、どうしたらいいかわからない。
自分のことなのに何にも解からないなんて情けないなぁ・・。
この告白事件(?)が私を引きずっていくなんて・・人間の心は弱いんだ。

───────────────────────────────
第5章★困惑

次の日、私は友達に相談した。
何でも話せる友達だったから、ためらいはなかった。

「あたし・・告白されちゃったよっっ」

「やったじゃん!相手は?」

「隣のクラスの・・・・・」

「まじで!?んでどうするわけよ??」

「それがわかんないの!あたし恋なんてしたことないっ」

本当だった。
私は生まれてこのかた、恋愛なんてしたことがなかった。
周りが「○○君が好き」なんて言ってても興味がなかった。

「いい!?日向が本当に心を許せるならOKするのよ?」

「本当に心を許せる」なんて言われても全然わからなかった。
私がが心を許してる男子っていないような気がする。
許そうとも思ってないかも・・・。

「あたしは、てっきり日向は治紀くんが好きだと思ってたけどな」

友達は最後にこう言った。
確かに治紀は、優しいし面白いけど・・・。
恋愛対象・・・ではないような気がする。
でも、友達が言うように私の中で治紀の存在が大きいのも確かだった。
私が男子で唯一話せてるのは、治紀たち3人だけ。
それに治紀はいつも私の近くにいてくれてる。
最近はそれが当たり前になってきてるんだ。前の私じゃ考えられなかった。
治紀たち・・・ううん、治紀のおかげだ。
治紀は私の中では大切な存在になってたんだ。

───────────────────────────────
第6章★恋愛はすぐそこに

「ごめんなさい」

私は告白を断った。
私なんかがそんなことしても良いのかな・・って悩んだけど。
でも私は治紀が大切な存在なんだ・・って解かったからそれでいい。

「希望さ〜、最近元気なくね?」

治紀の言葉にビックリした。
私そんなふうに見えたのかなぁ・・・?

「そんなことないない!めちゃめちゃ元気・・・のはず」

この日は廉も浩稀も委員会でいなくて2人だけだった。
少し緊張しながら歩いていた。

「はず・・・とか言われると心配するべ?」

「心配とか言わないで。恥ずかしいっっ」

「何・・俺のことでも好きになった?」

いじわるで言ってるって解かるのに顔が赤くなってしまった。
ヤバい。絶対バレる。穴があったら入りたい。

「え。もしかしてマジだった?」

私は何もいえなかった。
心ココにあらず…みたいな感じで動けなかった。

「希望さ〜、可愛すぎっっ」

そういうと治紀は抱きしめてきた。

「か・・からかわないでっ!」

「からかってないよ。俺も希望好きだもん」

「え・・・」

「だーかーらー・・・言ってる意味わかんないの?」

「だって・・あたし可愛くないし性格悪いし頭も悪いし」

「関係ない。俺は全部ひっくるめて好きだから」

「何でそんな嬉しいこと言うのよぉ〜」


私たちは付き合うことになった。
でも受験生だからラヴラヴな恋なんて全然出来ない。

「治紀〜。全然わかんないっっ」

「俺の勉強になんねぇよ。この馬鹿っっ!!」

「何よ〜。全部ひっくるめて好きとか言ったくせに・・・」

「あ〜もう。解かったよ。んで何処なわけ?」

たまにはけんかもするけど・・・。
私だっておなじ学校に入って一緒に遊びたいの。

「治紀大好きっっ」

「希望・・キャラ変わりすぎでしょ・・・」

「へ???」

私のキャラ・・変わったのかな・・・!?
そう思ったとたん冷や汗が出てきた。

END
2003/12/31(Wed)20:45:50 公開 / 捺来
■この作品の著作権は捺来さんにあります。無断転載は禁止です。
■作者からのメッセージ
緊急移動ですっ!
前の投稿場所のPWがいつのまにか変わってたので((汗
PWどぅして変わったのか謎のまま緊急避難!?ですo
ことらでもョロシクww
んでもって・・最終回です。
無理やりです。スイマセンo
初心者なりに頑張ったでございます。
次回は腕を上げれるよう頑張る・・・ぞ!
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