- 『まっすぐ bP』 作者:すずめ / 未分類 未分類
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ここはM中学校の階段の踊り場。
「私と付き合って下さい!」
どこでも見たことのある風景。
告白をした少女、「秋野美咲」は、いつもまっすぐな女の子だった。
彼女が告白をした相手は、クラスの人気者、「宮本飛鳥」
しかし・・・・。
「ごめん。俺、そーゆータイプ好きじゃないから。」
あっさりと振られてしまったのだった。
美咲は階段にしゃがんだ。
その横を、飛鳥が通り過ぎていく。
ズキンと心が痛む美咲。
「こんなことは、慣れっこだったけど。」
美咲はいつも心の中でそんな思いを持っていた。
直線的な美咲は、いつも相手に振られてしまうのだ。
その時・・・。
「あの・・・秋野?もうすぐ授業始まる・・・・けど・・・。」
そう階段でしゃがんでいる美咲に声を掛ける一人の男の子。
美咲はぱっと顔を上げる。
「あれー!?委員長・・・・今の、見・・・てた?」
その言葉を聞いて、少し顔が引きつる委員長。
「あ・・・。ごめっ・・・。」
委員長が言い終わらないうちに美咲が口を挟む。
「ねっ!次の授業なんだったっけ〜・・・。ほらあ!もうすぐ授業、始まるんでしょ!葵!」
そういって、美咲は階段を駆け上がる。
それを急いで追う「葵」。
「あっ・・秋野!?次の授業は理科だから、理科室・・・に・・・。」
そしてまた言い終わる前に美咲はしゅたたーっと教室へ行ってしまった・・・。
これには呆れ返る葵。
「全く。昔から全然変わってないんだから。」
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2003/12/14(Sun)16:27:39 公開 / すずめ
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■作者からのメッセージ
連載物開始です。
すずめです。
たぶんすぐ終わるかと思われ・・(強制終了)
では。