- 『超天才な姉をもってしまった妹 終』 作者:きいろ / 未分類 未分類
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 原稿用紙約9.2枚
 
 
 
 山下の言うことに半場頷き、生き残ろうと必死に頭をフル回転させる妹だった・・・・
 
 
 う〜ん・・・う〜ん・・・どうしたもんかな〜アノ姉から逃げるためには・・・・;;
 
 
 「ニヤリ・・」
 
 
 こっち見て笑ってるうう!?怖っ!!超怖っ!!(@□@;;)
 
 「そろそろその実験体(山下)こっちに渡してくれない?そしたらあんたわ助けてあげるよ妹よvv」
 
 
 くるり・・(←山下の方に振り向いた)
 
 
 「山下、そういうわけだからvv」
 
 「ええ!?」
 
 
 私が山下を姉に渡すため投げようとすると
 
 
 「ちょっと待て!!そんなことしたら修学旅行のときのあの℃ハ真校内中にまき散らすぞ!?いいのか!?谷川!?」
 
 
 何!!それは嫌だ!!じゃあかくなる上は・・・・
 
 
 
 
 
 
 逃げるしかない!!
 
 
 
 
 
 
 山下の腕を掴み、猛ダッシュで教室から飛び出した私はとにかく全速力で校内中を走り回った
 
 その後ろを姉が同じく全速力で追いかけてくる!!
 
 逃げるのに必死だったから、うろ覚えだが走っていく先々で校内中の生徒がみんな
 
 悪魔が通るかのように顔色を変え通路の横にへばり付く様に避けていたのが記憶に残っている
 
 そしてその何の罪の無い生徒達に異様な色の薬品を走りながらぶっ掛けていた姉がいたかは
 
 さだかではないが・・・;;。。。
 
 
 
 そんな追いかけっこが10分ほどすぎた頃
 
 
 ドン!!
 
 
 鈍い音を立て、追いかけてきた姉が校内でも有名な不良グループにぶつかった
 
 やった!!助かったぁ!!(by妹&山下)
 
 
 「痛ってー!!何すんだテメー!?」
 
 「どこ見て走ってんだボケェェ!?」
 
 
 しかし姉はそんなこと気にも止めず走り出そうとすると
 
 
 「ちょっと待てや!!このアマ!!」
 
 
 
 とか言って姉に殴りかかってきた、
 
 だが姉は相手のパンチが入る前に、白衣の裏から紫色の液体が入った試験管を取り出し
 
 不良Aにぶっ掛けた!!
 
 
 「げぇ!?またやっちゃった!!えっと・・・あれなんて薬だっけ??」
 
 
 そういっていると不良Aはいきなりよつんばになって「ウキャ!!ウキャ!!」と猿のような
 
 
 鳴き声を上げどっかに走っていってしまった。。
 
 
 い・一時的退化液!?煤i*□*;)
 
 
 山下と私が顔を見合わせ目を丸くしていると今度は不良BとCが!!
 
 「このやろ!!坂井(不良A(笑 )になにしやがった!?)」
 
 そういってほぼ同時にやはり殴りかかってきた、今度も姉は上手くそれを避け
 
 黄色っぽい液と、たぶん灰色のような液体を不良B・Cそれぞれ別々に掛けた、すると!!
 
 
 
 Bはいきなり赤ん坊のように「オギャア、オギャア!!」と泣き出し
 
 Cはその場に倒れて白目を向いてしまった
 
 
 せ・精神年齢さかのぼり薬と・・・毒薬!?煤iO□O;)
 
 
 「いや、普通のしびれ薬」
 
 「「普通って、それ自体普通じゃないし!!」」
 
 「そんなことどうでもいいけど、結構手こずらせてくれたよねぇ?最初はそっち(山下)
 だけのつもりだったけど2人まとめて実験体に使ってやるからvv」
 
 
 
 イヤー!!笑顔が怖い!!笑顔が!!ってかさっきの不良どうでもいいの!?
 
 前の2人はともかく最後のはぜったいヤバイって!!白目むいて泡はいてるよ!?
 
 
 
 しか〜し!!姉は私たちの言うことを100%無視しこっちに走ってくるではありませんか!!
 
 
 「「(ああ・・ごめんなさい不良のみなさん、せっかく助けていただいたのに私達は
 助けてあげることが出来ません・・・せめてあなた方の分までがんばって逃げます!!(T▽T)」」
 
 
 ってわあああああ!!行き止まりぃぃぃぃ!?
 
 いやああああ!!姉貴が凄くニヤニヤしながら走ってくるぅぅぅぅ!!
 
 
 
 「もうだめだぁ!!・・・・・・・!?こ・校長!?」」
 
 
 なんと姉のこうげきがこないと思い、振り向くと校長先生が姉の白衣の首ねっこを掴んで立っていた
 
 「探したぞ、谷川さっさとイギリス留学書にサインするんじゃ!!」
 
 「イヤだね!!そんなとこいってもなんのためにもならないし!!」
 
 「いやなる!!この学校の平和と秩序が保てる!!平和主義に一歩近づくんじゃ!!」
 
 
 おぉ!!校長!!ごもっともな意見です!!
 
 
 「さあさっさとサインするんじゃ!!2年はあっちに居てもらうからの!!」
 
 「ヤだね!!あんたもさっきの不良みたいにしてやる!!・・・・ってあれ?」
 
 
 姉は白衣のポケットに入っていたしびれ薬の試験管を探しているようだ、だが見つからないみたいだ
 
 
 「コレを探しとるのか?」
 
 「あっ!?返せ!!ドロボウ!!」
 
 
 校長なぜそれを!?煤iO□O;;)
 
 
 「こんなもん持っとるから妹もびびるんじゃ!!それから勝手に保健室から白衣をぱくるな!!
 担任の先生にちくるぞ!!」
 
 
 校長・・・先生にちくるって、じゃあ校長の立場はなんなんですか??(−▽−;)
 
 
 「さあ、行くぞ」
 
 
 「いやだぁぁぁあぁぁあああああ!!」 ズルズルズル・・・(←引っ張られてる)
 
 
 「「・・・・・・・・・・・・。」」
 
 
 
 
 
 
 
 「「や・やったああああ!!」」
 
 「助かった〜!!」
 「校長最高!!」
 「おまえの姉貴イギリス留学だってよ!!」
 「ってことは・・・」
 
 「「2年間平和な学校生活!!」」
 
 こうして平和が訪れた・・・・・・ように見えたのだった・・・・
 
 
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2003/12/01(Mon)16:38:55 公開 / きいろ
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■作者からのメッセージ
 やっと終わらせれた〜