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『笑顔の宝 ホントの宝 二話』 作者:悠里 / 未分類 未分類
全角1325.5文字
容量2651 bytes
原稿用紙約4.8枚

 『今日は暑いですね』

何度目かのメール。
メールの相手は……そう。あの、感想をくれた人……。
彼は湖海と言う名前らしい。
男性だと知り、メールをしようかどうか迷っていたけど、彼には何か、魅かれるものがあった。

『そうですねぇ。こっちはもう…暑くてたまりません
 死に掛けてます(笑)』

微笑みながらメールを見ていた。
男嫌いな私が、普通に男の人とメールをしているなんて……
しかも、この私が笑うなんて……って。
嬉しかったし、楽しかった。

『湖海さん、面白いですね』

送信した後、ぎゅっと携帯を握り締めていた。
こんなにも返事が待ち遠しいなんて……
私……どうしちゃったんだろ……

『僕も柚華さん面白いと思いますよ。話していて面白いですし♪』

嬉しくて、思わず笑顔がこぼれてきた。
あぁ……これが笑う……ってことなんだ……

『有り難うございます。私、湖海さんの事好きになっちゃいそうです(笑)』

少し照れながら、そう送った。
再びパソコンのキーボードに手を移す。
と、早速返事が返ってきた。

『僕は柚華さん好きですよ♪話していて面白いですし♪』

再び笑顔がこぼれてきた。
なんでこんなに笑えるのかな……??
それと……この気持ち……今までに感じたことない。
恋……って……やつ??
今まで男って生き物を否定してきていた。
大嫌いだった。
愛も、恋も、全てを嘲笑ってきた。
人には妬みって思われていた。
それでも怯まずに……否定し続けていた。
でも……私も恋をした。
逢ったこともない、まだメールを始めたばかりのこの人に……

『有り難うございます。とても嬉しいです♪』

今までしてきたメールとは違う世界……。
いつも友達とするメールは……

『柚華ってさ、切れたら怖いよね』

『まぁね』

『なんで??』

『知るかよ じゃぁね』

こんなかんじ……
湖海さんとも、はじめはこんな感じだった。
でも、今ではお互い打ち溶け合ってきている。

『僕も嬉しいですよ』

優しい言葉……
いままでかけられたことのない…優しい……
分かった。これだよ。優しい気分になれるの。
湖海さん、普通の人より、ずっと優しいから……。

『湖海さんって、お優しいですね』

たった一行だけど、心を込めたメール。
伝わったかな……??
 携帯が震える。
その振動を感じ、携帯を開く。

『柚華さんこそ、とても優しいですよ
 今は孤独な日々を過ごしていますが、柚華さんに出会えてホントに良かったです。これからも宜しくお願いいたしますね♪』

本当に嬉しかった。
こんなに私を褒めてくれるなんて……って…

『なんだか…湖海さん、お兄さんみたいです♪』

『それじゃ、お兄さんになってあげようか??』

思わぬ彼の返事に多少戸惑ったが、……一瞬で決意をした。

『ぅん!! なって♪お兄ちゃん♪』

…恥ずかしいけど、これが本当の私。
ぶりっ子だとか、そう思われたくないから、学校では本性を隠しているけど…これが本当の私。

『うん。これからも宜しくね、柚華♪』

『ぅん♪ こちらこそ♪ お兄ちゃん♪』

新しくできた兄に胸を躍らせて、その日は眠りについた。
心地よい優しさを感じたまま―――――


                          つづく

2003/11/28(Fri)23:57:39 公開 / 悠里
■この作品の著作権は悠里さんにあります。無断転載は禁止です。
■作者からのメッセージ
第二話アップさせていただきました。
まだまだ新人ですが、頑張ります!!
あぁ…なんだか意味不明な点もありますが、お許しくださいです…(汗)
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