- 『Pink**第2話』 作者:筑紫 / 未分類 未分類
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あたしが慎二にベタベタくっついてる訳じゃないо
なぜか、いつもこうなるо
「何であんたが福原君と一緒にいるの!?」
「許せねぇ」
「生意気なんだよっ!!」
いつもいつも、この繰り返しだったо
まっ、でもあたしは伊達に生きているわけじゃないからо
慎二が悪いわけじゃないоあたしが悪いわけでもないо
でも、私は気持ちを押さえる事の出来ない人間だから、やっぱり
―――売られた喧嘩は、買うо
南がその場にうずくまるо
うわо今のパンチはちょっと強烈だったかな…
こいつ、図体だけでかくて力が弱いからなо
殴り返した私も私だけど…о
当然、先生がやってくるо
「また君か!?何回言えばわかるんだ!!こっち来い!!」
また君かって…о
てめぇみたいなブタ鼻に言われたくねぇよо
必死で抵抗するо殴ったのは南だって、説明するо
けれど―――
「今更そんな嘘つくんじゃない」
見てもなかったくせに…
「おい!!更」
慎二の声だо
「先公о今あんた見てなかったの?こいつも悪いんだぜぇо」
「更ばっかせめんじゃねぇよ」
「日頃の行いだけで決めないで欲しいよな」
慎二о
辛い時苦しい時、いっつも助けてくれるо
「更、行くぞ」
私と慎二が良よく逃亡するので、先生達ももう困り果てているо
けど、けど…о
私が誰に何と言われようと慎二の側にいつまでもいるのは、
やっぱり、慎二のこうゆー所が大好きだからо
ひょっとしたら、好きなのかもなぁо
遠い青空を見つめながら、校内1の俊足2人組は足を揃えて駆抜けていったо
<続く>
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2003/11/24(Mon)15:34:31 公開 / 筑紫
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■作者からのメッセージ
2回目ですо
話の筋が上手くまとめられなかったので、
これから頑張りたいです!