- 『友情  〜第六章 ナツノオモイデ〜』 作者:悠 / 未分類 未分類
- 
	全角634.5文字
 容量1269 bytes
 原稿用紙約2.2枚
 紗子にとって、寝る前にパソコンのメールをチェックするのは日課だった。
 昼間はたいてい携帯を使うが、パソコンのほうがパケ代もかからないし、
 たくさんのメールを保存しておけるので、できる限りパソコンを使うようにしていた。
 
 メールソフトを起動すると、新着メールが五通あった。
 
 登録してあるメルマガと宣伝メール、友人に昨日出したメールの返信、
 携帯から送った予定などを打ったメモメール。
 最後の一通は将登からのメールだった。
 
 
 RE>
 明日は選択の授業があるね!楽しみ♪
 これしか一緒に受ける授業がないって寂しい。
 クラス違う、って本当に嫌なことだ!!
 
 
 紗子は、今日のことに触れていないメールに将登の優しさを感じた。
 選択の授業では、二人とも音楽を選択し、グループごとアカペラに挑戦していた。
 今、紗子たちのグループが練習しているのは、『ナツノオモイデ』という、
 あるアカペラバンドが作った曲。「変わらなければ 何も起こらないのに…」という
 フレーズで最近のティーンズに人気な曲。紗子はパソコンのミュージックプレーヤーを
 起動し、『ナツノオモイデ』を再生した。バラードのような、ゆっくりとした曲が流れる。
 
 
 あのまま変わろうとしなかった 過去の自分
 
 何故 変えなれなかったんだ?
 
 変わらなければ 何も起こらないのに…
 
 
 紗子が大好きなフレーズにあわせ、歌詞を口ずさみながら思った。
 
 『そうだ…私がずっと今日のを引きずってたら、玲だってそのまんま。
 私が玲を、元の玲に戻すんだ…!』
 
- 
2003/11/15(Sat)00:22:58 公開 /  悠
■この作品の著作権は 悠さんにあります。無断転載は禁止です。 
- 
■作者からのメッセージ
 何か...そろそろネタ切れ?
 むしろ面白くないですよねぇo(汗
 
 玲君...キャラクター判らなくなってきます(ヲィ