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『影の貴方に贈る夢の剣 第2』 作者:白露 / 未分類 未分類
全角2977文字
容量5954 bytes
原稿用紙約10.35枚
第二章「初戦…その先にあるもの」

私が屋根に昇ろうとしたらベランダから落ちてそしてから三日間寝ていたらしい…
でも…休日前で好かったけど…退院は明日らしい…テニス部…今日は行きたかったな…
「はぁ…」
「さっきからため息ばっかだな…」
「う…うん…」
「部活…」
眞箏が一番心配していたのは部活。
運動音痴な眞箏は人一倍練習に励んでいた。
「ふむ…ニンゲンと言うのは部活と言う趣深い物を…」
「いや…そんなにカタイ物じゃないよ…人の娯楽って言うのかな…そんな感じ」
「でも。人によって受け方が違うのではないか?」
そりゃそうだった…『あぁー!部活だ・・・ダリィ』とか言ってる人もいた。
「ま…そうかな……痛っ…」
「大丈夫か?」
「あ…うん」
影と話している眞箏だが。鬼の気が無い人には変わった独り言みたいに感じる。
そうなった場合。眞箏は変な人と思われるだろう…
「眞箏さぁーん…こんにちは…」
「あ…ども…」
すぅっ…影は看護士が入って来た瞬間に姿を消した…人に合うたびにこうしないといけない…と言う訳だが。もし。藍の影達の使人だったら、という考えで行っている…と思う…
「えっと…。別に様態は悪化していませんし…明日退院になります。」
「あ。本当ですか?ありがとうございます」
「礼儀正しい子だね。どんな良い親に育てられたのかしら。」
「あ…いえ…」
「じゃあ。おだいじにぃ」
シャッ。とカーテンを閉めて出て行った瞬間。
「お前が礼儀正しい。かな」
「五月蝿い」
影が茶化すように行った。影も笑って誤魔化す。
「それより。名前…ないの?」
「ある…が。忘れた。」
「は?名前を…忘れた?」
「あぁ。名前を忘れた」
影の世界では名前を本名で呼ばずに異名でよんでいた。例えるなら。『爆炎の聖騎士』とpか『街波の激波主』『霊感の主』色々呼ばれていた。眞箏の付いているこの影の異名は。
『ブラット・サファイア』だった。英語の異名は影の世界で3者しか居なかったと言う珍しい異名を持つこの影だが。腕前も相当でコレまで何人もの藍の影を殺してきた。いや…倒してきたと言ったほうが正しいだろう。
この影の勝負では。相手を「殺す」ではなくて「倒して気絶さしてまた新しい影になる」と言う様な感じである。殆どの新しい影は青紫の影の方に入って来るが例外もある。物凄い、青紫の影への恨みがあれば藍の影に入るだろう。恨みや憎しみで一杯の影は相当な腕前として青紫の影を苦しませるだろう。この世は藍の影と青紫の影で出来て居る
眞箏に付いている影『ブラット・サファイア』は一回藍の影に倒され新しい影になっている。だがその悔しさを倍にして藍の影を倒す。そうずっと考えていた『ブラット・サファイア』は、その悔しさのおかげで強くなれている。
「へぇ…異名が『ブラット・サファイア』なんだ…じゃあ、ブラット。でいい?」
「あぁ…何でも呼びやすい名を呼ぶがいい」

時は過ぎて退院し。学校へ登校中の時だった。

[グヮァン]と言う擬音と共に体が揺さぶられる。
「おい。お前なら聞こえたはずだ。何処の方角からだ?」
「あっちだと思う」
指さした場所は学校の方角だった。学校の屋上から一人落下するのが見えた。
「早く行くぞ!」
「あ、うん。分かった」
タンタンタンタンタン。
学校の屋上へ続く階段を一段一段上っていく
ガシャン
眞箏はドアを勢いよく開けてあたりを見渡した。   そこにはっ
「あ…藤邑くん…」
藤邑 真 (ふじむら まこと)男子の方では髪の毛は長いほうで後ろ髪は首の下の方まで行っていて、前髪は目が完全に被るぐらいまで伸びていて、目が少し大きく、口が小さくて、背が高い、あからさまに体育系の男の子だった。
「う。おぬし『青紫の殺人魔』か」
「お前は…『ブラット・サファイア』」
「何。ブラット。知り合い?」
「あぁ。ちょっとだけな」
「眞箏か。お前も影の主かよ」
「うん。ちょっとした成り行きでね」
と。それぞれ雑談している時だった!
シュン! と剣の空ぶった音がした刹那
グシャン!
屋上のフェンスは真っ二つ。ガシャンと音がして下で破裂粉々になった。
「あっちゃぁ…派手にやっちゃったよ、これじゃあ駄目だったかな?クリスタル」
「十分だよ。ウィンター・シュプール」
と。派手に登場した人物と影。
「こんにちはっ。僕。ウィンター・シュプール」
と。気が抜ける様な声で自己紹介。
「眞箏。あれが藍の影だ、お前なら感じているはず。」
「あ。うん、ビリビリしてる」
シャキン。眞箏が剣を手に持ち構える、全部前持ってブラッドに教えてもらえているからちょっとだけ様になっている。
「ほぉ。僕と殺し合う気何だ。知らないよ。影は復活するけど、人間は復活しないよ。」
「だが。ニ対一じゃないか。」
真は剣を右手に持って左手にマッチ棒を持っている、真はマッチ棒に火を付けた
すると。見る見る内に炎が強くなっていく、すると。
[シュバーン]と言う擬音と共に当たりは黒くなる。
「なっ。コレ何?」
「案ずるな。ただの結界だ、この結界のおかげで学校に危害を与えなくて済む
「ふぅん…結界かぁ。つまんない事してくれるんだね」
「丘霜!用意は良いか?」
「あ、うん」
と、眞箏は一歩前に出て相手との距離を詰める、
[シュン]と、剣の空打った音がした、その刹那
「バイバイ」
[ヒュン]又剣の空打った音。眞箏の反射神経が鈍かったら、そのまま帰らぬ人になっていただろう。
「眞箏!上だ!」
「えっ。」
と。眞箏が観た時には遅かった
[ガキィン]剣と剣がぶつかる音がした、
「準備完了だ。」
「くぅ。後ちょっとだったのに」
「気にする事無いよ。ウィンター・シュプール」
『何が後ちょっとだ』と言う顔で真はウィンター・シュプールを睨む、
「うゎっ…そんな怖い顔で睨まないでよ」
「五月蝿ぇ」
と。『五月蝿い』と口走った刹那。[グシャ]と、後ろから前に剣が貫通した、その際。その辺に飛び散る血痕。ウィンター・シュプールは血を嘔吐して腹を押さえながら絶命した。
「か…勝った…?」
「ふむ…影武者か…よくそんな技術持たせたな。」
「いや…お前は知らないだろうが俺は三年こいつを主にしてる」
「ふむ…道理で強い訳だ。」
と。影同士で話している中。人間同士も話していた
「へぇ…お前が影の主か」
「いや…別になりたくて成った訳じゃ…」
「ふぅん、これから一緒に行動しないとならないな」
「は?どういう事?」
「お前はもう。『仲間』だから」
「っ…」
『仲間』
仲間に成った。
仲間が出来た。
仲間に成ってくれた。
嬉しかった。眞箏は友達って言う友達は少なかったし。普段の学校生活は大人しい方だった、
「宜しくな。丘霜」
と、いいながら手を前に差し出す。
「う…うん」
少し戸惑いながらも手を差し出して握手をする。
影の主と影の主。『ブラット・サファイア』と『青紫の殺人魔』
この四人がこれから藍の影達を倒しに行くが…この二人は中学一年生と言う大きな壁が立っていた。遠い所にしたって。車で行く…なんて事出来なかった。
そんな中この二人は藍の影を命を掻けて倒し。この世を守る代理人となっていたので決意はどちらも一緒である。
「…ってやっべ…もう朝の会始まってるじゃん。」
「あ…本当だ…」
「急ごう!丘霜!」
「あ…うん」
(嬉しかったよ…藤邑君――。)
2003/11/12(Wed)20:04:16 公開 / 白露
■この作品の著作権は白露さんにあります。無断転載は禁止です。
■作者からのメッセージ
こんにちわぁ…
この小説…ただ長いだけなのか…それとも短い方に入るのか…微妙だ…
自信零な俺、白露でございました…
この作品に付く 苦情 改良点 悪い所 等ありましたら…どしどし…どんな些細な事でも構いません。「○○を○○した方がいいぞ!」とか.…「お前の小説はつまらん!」とか…ね…
それでわ…運がよかったらまた会いましょう
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