- 『燃ゆる手 プロローグ&第1話』 作者:互勝 / 未分類 未分類
-
全角851文字
容量1702 bytes
原稿用紙約3.05枚
〜プロローグ〜
僕は如月竜也。
中学2年生、特徴は、「手が温かい」という事で、スポーツも、勉強も苦手。
この特徴のせいで、心が冷たいと言われ、いつもからかわれている。
心の底から、こんな特徴なんていらないと思っていた・・。
そう、あいつが来るまでは。
〜第1話 あいつ〜
キーンコーンカーンコーン・・・。
ホームルームが始まった。
やっとからかいから解放される・・。
先生の話を適当に聞き、(席が一番後ろなのでばれない、だろう)僕は本を読み始めた。
「・・如月の隣の席が、空いてるな。そこに座りなさい。」
僕は自分の名前が聞こえたので、瞬時に顔をそっちに向ける。(読書するようになってからついてしまった癖だ)
ついでなので、隣の席を見た。その瞬間、僕は心を奪われた。
女の子だったのだ。しかも・・・可愛い!ドギマギしながらも僕は声をかけた。
「・・何て名前?」
「今先生が言ってたでしょ?聞いてなかったの?」
・・顔に似合わず、ずけずけと物を言う子だ。(てか、先生の話を聞いてない僕が悪いのか?)
そんなこんなで、放課後になった。その間の事は、読者の想像にお任せする。
「・・ねぇ、キミ。」
朝の女の子に、声をかけられてしまった・・。
「な、なんです?」
また何か文句を言われるのかと、僕はおどおどしながら聞いた。
「キミ・・・〜燃ゆる手〜の持ち主でしょ?」
「・・へ?・・」
「・・手を出してみて。」
「う、うん」
手を出してみた・・・。いきなり、掴まれた。
「やっぱり・・。生命力こそ無いけど、あり得ないほどの放出力を持っている。初めて見た・・・。」
かなり言ってる事が分からないが、これは、僕が真っ赤になっているからだろうか?
「今日、うちに来て!」
「ええ!そういう事はお互いの事もっと知ってからじゃないと・・・。」
「何を言ってるのよ。時間がないのよ!大丈夫、とって食おうとは思ってないから!」
ちょっと待てい!まだ名も知らぬ女の子に連れ去られてしまってる!?
ここからが、本当に始まる。僕の戦いが・・・。
-続く-
-
2003/10/31(Fri)20:42:19 公開 / 互勝
■この作品の著作権は互勝さんにあります。無断転載は禁止です。
-
■作者からのメッセージ
こっぱずかしいです。でも、読んでもらいたいです。
批評をしてください。