- 『ドロボウのドロボウ!? 第一話』 作者:リン / 未分類 未分類
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 ―――『ドロボウ』
 それは、遥か昔から、いる者。
 全ては、生きるために。
 そして――――取り戻すために。
 
 「いたぞー!クレイスだーーっ!!」
 警官の声が、夜の町に響く。
 「ぜったい!!ぜーったいに逃がすな!!今日こそ捕まえろ!でないとお前ら全員クビだぞっ!!」
 「は・・・はいぃぃぃ!!!」
 課長に半分脅されながらも必死になってドロボウ―――つまり、クレイス・ウェルダという少年の事なのだが―――を、追いかける警官たち。
 「止まれ!止まれ止まれぇぃっ!!撃つぞっ!!!」
 行き止まりにあたったクレイスに向かって、ここぞとばかりに警官たちが銃を向ける。
 ・・・よ―するに皆クビにだけはなりたくない一心なのだ。
 「お前らみたいなやつに俺が撃たれるかよっ!」
 ひらりとクレイスは塀の上にのる。
 「あっ!」
 「・・・じゃーねん♪」
 そして、反対側へと降りていった。
 「・・・」
 残った警官、全員が真っ青になっている。
 「ク・・・クビ・・・???」
 「じょーだんじゃねえええぇぇぇぇーーーーーーーーー!!!!!!!」
 警官たちの悲しき声が、暗闇に響いたのだった。
 ――――そして後に、警察には苦情の電話が多くくる事になる・・・。
 
 「へぇ・・・クレイス・・・ね。」
 その様子を、1人の少女が見ていた。
 「クス・・・・うん。使えるんじゃない?」
 ―――これが、物語の始まりだった――――
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2003/10/10(Fri)20:50:05 公開 / リン
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■作者からのメッセージ
 はじめまして。リンです。
 これはあるときフッと思いついた作品なのですよ。
 しかも、続きをあんまり考えちゃいない・・・(バカだ!!続き考えてからやれって感じです・・・。)
 でもまぁ・・・何とかやっていきます。
 私いろいろ書いてみたりしてはいるんですが、人様に見せるのはこれが初めてです。
 ・・・感想よろしくです♪