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『ZARK【ザーク】U 魔法編』 作者:木瀬時雨 / 未分類 未分類
全角1619.5文字
容量3239 bytes
原稿用紙約5.5枚
 「あーあ。なにが悲しくて小娘なんて迎えに行かにゃあ、ならんのかね」
 ラックはぶつぶつ言いながら、歩いていた。
 「迎えなんて行かないで、遊びに行っちゃおうかなー。あ、でもそんな事
  したら、今度はどんな罰になるか分からねえしな。」
 今日はよく晴れていた。町はにぎやかだった。
 「たしか、魔法駅前で待ってるって所長が言ってたよな」
 ラックは魔法駅前に着いたが来ていなかった。
 「まだ着てないのか。総本部からのエリート魔法使いだか知らねえが、一 人で来いってーの。ラックは駅前のベンチに座った。・・・・グーグー
 グー・・・」ラックは眠ってしまった。
 「ん・・ん?・・あ!!寝てしまった!!もうとっくに来てるだろうな。
 やばーとにかく探すか。」ラックが探しに行こうとした時向こうの方で人 が、がやがやしていた。ラックも行ってみると少女が大の大人4人と戦っ ていた。もう3人は倒してある。「あばちゃん、何してんだ?あいつら」
 「よく知らないけどね、あの女の子がいきなりあの大人たちに攻撃を仕掛 けたらしいわよ」おばちゃんが答えた。
 「ふーん。・・え?!もしかして・・ん?」
 少女が戦っていたのは闇の組織で有名な奴らだった。最近ZARKも捜査して 奴らだった。
 「そんじゃそこらの賞金首じゃねえぞ」
 と、言っている間に最後の一人も倒していた。一瞬のうちに首を叩いて気 絶させていた。周りから拍手が沸いた。そして少女はこう言った。
 「今日は私達のパホーマンスにお付き合いしてくださいまして、ありがと
 うございます。本日は終了です。」
 「なんだ劇だったのか。でも面白かったぞ。」周りから大きな拍手が起こ り、お金がどんどん投げられた。そして、周りは散って行った。
 ラックを残して。目が合った。二人は知らないふたりが出遭うことは、
 運命ずけられていた事を・・・。
 「あなたが、ラックさんですよね。おはようございます。」
 「俺のこと知ってるの?じゃあ、あんたが・・・」
 「はい。総本部から来ました。シグレと申します。」
 「ああ。 聞いていいか?なんで、あんな人目に着くとこで戦ってた?
 しかも、あいつらそんじゃそこらの賞金首じゃねえんだぞ」
 「そうです。ここら辺の闇ルートの賞金首リストをもらっていたので。
 そして、偶然発見したので、でも、そこら辺の魔法犯罪者よりかなり手強 いので、仕方なくあそこで仕留めました。それにあなたグッスリ寝てまし たから。」
 「そ、そうか・・・でもとっさに、劇だって言ったのはいいアイデアだっ たな。」
 「はじめから、そうする予定でした。でも、あなたから、そんな常識的な
 言葉がでるなんて思いませんでした。」
 「どういうことだ?」
 「あなたのデータはすべて見させてもらいました。トップシークレットに なっているとこ以外は、魔力はあるが、かなりの問題児だってことも」
 「てめー。総本部から来たからってえらそうにすんじゃねーぞ!おめー何 歳だ?」   「15ですけど。」
 「やーい勝った勝った!!俺18だ。3つも年上だぞ。」
 シグレは無表情だった。 
 「なんか反応しろよ。やってるこっちがはずかしいだろ」
 「はやく行きませんか?この犯罪じゃ送んなくていいんですか?」
 「あ、そうだった。」ラックは長い杖を出して呪文を言って犯罪者を
 送った。「よし。いくぞ」ラックが言った。「あなたが私の面倒見る係り
 だと聞いたんですが。そんな必要ないんで、あなたに教わることなんか
 ないので。」
 「あーそうかいこっちは、罰でやらされてんだよ。やんなくていいのなら
 うれしいぜ。ありがとうよ。」
 シグレは聞いてないで先に行ってた。
 「待てよ道分かるのか?」
 「だいたいはでも細かいとこは分かんないので、速く案内してください」
 「・・・・まいっか。疲れたしな。よし帰ろう」
 ZARKU章END


 
 
  

 
 
 
2003/08/31(Sun)17:53:32 公開 / 木瀬時雨
■この作品の著作権は木瀬時雨さんにあります。無断転載は禁止です。
■作者からのメッセージ
ZARKTの続編です。
ちょっと長いですね。
でも渾身の作品ですので。
読んでください。
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