『生死の狭間で考える』作者:波櫻みく / - 創作小説 投稿掲示板『登竜門』
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            生死の狭間で考える

今、私が言いたいこと、

「死にたい」

死にたいと思った理由は何てこと無い馬鹿げたものだ。
ただ人生に疲れた。まだ13年しか生きていないのにも関わらず生きていくことに自信が持てない。
いま、私は中1だ。これからが人生なのだが、生きていきたくない。
私は、昔から目立つほうでもないし、逆に友達のグループで言えば、地味でおとなしい仲間のうちだろう。
私は多分、学校と言う存在が嫌いなんだ。

振り返れば小学校の1年生。
まだ幼いあたしにいやな出来事が起きたのだ。
机の横に物を掛けるフックがあって、いつもはそこに体育帽をかけていた。
しかし、ある日のことでその帽子がなくなっているのに気づいた。
「先生、あたしの体育帽が無いよ」
事情が全くわからなかった。
でも、先生に伝えた直後に体育帽が見つかった。
でも、それは床に落ちていて、少し安心したあたしに少しショックを与えることもあった。
私の帽子の内側に書いてあった名前がマジックで消されていたのだ。
さっきまではちゃんと、白いところに「倉田奈々子」って書かれていたのに。
そのときはまだ、いじめなんてことを知らなかった。
その後、台風が過ぎた次の日、学校の下駄箱では私の上靴が見当たらなかった。
どうするかもわからず、靴もスリッパも履かずに靴下のまま教室に向かったのだ。
その日の2時間目ぐらいの授業では学活だった。
私が靴下のまま歩いてると足に少しの痛みが走った。
「いたい!」
足の裏を見てみるとガビオが刺さっていた。
誤って踏んでしまったことが近くに居た友達にわかり、先生にいいに言った。
私はやはりと言う感じに怒られた。
「どうして言わないの!」
なぜ私が言わなかったのかは忘れた。
そもそも理由なんかあったのかもわからない。
結局、私の上靴は中庭の池に落ちていた。
見つかったそのとき、担任の先生に私は言い訳をされた。
「昨日風が強かったからね。他の学年の子のもあったんだよ。飛ばされちゃったのかな?」
私は心の中で、「嘘付け」といってやった。
そんなのありえるはずが無い。
だって、私はしっかりしていてしっかり靴箱の中にいれてあったのだ。
それに風程度でなんで靴がとばされるんだ?
ここは学校だろ?風ぐらい多少は弱まってたはずだ。
誰かが落したに違いない。
私がおとなしいからって平気でそんなことをする。
それに、自分がやったことも言わない。
「卑怯だ」
わたしは何度も思った。
しかし、それ以来、特になにもなかった。
ある日、2年生になって10月あたりに転校することが決まった。
「やったぁ〜!」
わたしは本当に嬉しかった。
もともと私が住んでいたところは福岡だったし、親の事情で神奈川まできていたのだ。
それが、やっと帰れるのだ。嬉しくて何度も笑っていた。
学校で私のお別れ会があったが、そこでもまた誰かがあたしに向かって悪口を言った。
言われる前は、転校と言うことでプレゼントをくれる子が何人かいた。
最後の「ひろき」と言う男の子が私に何枚もで作った、鶴の紙の置物をくれた。
そして、自分の席に戻った直後だった。
「ひろきくんのあげた鶴崩しちゃったのに笑ってる〜」
私は予想もしなかった言葉に笑顔が少し凍りついた。
たしかにいっぱい手に貰うものがあって少し崩してしまったが、プレゼントがもらえたことが嬉しくて笑っていたのだ。
だれも、崩れたことを笑ったわけではない。
でも、後ろを振り向こうともせず、いったい誰だったかはわからないままだった。そして、いまも。

その後、福岡の小学校に転校していってからは大丈夫だった。
2年を少しと3年4年。
もちろん悪口を言われたことは何回もあるが、気にしないようにしていた。
そして、五年生になったとき、前まで仲がよかった人ともクラス替えで別れてしまい、一人になった。
一人、神奈川に転校する前まで幼稚園が一緒で仲がよかった人がいたが、あまり最初は話せなかった。
ある、国語の討論会というものを開いたとき、担任がこんなことを言った。
「友達がまだできない人がいたりして、少し寂しい気持ちの人が居たりして・・・」
そのことを喋った途端、何人かが私のほうを向いた。
『見るんじゃねぇよ!』
心の中で叫んだ。
それに、人のこといってんじゃねぇよとも担任に思った。
私hがその担任が大嫌いだ。第一に顔が気持ち悪い。
生徒受けもあまりよくない。
しかし、私はその担任の言葉を無視するかのように、一人で居た。
これは出来ないのではなく、作らない。
別に友達などはいらないのだ。
それからずっと56年は友達無しできた。
あまりべたついた付き合い方も嫌いだったし。
もちろん、その2年間の間は最悪だった。
正直いって暗かった。
他クラスの男子からからかわれたこともあったし、通りすがりに、「おとなしい人きらーい」なんていわれたこともある。
自分のなかでは、あの学校の学年の中で1番つらい思いをしたのはあたしだと思っている。
自分から作らないだけなのに、出来ないと勘違いされて、かわいそうだと思われ。
私をみるたびにいちいちコショコショ話す奴も居た。
私が1番学校のなかで辛かったのは昼休みと中休みだった。
なにもすることがなくて、誰かになに悪口いわれるだろうと少しびくびくしていた。
いつしかあたしは物を盗むというキャラにもなってたらしい。
でも、死にたい!なんて思ったことは1度も無かった。
そして、卒業を迎えた。

そして、今、中1になった。
やはり最初からは一人でのスタートだった。
友達がいらないというのもそのままだった。
でも、日がたつごとになかなか合う人が現れた。
私はいまそのこと仲が良くなったがこれからが本題のようだった。

わたしが死のうかな?と思い始めたのはホント最近だ。
1年生で悪い奴がいるのはどこでもそうだけれど、わたしは他の人と違って、暗くて喋らないのだ。
だから、いわゆる不良という奴のいい餌になってしまう。
もう少しで2年生。
中学で最も危ない時期。
そして3年生。
その間であたしの周りになにかが起こると思ってる。
いじめられそうな気がしている。
わたしはこの後の辛い学校生活が嫌だ。
嫌なことが必ずあるそのときを迎えるのが嫌だ。
『死んでしまえば全て終わりでしょう?』
いままでこんな事を考えたことなんか無かった。
いまより辛かった、2年前からの寂しい毎日の中ではそんなこと考えなかった。
いつも、前向きに考えて、
『大丈夫!あいつらにだれが負けるもんか』
『ここで泣いたら、おまえは負けだぞ?弱虫だぞ?』
そう言い聞かせていたのに、いまじゃ後ろ向きだ。

多分、今の私の学校の1年の中で、キモイ人リストがあるのだとしたら必ず載るのだろう。
クラスの中心のことも少しは仲がよいがそんなの関係ないだろう。

私は、いま自殺するか考え中だ。
だから、生死を決める狭間に立っているのだ。


 
2004-02-23 23:10:12公開 / 作者:波櫻みく
■この作品の著作権は波櫻みくさんにあります。無断転載は禁止です。
■作者からのメッセージ
2時間ほどで書いた小説です。
小説の割には台詞がめちゃくちゃすくないのですが。
点数などは特に狙ったりしてません!ただ書きたかったことを書き殴って見ました。
この作品に対する感想 - 昇順
こういういじめ自分の学校でもあります。とてもおもしろかったですよ。次回も頑張ってください!
2004-02-23 23:22:31【★★★★☆】フィッシュ
思わず「死なないでね」と言いたい作品。思いが伝わってきまくります。同じ表現者として貴方の次回作にも期待します。
2004-02-23 23:34:43【★★★★☆】たろう
ん、なんというか……酷評になってしまうのですが、本当に書きなぐり、という感じを受けました。小説とは違って、自分の気持ちをぶつけているだけのような……
2004-02-24 09:28:24【☆☆☆☆☆】夏目陽
すみません、間違えて投稿ボタンを押してしまいました(汗)。小説としての文章は綺麗なので、今後に期待しています。ただ、「?」「!」の後は一マス開ける、「…」は二マス使って「……」にする、ということを守れば、もっともっといい文章になると思います。頑張ってください。次の作品、応援しています。
2004-02-24 09:31:40【★★☆☆☆】夏目陽
感想・批評ありがとうございます!フィッシュさん、たろうさんが言っていたことで、やはりこういう事が他校でもあることや、思いが伝わってきたと言う事は嬉しいですね。夏目陽さんがいうとおりでは、もう少し台詞があればちゃんと小説になると思いました。自分でも^^;昔の場面では自分の記憶が曖昧ですが、確かに覚えているのは先生に言われた言葉の数々です。架空の物語ではなくて、これは自分にあった実際の出来事なので、リアルっぽくなれたかな?って思いますが、みなさん感想ありですw
2004-02-24 15:52:18【☆☆☆☆☆】波櫻みく
拝読しました。夏目陽さんと同じく、やはり書きなぐりというか推敲が足らないように思います。もうちょっと情景描写を加えた方が、より良くなると思います。次も頑張って下さい。あと、死なないで下さいね(苦笑)
2004-02-24 20:17:15【★★☆☆☆】星月夜 雪渓
↓わかりませんwww
2004-02-24 22:16:12【☆☆☆☆☆】波櫻みく
計:12点
お手数ですが、作品の感想は旧版でお願いします。