『風 ~真靂録~(未定)』作者:赤幢 千影 / - 創作小説 投稿掲示板『登竜門』
それはある夜のこと。彼女、天野千枝里は謎の男らに追われていた。それを目撃した風間慎太郎は男らを倒していく。だがそれをきっかけに慎太郎と千枝里は斬駁という組織に追いかけられてしまう。かつて、風間家にあった伝説の刀“風魔刀”を託された風間に、希望はあるのか!?また千枝里の犯した罪を風間は知り、逃げようとするが____。二人の間に出来た恋の存在。それが二人の人生を左右する。果たして風間と千枝里の選ぶ道は!?二人の間に起こった、出来事を語る、赤幢地影の恋愛とファンタジーを交えた一作目。
全角1038文字
容量2076 bytes
原稿用紙約2.6枚
~エピローグ~

 「あの女を追え!」
 走っている女の後ろから感じの悪い男達がナイフを片手に追いかけてくる。どこまで行けばいいのかわからずに考えていると、下にある大きい石につっかかり、転んでしまった。
 すぐに体制を整えようと立とうとしたら、体が動かなかった。どうやら足が吊ってしまったらしい。
後ろを振り返ると十人くらいの男達がもう後ろにいた。
「アジトに運べ」
一人の男が指揮をとると、裸体の男が私を縛り、かつがれた。大丈夫__。ふとどこからか声がした。辺りを見回すが誰もいない。そんなことを考えているとアジトに着いてしまった。

 三分前。
男が女を縛りあげた様子を見ていた風間慎太郎は身軽い体を隠し、大丈夫と呟いた。その後奴らを抜かして、先にアジトに入った。
 「帰ってきたか、龍様」
 どうやら俺をその龍様という奴と間違えてるらしい。俺は咄嗟に、
 「まだ、生きる希望のある人間を無駄に殺して、何が楽しいんだ?俺はそんな奴らを絶対に赦すものか。この風魔刀で貴様らを斬り人の大切さを教えてやろう」
「だ、誰だお前は。龍様ではないのか?不法侵入だ、お前らコイツを斬ってしまえ!」
「承知!!!」
男らの数は百人前後。あの男らが来るまでには片付けなければならない。だが、どうやったら…。考えてる暇もなく、刀を抜いた。その後、俺は地面を蹴り、刀を上に向けた。
「神よ、我に力を。悪人どもを片付ける為の力を我に!」
と言うと刀に光が宿り、それを持ったまま、下に降りる。覆面の男ら二十数名を斬り、次々に斬る。最後に一番最初に龍様と言い勘違いをしていた奴と刀を交えた。その戦いに勝利し、刀を納めた。

「な、何だコレは!?虎、何があった?」
 と、虎と呼ばれた男に声をかける。その時、近くで声がした。
「無理ですよ、龍様。もうコイツらの息の根止まってますんで」
「誰だ!?」
と龍は声を荒げる。すると、カタッと音がしてタンスの中から黒い影が出てくる。
「こんばんは、龍様。この度は弱い組織様と戦わせていただき、誠にありがとうございます。どうか、もう少し強い相手をご用意してくださいませ」
龍は黙って聞いていたが堪忍袋が切れた。
「茶番は寄せ。俺を誰だかわかっているのか?斬駁の少閣の隊長だ。楯突くな!」
「少閣か。確か、斬駁で一番弱いんだよね?嘘っぽいなぁ、本当に斬駁の組織?」
「俺を殺してみな、そうすりゃわかるさ」
「じゃ、行くよ」
2014-07-26 11:13:25公開 / 作者:赤幢 千影
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■作者からのメッセージ
皆さん、こんにちは。
あかはたちかげと申します。この小説を作ることになったきっかけは恋愛とファンタジーの交えた小説を作りたいと思ったからです。まだ作り始めたばかりですがよろしくお願いします。
この作品に対する感想 - 昇順
はじめまして。作品読ませていただきました。
恐らく、まだ小説を書き始めたばかりなのかな、と思われるので、まずは利用規約や禁則処理を読んで勉強していただければと思います。
ですので、細かい点についての指摘はやめておこうと思うのですが、一点だけお伝えしておくと「エピローグ」って「終章」のことですよ。一行目を読んで「いきなり終わりかよ」とずっこけそうになりました。冒頭であれば「プロローグ」ですので、間違えないようにしてくださいね。
2014-07-27 10:14:22【☆☆☆☆☆】天野橋立
計:0点
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