『夏祭り』作者:まりか / - 創作小説 投稿掲示板『登竜門』
ヒロともとこ。高校二年生で、幼馴染。どこに行くにも一緒……というよりは、気の強いもとこに振り回されるヒロ。はたから見れば、年頃の男女には珍しく未だに仲の良い幼馴染。本人たちもそう思っていたけれど、男女の友情というものの境界線はあいまいなものです。そんな二人のお話。
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原稿用紙約15.32枚

 男女間でも、友情は成立するのか。それが小さなころから一緒という、幼馴染だったのならなおさらだ。簡単なようで難しくて、俺にはよくわからなかったし、特別意識したこともなかった。

「夏休みっつったら祭りでしょ?」
 夏休みも中盤の、晴れた日の昼下がり。特に予定もないので家でぐうたらしていたら、不意に家のチャイムが鳴った。生憎家族は皆出掛けていていないので、面倒くさいながらも玄関へ行くと、扉を開けた瞬間見慣れた幼馴染の顔。だけどいつもと少し違うのが、いつもは緩やかに下ろしている長い黒髪が涼しげなお団子ヘアになっていて、おまけにいつもより少しだけ化粧が濃いということ。何もしなくても整っている顔がピンクの頬や光るまぶたによって更にぱっと輝いていて、思わず幼馴染ながらも「綺麗だなぁ」なんて思いつつも、何故かその顔がやけに嬉しそうににこにこしているのを見て、「あーなんか面倒くさそうな予感」と思ったら想像通り。来客者のその言葉に俺は全てを察してしまった。
「……もとこ。……つまり、祭り行きたいってこと?」
 そう問いかけると、「そう!」と威勢の良い返事。その返事を聞いて、おもわず「あぁもう、面倒くさいなぁ」と溜め息を漏らしてしまった。いや、別に祭り自体はいいんだけど。だって俺だって賑やかなことは好きだし、彼女の機嫌が良いのも良いことだ。だから、祭りは良いんだよ、全然。
 でもじゃあ何が面倒くさいのかっていうと、さ。それがね、ぶっちゃけ祭り会場なわけですよ。俺の家から自転車でたっぷり30分強っていうところに、会場の神社があるわけでして。そうなれば、もう答えは出ているわけでして。
「……俺に、自転車をこげということでしょうか」
「察しが良いわね。その通りよー」
 ガクリと肩を落として項垂れると、もとこは「頑張ってね、自転車」なんて具合に俺を自転車呼ばわり。イヤお前もチャリ持ってるんだからさ、自分ので来いよ。なんでわざわざ俺の後ろに乗るんだよ。なんて頭の中では思うけれど、そんなコトを彼女に聞いたところで「そんなの面倒くさいからに決まってるでしょう」という身も蓋もない、もしくは史上最強にわがままな返答が返ってくるのは目に見えているので、俺は黙って言葉を飲むばかり。
 それでも断れない辺り、俺は本当にコイツに甘いと思う。こんなこと本人には絶対に言わないけれど、何だかんだでいくつになってもこの我儘な妹のような幼馴染が可愛くて仕方がないのだ。
「で、ねぇヒロ。今日はお祭りでしょう? 私も髪型とかお祭り仕様だから、あんたもね」
「は? なに? おれもって、俺も髪結ぶの?」
「……あんた、バカ? 甚平とか、浴衣とかあるでしょう?着てきてね」
「俺だけそんなん着るの!? お前私服なのに?」
「そう。はい、じゃあ行ってらっしゃい」
 背中を押され、「いやいやそりゃないだろう」と反論したが、彼女は相も変わらずニコニコ笑うばかり。いやお前、そりゃないよ。男と女で祭りに行って、女の子だけが浴衣姿ならば可愛いし、よく見かける姿だけど、その逆ってどうなの? 世間じゃどう見られるの? しかもなんだって幼馴染との祭りで甚平だの浴衣だのを着なけりゃいけないんだ。……いや、浴衣は絶対着ないぞ。一応持ってはいるけれど。
 そんな不満を頭の中で唱えてみるも、結局これから自分がもとこの言うとおり甚平にそでを通すのはわかりきっていたので、諦めて二階の自室へと上って行った。
「はいよーおまたせー」
 そう言いながら階段を下りると、暑いのか廊下にベタリと仰向かになって寝転がったもとこの姿。寝転がっているせいで白いTシャツから華奢な鎖骨や控え目な胸元が覗いていて、更にめくれたシャツから腹まで見えていて、なんだか恥ずかしい気持ちになる。無防備なその姿に、「いくら小さいころから一緒とは言え、俺も男なんだけどなぁ」と思わず頭をかいてしまったけれど、まぁ良いもの見たってことで納得しよう。
 にしても、コイツこんな状態で祭りなんか行けるのかなぁ? って心配しながら見てたら、急にガバッと起きあがって振り返ってきたから、驚いて思わず身構えてしまった。
「ヒロ。それ、新しい甚平じゃない?」
「え? うん、そうだけど。よくわかったね」
「ん、だって去年灰色だった。でもそっちの方が似合ってる」
 そう言って俺の紺色の甚平を指さして、何故だかもとこは嬉しそうにクスクス笑った。……本当に、今日は楽しそうだ。いつもは仏頂面で俺に命令するばかりのくせに。だけどそれ以上にもとこの記憶力の良さに驚きだ。俺なんてぶっちゃけた話、もとこがどんな服装をしていようと、それが新しいものなのか前から来ているものなのか解らないのに。意外なトコで結構見られてんだなーって思ったら、嬉しい反面なんだか恥ずかしくなった。
「…じゃ、いこっか」
「いえす!」
 やけに明るいもとこの声を聞きながら、なんかやっぱりちょっと落ち着かない気持ちになっちゃって。今日は俺ももとこもどっか変だなー夏の暑さに頭やられたのかなーなんて思いながら、気を紛らわすために思いっきり自転車を漕いでみた。そしたら後ろから「ちょ、あぶないでしょバカ!」ってそれでも楽しそうな声が聞こえてきたから、あぁもうダメだ、何か楽しくなってきた! 勢いづいて更にペダルをこぐ足に力をこめたら、「落ちる落ちる!」って後ろから本格的に叫び声が上がったけど、俺は構わずに全速力で自転車をこぎ続けた。
「バカヒロ! おちるかと思ったでしょバカ!」
 神社について自転車から下りた瞬間、ぜえぜえと息を荒げたもとこに怒鳴られた。きちんとセットしていたお団子がわずかにくずれている。それでも楽しくて「ごめんごめん」と笑いながら謝ると、「笑ってんじゃないわよ!」と更に怒られて可笑しくてまた笑ってしまった。何が楽しいんだと問われたけれど、何が楽しいのかなんてぶっちゃけ解らない。ただ単に、もとことこうして過ごすことがとても愛おしいもののように感じられた。
 おかしいな、とは思う。だって俺たちは男と女で、幼馴染だ。しかももう高校2年生。おかしいな、おかしいよな。だけどこんな時間が愛おしいと思う。
「ホラ、機嫌直して! レッツお祭り騒ぎ!!」
「なによー、バカみたい、子供みたい」
「なんだよそれ、もとここそさっきまでニッコニコ笑ってたくせに」
「そりゃあね、誰かさんが激チャリするまで楽しかったわよ」
「今も楽しいくせに!」
「うるさーい!」
 そんな憎まれ口をたたき合いながらも、ちゃっかりお互い同じ歩幅で隣を歩いて。どうしてこんなにも、コイツといる時間は全てが大切に思えてくるのだろうと不思議に思った。ただの幼馴染が、友人より大切に思えるなんて。だけどもし、もとこもこう思っていてくれたなら、なんだかむず痒いような気もするけど嬉しいね。
「祭りって言えばやーっぱ女の子の浴衣だねー」
 すれ違った浴衣姿の女の子が可愛かったからそう言ったら、「へんたい」と渋い顔をされた。でもそんなもとこも斜め前を歩くす方姿の女の子たちをじっと見つめていたから、「なんでお前浴衣着なかったの?」と問いかけた。すると一瞬考えるように息をつめてから、「だっておかしいでしょ。」と呟かれて。「なにが?」と一瞬思ったけれど、すぐにはっとして言葉をつぐんでしまった。
 ……そう、おかしいのだ。浴衣だけじゃない、こうして夏祭りを二人で歩いていること自体が。なにもかもが、おかしいのだ。だって俺たちは、恋人じゃない。生まれたころから一緒にいて、毎日一緒に登校して、たまにこうしてどこかへ出かけて。だけど、そう。恋人じゃないのだ。なぜ? わからない。俺もお前も、確かにお互いを大事にしているのに、恋人では決してない。
 ……なぜ? 俺たちは、どうしてこうやって、毎日毎日顔を見合わせては笑っているんだろう。
「あ、わたあめ。やっぱ祭りの醍醐味だよなーもとこ。………ん?」
 悶々と普段全く意識していなかったことを考え続けていると、不意にいくつもの出店の中に綿あめ屋を見つけて、一人気を紛らわせるように笑った。あの甘いだけの食べ物を食べたら、こんな考えもどうでもよくなるんじゃないだろうか、って。だけど顔を上げて隣を見て目を見開いた。隣にいたはずの彼女がいないのだ。
「……もとこ……?」
 呆然と辺りを見渡すも、どこにももとこの姿はいなくって。お祭りだから沢山のお団子頭の女の子は居るけれど、どれも見慣れた彼女の姿ではない。間違えたりもしない。 そこまで考えて、ようやくはぐれてしまったのだと気がついた。いったいいつのまに?ついさっきまで話していたじゃないか。それなのに、それなのに……。いやいやいや、ていうか、この広い祭り会場の中ではぐれるだなんて大変だ。俺は男だからいいけど、あいつは黙っていればかわいい女の子。そんな子が1人で祭り会場の中を歩いているだなんて、悪い男にでも目をつけられたら大変じゃあないか。どうしよう、どうしよう、早く見つけてあげなければ。
 だって、それじゃないととても心配だ。いいや、でも、それだけじゃない。だって早く見つけないと、
「……俺がさびしいだろう……」
 ポツリとつぶやいた声はすぐさま祭りの喧騒にもみ消されてなかったことになってしまった。行きかう人の波が激しくて、めまいがしそうになる。焦りながらも「なんでだろう」そう思う。賑やかな祭り会場は一人でも十分楽しめそうなほど魅力にあふれ輝いているのに。でもそれじゃあやっぱりダメなんだ。だって、こんなこと言いたくないけれど、あいつといるから楽しいんだ。なのに、なんだよこれ。肝心なもとこが見あたらない。女の子の浴衣も、わたあめも、たこやきも、全部全部アイツがいるから盛り上がるんだ。何でだって? 友達だから。幼馴染だから。妹みたいだから。もとこだから?
「……どこいったんだよーう」
 華やかに輝いて見えた祭り会場は一瞬にして色あせたものになって、可愛い浴衣姿の女の子もただ遠い世界の別の生き物のように見えてきて。もとこと一緒に見ないものって、何だかとても味気ないもののように感じられてきた。でも、なんだそれ。これ、変じゃないか? アイツはいつも好きかってやって、好きなように俺に甘えて、俺はそれを見て呆れながらも笑う。「まったくしょうがないヤツだなぁ。俺は本当、コイツの兄みたいじゃないか」なんて思って溜息をつきつつ、もとこが本当に妹みたいに見えて可愛くてたまらなくなるのに。そのハズなのに。今この状況からしてみたら、まるで俺が姉から離れた弟みたいじゃないか。
 それだけじゃない。普段見えていなかった心のうちすべてがさらけ出されたようだ。アイツがいなければ寂しいだなんて、いつもいいように使われている俺なのに。ひょっとして俺ドМ? あいつ女王様? いやいやいや、こんなときに何俺バカみたいなこと考えてるんろう。だけど、あぁいやだ、モヤモヤがおさまらない。なんだこれ。でもやっぱり確かなことは、自分が迷子の子供みたいに寂しがっているってこと。ていうかほんと、なんでアイツいないの? どこ行ったんですかもとこちゃーん。迷子のもとこちゃん。え、なに、迷子は俺?いやいやいや、そんなの認めたくないっす。
「コラッ、迷子のヒロくん!一人で何ボーッとつったってるんですかー」
 と思っていたら急に肩を叩かれて、ビックリして振り返ったら両手にかき氷を持ったもとこの姿。あぁ、そうだよ。お前だよ、お前のこと探していたんだ。迷子のもとこちゃん。なのに、おい。何お前かき氷持ちながらニコニコしちゃってるの?
「バカもとこ! 迷子はお前だろーっなんだよ勝手に居なくなって!」
「ふふッ、ごめんね。だって、ホラ。祭りって言ったらかき氷でしょ? で買いに行ったら、アンタ居なくて。 悪いことしたなぁって思ったから、ヒロのぶんも買ってきたのよ。ホラ、ブルーハワイ」
 しばらく呆然としたのちにハッとして声を荒げると、彼女はさほど悪びれた様子もなく笑った。だけどそんな彼女を見て、ひどく安心した自分がいた。いいや、安心しただけじゃない。もっともっと別の、今までさほど考えたこともないような感情が胸の中を満たしていった。だけど咄嗟に気づかないふりをした。 
「……そりゃどーも。でも俺、そっちの小倉練乳のほうが食べたいんだけど」
「えっ、やーよ。こっちのほうが高いもの」
「……けちんぼ」
「……一口ならあげるわ」
 そう言って一口分くれたけど(むしろ口の中に強制的に突っ込まれた)、流石けちんぼ。肝心の練乳がのってないとこよこしやがって。小豆の味しかしない。ちょっとだけムカついたから、「そっちもちょうだい」っていうもとこに対してシロップのかかってない氷の部分だけあげたら「ばかやろう」って殴られた。痛いっつの。でも何でだろうね、急に楽しくなったよ。お前のおかげかな。嬉しい、なんて、バカみたいだよな。
 それに、おかしいんだよ。今まで同じ箸やスプーンで食べ物を食べあうなんて毎日のようにしていたのに、今は少しドキドキしている。なんで、だって? あぁ、もう、わかってはいるんだ。すべての答えがもう解ってしまったんだよ。だけど、だけど、もうすこし。
「……それよりわたあめだよ。お祭りっていえばさ」
「えー……あれベタベタするから嫌いよ」
「美味しいじゃん、砂糖のカタマリって感じでさー」
「糖尿病になっても知らないわよ。……あぁでも、」

――ヒロが好きなら、別に文句は言わないわ。――

 なんてことを、目の前の小悪魔ははにかんだように笑いながら言うものだから。
あぁもう、お前って、お前って……。本当になんでこうも、俺をいろんな感情の渦にぶちこむんだろうね。本当、かなわないよ。やっぱり今日は俺ももとこもどっかちょっと変だ(大体もとこが人に物を奢るわけ無いんだ)だけどそのちょっと変わった姿にも、堪らないほどの愛おしさを感じたりしてさ。
 でもいいよ、今は深いことなんて考えちゃダメだ。なんてったって祭りなんだから。ドンチャンばかみたいに騒いで、食って、喋って、とにかく楽しもうか、もとこ。

 そうして今日の醍醐味でもある花火が上がる夜までには、俺は自分の気持ちに整理をつけて向き合って、長年抱いていたであろうお前への気持ちにちゃんとした名前をつけようと思うよ。夜空に咲いた花と俺を見て、お前はきっと「くさい演出」だなんて白けたことを言うのだろうけれど、そんなところも含めてお前に送りたい言葉があるって、ようやく気がついたんだから。

なぁ、もとこ。今日で幼馴染を卒業しようと思うんだけど、おまえはどう思う?

2009-10-16 18:13:58公開 / 作者:まりか
■この作品の著作権はまりかさんにあります。無断転載は禁止です。
■作者からのメッセージ
こんな夏休みを過ごしたかったという、かわいそうな願望が生んだ作品です。至らぬ点がたくさんあると思われますが、管理人はチキンなのでオブラートに包んでご指摘してくださると助かります。
この作品に対する感想 - 昇順
 まず、リアルに感じちゃいました。
 最近同じような体験をしたので、とてもそう思ってしまったのです。おかしいな、と。ちょっと前までは違うと思ってたのに――でも今は、みたいな感じです。きっかけってありますよね。気付いてしまうきっかけ。気付いた時は、「どうして気付いてしまったんだろう」と思ったり、認めたくないものですが、特別な感情が生まれてしまったらもう止まりませんね。いくしかありません。って何言ってるんだ俺は(笑
 色んな記憶が頭に浮かびまくりました。きっと数年後にこの作品を見たら、「ああ、俺もあの時はそんな感じだったな」としみじみとしつつ涙をこぼしてしまうかもしれません。すいません、それくらい気にいってしまいましたw
 このような話の長編を是非拝見したいです。それではっ。
2009-10-16 21:57:23【★★★★☆】湖悠
はじめましてまりか様、姓は有馬、名は頼家と申す、ケチな野郎です。
作品読ませていただきました!非常に安心して読める作品ですね^^
昔からよく夏祭りにも二人一緒に出かけるのに、まったく(?)進まない二人の微妙な関係……これからの二人の関係がどう発展するのか気になる所です。
非常に文章も丁寧に書かれていて、大変勉強に為る作品でございました!が、欲を言わせていただけるならば、もっと既存の展開に無い、主人公&ヒロイン二人関係性も見てみたかったな〜……などとも思いました^^;非常に安定した文章ですので、最初の変化球で更にパワーのある作品になるかもしれなぁいと感じました。
ですが、それはあくまで私の意見。まりか様はまりか様の信じる道を突き進んでください!
では、次回更新&次回作も心よりお待ちしております!!
             頼家
2009-10-16 21:59:19【☆☆☆☆☆】有馬 頼家
初めまして、鋏屋と申します。作品を読ませていただきました。
ちょうどいい感じとボリュームでよかったと思います。夏休みの1ページ、幼なじみから恋人同士になるというのはベタと言えばベタですが、良くまとまってた気がします。
少し台詞が軽いかな?って思いもしましたが、一人称の表現がそれを上手く補っていて、それもこの作品の味なのかもしれませんね。
次回作もお待ちしております。
鋏屋でした。
2009-10-16 22:26:13【☆☆☆☆☆】鋏屋
拝読しました。初めまして。水芭蕉猫です。にゃあ。非常に羨ましいです(おい)でも私は他人と居るのが苦手なので、たとえ幼馴染だとしても相当なことがない限り一緒に出かけたりはしないだろうので、やっぱり夢物語か……orzという独り言はさておいて、さらりと読めてしまうこの安定感と読みやすさ。素敵だと思います。それから、ベタといえば確かにベタなのですが、なんだろうこの胸にこみ上げる甘酸っぱさと一抹の寂しさは……あぁ、何か久しぶりに純粋なものに触れたような、そんな気分になりました。
初心に帰れる。そんな作品をありがとうございました。
2009-10-16 23:18:16【☆☆☆☆☆】水芭蕉猫
こんにちは! 羽堕です♪
 綺麗にまとまっていて、読みやすかったです。二人の気持ちも互いに分かっているけど、踏み出せない様なじれったさみたいのと、自分の気持ちに思わず気づく主人公など良かったです。こういったストレートな感じのも好きですが、もう少し何か変化があっても良かったかなとも思います。
であ次回作を楽しみにしています♪
2009-10-17 10:07:25【☆☆☆☆☆】羽堕
>湖悠さま
はじめまして、今日は、まりかです。とっても嬉しいご感想をどうもありがとうございました^^小説と同じような体験をなさっただなんて、うらやましい限りです!私の夏は、ただ友達と遊び狂ったりバイトをしたりと、甘酸っぱさとは少しかけ離れたものだったので……笑
友情から愛情に変わる瞬間というものを言葉に表すのは難しいのですが、だけど漠然と「あ、好きになってしまった」と思う瞬間ってありますよね!そしてそれが仲が良ければよいほど、認めるのも大変になってくるのかなぁと。そんなことを思いながら書いたのですが、伝わるものが一つでもあったのならうれしいです^^ありがとうございました!

>有馬 頼家さま
はじめましてこんにちは、まりかです!ご丁寧に自己紹介もありがとうございました、よろしくおねがいします^^
そしてそして、あわぁ、たくさんほめていただいて、恐縮です。幼馴染というものへのあこがれから生まれた作品といっても過言ではないのですが、お気に召されたならこの上ない喜びです笑
ですが、有馬さんの言う通り、もう少し二人の日常から書き表せればよかったなぁと思いました。なんだか背景が少なくて、「シリーズの一本」みたいな雰囲気になってしまった感は私自身否めませんでした……。短編というのは難しいですね!次回はもう少し煮詰めた作品を書きたいです。
ありがとうございました!


>鋏屋さま
こんにちは、はじめましてまりかです^^読んでくださってありがとうございました!「ちょうどいい」と言っていただける作品になっていたのなら、とても嬉しいです。短編となるとどうにもペース配分的なものが難しくて、内容が酸かったり詰め込みすぎたりしてしまうので……。
そしてそして、確かに台詞が軽いですよね。私の作品を書く上での癖といってもいいかもしれません。一人称も軽くなりがちなので、これからは書く内容によって調節したいなぁと思いました。
ありがとうございました^^

>水芭蕉猫さま
こんにちは、はじめましてまりかです^^ご感想どうもありがとうございます。ほんとにもう、私自身も思わず「こいつらうらやましいなぁ…」と思いながらこの作品を書いていました笑
カップルになる前の二人が行くお祭りって、きっと甘酸っぱさの塊なのでしょうね!私にとっても夢物語なので、本当に妄想でできたような作品です笑
甘酸っぱさだけでもうれしいのに、一抹の寂しさまで感じてくださったなんて、もう本当にうれしくて涙で前が見えません。ありがとうございます^^これからもちまりちまりと頑張ろうと思いますので、よろしくお願いします。

>羽堕さま
こんにちは、はじめましてまりかです^^うわぁうわぁ、おほめの言葉をありがとうございました!短編というのは逆にダラダラ書いてしまったり、なかなかきれいに終われなくて歯がゆい思いをすることも多いのですが、そう言っていただけると嬉しいです。
でも私自身、ストレートに話が進みすぎたかなぁ……とも思いました。もう少し寄り道してみたり、変化があっても良かったかもしれませんね。これからは意識してみたいと思います^^
ありがとうございました!
2009-10-18 08:28:19【☆☆☆☆☆】まりか

 初めまして!読んでいてきゅんとしてしまいました!
 これは理想の恋です誰もが夢見る恋愛ですよ!
 あの終わり方は非常に好きです、まだふわふわした気分がします。
 今まで読んだ恋愛小説で一番よかったです。
 またこんな感じの恋愛小説を書いたら絶対に読みます。
2009-10-24 15:47:20【☆☆☆☆☆】紫音
作品を読ませていただきました。読んで最初に感じたのは可愛いなぁという感情です。もどかしいような二人の関係が伝わってきてよかったです。久しぶりに正統派の恋愛小説を読んだ感じです。欲をいえば二人の過去の思い出なんかも添えていただけると、より二人の気持ちに同期できたと思います。では、次回作品を期待しています。
2009-11-01 15:55:54【☆☆☆☆☆】甘木
計:4点
お手数ですが、作品の感想は旧版でお願いします。