『ガウルフ』作者:どぶろっく / ِE - 創作小説 投稿掲示板『登竜門』
愛してはいけない種族のガウルフその種族のルドルフそんなところに現れた一人の少女とまだ見ぬ仲間達の旅路
全角1157.5文字
容量2315 bytes
原稿用紙約2.89枚
ガウルフ、人を愛してはいけない種族

何故かと言うと

愛したものの全てを欲してしまい、殺してしまう

なので、愛することは最大の禁忌とされている





「ぐあああああああ」
一人の男が、地面を滑るように吹き飛ばされている
「その程度か」
そう、呟いたのはガウルフの種族の…ルドルフ
髪は青色で背は170くらいだろう
結構痩せており、顔の堀は浅く、以外に優しそうな顔をしている
ルドルフは、金を取り、去って行く
どうやら、賭け剣道をしたようだ
賭け剣道とは、金を賭けて剣道をするというものだ

「サイフも実力もだめなやつだ」
サイフには5十両=500円だった
一両=10円
「あの」
声が聞こえたので、ルドルフは振り返る
「ん」
「あなた、ルドルフって言うんだよね?」
「何故知ってる」
「有名だよ、巷で」
「…」
ルドルフは何も言わず立ち去ろうとする
「ちょっとまって!あなたに用があるの」
ふと、ルドルフは立ち止まる
「私は、レジーナって言うの」
すると、後ろから黒い服着た男が現れた
「げ、もう追いついてきやがった!」
「…?」
ルドルフは何か全く分からなかった
ただ、レジーナはこの男達に狙われているということが、分かる
ルドルフは黙って剣を抜く
「お、お前もヤル気か?やめとけやめとけ、お前如き俺がかんた…」
そう、黒い服着た男が腹を見ると
血だらけ…大きな切り傷が
「な、何だ…と」
バタリ、と倒れるとその男からススーッと砂のような物が現れた
「つ、強いの…ね」
「こいつら、人間ではないのか」
「うん…化物って言っていいかな、それより…」
レジーナは一呼吸してこう言った
「私を聖霊界へ連れてって」
聖霊界…死者の魂が宿るところ
「最近聖霊者の数が減って、足りなくなっているんだ」
聖霊者…死者の魂を天国に返すところ
「だから、お願い…みんなの魂を安心して極楽浄土へ行くために…」
「魂なら、永遠に行き続けるではないか」
「違うの、魂はずっと放置していると、暴発して今のような化物と化すの」
さっきの男を指差して、そう言った
「…ボディガードか」
「うん…初対面だけど、お願い…ッ」
「仕方ねぇ」
すんなり
「ありがとう!」
「で、どこにあるんだ」
「ここからかなり東へ行けば…辿り着くわ」
レジーナは張り切って、行く方向を指差した
そして、レジーナは進みだした
それにルドルフは何も言わず着いていった
…これは俺の大きな仕事になるんではないか
ガウルフはこいつ等を駆逐するのも仕事だ
その種を消すなんて、仕事が減るな、と思った
過酷な戦いとは、知らずに
2009-08-21 23:06:57公開 / 作者:どぶろっく
■この作品の著作権はどぶろっくさんにあります。無断転載は禁止です。
■作者からのメッセージ
こんにちは、どぶろっくです
まだ書きかけて、これから書いていくつもりなので、よろしくお願いします
この作品に対する感想 - 昇順
感想記事の投稿は現在ありません。
お手数ですが、作品の感想は旧版でお願いします。