『春』作者:two / - 創作小説 投稿掲示板『登竜門』
超短編の小説です。
全角495文字
容量990 bytes
原稿用紙約1.24枚
「春」



あれ以来だね
二人っきり‥


夜道を二人で歩く

仕事で
君と再会した

会うのは新宿駅以来だ‥


僕は

中学生に入った
ばかりの春のことを
僕は思い出していた‥




友達と帰り道で
別れた


僕たちは
話題もなく黙々と
歩いていた

君に

話そっかと
声をかけたとき

君は僕の手を握った


君はうつ向く


今日の授業のクラス内発表

かっこよかった



ねえ好きな人いる?





私はね、いま手をつないでいる人

君は笑った


初めて別れた中学
卒業の夜

私は泣いた

高校生になって
再会した高校2年の夏
心がときめいた

お互い高校を
卒業して
偶然出会った新宿駅

愛してた


切れ長の君の目に
涙が溢れている
でも

君は
まっすぐに
僕を見つめている


夜道

僕は彼女を抱きしめ
キスをした

僕も愛してた‥


ねえ手をつなごう‥
2009-07-27 16:22:45公開 / 作者:two
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■作者からのメッセージ
彼女はその後、そのまま彼と抱き合い。永遠に離したくないと語りました。
この作品に対する感想 - 昇順
[簡易感想]短すぎです。短すぎっ!
2009-07-28 11:24:53【☆☆☆☆☆】紫静馬
作品を読ませていただきました。これは詩に分類されるんじゃないかなぁ。歌詞を読んでいる印象を受けました。
2009-08-02 22:21:27【☆☆☆☆☆】甘木
[簡易感想]
2009-08-15 15:18:39【☆☆☆☆☆】匿名(無記名)
計:0点
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