『学校!改革!』作者:ひかる / - 創作小説 投稿掲示板『登竜門』
平等なんてこの世にはないかもしれない。でも同じ世代なら平等だって一つや二つはあると思う。いじめや奴隷なんて平等じゃない。誰かを苦しめて優位にたつだけ。それじゃむなしくないですか?
全角2142文字
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原稿用紙約5.36枚
「あらあら、まだこんな時間よ?もう行くの?」
お母さんが心配そうにアタシに問い掛ける。
「いいよ!全然へーき!」
そう言ってアタシは引っ越し祝いに貰った新品のローファーを履いて飛び出した。

「今日からここに入るのかぁ…!!」
期待と不安を胸にアタシは校舎を見上げた。
まだ人は誰も来ていないらしい。
「人が来てないのは当たり前か!9時までに登校すればいいのを、7時半だなんてなぁ!!」
アタシは独り言を言い、笑いながら校舎へと入っていった。

校舎の中に入ったアタシは、事務室の前に置いてあった学校のパンフレットの中の地図を見ながら職員室へ向かっていた。
「アタシ頭悪いからこういうの苦手なんだよなぁ…」
先生らしき人がこちらへ向かってきた。
「あの!!」
アタシはビクビクしながらも話し掛けた。
しかし先生らしき人はスルー。
アタシの顔を見ても顔色一つ変えず歩いていってしまった。
「何なんだ?この学校…?」
不思議に思いながらも地図を片手にアタシは歩を進めた。

「やっとたどり着いた!!職員室!!」
10分後ようやく職員室へたどり着いたアタシは職員室のドアをノックした。
コンコン
「失礼します…」
アタシが入ると先生達はアタシを睨んできた…。
アタシはそれに負けずに教頭先生に転入届を出した。
「あの、教頭先生でいらっしゃいますか?これ、転入届なんです。」
アタシをじろじろ見ながらも受け取ってくれた。
「あなたは1年B組です。」
冷たくそう言い放っていかにもアタシに「出てけ」というように、目で物をいわれた。
不信感を抱きながらも職員室に出たアタシは自分の教室、1年B組を探しに地図を片手にまた歩を進めた。

「着いた!」
今度は、すんなり教室へ着いた。
がやっぱり誰もいなかった。
やっぱ転入生のアタシがいきなり椅子に座ってたら引いてしまうよな…と思ったため廊下に出た。

キーンコーンカーンコーン
チャイムが鳴る。
それと同時にいろんな人が教室へ入っていった。
ホームルームの時間、アタシは冷たい言い方での紹介、冷たい視線の中での自己紹介をした。
今日はいい天気なのに、ここの教室だけとても寒い感じがした。
休み時間はアタシ一人だけ残して遊びに行ってしまい、前の学校での休み時間とどうしても比べてしまう。
こんなに一人って寂しいんだなぁ…と感じてたとき
「ねぇ…」
と話し掛けられた。
後ろを向くとそこにはどこか寂しげな顔をしている女の子が一人いた。
「どうしたの?」
とアタシが聞くとその女の子は
「ここの学校には来ない方がいいよ。そっちの方が身のため…」
「おい!美和子!!」
その女の子を脅すような声で誰かがその女の子の名前を呼んだ。
女の子はビクビクしている。無理やり連れて行こうとするがその女の子も反抗して机の脚につかまっていやいやと首を振る。
「やめなよ。いやがってるじゃん。」
アタシが声を掛けたが無視をして女の子を捕らえようとしている。
「やめろっていってるじゃん!!」
アタシが大きな声を張り上げるとようやくアタシの方を向いた。
「こいつはな、アタシの奴隷なんだよ。こいつの弱み握ってるからそれをばらすまで一生ね。だから邪魔すんなよ。」
その時クラスの人たちが帰ってきた。
そして女の子を捕らえようとしてた女の子がクラスの人たちに問い掛けるように言った。
「なぁ!美和子ってさ、アタシの奴隷だよな!使い物になんねーけど!!」
そういうといっせいにその捕らえようとしていた女の子の方を向いた。
「そうだよ。あんたの奴隷でしょ?美和子は。」
クラスの女子代表者みたいな女の子が言った。
「ちょっと!!おかしいんじゃないの?!」
アタシはとうとうキレてでかい声を張り上げてそう言った。
「まだあんたはここ(学校)に来たばっかりのくせに偉そうなこと言うなよ。」
代表者の女の子が睨みながら言った。
「来たばっかりずっといたカンケーねえよ!!みんな平等なんだよ!!」
「そんな奇麗事なんてない!!」
「そんなことねえよ!!みんな平等に生きてるんだよ!!誰かの下っ端だなんて同じ学年の中にあるかよ!!」
「あるわよ。」
言い争いが終わって代表者の女の子が捕らえられようとしている女の子を指さした。
「あいつが下っ端。この学校の。この世界の。」
アタシの唇が震えた。
あの苦しめられてる女の子の気持ちがなぜか伝わってきた。
アタシは一筋の涙を流した。
苦しめられてる女の子の足や腕を見てみると傷だらけで、毎日あういう風にいじめられてることを目で確かめてると、確かにアタシは綺麗事しか言ってなかった気がした。
でもそういうことは決してしてはいけないこととアタシは分かっていたから、一緒にいじめる気もないし、いじめをとめないわけでもない。
綺麗事だけ並べて解決しようじゃなくて奥深くまで入っていって解決していこう。そうアタシは決心した。

平等な世界がこの世に現れるまで、アタシは戦い続けてゆく。

2009-02-06 23:18:55公開 / 作者:ひかる
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■作者からのメッセージ
あたしは使われてる方なんで勇気をもって解決できたらいいな…と思って書きました。
この作品に対する感想 - 昇順
こんにちは!読ませて頂きました♪
ほぼ一行ごとに空白行がはいってて読み難かったです。不要な空白行に感じます。この掛け合いのような形の文章で笑いを取るのは難しいだろうなと思いました。あと話の展開も早い気がします。コンビ名は何にするのかなぁと思ったりしましたwもう一つ必読【利用規約】の中にある『小説の書き方(正規表現)の[必ず守って欲しい事の欄]』を見て修正すべき所は修正した方がいいです。
では続きも期待しています♪
2009-02-01 09:41:44【☆☆☆☆☆】羽堕
 こんにちは。はじめまして。

 うーん、言いにくいんだけど、これはやっぱり、このままでは小説とは言いにくいですよね。舞台やテレビで演じる漫才の場合、芸人さんがしゃべるときのリズムやタイミングがあるから面白くなるんだと思います。どんなに面白いネタでも、そのまま文字にしてしまうとあまり面白くなくなってしまいます。たぶん、ひかるさんの頭の中には、二人がしゃべってるリズムやタイミングのイメージがはっきりとあるんでしょうけど……。
 小説の面白さと、漫才の面白さは、またちょっとちがうものだと思うんです。
 それから、「乗りツッコミ」の意味がちょっとちがうと思います。それは普通のツッコミですね。いったん相手のペースに乗っておいてから、我に返ってツッコミ直すのがノリツッコミです。

「聞くのは当たり前やろ! だって俺らコンビやねんから」
「そうそう、彼とは養成所の同期で、今年で結成八年目になるんですよ……って、誰がよ! 今初めて会ったとこでしょ!」
 ↑こういうのがノリツッコミです。この例はあんまり面白くないですけど。

 それからもうひとつ申しますと、関西弁と関東弁がごちゃまぜになっている感じがして、純関西人種の僕としてはちょっと変な感じがしました。ひかるさんがどちらのご出身なのかは分からないけど、もし関西の方でないのならば、「漫才=関西弁」というイメージは忘れて、標準語(あるいはお住まいの地方の方言)に統一してしまったほうがいいと思いました。

 いろいろとうるさいことを申しましたが、漫才をテーマにした小説というのは読んでみたいので、二人の出会いのいきさつとか、近付いていく過程などをもう少しリアルに丁寧に書きなおしてみられてはいかがでしょうか? もちろん、羽堕さんがおっしゃった規定も確認してみてくださいね。
 それでは、失礼しました。
2009-02-01 17:34:40【☆☆☆☆☆】中村ケイタロウ
作品を読ませていただきました。漫才はセリフの芸だけど、実際は身振りや表情も多用していますよね。セリフと動作が一体化することによって面白味が増幅されているはずです。でも、この作品ではセリフばかりに重点を置きすぎ動作部分、つまり文章で言えば地の文をおざなりにしていた感がありました。もっと地の文も多くして漫才として完成させて欲しかったです。では、次回作品を期待しています。
2009-02-04 01:03:28【☆☆☆☆☆】甘木
みなさんホントにありがとうございます!

アドバイスを有難く受け取りたいと思います!
2009-02-06 22:30:03【☆☆☆☆☆】ひかる
こんにちは!読ませて頂きました♪
もし「読みきり」「新連載」ならば新規投稿の方がいいと思います。連載の続きや修正、改稿の時に編集は使うので。物語は、ここまであからさまな学校とかあったら私も嫌だなというか、自分の事くらい自分でし欲しいと思いました。でもここまでだと物語の冒頭部分?だと思うので、まだ分からないという感じです。細かいのですが、’…’’!、?’の使い方と文頭の1字字下げが出来てませんでした。
では続き?もしくは次回作も期待しています♪
2009-02-07 10:10:16【☆☆☆☆☆】羽堕
はじめまして、泡球と申します。
文章の書き方はもう少し規約を読んで頑張って下さい。他の方に既に言われていてくどいと思うかも知れませんが……。
作者様の心の中の理想がとても強く出ていると思います。実際にこんな風に行動できたら、もしくはこんなヒーローが現れてくれたら……という感じでしょうか。
「現実味が無いかな?」とも思いましたが、強い思いの込められた印象的な作品でした^^
2009-02-08 18:34:40【☆☆☆☆☆】泡球
計:0点
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