こんにちは。はじめまして。
よかったです。こういう雰囲気はとても好きです。男性の立場から言うと、こういう女の子に心をひかれるとあとで大変なんですよね。自分自身が弱い男の子ほどこういう女の子を好きになってしまって、共倒れになっちゃったりするんだよなあ、なんて、考えてしまいました。
これは半分以上冗談ですけど、「文学の道で小説家を目指してます」なんて真剣な眼で言う女の子を好きになっちゃったりした男はもう大変ですよ。(ごめんなさい。失礼しました)
たいへん僭越なのですが、気になったところをふたつみっつ。
ちょっと疑問に思ったのですが、聖が最後にこういう決断をする必要があったのかな。そこまで出口の無い状況だったのでしょうか。「僕」もいるのに。
「僕」がわりと安定した少年に見えるせいか、そんなふうに感じました。彼女の苦しみによって、「僕」がもっと掻き乱されているところが描写されていたほうが、結末が納得できたのではないかという気がします。この雰囲気を損ねてしまうかもしれませんが……。
それから、「蝶は心理学で自由を象徴する」という話題が作中に出てくるのは全然かまわないのですが、作者ご自身があとがきでそうおっしゃってるのにはちょっと引っかかりました。心理学における象徴って、(作中で「僕」が言うとおり)やはりそんなに単純なものじゃないと思うのです。「文学の道」とおっしゃるからには、まともな大学の先生が書いた心理学の本を複数参考になさったほうがいいように思います。ぼくもすごく苦手な分野で、全然人のことは言えないんですけどね。(しかし、これは作品への感想じゃないですね)
最後に、
>それは世間様で言われるに足る普遍的な、何らぬきんでることのない付き合いかただった
このセンテンスはちょっとおかしな感じがしたのですが、いかが思われますでしょうか。「世間様」「言われるに足る」「普遍的」「ぬきんでる」の四語がいずれも微妙にずれた意味で使われているように思ったのです。
「世間様」は他の箇所でも使っていらっしゃったので、よく使われる語なのかなとも思いますが。
長々と差し出がましく失礼いたしました。
次回作を楽しみにお待ち申し上げております。
2007-10-28 16:44:54【☆☆☆☆☆】中村ケイタロウ
中村ケイタロウさん、初めまして。読んでくださってありがとうございました。
お見苦しい小説(というか文法)で大変申し訳ないです。
男性の気持ちに関しては私は女なのではっきり分からないのですが、虚無的な女の子には私も惹かれます(別にレズじゃありませんが)。
ただ、男性の方ってきっと聖みたいな女の子に対して「守ってあげたい」感じがするのかなーと、中村さんの文章を読んで思いました。
恋愛小説の域に一歩もふみいってないだけに難しいです。
ご指摘の件、ありがとうございます。
聖が最後に自殺をしたことは、確かに至らぬ点が多々ありました。本当はもっと敏にすがりつく場面を入れたほうがいいのかなともおもったんですが、聖はどこかひとりよがりなところがあるなーとか、あるいは「自由」を強調しまくりたかった私の未熟さゆえの早とちり(書き)かなーとか、色々原因を探ってみましたが、結局「未熟」ということで。申し訳ありません。
心理学の件ですが、私自身まだ勉強の段階に足をつっこんでおらず、大学で哲学科に在籍していた彼氏の言葉を真に受けてしまいました(笑)。
「そんな単純じゃないだろ」と私も当初は思ったんですが、シンプルなものに真理はある、みたいな意味不明な解釈のまま「じゃあそういうことで」とさくっとのみこんでしまっていた私の単純さゆえのミスでした。きちんと勉強します。
なんか言い訳めいてて申し訳ないです;;
>「世間様」「言われるに足る」「普遍的」「ぬきんでる」の四語がいずれも微妙にずれた意味で使われているように思ったのです。
「それは一般的で奇異なところのない、ありきたりな付き合いかただった」というような分かりやすい書き方の方が意味的につうじていたかもしれません。精進します(これすらも間違ってるかも知れませんが)。
きちんと推敲をしていれば気づけた間違いでした。
そもそも一般的な付き合いって、何がいいたかったんでしょう私(汗)。
丁寧なご指摘とご感想、ありがとうございました。
まだまだ未熟な自分の国語力を実感しました。反省し、今後の作品に生かしたいと思います。
作家を目指していると宣言した以上、未成年でクソガキだからといいわけせず(笑)精進していきたいと存じます。
お読み下さりありがとうございました。
2007-10-28 18:14:38【☆☆☆☆☆】みーな
拝読しました。水芭蕉と申します。小学生のころ担任に「アレは死体の上に集まるもんだ」と言われてから蝶を見るたびに背中に軽いぞぞげが走ります。重苦しい空気が良いですね。敏視点でこれに似たような状況におかれたことがあるのですが、あっちこっち言いまくってすがりまくって混乱を巻き起こす子も居る一方で相談もすがり付くこともせず自分だけで決断、決行してしまう聖みたいな子も居るのですね。なので私の場合は別段違和感を持たずに読み進めることができました。
短い感想で申し訳ないですが、なかなかに面白かったです。
2007-10-28 23:07:28【☆☆☆☆☆】水芭蕉猫
水芭蕉猫さん、初めまして。読んで下さりありがとうございます。
蝶が死体に集まるという話は聞いたことがないですが(笑)何か神秘的なものは感じます。
聖にはもうちょっと敏にわんわん泣きついてもよかったかなと後から反省したのですが、違和感を持たれなかった方もいるようで……なんだか不思議です。
とにかく、感想ありがとうございました。今後も日々精進していこうと思います。
>中村ケイタロウさんへ
書き忘れてしまったのですが、「文学の道で小説家を目指しています、と真剣な目で言う女の子を……」とは、もしかしてあとがき文章のおかしさを指摘してくださっていたのでしょうか。
あとから読み返すとなんか変なことに気づきました(汗)
「文学」の道で「小説家」を目指す……っておかしい表現ですよね;;
ようするに、ライトノベルや大衆文学ではなく「純文学」と言いたかっただけなのですが、表記の仕方に語弊がありました。すみません;;
わかりやすいよう修正しておきます。
もし違う意味でのツッコミでしたら失礼しました(汗)。
2007-10-29 00:34:12【☆☆☆☆☆】みーな
ええと、ちょっとお返事を書いてから寝ることにします。
>男性の方ってきっと聖みたいな女の子に対して「守ってあげたい」感じがするのかな
そうかもしれません。そういう場合が多いと思います。
男の子の「守りたい」志向が本能的なものなのか、社会的に作られたジェンダーの要素なのかはぼくには良く分かりませんが、問題は、原始時代でも戦国時代でもない現代においては、別段男性が女性より強いわけじゃないということです。
自分自身の弱さによって悩み苦しんでいる男の子ほど、屈託を抱えた女の子に自分の弱さを投影して「守りたい」(実は、自分自身の弱い魂を「守りたい」くせに)などと思ってしまい、自分の器量を越えた「癒し」を与えようとして、結果的に彼自身が潰れてしまう。そんな傾向があるような気がします。
身の回りの見聞と(小規模な)経験に基づいて、ぼくは前々からそんなことを考えています。
>もしかしてあとがき文章のおかしさを指摘してくださっていたのでしょうか。
ちがいますよ。いくらなんでも、そんな突っ込み方するほど性格悪くないっす(笑)。
「文学」が「純文学」の意味であることは良く分かってます。ぼくが言いたかったのは、上記のこととも重なりますが、「芸術家志望とか文学志望の女の子ってすごく魅力的なことが多いけど、親しく付き合うとすごく大変なことも多いんですよね」という、言葉通りの意味です。どっちにしてもそんなに深い意味は無いので気にしないでください。余計なこと言っちゃいました。ごめんなさい。
ところで、これも最初の「守りたい」の件とつながるのですが、ぼくは、聖が「わんわん泣く」必要はなかったと思うんですよ。ぼくが思ったのは、敏がもうちょっと弱いほうが、聖がもっと不安定な感じに見えて良かったんじゃないかな、ということです。敏があまり揺るがないから、聖を支えることが出来そうに(ぼくの眼には)見えちゃったんだと思うのです。聖はあのままでいいと思います。
ところで、すっごく身も蓋もないことを言ってしまえば、ある種の蝶は動物の死体などのアンモニア臭を好むようです。中にはトイレに集まったりするのも……
科学って散文的だ。失礼しました。
それではおやすみなさい。
2007-10-29 01:20:38【☆☆☆☆☆】中村ケイタロウ
はじめまして、みーな様。上野文と申します。
御作を読みました。
やりたいことはわかります。
文章も綺麗です。
ですが、最初に浮かんだ感想は、とある漫画の台詞。
「貴様はまばゆい光に惹かれてうろつくだけ。 一人では高くも遠くへも飛べない、醜い蛾だ!」
すみません。きつすぎる感想かもしれませんが、聖の動機が薄いのです。
本当に蝶に、自由になりたいのなら、普通、足掻きません?
結局この娘は我慢してただけじゃないですか?
両親を変えようとも、自分を変えようともせず、ただ光を、蝶という自由の幻想を夢想していただけ。
なぜ自分の足で走らなかった?
足のない芋虫でさえ、必死に生きて、生きているのに。
死の描写もそう。
飛び降り自殺をした死体は、綺麗なんかじゃない。
糞尿と臓物と生臭い血の匂いを撒き散らす、「モノ」です。
生きていた人がモノに変わるから、死というのはあまりにも、悲しい。
この小説で描かれた負の側面、聖のおかれた環境はあまりに軽く、彼女が求めた自由はあまりに夢を見すぎている。
それが、私の受けた印象でした。
でも、これは心動かされた証拠かもしれません。
興味深かったです。では。
2007-10-29 12:49:09【☆☆☆☆☆】上野文
>中村ケイタロウさん
ごめんなさい、私の勘違いでしたね(汗)。どうも失礼いたしました;;
敏がしっかりしているのかどうかは、私にもよくわかりません。彼はどうしてだか中立の立場みたいで、聖のやることなすことすべてに興味がなかったように見えます、私には。
証拠に、聖が愚痴ろうとたずねようと、聡は曖昧に返事をするか返事すらしないかのどちらかばかりですし。
極論になりますが、もしかしたら聡はあの物語にはいなくって、何もない虚無の存在(あるいは神さま)とかの視点から聖という女の子の境遇をただ感想めいてぐだぐだ言ってるだけ、とも私は考えました。
基本的に、私は自分の作品に「こうあるべき」「こういうはなし」という定義をあまり持っていません(笑)
もちろん基礎となるものはあるのですが、それぞれの人物たちの存在意義やお話そのものの結末の意味は、読み手によってちがっててそれを聞くのが楽しい、と今は思っていますので。
ましてここのように投稿して感想をもらう場であれば。
なんかいいわけみたいになってて本当に申し訳ないです;;
こんな作品でも、読んでくださってありがとうございました。
中村さんなりの解釈を読めてよかったです。
>上野文さん
はじめまして。読んで下さりありがとうございます。
辛口の感想、丁寧に読ませていただきました。
聖は我慢していただけです。それは確かです。なんの狂いもありません。
けれど足掻きもせずに自殺をする人間はあまりに多いと思われませんか?
言葉で自己表現することがなにかと規制されているこの国で、己の気持ちを口に出して誰かに伝えることが難しい人もいます。
私は聖をそんな感じの女の子として書いたつもりだったんです。
両親の諍いや離婚を、その両親から暴力を受けた年端もいかない女の子が止めることは難しいです。
もしかしたら聖はこの話に書かれていない場所で両親と話し合ったりしていたのかも知れませんが、いずれにせよ、聖が夢におぼれる現実離れした女の子で、誰も信用すらしていなくて、あるいはすでに半狂乱になっていて、自分から死を選んだんだと思います。
聖はほとんど私自身と思って書いていたのですが、私でもわからないところはあります。
両親の離婚なんてつらすぎて、誰だって向き合うのは苦しいから。
「まるで一生可能性を失ったものを抱えているすがたを、誰にも見られまいとするように。聖は何も言わずに蝶になった。」
この一文に、すべてを詰め込んだつもりでした。
本気で自殺をする人は、誰にも何も言わず、ただ必死にそれだけを願っている。ほかに何もいらない、ただ今の状況から解放されたい、どうすることもできない、そんな感じで。
……自殺したことないですが(笑)。
薄汚い蛾なのは私ですね……。
何かを手に入れるとき、代償が必要になる。それがあまりにも大きすぎると苦しむことになる。
道がはるか遠くまで続いていると感じたとき、若者が簡単に挫折してしまうのが現代日本じゃないでしょうか。
私もまだ若すぎて、人生の苦しみなんて少ししかわかりませんが。(いいわけ…;)
ともあれ、読んで下さってありがとうございました。
2007-10-29 15:20:17【☆☆☆☆☆】みーな
初めまして、読ませていただきました。
文字一つ一つがとても丁寧に書かれていて、作者様の気合が伝わってきました。
敏は、聖の彼氏であるのに、聖の事を何一つ理解していなかったのですね、そこが悲しいかったです。この作品の中から聖の本当の自殺の原因を量ることは私には出来ませんでした。それは、語り手である敏が、聖の事を何も知らないから。
最後の場面で、ただ聖の死体を見つめて救急に電話を掛ける敏の姿が余りにも寂しく感じました。そして、敏はビルから聖が飛び降りる所を、ビルの下から何もせずただ見ていただけなのでしょうか? 敏と聖の位置関係が良くわかりませんでした。ビルの屋上に二人共いたのか、敏だけ下にいたのかでだいぶ、ラストの感じ方が変わると思いますので、その辺だけははっきりとさせてもらえたらなあと感じました。
次回作も頑張ってください。
失礼いたしました。
2007-10-29 16:26:32【☆☆☆☆☆】オレンジ
オレンジさん、初めまして。読んでくださってありがとうございます。
聖の自殺の原因については私もいろいろ考えられるのですが、一番の原因はオレンジさんがおっしゃるままの「敏が聖のことを何も知らないから」なのかも知れません。
愚痴っても問いかけても、哲学的な疑問をなげかけても、興味がないみたいにしれっとしてて簡単な答えしか返さない聡がいちばん、自殺の引き金をひいてたのかなーと。
どこかで聖がSOSを出していたはずなのに、「だったら抵抗すればいい」と無下にさらっと答えをかえしてる。
いじめもそうですが、「だったらこうすればいい」という無責任な答えはいわれるがわにとっては苦痛になる場合が多いと思うんです。
最後の場面についてはいろいろ間違ってましたね;;失礼しました。
私としては、路地裏で死んでるのを聡がぐうぜん見つけて、という気持ちで書いたつもりだったんですが、推敲が足りずにビルの上なんて余計な表現まではいってしまっていました;;
修正をいれます。お見苦しい文章をお見せしてしまい申し訳ないです。
丁寧な感想をありがとうございました。
2007-10-29 21:11:01【☆☆☆☆☆】みーな
こんばんは、みーな様。上野文です。
けっこうキツい感想をつけてしまったので補足します。
>「まるで一生可能性を失ったものを抱えているすがたを、誰にも見られまいとするように。聖は何も言わずに蝶になった。」
>この一文に、すべてを詰め込んだつもりでした。
そうだろうなとは感じていました。
でも、致命的な部分で聖も、……たぶん、みーな様も間違ってます。
最初に聖の望んだ「蝶になる」とは、「死による苦痛からの解放」でしたか?
違うでしょう?
両親が仲直りして、平穏な幸せを大事にすることでしょう?
いつか己の翼で飛ぶことでしょうが。
その望みを投げ出して、死んだ方がマシだと勝手に思い込んで、火に飛び込む蛾よろしく「自分自身の夢から逃げ出した」
これを蝶になったと綴られて、はいそうですかと受け入れられますか?
>何かを手に入れるとき、代償が必要になる。それがあまりにも大きすぎると苦しむことになる。
>道がはるか遠くまで続いていると感じたとき、若者が簡単に挫折してしまうのが現代日本じゃないでしょうか。
違います。何でもかんでも社会のせいにしないでください。
過去の方がよっぽど酷くて、他の国―――たとえば中国なんて悪夢よりも酷い。
これについては感想の範囲を逸脱するため割愛しますが。
必要なものは代償じゃない。道が遠かろうが関係ない。
ハートにほんの少しの意地があったか、勇気があったか、それだけです。
両親が険悪になった? クラス中が敵に回った? 自分を殺したいほど呪ってる?
それがどうした! 悩んでる自分ひとりを特別に思うなっ!
貴方がもしも一度でも本気で自殺を考えたのなら、問いかけましょう。
貴方は、今までに、その時死んでいたら得られなかった幸せを、これまで何一つ、その手に掴みませんでしたか?
蝶って言うのは、時間が経ったら勝手に蛹から孵るんじゃない。
そこまで生き抜いたものだけが、蝶になるんです。
おせっかいな感想失礼しました。
まあ貴方は大丈夫なんじゃないですか?
この小説を読む限り、なんとなくそう思いました。
では。
2007-10-29 22:56:57【☆☆☆☆☆】上野文
2007-10-29 23:03:10【☆☆☆☆☆】みーな
↑これは間違えて投稿ボタンを押してしまいました;;失礼しました。
ただいま若干の修正をしました。目立たないほどですが。
上野文さん、再度感想ありがとうございます。
おそらくは仰るとおり、最初と最後の「蝶になる」は全く意味がちがうと思います。多分。
でもなんだか、私もよく分からないままなのですが、はじめの「蝶になる」は聖からの視点で、最後の「蝶になる」は敏が勝手にかんがえてるのかなーと思ってます(笑)
修正後の文章をもとにしてのいいわけ(ぇ)でもうしわけないのですが、聖にとっての自由と敏にとっての自由はなんだかちがうもののように感じます。
聖の自由は上野文さんのご指摘のとおりかと思いますが、敏にとっての「蝶」ってどういう意味をもっていたのかなって私自身思います。
加筆後、最後のほうに「僕には蝶の羽音は最後まで聞こえなかった」と書き足しましたが、それはたぶんつまり、聖が望んだとおりの自由じゃない結末なのかなーとか。
けど敏は「聖が蝶になるのを見た」と言ってる。
私は蝶を自由の象徴だとは完全におもいこんでませんが(笑)、学校帰りに蝶をうっとり眺める聖を見てきた敏にとって、蝶はまた別の意味をもってたのかもしれないなーと。
上野文さんの言葉を読んで思いました。
いいわけにしかなってませんが(汗)。
自殺の件についてはなんともいえません。自殺したことがないですし。
けど、イジメ問題についての各方面の意見や、かつての流行りだった練炭自殺の現状、自殺掲示板の書き込みなどを見ると、若いひとほど諦めがはやく(or突発的に自殺する)現状打破のために行動できないままなんだな、と思いました。
とくにイジメに関しては先生や親に相談もできないまま自殺するケースが多いですし(専門じゃないので詳しくはさっぱり分かりませんが)。
外国がどうかもしりませんが、少なくとも国内は「自分が世界で一番不幸」とおもってる子供はたくさんいますよ(その可否はここではおいといて)。
本気で自殺したい人は誰にも何もいわないし、まだ生きたいと心のどこかで思ってる人は少なからずSOSのサインを出してる(と思う)。
だから聖は平穏な家庭を取り戻したいとどこかで思いつつ諦めてて、でも諦めきれなくて彼氏の敏に相談(?)して、でも敏は無関心だから「誰も私が死んでも悲しまない」と一方的に思い、自殺した。
思いつきで書いたのですが、こんなもんだと思います。半分いいわけです。ごめんなさい。
最後には、聖は彼女が望んだとおりに蝶にはなれなかったけど、敏にとっての蝶にはなった。
後者がどういうものかは私はわからないし、読み手の方々が個々に解釈されるのが私は嬉しいです。
私個人の考え方はありますが、とりあえず伏せておきます。
昔の私は聖のようでした。昔っていっても彼女たちと同じ中学生かそこらだった数年前ですが。
死んで逃げることばかり考えていました。
そういう子供は今でも数多くいると思います。
けど、ご指摘のとおり、蝶は勝手に蛹からでてくるわけじゃないんですよね。盲点でした。
「今は絶望しても、生きていれば何かあるかもしれない」と考えることは、簡単じゃないけど難しくもないと思います。
わかりませんわかりませんばっかりでホントに書き手かよと思うぐうたらぶりで失礼しました;;
上野文さんはこのおはなしにすくなからず怒りを感じられたかと思いますが、そういう意見があるということも私は向き合っていきたいと思います。
貴重なご意見ありがとうございました。
今後の糧にして精進していきたいと思いますので、どうぞよろしくお願いします。
2007-10-29 23:27:26【☆☆☆☆☆】みーな
>上野文さん
えと、書き忘れです。
「まあ貴方は大丈夫なんじゃないですか?」
大丈夫、だと思います。たぶん。こんな小説書いてるぐらいですし(てゆうか、書いてるからこそっていわれる、んだろうなぁ…;)
全然おせっかいなんかじゃないですよ。厳しいご意見ありがとうございます。
なんだか小説の話題ではなく社会情勢に関してのディスカッションにもっていってしまい申しわけありません(汗)。
近いうちにまたべつのおはなしもここに投稿してみようとおもうので、その際にはまたご意見いただけると嬉しく思います。
2007-10-29 23:44:47【☆☆☆☆☆】みーな
作品を読ませていただきました。一つのキーワードへの固執による強調が読んでいる人間を幻想感ある世界に誘ってくれますね。古来、蝶は人間の魂の象徴とか、死者の魂を運ぶものと考えられていたので作品の雰囲気に合っていたキーワードだと思います。ただ、物語の流れからラストが想像しやすい分、ラストでの敏の無力感なり虚無感なりをもう少し強調しても面白かったと思います。では、次回作品を期待しています。
2007-11-06 07:56:00【☆☆☆☆☆】甘木
計:0点