作品、拝見させていただきました。
まず思ったことは、難しい……。簡単に理解できることじゃないです。実際僕自身わかりきれていません。それは読み手としての力が不足しているからなのか、それとも書き手の力不足なのか、僕には判断できません。
ただ思ったことがあります。
おすたさんは自分の伝えたいことをしっかり込めて書いたと言います。それはすごく大切なことです。その気持ち大切です。
が、ならばそれをただ書けばいいのか。と思います。難しい作品は好きです。考えさせられますから。でも、この作品はただ単に難しいのではなく、何を伝えたいのかがはっきり伝わってきてくれないような感じも受けました。
難しい作品を作るなというわけではありません。ですが、自分の伝えたいことがあるならそれをもっと伝わりやすくしてみてはどうでしょうか?
伝わりやすい=簡単
伝わりにくい=難しい
というわけではないと思いました。
あぁ、なんだかよくわからないことを書いてしまっていますが(汗)
ただ、この作品を否定しているわけではありません。難しいなりにも伝えたいことが明確な作品、期待してます。
よくわからない感想になってしまいましたが、これにて失礼します
2007-04-15 04:22:26【☆☆☆☆☆】紅い蝶
耳が痛い。私も天使と同じでしたからね。つい最近まで。ようやく最近気付けたというところです。猛反省。
あとがきの単なる小説という文章が少しカチンと来ましたが、おすたさんもこの作品の天使と一緒なのではないでしょうか。エンターテイメントは大切です。より多くの人に読んで欲しいなら、やはり大切な事なのです。以前私はある方が「小説を書く事が楽しいとか、相手に楽しんで欲しいとか考えていない。ただより高い水準の小説が書きたいだけ」と書き込んでいたのを見て、「自分も相手も楽しくない小説になんの意味があるのですか?」と問いた事があります。すると他の読者の皆さんも一斉に私の意見に賛同してくれました。何故何かを伝えるのに、小説漫画映画ゲームなどを選ぶのか。それはそこにエンターテイメントがあるからです。人は楽しみながら学ぶのが好きだし、その方がより伝わりやすいのです。楽しさを忘れてただ高みばかりを目指していたら、そのうち翼が折れて奈落の底に落ちてしまいますよ。
2007-04-15 13:56:57【☆☆☆☆☆】猫舌ソーセージ
感想、そして意見をありがとうございました。
猫舌さんの言う通り、俺自身が天使だし、社会人の半分以上が天使です。高みを目指してどうする?「金持ちになるため」「名誉と地位のため」そんな言葉が口から出てくる人間に対して特に矛先を向けた作品にしたつもりです。蝶さんの意見のように確かに伝わりにくい部分はあったと思います。最近俺の中の文学スタイルがほぼ確立してきていて、割と直接的に主張していた部分がありました。しかしそれなら小説でなくて、論文にしちゃえば?って思ったんで、この小説は物語の中に溶け込ます、いわゆる象徴型に書くように意識しました。単なる小説(感動や愛や死等について一本の線をひたすら直進するだけの作品)だけにはしたくないので、俺はこれからもこういった形で書き手が物語の中に入り込み、語り、読み手がそれを見つけて読み終えた後で書き手と読み手で共に語りあう、そんな文学を目指しています。猫舌さん、「単なる小説」という意味が不十分であったことには深くお詫びします。すいませんでした。俺は一応こんなんでもプロを目指している身なので、蝶さんや猫舌さんのような意見を下さる方がいると心強いです。でも、俺は(多分、批判くらうと思いますが……)プロになるために小説を書いているわけではありません。結論を言いますと、出版業界・日本文学を変えたいからです。そうしたい理由にはまた多くの訳があるんですが、ここではまぁ言っても仕方ないんで。興味があればお聞きください。さて、長くなりましたが、とにかくどんな形でもいいです。俺にどんどん意見・感想を下さい。批判大歓迎ですが、たまには褒めてやってください。こんな俺ですが、たまに顔を出すので、これからもどうぞよろしくお願いします。そして、紅い蝶さん、猫舌ソーセージさん、本当にありがとうございました。感謝しています。
2007-04-15 14:50:04【☆☆☆☆☆】おすた
面白い方がいらっしゃいますね。
純文学って自分で名乗るものなのかな。私だったら、うーん、恥ずかしいような。
それに、純文学と呼べるような美しさは感じなかったなあ。構成はまさに通俗なショートショートそのものだったし。わかるわからない以前に、書いてないことが多いと思うよ。
私はさ、登竜門の書き物には媚びが足りないとすら思うんだよね。読み手に媚びない小説を純文学と呼ぶのであれば、登竜門は純文学だらけだよ。エンターテイメントになんて全然なってない。
2007-04-15 21:38:46【☆☆☆☆☆】模造の冠を被ったお犬さま
初めまして。的場です。作品拝読しました。
抽象的なもの(自分の哲学とも言えるのか?)を具体的なカタチにして読者に伝える…という作業は本当に難しいですよね…しかも原稿用紙100枚くらい書いてみたところで伝えられる事象はほんの一つ、二つくらい。お偉いさん方がお書きになる文献では一ページで済んでしまうような事柄を、登場人物考え設定考え、視力を削って画面に向かい…。
すごく色々なことを日夜思索されている方なのかな、と思いました。小説自体よりも作者さんの人格に興味をそそられるような作品だったと思います。いい意味でも、悪い意味でも。
ここで僕の意見を僭越ながら述べさせていただくと、素晴らしい小説というものは、楽しい楽しいと読まれ、読み捨てられ、しかし、本人も気づかないような所(無意識のレベル)でいつの間にか読み手に変革を与えるようなものだと思うのです。そうすることで読み手の心のどこかにその作品がひっかかり、「何だか理由は分からないけど、この本はいいよ…」と言わせることができるような気がするのです。断っておきますが、僕は僕の作品において今言ったことを全く実行できておりません。ごめんなさい。すいません。もう脱ぎます。
生意気にも提案として、この小説そのものをいわゆる「盛り上がりの場」とし、その前に今回死んだ「天使さん」の持つセカイや哲学、性格を暗に示すための序章〜中盤と、その後の後日談としてのエピローグを頭とケツにくっつけたらもっといい小説になり、またそのアツイ気持ちも伝わりやすくなるでしょう。もう一度確認しておきますが、僕は僕の小説において上記のことを全く実行できておりません。「君の態度は人間としてさあ、…」みたいなことを言われるとリアルに鬱るので勘弁してください。次回作お待ちしております。
2007-04-17 11:39:32【☆☆☆☆☆】的場真剣
はじめまして、おすたさま。上野文と申します。
うーん、拝見して思ったのは、
>本当は高く飛び続けることが肝心で、それに酔いしれてはいけないのだ。高く飛べることに意味はなく、高く飛んでいくことに存在意義がある。
ということを、おすたさまご自身が省みられてはいかがでしょうか?
他の皆様も仰られていることで、私が書くのもなんですが。
「私は高尚な人間だ。だから小説を楽しみのためでなく、何かを伝えるための手段として使うことができる」
と誤解されかねない内容は、反発を呼びます。
貴方も、私も、いち読み手といち書き手にすぎないのです。
小説は書きあがった瞬間、それは書き手のものではありません。
読み手が読むものです。
書き手の意思で読み手に、「さあ導いてやろう」と強制するなら、それは傲慢だよ、と。
出版業界・日本文学を変えるなんて大それたことより、まずはひとりでもいい。
自分の小説に何かを見出してもらえるような、そんな小説を書かれることを目指されては?
では。
2007-04-17 12:59:48【☆☆☆☆☆】上野文
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