『知られなかった物語』作者:みさき / t@^W[ - 創作小説 投稿掲示板『登竜門』
知っているようで 知らなかったことって ありますよね。これはその「たくさん」のうちのたったひとつの物語鬼退治をする四人の若者のお話です
全角7431文字
容量14862 bytes
原稿用紙約18.58枚
     知られなかった物語



 昔話をしましょうか。

 昔々、ある所に、鬼退治をしながら各地をまわる四人の若者がおりました。

 一人は、名を『蒼天丸(そうてんまる)』といい、腰まである長い髪を首の辺りで紺色の紐で括り、白地に赤い蝶の描かれた女性用の着物を着た 一見女のように見える青年でした。

 「疲れた……」
 蒼天丸は横を歩く三人の連れに、ぼそりとそう呟きました。
 その言葉に、すぐさま答えたのは 蒼天丸よりも拳二つ分程背の高い青年『ジキ』でした。

 「大丈夫、もーちょっとだよっ。すぐ村に着くから。」
 ジキは人懐っこい笑みを浮かべながら、蒼天丸の背中を叩きました。
ジキは、記憶喪失の所を蒼天丸に拾われ、それからずっと彼についてまわっている青年でした。ジキ、という名前しか覚えておらず、字を書くことも 物を買うことも満足に出来ない青年でしたが、彼の扱う弓は、どんなに小さなものでも打ち抜くことが出来ました。
 ジキは茶色がかった肩までの短髪を赤の紐で結い、橙色の半襦袢(上半身のみの着物)に山吹色の袴をつけ、矢筒と弓を背中に巻きつけていました。

 「アンタね、ちょっと黙って歩けないの?」
 ばしばしといつまでも蒼天丸の肩を叩き続けるジキを止めたのが、四人の中で唯一の紅一点の小柄な女性『沙里(さり)』でした。
 沙里は山奥の忍の里で生まれた忍者でしたが、十七の歳を迎えた春に鬼に両親と相棒を殺され、敵討ちの旅の途中に出会った蒼天丸と行動を共にしている女忍者でした。
 蒼天丸よりは短いですが、それでも長い綺麗な髪を頭上で括って垂らし、紺の浴衣を纏い、その上に白の羽織を着ていました。

 最後に、そんな四人を黙って見つめているのが『犬良(いぬよし)』と言う男でした。 背の丈はジキと殆ど変わりませんでしたが、性格は正反対で、もの静かな、必要以上に何も話そうとしない男でした。
 犬良は数年前に鬼に襲われ、殺されそうになった所を蒼天丸に救ってもらった過去がありました。彼はその時の恩を返す為、その日から蒼天丸と共に旅を続けていました。
 白い浴衣の上に軽鎧をつけ、二本の刀を腰に下げた出で立ちでした。
黒髪を短くざんばらに切り揃え、赤い鉢巻を巻いていました。



 これは、知っているようで 誰も知らなかった四人の旅人の 物語です





 ひゅ  ん
 沙里の手裏剣が空を切り、鬼の眉間に突き刺さった。
だが鬼は刺さった事も解らないのか、がちんがちんと歯を鳴らしながら沙里に襲い掛かった。
 「これ、ちょっとまずいんじゃない?」
沙里は汗で滲む苦無を捨て、新しい苦無を取り出しながら、言った。
 「……そうだな。」
犬良は蒼天丸を庇うように前に立ち、刀を構えなおした。

 数刻程前まで 四人は暗くなってきた森の中を急いで抜けていた。森を抜ければ村はずぐそこだった はずだが、もうすぐ森をぬける、という所で 四人は大きな鬼に襲われ 苦戦していた。

 ただでさえ丸一日、殆ど歩き通しで体力が少ない時に……
 蒼天丸はちっと舌を打ったあと、これは自分達の注意不足と思い、首をぶんぶんと振って考えを飛ばした。今はそんな事よりもこの状況を打破するのが先決だ。

 「木の間をぬけて逃げるぞ。先頭はジキが走れ。」
蒼天丸はそう言うと三人の前に立ち塞がった。
 「道からかなり外れるよ?」
 「しかたねぇだろ。」
ジキの問いに首を縦に振って頷いた。
 「じゃ、行くよ…いち、にぃ…の、さん!」
ジキの声と共に、蒼天丸が懐から取り出した煙玉を鬼に投げつけた。
鬼が煙の中でばたんばたんと暴れる音を聞きながら、四人は木々の間をすりぬけて逃げた。


 ざ  ざ ざざ  ざ
 自分達の足が草木を踏む音を聞きながら、四人は森の中を我武者羅に走った。
 「そろそろ止まってもいい?もうアイツも来ないよ!」
ジキが後ろを振り向きながら言った。だが三人は答えない。
 「なぁっ。聞いて「聞こえないの?」
ジキの問いにかぶせるように、沙里が聞いた。
 「え……」
ばきばきばき
遠くで木が折れていく音がする。そしてその音はだんだん近くなっていた。
 「まさか…」
ジキが青い顔をして走る速度を上げる。
 「この馬鹿!やっと気付いたの!?」
沙里は背後から来る音に負けない程の声量で怒鳴った。
 「……近付いて、きている。」
犬良が呟いた。その間にもどんどん音は近くなっている。
 「前!前!崖!」
ジキが弓で前を指しながら言った。ジキが指した先に道が見えない。
 「でも今止まったら確実にあの世行きよ!」
沙里が大声で言った。
 「沙里!崖下はどうなってる!?」
蒼天丸は大声で聞いた。沙里はダッと前に駆けると、崖の淵に立って下を覗き込んだ。
 「川!川が見える!この崖、あまり高くない!」
沙里がそう言った。うしろから、鬼が迫って来る。月明かりに照らされた牙が、ぎらぎらと光っていた。

 「ッ…飛び降りろ!」
蒼天丸の声と共に、四人は滑るように崖から飛び降りた。








 「ん………。」
眩しい光が蒼天丸に差し込む。その眩しさに蒼天丸はたまらず目を開けた。
 「……?」
何故か蒼天丸は布団で寝ていた。確か自分はジキや沙里、犬良と共に川に落ちた筈なのに。
よく見るとここは旅籠の一室のようだ。
蒼天丸がきょろきょろと辺りを見回すと す っと襖が開いて、老婆が入ってきた。
 「お目覚めですか?」
老婆は優しく微笑み、茶の入った湯飲みを差し出して来た。
蒼天丸は湯飲みを受け取ると一口飲んでから
 「はい。あの…ここは?」
と尋ねた。老婆は笑みを崩さずに
 「ここは旅籠『魚の屋』。貴方がたは昨夜、裏手の川から流れて来た所を私が見つけたのですよ。」
と言った。
 「貴方がたってことは…あと三人、俺の連れは無事ですか!?」
蒼天丸が目を見開いて聞くと、老婆は少しだけ驚いて、そしてまた綺麗に笑って頷いた。
蒼天丸はほっと安堵し、姿勢を正して ばっと頭を下げた。
 「ありがとうございました。今、俺が無事でいられるのは貴女のおかげです。」
何度も頭を下げる蒼天丸に、老婆は慌てて
 「おやめ下さい。そんな、当然の事をしたまでですから。」
と言った。そして
 「お連れの方々はもう目を覚まされていらっしゃいますよ。呼んで参りますので少々お待ち下さい。」
 と言うと、頭を軽く下げ、部屋から出て行った。



 少し経った後、たとたと と三人分の足音が聞こえて、犬良、ジキ、沙里が入って来た。
 「心配したよー!」
ジキは部屋に入った途端、がしぃっと蒼天丸に抱きついた。
それを沙里と犬良が無言で引き剥がす。
 「無事で…よかった。」
犬良がぼそりと呟き、沙里がうんうんと頷く。
 「お前らも。……昨日は俺の注意不足ですまなかったな。」
蒼天丸がそう言うと、沙里が笑いながら言った。
 「何言ってんのよ!それはあたし達も一緒!そうよね?」
沙里がそう言うと、ジキも犬良もこくりと頷いた。
 「ありがとう。」
蒼天丸がそう言った時、先ほどの老婆が三人分の茶を持って入って来た。
 「皆さん、無事でようございました。」
そう言ってそれぞれに茶を渡し、微笑んだ。
 「そういえば、まだ私達名乗っていませんでしたよね。私、沙里って言います。」
沙里は茶を受け取りながら、そう言った。
 「俺はジキ!それでこっちが犬良!」
ジキがそう言い、犬良が頭を下げた。
 「俺は……」
蒼天丸が名乗ろうとした時だった。

  ドォ  ン
地がぶるぶると震えた。
 「…?地震?」
沙里が訝しげに老婆に尋ねた。
 「いえ……みなさん、絶対にこの部屋から出てはいけませんよ!」
老婆は青い顔で慌てて部屋から出て行った。

 「…………行って、みませんか。」
ぱたぱたと老婆が走る音が聞こえなくなった後、犬良が蒼天丸に向き直った。
 「ああ。行ってみよう。さっきの音、ただの地震じゃねぇよ。」
四人は武器を手に、老婆の後を追って旅籠を出た。そして門を少しだけ開き、外の様子を覗いてみた。


 外の様子は四人共初めて見るがここは漁村で、外には多数の船と青く広がる海が見えた。
村の中心に広場があり、その広場にたくさんの人間が輪になって集まっている。
そして、その中心に……
 「鬼…。」
蒼天丸がそう言い、三人が頷いた。

鬼は集まった人間一人一人の顔をじっくり舐めるように見ると、一人の少女をわしづかみにし、大きく振りかざした。
 「…不味いッ!」
蒼天丸は犬良の刀を抜くと鬼めがけて走った。
 「あんの 阿呆!ほおっておけばいいのに…ッ!」
それを沙里が追い、犬良とジキが続いた。


 
 鬼はだらだらと涎を零しながら恐怖に震える少女を見た。
少女は声も出すことが出来ず、ぼろぼろと大粒の涙を流している。
 「ぐげげげげげっ。美味そうだぁっ。」
鬼はニタァっと下品に笑うと、少女を口に放り込もう…としたが、それは叶わなかった。
鬼が気付いた時には、少女を掴んでいた右腕が、蒼天丸によって切り落とされていた。
 「なんだぁ…貴様はぁ…」
鬼の目は少女を食い損ねた怒りに燃えている。
 「ぐぎゃごげげげげげげ。」
意味の解らない奇声を発しながら、鬼は左腕を振り上げ蒼天丸に襲い掛かった。
だが蒼天丸は鬼の攻撃を軽々とかわし、次は左腕を切り落とした。
 「ぎゃぐぅぅぅ。げぎゅああああぁぁ。」
鬼は自分がやられたのが信じられない、といった様子で目を見開いている。
 「昨日の鬼とは違って、お前は弱いし 鈍いな。」
蒼天丸はふっと笑い、もう一度斬りつけようと刀を構えなおした。だが。
 「何 一人で活躍してんのよ!あたしも混ぜなさい!」
沙里が飛び込んできたので、蒼天丸は彼女に任せようと、うしろで村人達を非難させている犬良とジキの手伝いをしようと二人に走り寄った。


 「ぐぎょごぎゃぎゃ…お前の仲間はお前を見捨てて逃げちまったぞぉ…」
鬼はニタニタ笑ながら沙里に言った。
戦う相手が男から女になっただけで、鬼は油断しきっている。
そんな鬼の心中を解ってか、沙里はべぇ と舌を出して言った。
 「馬鹿ね。誰が逃げるって?よく見なさいよ。あんたが食い損ねた人たち助けてるだけじゃないの。そのでかい頭にどの位脳味噌詰まってんのかしら?」
沙里は小馬鹿にするように笑った。
鬼が怒りで震えあがった。
 「ぐぎょぎょぎょ…じゃあ…お前を食ううぅぅぅ!」
鬼は目をぎらりと光らせ、口を大きく開きながら、沙里に突撃した。
うしろで非難していた村人数人が悲鳴をあげた。
 「効くかっての!」
沙里はふわ っと地面を蹴って飛び上がった。
がちん と鬼の歯が空を噛む。
 「鈍いって! うりゃぁっ!」
沙里は自分の全体重をかけた踵を鬼の脳天に落とした。
 「ぐ…げぐ……」
もう叫ぶ気力もないのか、鬼がげひゅーげひゅーと息をしながら沙里を睨む。そして大声でこう叫んだ。
 「ぐげげげげげ。知らぬぞぉ…俺が死んだら、あの島から、頭がこの村に攻め込んで来るぅぅぅ!ここの奴らは皆殺しだぁぁひゃひゃひゃ!!」
鬼は海の向こうに小さく見える島を指さした後、力を使い果たしたのか、がっくりとその場に倒れ、二度と動かなくなった。



 鬼のその叫びに、しんと静まり返った村だったが、村人はすぐにざわざわと騒ぎはじめた。
村人の殆どが蒼天丸たちを睨みながら、
 「あいつらのせいだ。」 「あいつらが鬼を殺したからだ。」
と言っている。
沙里は黙って蒼天丸に走り寄った。
 「どうしよう!鬼の頭が来るって!」
ジキが蒼天丸の腕をつかんで言った。ジキのその言葉を聞いて犬良が頭を下げた。
 「申し訳ありません。私が出すぎた真似をしたばかりに…」
蒼天丸と沙里が首を横に振って言った。
 「いや、外に行くって言ったのは俺だよ。犬良は悪くない。」
蒼天丸はそう言うと村人たちに近付き、こう言った。

 「俺たちは鬼を退治しながら旅をしている者ですが、どなたか船を一隻ゆずってはいただけませんか。   俺たちのせいでこの村が襲われる、というのでしたら、俺たちが退治します。」

再び、村が静まり返った。





   ギィ  コ    ギィ
犬良とジキが交代で船を漕いでいる。
「……」
四人共、黙ったままだった。


 数刻程前、四人は船をもらえないかといろいろな家をまわっていたが、どの家に言っても忌々しい、といった目で睨まれるだけで、誰も相手にしてくれなかった。
そして、そんな彼らを助けてくれたのが、先程の旅籠の女将だった。
昔夫が使っていたという船を、四人に譲ってくれた。そして非常食として特製の団子を沢山持たせてくれた。
四人は再び助けてくれた事に深く礼を述べると、女将は変わらぬ笑みでこう言った。

 『貴方がたが助けてくださった女の子は、よくウチにやってきて洗濯や掃除を手伝ってくれる、とてもいい子なんですよ…助けてくださって、ありがとうございました。

そして…このまま逃げて下さい。村の皆の失礼な態度は、私が全てお詫びします…
私たちの為に鬼を倒して下さった皆さんを、危機にさらす事など出来ません。
皆さんだって、私たちと同じ、『人間』なのですから。』


 「なんか、あの婆さん騙すことになったな。」
老婆に『わかりました、このまま違う村に逃げます。』と笑って言った蒼天丸は、首だけで今までいた漁村を見た。
 「二重の意味で…ね。」
ジキが笑って言った。





 「ついたよ。ここがあの鬼の言ってた島で…村の人たちは『鬼ヶ島』って呼んでいるみたいだね。」
ジキがそう言って船からひょいっと飛び降りた。沙里は荷物を纏めながら言った。
 「あの村って、あのお婆さんの態度からすると、何度か鬼に襲われた事あったみたいよね。だから、よそ者にいろいろ手出しされて怒っているのかしら。」
それに蒼天丸が答える。
 「多分な。村人たちからすれば、『今まで俺たちでやってきたのに勝手に手出しして状況を悪化させられちゃ、たまったもんじゃねぇ』って感じじゃねぇの?」
その言葉にジキが頬を膨らませて言った。
 「ふーん…でも、俺たちのおかげで、女の子助かったのに。」

 「人間って、そんなもんだろ。」
蒼天丸が、小さく呟いた。




 四人は島に上陸して、ぽっかりと口を開けた洞窟に足を踏み入れた。
中にはニ匹の鬼がいて、それぞれ大きさは人間の八倍程だった。
 「何だ、貴様らは?」
二匹の中でも大きくて強そうな方の赤鬼が口を開いた。
 「我らは、今からでも あの村を襲いに行こうとしていた所であるというのに…」
その台詞に蒼天丸が言い返した。
 「悪いが、それを止める為に来たんだよ。俺たちは。」
その言葉に、もう一匹の青鬼が笑った。
 「お前らは…昨日の人間共か!私の足元にも及ばなかった!」
青鬼がげらげらと笑った。青鬼の大きな口から唾液が飛んだ。
沙里が顔を歪めたが、気にせずに赤鬼が続けた。
 「人間など、鬼の足元にも及ばぬ!死ね!」
ひゅんっと赤鬼の右腕が振り上げられた。
そして、それと同時に蒼天丸が言った。






 「人間だったらな。」






 これで、わたしの知っているお話はおしまいです。
え?この話の続きが知りたいのですか?

そうですね…
少しだけ蒼天丸の昔のお話をしましょうか。


 蒼天丸は鬼の子でした。
しかし、生まれながらに人間と同じ外見を持っていた為に、親に捨てられました。
蒼天丸は復讐のために、親が名づけた名を捨て、新しい名を名乗って鬼退治の旅を始めたそうです。彼を蒼天丸、と呼ぶ者は、もうこの世にいません。

 そしてその旅の間、記憶喪失の雉(キジ)の妖怪を拾い、忍の里で育った忍び猿を仲間に加え、鬼に殺されそうになった妖犬を助け、また旅を続けました。
 蒼天丸に助けられた三匹はそれぞれ人間になる術を持っていましたので、外見が人間の蒼天丸と一緒にいても、何の問題もありませんでした。





 そして。この物語の冒頭に戻ります。
蒼天丸と、『雉』と『猿』と『犬』は川から流れて、おばあさんからお団子をもらって、鬼ヶ島に鬼退治に行きました。
鬼ヶ島の鬼は蒼天丸と『雉』と『猿』と『犬』に倒されたのです。
何処かで聞いたことはありませんか?


これ以上、私が教えることは何もありません。
聞いていただいて、ありがとうございました。

……え?蒼天丸の新しい名前は何と言うのか?


さぁ…?
それは自分で確認しては如何でしょう?






 「き、貴様は人間ではないな!」
血塗れの赤鬼が言った。青鬼は既に動かなくなっている。
 「ああ。ナリは人間だけどな。」
蒼天丸が笑って言った。

 「お、思い出したぞ!百年前、人間のナリをした鬼の子が谷底に捨てられた、と!
名前は…蒼天丸!貴様がそうだな!」
 赤鬼が血を噴出しながら言った。
蒼天丸が笑った。
 「その名前は捨てたんだよ。冥土じゃ俺のこと こう呼びな。」





 「桃太郎。」


捨てられた谷底に桃の花が生えていた事から、彼は皮肉をこめて自分をそう呼ぶようになりました。
2006-11-23 18:04:54公開 / 作者:みさき
■この作品の著作権はみさきさんにあります。無断転載は禁止です。
■作者からのメッセージ
こんな駄文をよんでいただきありがとうございました。

文法的・話的に、おかしな所があったら、ご指摘いただけると大変嬉しく思います。

読んだあとに、「こんなオチなんだ」と思っていただけたのでしたら、幸いです。
この作品に対する感想 - 昇順
 はじめまして。みさきさま。上野文と申します。
 拝見して非常に勿体無いと思いました。
「昔話」やよく知られた逸話をモチーフに、「実はこうだったんだよ」というエピソードは、数多く投稿されています。
 そのため、肝であるオチが、「あのパターン?」と読まれてしまうのです。
 面白かったので、今度はオリジナルで挑戦してみてください。
 期待しています。
 では。
2006-11-23 18:13:08【☆☆☆☆☆】上野文
計:0点
お手数ですが、作品の感想は旧版でお願いします。