『THE MY DREAM部屋』作者:東西南北 / - 創作小説 投稿掲示板『登竜門』
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原稿用紙約3.37枚

欲しいもの。いいですねぇ。
でもありすぎると、困りますよ。



「THE MY DREAM部屋」

今日は、いろんなものを見た。

僕は商品カタログとゲーム誌を見ていた。カタログの中身はインテリアグッズである。そしてゲーム誌には最新のゲームがいくつも書いてある。
僕は寝る前によく、それらを見ていた。

「さあ。今日はこれだな」
僕はそうつぶやくと、ベットの中に入り深い眠りに着いた。


すると、僕はいつもの夢の中に入っていった。その夢は、東京ドームと同じくらい広い部屋にいる夢である。その中には僕とスーツを着た男性がいる。
「やあ、お坊ちゃん今日もおいでになったのだね?」
男性はそう僕に言う。
「ああ。分かっているようだが、いつものあれを頼むよ」
僕はそう言う。すると男性は指をパチンと鳴らす。すると部屋の奥には、インテリアグッズと最新のゲーム機とゲームカセットが用意されていた。

僕は早速、インテリアグッズを自分の思うようにセッティングする。自分でするわけではない。男性にやってもらうのだ。
男性は驚くほど速くセッティングする。なぜか、僕の中で考えるように男性はセッティングするのだ。


「出来ましたよ」
男性はそう言う。そして、僕は部屋に用意された最新ゲーム機と最新ゲームを楽しむのである。男性は僕の後ろに座る。

僕には理想空間を作り出す能力がある。理想空間と言うのは、名前のごとく理想な空間を作る事が出来る能力である。
この能力は夢で行なわれ、無意識的に現実世界にある欲しいものを夢の中の部屋で作り出すことができる。


「いやぁ。このゲームは面白いねぇ」
僕はそう言う。すると後ろに座っている男は「作用でございます」と表情を変えず僕に言う。


僕は夢を楽しむと、またいつものように現実世界に戻るのである。



そして、僕はいつものように現実世界でほしいものを探す。「欲しい」と思っただけで、それが手に入れることができるのである。


そしてある日の夜。
僕は、いつもの用に夢の中に戻る。
「やぁ。お坊ちゃん今日もおいでになったのだね?」
男性はそういう。そして、いつものように欲しい物を部屋に置いた。

部屋は何時の間にか狭くなっていく気がした。でも、まだスペースはいっぱいあるから大丈夫だろう。









ある日の学校での帰り道のバスの中、僕は頭を右に左へと揺らしていた。
そして寝てしまった。
いつものように、夢の中に行く。

数秒後、僕は大声で叫び、目を覚ました。

「大丈夫?」
隣にいた女性がそう聞いてきた。


「大丈夫…です」


数秒後、また大声で叫んだ…。


それから数日後。
僕は目に布をに目隠しをして生活をしていた。

欲しいものが多すぎて、部屋の中がいっぱいになって、押しつぶされるんだ。だから、これ以上、欲しいものが出ないよう目隠しをして生活している。
けれど、つい欲しい物を考えてしまう。
そのつど、部屋はいっぱいになって僕を


もう、何も見たくない。
2006-11-08 14:09:34公開 / 作者:東西南北
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凄く短く作ってみました。
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