『超 能力者』作者:ぽっきぃ / SF - 創作小説 投稿掲示板『登竜門』
子供のころ超能力者やスーパーヒーローに憧れませんでしたか?この作品の主人公もそんな何処にでもいるようなありふれた青年です。彼は、ある朝、目が覚めると自分が超能力者になっていることに気がつきます。何故? どうして? そんなことは重要でなく彼は超能力者になったのです。そんな私という人物のおくる不条理な奮闘記です。 
全角7466.5文字
容量14933 bytes
原稿用紙約18.67枚
超能力者

週末の朝、目が覚めると私は超能力者になっていた。
しばらくは、グレゴールさんのように寝床の中でさて、どうしたものかと首を捻りながら考えていたのだが、いつまでも首を捻っていても一向に事態が解決する気配を見せないので、とりあえず寝床から重い腰を上げ、寝巻きを脱ぎ捨てシャワールームに移動したのであった。
 さて、まずは簡単に私の事を紹介しておこう。私は何処にでもいるような普通のサラリーマンである。年齢28歳の独身貴族のサラリーマンである。妙に正義感の強い、奇特な変わり者ではあるがとっても可愛い彼女がいるサラリーマンである。
 去年までは
「恋人が いるかと聞かれ はい、いります」
と真面目に上司に答えるようなイカ墨スパゲッチ色の人生を送っていた私だが、
「月夜の晩だけだと思うなよ」
と友人が包丁片手に羨ましがるほどの可愛い彼女がいるサラリーマンなのだ。
 そんな私は毎朝、規則正しく六時に起床。そしてシャワーを浴び、六時半に朝食の準備。火曜日はトーストにバターそれにコーヒーと決まっている。そして七時に玄関の鍵を施錠し、駅までの道のりを十五分かけて歩き、電車で二十五分間揺られ、会社の最寄りの駅に到着。そこからさらに八分程歩いた場所にある中小企業に通勤し、終業時刻まで真面目に仕事をする。就業後は、平日はまっすぐ帰宅し七時のNHKのニュースを見ながらご飯をいただき、八時半から九時までの三十分間、彼女と電話で今日の出来事について語り合い、十時に消灯。週末になると就業と同時に会社をダッシュで駆け出し、彼女との待ち合わせ場所である駅前の噴水に急ぎ、待ち合わせ時刻である十九時の五分前には待ち合わせ場所に到着する。それから遅れること五分、彼女が走ってくる。
「ごめ〜ん、待たせちゃった?」
「ううん? いま来たとこだよ」
 そんな彼女とお決まりのやり取りを楽しみにしている極めて一般的なサラリーマンなのである。

 そんな私が超能力者に? と悩む間も無く、駅までの道のりをベッドでの思案に費やしたツケを払うべく早足で歩く。物事が予定通りに進まないのは流石に私が超能力者になったとはいえ、気持ちの良いことではないのである。
 辛うじて間に合った電車での二十五分間は有意義に自らが超能力者であることについて考えることにしよう。もちろん額に浮かんだ珠のような汗をふき取った後にではあるのだが。まずは状況を整理する。私が超能力者になったのはおそらく十時の就寝から六時の起床の間であることは間違いない。何故なら、昨夜のその時間までは私は超能力者ではなかったからである。かといって、就寝中に何者かが私に忍び寄り改造手術を施し超能力者に仕立て上げたのか? そんな突飛もない考えもでたがすぐに自分の妄想を頭から振り払う。そんなわけは無い。第一部屋に侵入の形跡は――素人目にはではあるが発見できなかったからある。そんな非現実的な思考に時間を費やすなど愚の骨頂である。
 そこでようやく私は重要なことに思い至った。まだ脳みそが寝ぼけているのか私は最も肝心な自分が持っている超能力とは一体何か? ということにまで頭が回っていなかったのである。流石の私も自分が超能力者になったことに慌てふためき、そんな大事なことにまで気が回っていなかったとは――などと悔やんでいる間に電車は目的の駅に到着した。
「あ、降ります! 降ります!」
私はあわてて電車を飛び降りた。

 会社に辿り着くと、そこは冷房が良く効いており、私を見かけた女子社員が
「あ、おはようございます!」
 といつものように、ぺこりと頭を下げ、そして再び机の上を拭き始める。それだけで今日もいいことがありそうな気がするから不思議なものだ。私は席に着くと、椅子の背もたれに背広をかけ、ネクタイを緩めて椅子に座る。ぎしぃと軋む音を聞きながら机の上を確認する。ノートパソコンを開き電源を立ち上げると彼女と私のツーショットの壁紙が姿を見せる。さて、仕事だ。
 昼休みになると同僚と近所のファミレスまで昼食を食べに出かけたが、私の心は超能力のことでいっぱいだった。昨日の夜、彼女から電話で
「今日は大事な話があるの」
と少し恥ずかしそうな声で言われ、もしやキスから先の行為の許可証を発行してくれるのだろうか、いやいや、今度の週末に私のお父さんにあって欲しいのと言われるのかもしれないと胸をときめかせどきどきしていた私が――である。私もヒーローや超能力者に憧れた類の子供時代を過ごしていたが、高校生になる頃には自分はそういう特別な一握りの人間ではないと思い込んでいたのだ。そんな私が今では超能力者なのだ。今思えば若かりし頃に超能力をもし得ていれば、若さに任せて
「俺は超能力者だ!」
 と世間に公言し超能力を軽々しく使い、周囲から白い目線で見られ
「あの家の坊ちゃんは自分を超能力者と思い込んでいるんですって」
「あら、いやですわね。受験ノイローゼかしら」
 などと陰口を叩かれていただろうが、今の私は立派ではないが普通に良識と常識をかね揃えた大人に成長していた。むやみやたらと他人に自分が超能力者だとひけらかすつもりはなかった。だってその方が格好いいじゃないか。
 さて、私が自分を超能力者だと認識したのは超能力のスイッチを私の中に見つけたからである。イメージ的に言えば後頭部の後ろ側あたりに戦隊モノに出てくるような赤いそれらしいスイッチがあり、それをカチッと押すと超能力が発動するという寸法である。何故だかわからないが、それが超能力――凄いことが起きるスイッチであることを私は疑っていなかった。だが、問題はそのスイッチを入れると一体何が起こるのかは私にもわからない点にあった。そう、スイッチを入れるまでは。しかし、具体的にどんなことが起こるのかはいくら考えても皆目見当もつかなかった。瞬間移動、読心術、透視などであればいいな、という希望も持っていたが、可能性としてはスプーンを手に持ってスイッチを押すとスプーンがくにゃと曲がる。そんな類の能力である可能性もあるのだ。
私は試しに――そうあって欲しくないと言う反語的な期待を胸に、手にスプーンを持ち軽い気持ちでそのスイッチを入れた。カチンと私にしか聞こえない音が聞こえたと同時に――世界が一変した。それも最悪な形で。




 私の二十八年の人生でどうしよう悩んだことは数える程しかないといえる。何故ならたった一度しかないからである。だからこそ、どうしようと悩んだ日のことは忘れない。時間にして二秒ほどである。
「付き合ってください」
 真っ赤な顔をした可愛い彼女からの告白。さしもの私も二秒ほど混乱したが三秒目には
「こちらこそ、よろしくお願いします!」
 と男らしく手を差し出し、了承の返事を返したのであったが。その私が――正常な思考、簡単な状況把握をするまでの数分間、茫然自失の状況であった。私は左手で自分の頬を叩くと
「ヴゥエシュィン」
と怪しげな音が町中に響き渡るが痛く無い――つまり夢? と、この後、私は約五度もこの行為を繰り返すのだが頬からは全く痛みを感じていなかった。しかし耳は――阿鼻叫喚とはこのことを言うのだろうか、――人々の叫び声、悲鳴、車と車がぶつかる衝撃音。鳴り止まぬクラクションの音。ゴゴゴゴと地響きのような音を響かせながら、角砂糖のように倒壊していくビルの音を聞いていた。
「なんだ……こりゃ?」
 と呟いた自分の声は
「ウゴルルルル」
 と奇妙な獣の雄叫となり、周囲の様子を覗うと足元には崩れた角砂糖のような物体が散乱しており、虫のような大きさの小人が助けてと叫びながら私の傍から離れていた。ふっと首を動かすとそこにはぼんやりと光る人の姿があった。そしてその人は私が頬を叩くと、その人も同時に頬を叩くのであった。続いて両手を頭の上に置き、うっきぃ〜と猿のような私のお決まりのポーズを取ると目の前の人も寸分たがわず同じようなポーズを取ったのであった。
私は知性を総動員させて考えた。いつの間に私はどこかの映画のセットに迷い込んでしまったんだ?いやいや、そうであれば
「カトカットカットォ! きみぃ! 困るんだよ。そうでなくても押してるってのに……一体何処から入ってきたんだね!」
と文句を言いながら映画監督やその関係者にお説教をくらうはずだし、そもそもこの姿はなんだ? 着ぐるみにしてはやけにリアルだし、それにどうもそんな感じでも無い。いいか? 落ち着け。あせったら負けだ
「はぁい! ドッキリでした! お疲れ様でした〜」
 とテレビ局の人間がそろそろ看板をもって登場するかもしれないぞ。落ち着け、落ち着け。
と、私はきっちりと混乱の極みにいたのであった。
そう、気がつくと私の身長は6階建てのビル程の大きさの光の巨人になっていたのであった。


えっと……これは夢?と現実から逃避し、仕事を片付け今夜のデートの待ち合わせ場所に向いたいところだったが、周囲のざわめきがそれを許さなかった――いや、突然脳内のスイッチが奇妙な無数のアイコンの羅列に変化し、私はその奇妙なアイコンを意識せざるを得なかったのだ。
 正直に告白しよう。何度も言うようだがこのときの私は混乱の極みにあった。まるで文字の読めない海外のエロサイトのような怪しいアイコンなど普段であれば決して触れもしない――だが、このときだけは違った。もう一度スイッチを切って元に戻る。そんな簡単な選択肢が無い中ではこの怪しげなアイコンをクリックするしかないと思ってしまったのだ――結果的にはそうしなければならなかったのだが――私はその中の一つ、一番上のそれを恐る恐るクリックした。後悔した。



 燃えさかる町。溶解していくビル。人々の逃げ惑う姿。子供の泣き声。
私の目の前に映る光景は一言で言えばさながら地獄絵図であった。
目の前のビルはまるで発泡スチロールにアセトンをかけた様にぐんにゃりと溶け、次の瞬間木っ端微塵に――まるで目の前で特撮番組の収録に立ち会っているかのような錯覚を覚えながら――爆発してしまった。その背後の町も光が一閃すると、まるで火薬でも仕掛けていたかのように大爆発を起こし炎上していたのであった。そうである。私は無意識のうちに両腕を十字に交差させ、その左手から謎の光線を照射していたのであった。

 私は混乱し、今の行動をなかったことにしようと次々と頭の中で謎のアイコンをクリックしていく。
カチカチカチカチカチとクリックすると光の輪が周囲の建物をまるでバターのようになぎ倒し、熱光線が周囲の建物をまるでクリームブリュレの仕上げのように焼き、冷凍光線は炎ごと建物を厚い氷で覆いつくしていた。バリアーと念力、水流放出の被害について他の能力に比べれば微細といってよい程度であったが反重力光線は地面から根こそぎ構造物を雑草や大根、さつまいものようにひょいひょい軽々と引っこ抜いていた。
「なんなんだ……なんなんだ! これは! 戦闘能力ばっかりじゃないか!」
 と気がつく頃には周囲は綺麗さっぱり焦土と化しており、逃げ惑う人々どころか自衛隊の戦車や報道関係と思われるヘリコプターまでいなくなっていた。そういえば、まるで蚊のように私の周囲を遠巻きにしながら飛び回っていた虫を手で軽く追い払った際に竜巻が発生し、飛行物体はおろか地上にある樹木を巻き込みながら軒並み吹き飛ばしていたような気がした――
その頃になってようやく私は冷静さを取り戻していた。まずい、まずいぞ。このままでは私は明日の朝刊の1面どころか3面を飾ることになり、私の故郷ではお母さんに
「今の心境はどうですか?」
 とマスコミが無神経なマイクを向けお母さんは
「小さい頃はあんなにいい子だったのに」
 とハンカチを涙で濡らし、お父さんは
「お前のような奴はもう、親子じゃねぇ! 勘当だ!」
 と烈火のごとく怒り私が正月に実家の敷居を跨ぐことを許さないだろう。いや、両親よりなにより彼女に
「まさか……あなたがそんな酷いことをするなんて……見損なったわ! 大嫌い!」
 などと言われてフラレでもした日には私は世界を巻き込んで――いや、物騒な想像はよそう。まずは、今のこの状況をどうするかが重要なのだ。冷静になれ。冷静に…
頭が冷えて、周囲も静かになったので私はようやく冷静に状況を分析し始めたが状況は最悪、残りのアイコンは十程残っている。さぁ、どうする?<コマンド と同じ問答を繰り返すばかりであったが私は残りのアイコンを押すのが大いに躊躇われた。しかし決断せねばならない。もしかしたらこのどうしようも無い事態を解決、いや逆転してくれるようなものがあるかもしれないと信じて。


 さぁ、ここから少し話を早送りしてみる。私が最後のアイコンに辿り着くまでに経験した超能力は私の想像を大きく逸脱するものはなかった。そう、五人に分身したり7色の光線を照射したり、ちょっと音速を超えたパンチが衝撃波を撒き散らし程度である。少々――いや、近隣の地形を大きく変化させたりしたのだが、どうにもこうにも、怪我を治す。空を飛ぶ。破壊した建物を治すといって平和的な利用が出来そうな超能力を私はないだろうという最悪の予想通りの結論に辿り着いたのであった。そして残るアイコンは一つ。おそらくこれをクリックすれば元の姿に戻れるのだろうと私は確信していた。でなければ、私は一生をこの光の巨人の姿のままで過ごすことになるからだ。もし光の巨人のままであれば私は
「ああ、これは夢に違いない」
と今まで試した超能力を思う存分百パーセント振るっちゃおうかな。どうせ夢だし。なんて考えていた。
聞いてますか? これで戻れなければ暴れる。そういっているんですよ? 流石に温厚な私でも仏の顔は十一面観音以上にはないんですよ? あはははは。などと誰に言うでもなく呟いていた。
 しかし、私は別の悩みにこそ頭を抱えていたのであった。この最後のアイコンで元の姿に戻れるという前提で――だが、戻ったとして今、この状態で元の姿に戻れば私は全裸になってしまうということだ。いや、もっと深刻な問題はこの爆心地のような草木の一本も残っていないような焦土にぽつりと私だけが全裸で残っていることはどう考えても私が犯人と言うことになってしまうような気がしていた。器物損壊、業務上過失致死、公然わいせつ罪。何にせよ普通に警察署に赴き
「ごめんなさい。私が全部やりました」
 などと自首しても死刑は免れない。よくて無期懲役。或は
「お〜い! 頭のおかしい奴が来たぞ」
 と定年を間近に控えた警察官に哀れんで病院を紹介してもらえるかもしれない。いやいや、公共の場所で全裸の男が交番に駆け込んだ時点で逮捕。芋づる式に余罪追求される恐れもある。しかし、そんなことよりなにより私は彼女との待ち合わせに遅刻し、彼女を待たせることを思うだけで胸が痛くなった。
「約束を破る人だったなんて……もう知らない!」
 と彼女に振られるかもしれない。いやいや健気な彼女の事だ。私が大災害にあったと今頃心配しているのかもしれない。そうだ、マスコミのヘリも飛んでいたのだから既にお茶の間はこのニュースで持ちきりかもしれない。偶然彼女がそのテレビを見て、私の会社の近くと気がつき不安な気持ちで私を待ち続けるかもしれない。
 時刻を見れば既に十六時、会社のお昼休みはとっくに終わっている。それどころかもうすぐ彼女との待ち合わせ時刻ではないか! 
 さて、どうする! どうすれば日常に回帰できる……何よりもデートの時間に間に合わない。
そこで私は暴挙にでた。
そう、最後のアイコンをクリックした。




十九時五分に
「ごめ〜ん、待たせちゃった?」
「ううん? いま来たとこだよ」
 と彼女とお決まりのやり取りをする。彼女は心配そうに私の顔を見つめ。
「大丈夫だった? ニュース見た?」
 と矢継ぎ早に私に質問してくる。無理も無い、私も道中ニュースを見たがどのチャンネルも光の巨人の報道ばかりだった。未曾有の被害。宇宙人の襲来。ファーストインパクト。地底人。アメリカの核実験の結果、巨大化した生物。少し遅れてやってきたアンゴルモア。プラズマです……etcと、どのテレビもこぞってその謎の巨人の謎の破壊行為について色々な推測を述べていたがその全てが不正解であると知っているのは全世界で私くらいのものだろう。
 そう、最後のアイコンをクリックした瞬間。私はその地点から1kmほど離れた場所に空間転移していたのであった。しかも、変身前の服を着た状態――つまり元通りの私の姿に戻ってだ。そう、最後の最後で私は助かったのである。そして避難する人々に混じり、彼女との待ち合わせ場所に急いだのだった。彼女を待たせるわけには行かなかったのである。
 彼女が
「あれって何だったんだろう」
 とか
「凄い被害だったみたいだね」
とその光の巨人について私に熱っぽく語るたびに私は胸がチクリと痛んだ。純粋な彼女は真剣な表情で怒っていた。私がしでかした取り返しのつかないことに対して。
 私は打ち明けようと思った。私が超能力者であることを彼女にだけは伝えようと思った。その結果私がどうなろうとも、彼女に嘘や隠し事をすることは出来なかった。
「君に話したいことがあるんだ」
 そう彼女に真剣なまなざしで告げると、彼女は一瞬たじろいでから、私の瞳を真剣に見つめ
「私も…あなたに話しておきたいことがあるの」
 と搾り出すような声で呟いた。可愛い。
私はその言葉から彼女の決意を感じとり、
「君から先に言って」
 と促した。
すると彼女は右手を唇に当て、その小さな体から勇気を振り絞るようにして私に言った。

「笑わないで聞いて。私……実は超能力者になったみたいなの」
 ああ、お母さん。どうやら私はとうとう予知能力まで身につけたようです。
明るく光り輝く未来が――
2006-09-13 11:47:16公開 / 作者:ぽっきぃ
■この作品の著作権はぽっきぃさんにあります。無断転載は禁止です。
■作者からのメッセージ
超能力者に憧れてスプーン曲げを良くしたものですが、腕力以外で曲げれたスプーンはありませんでした。ぽっきぃです。
よくよく考えれば人間は誰しも超能力を持っている。
そんな中で「透視」とか、いわゆる「使える」能力を持っている人はほんの僅かで、他の人はみんな「100キロ先のタンポポの成長を促進させる」とか「呪った相手を百年後に呪い殺す」とかわかりにくい能力なんじゃないかな? だったらいいなと考えて書きました。
楽しんでもらえれば幸いです。
この作品に対する感想 - 昇順
感想記事の投稿は現在ありません。
お手数ですが、作品の感想は旧版でお願いします。