『今の世の中は』作者:吃驚男 / V[g*2 - 創作小説 投稿掲示板『登竜門』
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原稿用紙約3.03枚
 世界は既に汚れた世界と化している、人は何故人間同士戦いあうのか…何故、仲を取り組めないのか。人は本来なら人と人が協力し合い生活するはずが今では、それが出来ていない。職業では人よりも上へ、人よりも強く、人よりも優れ優秀な脳を持つ者が優先的に選ばれる。優れぬ脳を持つ者や頭の出来が悪い者は見捨てられ、そういった者達が邪道へ進み悪事を働くこととなる。それを自分の責任ではなく相手が勝手にしたことだと決め付けているが本当にそうだろうか?そもそも、その者が邪道へ走ったのは己が見捨てるから走る。それに気付かずに平然と過ごす、そして忘れる。人は勝手過ぎる、思い通りにならなければ気が済まない者や、弱者が言うこと聞かないから暴行を加えつつ嫌がらせをし言葉では何も言わずに…今の世の中はそんな腐った世界だ。

 最近では虐待というのがよくある、自分の子に暴行を加え更には殺しにまで入ってしまう。何故、自分の産んだ子に暴行や殺しを計るのか。産まれてまだ間もない子にとっては何が起きたかも知らずに死んでゆくのだろう。これから新しい人生を歩み出すはずだった子の人生が終わって、その後の未来が解らぬまま死を迎える。その者達は人の命を何だと思っているのだろうか…、中には自ら産んだ子が邪魔だと言って見捨てたり高いところから落としたり、とても卑劣なことをしている。このままでは世界は危ないとそう思う、こんなことが長く続いてしまえば何れ世界は破滅を迎えてしまうだろう。これを解決するには一体どのような対策が必要なのだろう。更に最近では年端もいかぬ少年少女が中年熟女や高齢者を簡単に殺してしまったり、あるいはその逆で中年熟女や高齢者が少年少女を行方不明にさせたりとか色々な問題が起きている。そして結局は死を意味する。人は今、人の命を簡単に安く見ている。それかテレビや映画などの残虐シーンや漫画やゲームなどの卑劣シーンを見て現実の人を漫画の人物と同じように見ているのかもしれない。以前ニュースで少年が殺人を犯した時に放った言葉がこれだ。

「どうせ人は死んでも、また生き返ることが出来ると思ったから殺した」

 動機は多分これで、理由はゲームのやり過ぎで非現実な魔法あるいは呪文とかで生き返らせることが出来るでしょうと少年は思っていたらしく殺した。しかし現実で人は死んだら生き返ることはない、生き返す術もなくただただ死を見守るだけの悲しいことだけ。だが中には、それを運命と言う者もいるが死ぬことが運命なんていう悲惨な運命ほど酷いものはない。人は運命を頼りに生きている者もいる、そうじゃない者もいる。運命に逆らって生きるということも運命に頼って生きるということも、どちらもよいとはいえない。人生には常に選択肢は2つだけである。どちらを選べば幸福か、どちらを選べば不幸か人は気付かず数秒間にいくつもの2択のどちらかを選び生きている…。

終わり
2006-06-07 18:25:34公開 / 作者:吃驚男
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■作者からのメッセージ
最近いろいろありましたね、それを小説にしてみました。
この作品に対する感想 - 昇順
小説というよりは社説のよう、というのはさておき。
弱肉強食なのは過去からの話です。非現実な人間が増えているというよりは、非現実な話がアッという間に報道されるマスコミニケーションの発達が著しいように思えます。腐っているというのなら、その腐った世界に順応しなければどうにもならないかと。
2006-06-07 19:13:50【☆☆☆☆☆】スイミンブソク
誰かが変えなければ誰かが動かなければ世界は腐ったまま何も変わらんということですかね、私がその『誰か』になるよう頑張りますよ。今はまだ偽者の平和ですが何れは本物の平和の世界に成し遂げたいですね。ちなみに偽者の平和とは表では平和に見えるが裏では非道や問題、戦争などなどで、本物の平和というのは例え貧しくても協力し合い助け合い喧嘩もするけど、それも一つの幸福であるという例えるならゲームみたいな感じですがそんな世界にさせてみたいですね。
どうも感想ありがとうございました
2006-06-07 22:13:43【☆☆☆☆☆】吃驚男
小説というには短い気がしますが、書いてある事は確かですね。最近は殺人の層が広がってきていますし。こういうの書く人って中々いないんじゃないかな。
2006-06-08 16:52:25【☆☆☆☆☆】朔羅
 小説としても主張系の文章としても読めませんでした。
 問題意識をもつことはよいことだと思いますが、その内容が広範に亘りすぎており、充分な解決案が提示されていないように感じました。
 一度、意識した問題に徹頭徹尾向き合ってみてはいかがでしょうか。
2006-06-08 21:42:47【☆☆☆☆☆】clown-crown
意見文と見受けましたが、やはり指し示す内容が広過ぎるのではと。
一例にとどめた上で人物を登場させたほうが小説としては成り立つのではないでしょうか。
ワイドショーで大々的に報じられる凄惨な事件もありますが、それが全てでは無いですよ。この文を読んだ限りでは、どうもそういった報道に偏りすぎてるような気がしましたので、一応。
本音は、前半のくだりが奇麗事過ぎて非常に鼻につきました。
しかしこういった問題に正面から取り組もうとした誠意は評価できると思います。
ではこのあたりで。
2006-06-10 01:29:57【☆☆☆☆☆】蘇芳
 うん。こういうのって、ものを書く人間が一度は陥る陥穽じゃないかと僕は思う。書き始めの頃、作品世界に対して僕はもう本当に神様だと思っていたもの。司馬遼太郎が「小説家はお座布団の上からものを見てはならない」って言ってたの、その頃は本当に理解できなかった。今はちょっとだけできるかな。
 何だろう、技巧云々っていうことより、clown-crownさんの言う(久しいなclown-crownさん・笑) 向かい合うということだね。思うこと、考えること、憤ること、そういうのって知識の習得とはまた全く別のことだからね。高踏高邁で実感のない議論より、平凡に凡庸に日々の中で感じる事柄などこそを、小説という表現は求めているんじゃないかと僕は思うのだ。或いは、高踏高邁な議論を一度自分にとっての取るに足らない平凡な空間に還元し、自分の肉感をもってそれと向かい合うということが大事だと思うのね。それが座布団から降りて、見下ろすのではなく、見つめることなのだと思う。
2006-06-10 10:52:40【☆☆☆☆☆】タカハシジュン
何だか凄く難しいこと言ってて僕にはよくわかりませんけど僕の意見からしては人は変われば変わる事が出来るんですから…。
もしそういう考えを持った人が増えるだけでも世の中は変わると僕は思います。
別に誰が正しくて誰が間違ってるだなんて言いませんけど自分の考えは自分の答えなんだと僕は思います。
人生を生きてきた男さんには悪いですけど、そういった考えとかは自分の心に閉まっておくべきだと僕は思います。
気持ちはよくわかります、ですが人は人それぞれの考えを持っているんです。
今の世の中に同じ考えを持つ人は少ないでしょう、もし同じ考えならこんなにたくさんの人から返答されません。
グレるような言い種で悪い気もしますが所詮、僕達は世の中から見ればちっぽけな存在です。
そして人生を生きてきた男さんは、そのちっぽけな存在である僕達が世を変えるなんて大胆なことが出来ると思いますか?
でも万が一にそういう人がいるかもしれませんね、万が一のその一は人生を生きてきた男さんなのかもしれません。
色々と文が長くて自分でも何言ってるのかだんだんわからなくなってきましたので、とりあえず終わります。
自分の考え、自分の気持ちを大切にすれば必ず目的地へ辿り着くと僕はそう信じています。でわでわ^^
2006-06-10 16:55:22【☆☆☆☆☆】堀越祥太郎
計:0点
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