- 『春の陽、儚き君』作者:陸 / V[g*2 - 創作小説 投稿掲示板『登竜門』
- -----君は覚えているだろうか -----僕のことを…
- 全角916.5文字「ずっと、私はあなただけが好きだから。愛してる…」
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それが君の最後の言葉。
あれからもう8年もたったけど、僕はずっと忘れていない。
暖かい光が差し込む病室のベットで、君は言ったね。
優香……。
ずっと忘れない懐かしい名前。
だから、僕も君以外の人を好きになっていないよ…。
*****
「蓮、私ね、白血病だって…」
それは暖かい春の日のことだった。
「え…?」
「大丈夫だよ、こんな病気!ホラ、今だってこんなに元気だし。」
そう言った君は愕然としている僕を安心させようとして、無理した笑顔でそんなことを言っていたよね。
僕があの時、無理しないでって言ってあげれば、君が悲しそうにする必要も無かったかもしれないのに…
でも、好きな人も守ることができなかった弱い僕を、君はいつも笑顔で慰めてくれた。
「蓮がそんな顔しちゃったら意味ないよ。だって私が笑顔で居られるのも、蓮が居るおかげなんだよ。」
満面の笑みで言う君…。
僕は涙が出そうになったよ。
だから僕はそんな君のために、精一杯努力した。
そんな陰で、君は髪のことをすごく心配していたんだ。
隠してたみたいでも僕にはすべて分かるよ。
すごく悲しくて、苦しいってことが。
僕は君の笑みのお礼を精一杯の言葉で返すよ。
「優香の髪が長くても短くても、俺が好きなのは優香の中身だから。」
そして君は凄く嬉しそうに笑って言ったね。
「ありがとう」って…。
それがずっと忘れられない君の一言。
いつも笑っていた君は、とても綺麗だった。
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でも、やっぱり人間って儚くて脆いものだから。
暖かい日射しの差し込むベットで、君は幸せな夢を見に行ったね。
「ずっと、私はあなただけが好きだから。愛してる…」
最後にたった一言、いつもと全く変わりのない笑みを浮かべながら…。 - 2006-01-30 21:51:38公開 / 作者:陸
■この作品の著作権は陸さんにあります。無断転載は禁止です。 - ■作者からのメッセージ
いやー、どうもこんにちは。陸です。
今回もまた意味不明な文を書いてしまいました。
なんか感動純愛モノが書きたくなったので…。
誰か、心優しい親切な人がいたら読んでやって下さい。
- この作品に対する感想 - 昇順
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小説と言うより、少々、内容が「詩」のような文章でした。
なので、もっと主人公と優香の遣り取りを物語らしくし、且つ明快な風景描写をした方が良いと思います。
まぁ、小説というのは順風満帆にうまくいくものではないのですが、頑張ってください。2006-01-30 22:11:54【☆☆☆☆☆】ルイ心が暖かくなりました。切ないけど。次回作に期待2006-01-30 22:19:31【☆☆☆☆☆】猫絶^鮎絢゙心優しい親切な人を求める前に、まず自分が誠意を見せてください。これは投稿する以前の問題です。2006-01-30 23:18:24【☆☆☆☆☆】clown-crownこんばんは、作品読ませて頂きました。自分もルイさんと同じく、詩のような印象を受けました。このような手法でこのくらいの長さの方がいい、とおっしゃる方も巷には大勢いるとは思いますが、一読者の感想としては、もう少し登場人物の内面や世界観を覗かせて欲しいと思います。実際に"永遠に愛してる"と言われたら重い束縛に感じる人もいますし、親しい人が助からないと知ってなんて不公平だと世の中を怨む事もあると思います。まずは実際にそのような状況に自分がなったらどうするだろう、なんて考えてみるのはいかがでしょうか。2006-01-30 23:23:28【☆☆☆☆☆】紫煙突[簡易感想]もう少し細かい描写が欲しかったです。2006-01-30 23:54:20【☆☆☆☆☆】アナハイム[簡易感想]もう少し細かい描写が欲しかったです。2006-01-30 23:54:29【☆☆☆☆☆】アナハイム作品を読ませていただきました。「詩」として、ある程度のイメージが伝わってきますが、小説としてみた場合は物足りなさを感じます。心情や背景など作品に血肉を付けて欲しいです。では、次回作品を期待しています。2006-01-31 23:20:50【☆☆☆☆☆】甘木拝読しました。断片的に過ぎるため感じいることが出来得ませんでした。次回作御待ちしております。2006-02-03 03:07:15【☆☆☆☆☆】京雅計:0点 - お手数ですが、作品の感想は旧版でお願いします。