『Half&Half』作者: / b - 創作小説 投稿掲示板『登竜門』
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Half&Half 
〜girl’s side〜
 ねえなんで?
 なんでみんなはわたしをにくむの?
 わたしがなにをしたの?
 わからない。
 わたしは・・・・
 私はどうしたらいいの?

 人間の住む世界から遠く離れた場所。神界と呼ばれる世界は、確かに存在していた。しかし、その中にも争いはあった。天使と悪魔は、相容れないもので、ずっと戦が続いていた。
その中にいた、天使の一人は、普通とは違っていた。羽根が、灰色だったのだ。

私のこの羽根を何度恨んだことだろう。これのおかげで、友も、仲間も、親でさえもいなくなってしまった。ここには私みたいな「異常」なものを快く思わないものもいたから、何度も追われて、殺されそうになって。いつしかそれが日常になっていた。躊躇いなく手を汚していって、それでも何のためにそれをするのか、理解していなかった。別に、自分の命が大事だとかいう訳ではない。正直、そんなものどうでも良い、と思っていた。それでも私の一部はまだ、生きることを望んでいたし、奴等に殺されるのも癪だった。ただ、それだけ。

 ある日、私は街外れの川の傍に行った。ここに来たのは初めてだったけど、静かで、落ち着ける場所だった。座ってぼんやりとしていたら、誰か、否、悪魔が近づく気配がした。だけど、それ自体には悪意があるようには思えなかったし、力もあまり強くなかったから、私は別に動かなかった。その悪魔が近付いてきて、私に気づいたらしく、すこし緊張するのが背中ごしに分かった。その後彼は動きもしないので、私は口を開く。

「私、何に見える?」
「分からない。俺の知っている限りでは、判断できないな。そんな羽根をもっているものの話は聞いたことがないからな」
 一瞬、彼は驚いたようだけど、すぐに緊張を解いて答えた。何となくだけど、他の悪魔とは違った雰囲気がしていた。
「やっぱりそう?私にもよく分からないの。どちらでもないってことは、分かるんだけど」
 素直な彼の返答は私の考えていることにも似ていて、すこし嬉しかった。振り返って、彼と眼を合わせる。黒い眼、漆黒の髪、悪魔の羽根。私みたいに「不完全」じゃないのはすこし残念だったけど、それでもなんとなく好感がもてた。
 それでも、一つだけ彼には聞いておくことがあった。

「それで?私を殺す気なら、別にかまわないけど」
 彼に武器をむけるのはできれば避けたいことだったけど、本心は隠したまま言い放つ。
 「・・・死にたいのか?」
「別に? 多分負けないだろうし」
 彼にとっては敵のはずの私にそんな言葉をかけるのが不思議で、それにそんなことを言ってくれるのが、嬉しかった。自分でも自然に笑いがこぼれてくるのが分かる。すぐにいつ戦ってもいいように切り替えたけれど。突然増えた私の殺気に一瞬彼は呆気にとられて、その後口を開く。
「俺からは手を出す気はない」
「そう? それなら私もあなたは殺さない」
私にとってもそれは嬉しいことだったから、すぐに警戒をとく。彼ならいきなり攻撃されても大抵はなんとかできる自信もあった。それ以上に、彼はそんなことしないだろうという妙な確信があった。
これで交渉成立だね、と言ったら彼は妙な顔をしていた。私が何か変なことでも言ったんだろうか?その疑問はさておき、とりあえず聞き忘れていた最後のことを尋ねる。
「あ、そうだ。名前なんていうの?」
これは頭を抱えていた彼もすぐに答えられるようで、すこし安心した。怪我をしているわけではないらしい。
「バレル。お前は?」
「私はセフィー。宜しくね?」
私がよくあそこに行くようになったのは、この時からだった。行って、大抵の場合何もせずにじっとしているバレルに、私が話をする。会話をするわけではない。バレルは、大抵ただ聞いて、相槌を打つことくらいしかしないからだ。それでも、こんな時間、私は持ったことがなかったから、ただ聞いてくれる人がいることが、嬉しかった。


 それでも、私が時々血を被ってしまうのは、仕方のないことだった。バレルにも血の臭いは分かるようで、そのたびに顔をしかめていた。そのたびに少しだけ痛む心があって。自分にそんなものが残されていたことが嬉しくて、またそんなことでしか自覚ができないのがつらかった。
 ある日、あそこに向かおうとした私の前に、いつものように何人かの天使が現れた。
 「お前、昨日俺らの仲間殺したんだろ」
 「それがどうかした?あっちが先に私を攻撃してきたのよ?大体、人聞きの悪いこと言わないでよ。少しは生きてるでしょう」
 もう、何も感じない。こんな会話が、私の日常だった。この日までは、これでいいのだと信じていた。その中に、彼女がいるのを見るまでは。
 「リナ…?」
 忌み嫌われていた私の、唯一の友人。その彼女が、彼らと一緒にいた。
 「なんで…」
 「聞きたいのは私のほうよっ。お兄ちゃんを殺してっ…」
 ああ、それではアレは彼女の兄だったのか、と思う。数日前、同じようにして私の前に立ち塞がった者。顔立ちが似ているとは思っていた。もっとも、今となってはこの世の者ではないわけだが。
 「彼は、あなたのお兄さんは、私を殺す気だったんだよ?私は自分を守っただけ」
 いつか彼女も離れていってしまうのは分かっていた。わざと彼女を挑発するのは、自分のため。どうせなら心から憎まれていたほうが私の気も楽だ。
 「それでもっ、セフィは、私のお兄ちゃんを殺したっ」
 「別にあなたのお兄さんだから殺したわけじゃないわ。他の誰でも、自分が危険だと思えば殺す。死にたくないもの」
 その場にいるものが怒りに震えるのが感じられた。
 「いくら私でも、リナを殺すのは心が痛む。できれば、さっさと立ち去ってもらいたいんだけどね?」
 俯いていた彼女が顔を上げたとき、その手にはナイフが握られていた。それをみただけで、希望が潰えたのが分かる。
 「いいえ。あなたはお兄ちゃんの敵よ。死んでもらうっ」
 他の者も次々と武器を呼び出す。私も、自分の愛用も武器、大鎌を取り出した。これは私が「死神」であることの証。他人にそう呼ばれるようになった時初めて手にしたものだ。これを手にしたときに生き残った者はいない。
 彼らは一斉に飛び掛ってくる。だが、攻撃が甘すぎた。私が背後にまわったのすら目で追えないらしい。大鎌の一振りで、一気に数が減る。あっけないほど簡単だった。結局、最後に残ったのはリナだったが、私はそれまでに傷一つ負ってはいなかった。対するリナは、大小の傷が体中についている。考えずとも、結果は明らかだった。
 「もう一度だけ忠告するよ。今逃げれば殺さない。」
 「っ誰がよ!」
 できれば、逃げてくれればいいと思っていた。一時的に生き延びるだけなのだろうが、それでも。だけど彼女が引かない以上、私としても仕方がなかった。
 「バイバイ」
 勝負は一瞬だった。あっけないほど簡単に、リナの体は崩れ落ちる。その体を受け止めて、うずくまる。
 「…ごめんね、リナ」
 私があなたのお兄さんに殺されていたらよかった?それともあなたに殺されれば?
 「逃げてくれれば、良かったのに」
 あなたも、あなたのお兄さんも。
 「…私に関わらなかったら、死ななかったんだよね」
 本当に、「死神」なのかもしれない。失くしたくない物さえ、私の掌から零れ落ちていく。
 「本当に、ごめんなさい」
 泣いてはいけない。視界が悪くなるのは、今の状態を悪化させるだけだ。それでも、心からは血の涙が流れ出す。
 その場を立ち去る時、一度だけたった一人の友人を振り返る。いや、彼女の亡骸を。そして、そうしたのは自分だった。
 そのまま、いつもの場所に行く。思ったよりも遅くなってしまったらしく、バレルはもうそこにいなかった。そのまま膝をかかえて座り込む。今日はどうやっても戻れる気がしなかった。今頃は彼らの死体も見つかっているはずだ。戻るのは危険すぎた。特に今の私にとって。
 夜はただ静かに過ぎていった。

 翌朝、気がついたら私の目の前にはバレルがいた。頬に一本紅い筋がはしっている。どうやら、怪我をしているようだ。
 「あれ?バレル?何やってるの。怪我してるよ?」
 正直な感想には、呆れたような視線が返ってきた。
 「おまえのせいだろう…」
 私が何かやったのだろうか?思わず悩んでしまったが、特に思い当たることはない。
 「とりあえず、大丈夫か?」
 心配しているらしい。それももっともなことだろう。私は血で染まっているのだから。普通なら、怪我でもあるのかと思う。
 「あ、うん。平気平気。昨日から追いまわされていただけだから」
 言いたくないから、隠していた。それだけでは繕えないのは分かっているけど。
 一瞬彼は何か聞きたそうにしたけれど結局、そうか、と言っただけだった。明らかにわざと聞かないでくれたのだ。その心遣いが嬉しかった。だから、私も何も言わなかった。リナを殺してしまったことは、胸の中にしまいこんで。

 それからしばらく経っていたが、リナのことは私の頭から離れなかった。あのあと私を狙う者は一気に増え、今まで以上に戦闘ばかりの日々が続いていた。その中にいても私には躊躇いのようなものがあった。今更、何を考えているのだろう。今まで殺した者の数など数え切れない。それなのに、今になってたった一人を殺したことに負い目を感じている。

 そんな自分が、情けなくて、酷く滑稽だった。

 今まで殺してきたのは、何のため?
 イキルタメ。イキノコルタメ。
 リナを殺したのは何のため?
 イキルタメ。イキノコルタメニ。
 生きてなんの意味があるの?
 ワカラナイ。

 それなのに、生き続けてしまう。
 ねえ、私はいつになったらやめる事ができるの?
 望むことなんて、もとから無い。
 叶うなんて、思っていないから。 
 ただ早く、終わらせたいだけなんだ。
 届かない光なら、見えなくたっていい。
 それでも、光を求めてしまう。
 すべてを終わらせるヒカリを。
 それだから、死にたいんだ。
 だからこそ、消えたいんだ。
 意味の無いものならば、無くたって、良かった。
 それなのに、生き続けてしまう私は、どうしたらいい?
 ねえ、いつになったら私はヒカリを見ることができる?


 そんなある日、また私はあそこに向かった。いつもの場所。唯一つの、居場所に。
 いつかのように座っていると、ふいに頭の中に映像が浮かぶ。
 どうやらいつものやつがやってきたらしい。
 先読みは私の能力の一つ。と言っても、自分ではコントロールができないから、あまり使い道は無い。それでも、時々見る時は必ずその通りのことが起こった。
 自然と湧き上がる映像に身を任せ、できる限り見ようとした。

 夕暮れの空。私。あそこにいる。
 周囲。敵。危険。戦う? 否。
 微笑む。
 嬉しそうに。
 紅い紅い空。
 紅い紅い海。
 血が流れた。
 倒れてる。
 死んでるの? 是
 
 言葉が溢れる。思いも、溢れる。
 モウドウダッテヨカッタンダヨ。
 
 「っは…」
 最悪だ。よりによって自分の死を見るとは思わなかった。
 だが、休む暇もなくもう一組の映像がやってくる。

 昼間。私。彼。
 泣いている、彼。
 その手には紅い紅い血。
 笑っている、私。
 これを望んでいましたか?

 雫。落ちる。
 ココロ。儚く。
 散りゆく花。
 とても、とても。綺麗だった。

 「セフィー、どうした?」
 ふいに、声が聞こえる。彼の声。でもそれはどこか霞がかっていて、私はほとんど気にしていなかった。
 オーケー。どっちに転んでも逃れられないのね?じゃあ、これをどうやって決める?
 「セフィー。おい、大丈夫か?」
 肩を揺すられる。夢から覚めたような気分で、私は目の前のバレルの顔を見た。
 「あー、バレルだ」
 自分でも、下手な笑顔だと思える。とってつけた、借物。
 「本当に、大丈夫か?おかしいぞ」
 彼に決めてもらうのも、いいかもね?
 「…。ねえ、バレルは私を殺してくれるの?」
 予想道理。驚いている。まあ、そんなこと聞かれたら驚くよね。
 「前にも言ったはずだ。俺は殺す気はない」
 「そっかぁ。残念だな」
 そう。失った物ほど大切に思える。今は彼に殺されるほうがましに思えた。
 「本当にどうしたんだ?」
 本当のことなんて、言えるわけない。彼にも影響があったらどうする?
 「ん、あのね。私もうちょっとしたら死ぬと思うの」
 それが、精一杯の、限界の説明。これ以上は言えないし、言わない。
 「…思う、だけじゃないのか?確信があるのか、それとも」
 「多分あたるよ。私の勘、すごくいいからさ。先に死ぬなら、バレルに殺されるのがいいと思って」
 「俺は、殺す気はないと言っているだろう。大体、ただの勘だろう?」
 ただの勘ね。私もそう思えたら嬉しいんだけどな。
 「…。そうだね。ごめんね、変なこと言って」
 他に言える事なんて、なかった。

 本当はさ。
 死を望んでいたんだ、って言ったら君はどうする?
 怒るかな、泣くのかな、それとも同情?
 今は、何も欲しくない。
 否、いつだってそんなの欲しくなかった。
 生に執着することは、いつ死への羨望に変わったんだろう?
 生と死が紙一重であることに気づいてしまったのはいつだった?
 
 ごめんなさい。
 ひょっとすると君まで死に誘い込むかもしれない。
 それでも、きっと君なら大丈夫だって信じてるんだ。
 だって、君はヒカリだから。
 真っ白で、透明なヒカリ。
 どうかそれがいつまでも翳らないように。
 最初で、最後の願い。
 これ一つくらい、叶えてくれてもいいでしょ?神様。

 そして、これが最後の日。
 いつか見た光景のまま、立った私は囲まれていて。
 痛みはほとんど感じなかったが、これで死ぬのは分かった。
 「っおい!大丈夫か!?」
 会えるわけなんてないと思ってたんだけどな。
 「……バレル。…私は…大丈夫……だから…」
 ねえ、来てくれて嬉しいよ。最後に会えたのが、嬉しいんだよ。
 「分かってる。けど今は喋るな!」
 大丈夫なわけないじゃない?分かってるんでしょ?
 そこまでして助けようと思わなくていいんだよ。
 「やっとね……死ねるんだよ…」
 「お前、何言ってるんだ」
 それが、私の望むこと。この世界から、歯車からでる。
 動き続ける運命から逃げ出せたんだもの。
 「でもさ……やっぱり…ちょっとだけ…怖い………」
 だってさ、何があるか分かんないんだよ?先が見えないし。
 ああ、でももうお別れみたい。
 「っおい!セフィーっ!」
 声が段々聞こえなくなってくる。
 そして私はヒカリに手を伸ばした。

 ありがとうっていったら怒るんだろうね。
 それでもさ、嬉しかったよ。
 本当に。心から。
 闇に包まれた私を、君が照らしてくれました。
 ヒカリが照らしてくれました。
 そのヒカリは、とっても優しくて、暖かいヒカリでした。
 願わくば、それが絶対に翳らぬことを。
 消えゆく花は、歌います。
 そして、少女は眠ります。

              〜Looking for the light〜

2005-09-21 13:37:44公開 / 作者:黎
■この作品の著作権は黎さんにあります。無断転載は禁止です。
■作者からのメッセージ
こちらに投稿させていただくのは初めてです。今回は、童話的な話で書いてみました。切ない感じが出てればいいなぁ、と思っています。
何か感想いただけたら有難いです。
この作品に対する感想 - 昇順
読ませていただきました〜。うう〜、悲しいお話で御座います。やはり、いつになっても、どこにいっても差別というものは行われるのですね。しかも、よりによって天使などがそのようなことを行うとは思いませんよ。しかし、彼女はバレルにあえてよかったと思います。親友にも裏切られ(?)すべてを失った彼女の唯一のヒカリ。ラストはとても大好きな終わり方でとても言い終わり方だったと思います。しかし、セフィーは良くできていたと思いますが、バレルの印象が少し弱かったようにも思えます。もう少し長くすれば彼の登場回数も増えたかもしれませんね。それでは、次回も楽しみにしております
2005-09-21 22:55:59【☆☆☆☆☆】上下 左右
初めまして、京雅と申します。拝読しました。書き手の意図が切ない物語を紡ぐことにあるならば巧く醸し出されておりましたよ。心情面を訴えかけるようにして書かれておりますから、ダイレクトに伝わってくる感じ。しかしながら例えば「灰色の羽根」等の世界観(背景)が能く判らず(想像はつくのですが)、バレルの側面を描ききっていないことも引っ掛かり、そのあたりを確立していればさらに感情移入出来得たと思います。悲しいのに温かい書き物で御座いましたね。次回作御待ちしております。
2005-09-22 10:02:01【☆☆☆☆☆】京雅
初めまして甘木と申します。作品を読ませていただきました。悲しいと言うよりは苦しい感情を覚える作品でした。感情を前面に出しているから、感情移入は非常にしやすかったです。ただ、感情面ばかりに注力しすぎて、作品の背景的なものが弱かったですね。バレルのキャラももう少し肉付けしているとより素晴らしい作品になったと思います。欲を言えば作品の分量を増やして、もっとじっくりと読みたい作品でした。では、次回作品を期待しています。
2005-09-23 11:12:27【☆☆☆☆☆】甘木
初めまして、ミノタウロスと申します。童話好きの為読ませて頂いたのですが、この話、辛いですね。心情面が全面に出ている為か、私はかなり入り込んで読んでいました。こう言う話、神から見離された者の話って好きなんですよ。しかも、最後の、【願わくば】この言葉に、私、目茶苦茶弱いんですよ。その為最後、堪らなく胸が苦しくなりました。他の方々のご指摘をご参考になさって足りない部分などを付け加えたりすれば更に良くなると思います。(取るに足らない事ですが、あまり童話っぽくは無い気が…)では、次回作期待しています。
2005-09-24 00:04:03【★★★★☆】ミノタウロス
皆様感想ありがとうございます!
>上下 左右さま
上下さまは私の書きたかった所を評価して下さって嬉しいです。そもそも、「天使がすべて幸せな訳じゃない」とかいう天邪鬼な考えからできていたり・・・。ラストは力入れて書いたので、大好きと言ってくれてありがとうございます。本人もバレルはちょっと書き足りないかな、と思っています。もう少し二人のエピソード等を入れれば良かったかなーと。
>京雅さま
切ない感じがでているのは良かったです。うーん、やはり描写は苦手ですね・・。特に一人称だと感情面とのバランスが取り難いので。次回は頑張って描写にも力を入れていきたいです。「悲しいのに温かい」ですか!そういう雰囲気を出したかったのでそう言って頂けて感激です。ありがとうございます。
>甘木さま
感情移入ができたのは嬉しいです。ならべくセフィーの気持ちに沿って書いたので。背景描写はもっと練習します。バランスの取り方のコツがいまだに掴めなくて・・。バレルももうちょっと出番をあげるべきでしたね・・・。今自分で読んでもあまり印象が残らないというか・・・。
>ミノタウルスさま
私も見離された者の話は大好きです。だからこそこの話ができましたし。最後で何か感じて頂けたなら本望です。あそこは私もお気に入りなので。ええと、正直どのくらいまで行くとファンタジーで、どこまでが童話なのかうまく区別できないので、ひょっとするとファンタジーに傾いているのかもしれません。今度からは気をつけます。
2005-09-24 08:13:21【☆☆☆☆☆】黎
計:4点
お手数ですが、作品の感想は旧版でお願いします。