『茶の間から生まれた疑問』作者:丸のうち凡 / AE - 創作小説 投稿掲示板『登竜門』
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原稿用紙約2.45枚
話の始まりはN○Kの某子供向け番組から始まった。
「よく、狐は人を化かす。なんて、ことをいいますけど、落語の中では恩返しをするという意味で…」

ここは何処の家庭にもある茶の間。
そして、茶の間にあるのはコタツとみかんと煎餅。そして、おかん。
おかんは午前中の仕事を終えて、やっとのことで腰を下ろせる。そんなお昼時におかんは茶の間でくつろいでいました。

あらあら、なんかテレビに向かってぶつぶつ何かを言いながらおかんが煎餅バリバリ食ってますね。
ちょっと、おかんの愚痴に耳を傾けてみましょう。

「‥落語、何てやってるけど…この番組見てるちびっ子は理解、できんのかね‥」
おかんはテレビから一瞬目を離して、また再びテレビに目を持ってくる。
そして番組は終わりに近づき、終わりのお歌。みたいなものを始めました。
「〜♪」

おかんはなぜ、昼ドラではなくN○Kの子供教育番組を見ているのかというとよくよく見たらおかんの横に小さな影がぽつり。
お子さん、でしょうか? …あまり、理解してそうな顔では‥、見ていないようです。

「きゃっ、きゃっ♪」

よくあるんですよ。
自分のお子さんとテレビに出ちゃってるお子さんを時折見比べちゃう親。
春休みとか、夏休みとか…長い長いお休みがあるとよく里帰りなんかしてきて、その日のお昼とか夜に孫とか姪の大好きなテレビ番組を一緒になってみてたりするじゃないですか。
それですよ。

大抵、おばとか母親が見るのは今、流行なのかはわかりませんが韓国ドラマ。
ペ・○ン●ン主演作とか、あと‥まぁ、いろいろ。後は昼ドラとかが一番多いですよね。

「(…うちのこいつ(姪)は‥)」
おかんはテレビに夢中になりながらただ単にはしゃいでる姪とテレビに出て難しそうな長々とした台詞を間違えることなく平然と言っているお子さんをやっぱり見比べていた。

「(…理解、‥やっぱしてないわ…)」


教育番組は子供が楽しんで、何かを学べばそれでいいのですよ。お母さん。
長い台詞が同とか、哲学がどうのこうのだとか、あーだこーだ言っても3歳児とかそこら辺の幼児は解らないのです。
ただ、楽しんでいるだけなのですよ。

「(‥そういう、もんかねぇ…)」

そういうものですよ。
2005-08-26 20:22:55公開 / 作者:丸のうち凡
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■作者からのメッセージ
ショートでほのぼの…。
のはず、…なってるでしょうか?
全体的に実話に近いことを書いてみたのですが…ショートってどのくらいがショートなんでしょうかね?
また、付け足すかもしてませんので。 よろしくお願いします。
この作品に対する感想 - 昇順
拝読しました。括弧と「…」のつかい方に難が御座いますね。基本的に()のそとに「」は要りませんし、「…」は「……」に統一を。この書き物には起伏というものが欠けていると思います。始まって、そのまま締められたように感じました。やはり波は要ります。若しくは、描写等によって場面を魅せて余韻を醸し出さないと。書き手は書くにあたって、読み手が如何読み取るか感じ取るか、そういうことも思考しなければなりませんよ。次回作御待ちしております。
2005-08-27 08:49:56【☆☆☆☆☆】京雅
作品を読ませていただきました。ほのぼのと言うより、主人公のシニカルな語り口が面白かったです。物語そのものは文章のリズムがスローすぎる感じがします。淡々と綴られる情景が主人公の語り口と合っていなかった印象がありました。もう少し情景などを書き込んだ方が文章にリズム感が出て良かったかなぁ、などと愚考いたします。では、次回作品を期待しています。
2005-08-27 22:45:54【☆☆☆☆☆】甘木
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