『霊界現世』作者:甲斐羅 / - 創作小説 投稿掲示板『登竜門』
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原稿用紙約4.25枚

登場人物紹介
桜田 淳 (さくらだ あつし) 不良    
雨山 司郎 (あめやま しろう) 不良









裏山中学校…不良の数が県内一位と呼ばれるほど不良が多いこの学校では、喧嘩が毎日のように起こっていた。
ほら、そこにも…






第一章 死んだ








「おい! 桜田ぁ今日もいつものようにぼこぼこにしてやるぜぇ!」
「バーカ。ぼこぼこにされてんのはおまえだろ? 雨山?」
「うっせー!」
雨山はそう言い、桜田に殴りかかってきた。
「うるさいのはおまえだよ」
そう言って、桜田が繰り出した蹴りはみごとに雨山の顔面に見事当たった。
「じゃ〜な〜。今日はこれぐらいにしておいてやるよ」






「ただいま」
不良の桜田だが、一応「ただいま」ぐらいは言う。
「ハァ〜」
リビングに入った瞬間、母はこっちを見るなりため息をついた。
「なんだよ。帰ってくるなり、すぐにため息をつかれたら気分がワリィぜ」
母の態度に対し、淳は気分を悪くした。
「うるさいわね! いつもいつも帰ってくるなり、制服が汚れていて…また喧嘩でもしたのでしょう。毎日毎日喧嘩ばっかり馬鹿じゃないの?」
結局は洗濯が面倒なんだろう? とか思いつつもこらえて、椅子に座った
「今日は、フグ料理でーす」
とか言い、フグ料理をいろいろと持って来た。
「どーせ安かったのを買ってきたんだろ?」
「うるさいわねぇ! だまって食べなさい」
「はいはい」



午前 一時 そろそろ眠い時間だ
「さてと寝るか…」




「ふわぁーあ。よく寝たな」
と言い、両手をのばして背伸びしようかと思うが…
「あれっ!? なんで下のほうに俺がいるんだ?」
淳が見た先には下で寝ている自分が居て、俺が浮いているのだが…しかもどんどん下にいる俺が遠ざかっている。
「あなた死んだの」
淳が横を見ると、女が居た。
「あたし死神なの」
「俺は死んだ…」
頭の中が真っ白になった。





第二章 霊界へ 前編 






「俺が死んだのは、分かった。けど、なんで死んだんだ? 死神だったら死因ぐらいわかるだろ?」
「フグ毒です」
「えっなんでだ? フグの毒のところは取ってはずなのだが」
淳が言うことは、もっともだ。普通、ちゃんと免許を持っている人が毒をとっているのだから。
「えーっとちょっと待っててください」
と、死神が言い、分厚い本を出して、何か調べ始めた。
「なんだそれ?」
「死んだ人が載っている本です。死んだ日や、死因などいろいろ書いてあるんです」
「へぇ〜」
「あっありました。フグの毒を取り忘れたようです」
「すげームカツク。とり忘れた人を呪ってやる。まぁ所詮は安物だな」
いろいろとしゃべっていると、もう淳らは、家が上から見える位置にいた。
「てゆーかさ、なんで俺たち浮いているんだ?」
「私の力です。死神はいろいろとできるんですよっ♪」
「ふーん」







結構時間が経った。もう淳の家などはまったく見えない。そんなところまで浮いていた。
「そろそろかな」
と、死神が独り言を言った。
「今からあなたには霊界に行ってもらいます」
と、淳の顔を見て言った。
「霊界? どこだよそこ。大体、まず死んだら天国か地獄どっか行くんじゃねぇのか?」
「それは後に行きます」
「はぁ? どういう意味だよ?」
「まず、霊界に行きます。そこで、閻魔大王様に天国行きか、地獄行きか決めてもらいます。ちなみに、天国は上、地獄は下にあります。つまり、天国、地獄は、霊界の一部なのです」
「へぇ〜」
と、とりあえず、関心する。
「というわけで行きますよ」
「おう!」 (って何言ってんだよ俺)





第二章 霊界へ 前編 完


とりあえず、前編と後編に分けます。またあとで続き書きます



2005-07-13 19:51:38公開 / 作者:甲斐羅
■この作品の著作権は甲斐羅さんにあります。無断転載は禁止です。
■作者からのメッセージ
初めまして。甲斐羅と申します。
ここでは初めて小説を投稿させていただきました。まだまだ未熟なので、みなさまのご感想などいただければうれしいです。
まだ、内容がつかめないとは思いますが、次からつかめていくと思います。
しばらくの間、お付き合いお願いします。
この作品に対する感想 - 昇順
初めまして、チェリーと申します。読ませていただきました。とりあえず、読み足りないなぁ、と思いました。もうすこし内容を広げてみてはどうでしょうか?そうすればもっと味が出て、面白くなると思うのですが。う〜ん、いきなりこんなことを言って失礼しました。最近ここは死神ブームでしょうか(笑) しかし最後の所は唐突の展開で、なぜ死んだのかを最後に書いてほしかったです。それと、もうすこし描写がほしかったです。またまた最後に失礼しました。主人公は不良ですか〜。う〜ん、また喧嘩でもってかなりのやり手のようですね(笑)やはり昔ははっちゃけたいもの、私ははっちゃけれずに見てたもの(ぇ ではでは、更新期待してお待ちしております♪
2005-07-11 19:44:50【☆☆☆☆☆】チェリー
ご感想ありがとうございました。
死神ブームですか? そんなようですねwww
なんで死んだとか次ででますのでご期待ください。
一応、一週間に一回は更新していくつもりです。
2005-07-11 22:00:02【☆☆☆☆☆】甲斐羅
読ませていただきました、その死神ブームに乗っかっているものの一人の上下です。いきなりで失礼なのですが、もう少し一場面一場面を多くしてもいいと思います。最初のケンカの部分なんて一行で終わってしまっていますし…。えらそうなことを言ってすみませんでした。そんなことをいえる立場ではない人間のはずなのですが…。主人公の死んでしまった理由。とても気になりますね。まさか、ケンカのしすぎ!?それでは、次回も楽しみにしています
2005-07-11 22:17:41【☆☆☆☆☆】上下 左右
もう少し細かい描写が欲しかったです。 (簡易感想)
2005-07-11 22:31:52【☆☆☆☆☆】ゅぇ
羽堕です(o*。_。)o読ませて頂きました♪母親と淳の会話が、面白そうだったので、もっと読みたかったなと思いました(*゜▽゜)*。_。)流れるような展開は気持ち良いのですが、もう少し描写が多いといいかなと思いました(^^;;では死神さんとか、どんな人物か期待しつつ、続き楽しみしています(。・_・。)ノ
2005-07-12 00:08:51【☆☆☆☆☆】羽堕
拝読しました。死神、ねえ。私も死神が出る噺でも書いてみようかなぁと呟く京雅で御座います。今回投稿分、短過ぎてコメントがし難いですね。短い中でほんとうは色色書き込まねばならぬ事があると思うんですよ。例えば「登場人物紹介」は作中にてそう解るよう書いていったほうが解り易く入り込み易い。科白に対し背景・人物・心情等描写が極端に少なくてイメージのみが先行している感じがしました。これらを書き込めば自ずと文量も増え読者を惹きこめると推測します。それと後半の場面は「淳が見た先には下で寝ている自分が居て、俺が浮いているのだが…しかもどんどん下にいる俺が遠ざかっている。」の一文、三人称に一人称が中途半端なかたちで混ざっているせいか誰のどのシーンであるのか読み取り難かったです。いや、お前の読解力不足だろうと言われればたしかにそうかもしれないですが。失礼な事を綴りました、申し訳御座いません。死んだ理由もこれから解ってゆけばいいなぁと漏らしつつ、次回更新お待ちしております。
2005-07-12 10:21:04【☆☆☆☆☆】京雅
京雅さんそんなことないです。僕の力不足で、読者さんが分かりにくいのであり、京雅さんの読解力不足ではありませんよ。
僕も、もっとみなさんが見やすい小説を書かないといけませんですしねぇ。
2005-07-12 16:43:23【☆☆☆☆☆】甲斐羅
羽堕です(o*。_。)o続き読ませて頂きました♪やはり、描写が少ないように感じます(^-^;死神の少女の姿は、どんな感じなのか、宙を浮いている雰囲気や気持ち(フワフワとかスィウーみたいな)などと、どんな表情で言っているのかなどもあると良いかなと思いました(^^;;では霊界がどんな所なのか期待しつつ続き楽しみしています(。・_・。)ノ
2005-07-13 01:13:26【☆☆☆☆☆】羽堕
続き拝読しました。先ず、前回と重なる感想がある事をお許しください。文章的な事で御座いますけれど、科白によってのみ物語が動いているように思えます。背景が書き込まれておらずどんな場所のどんな場面であるのか想像に難く、心情が書き込まれておりませんから淳が死を受け入れすぎてしまっているのが気に掛かり、人物の姿が書き込まれておりませんから魅力的に仕上がるであろうキャラクターがただの文面に変わってしまう。物語の展開自体はこれから霊界へゆくという事で楽しくなりそうなだけに惜しいです。そしてやはり読解力が無いのだろうか困惑しているのですが……鯛料理を食べて死因がフグの毒ってありえないと推測しますが、どうでしょうか。此度も失礼な事ばかり書き込みました、申し訳御座いません。霊界における裁量がこれから待っているようなので、死んでいるのにも拘らず少し楽しそうな淳の行く末を不安に思いつつ次回更新をお待ちしております。
2005-07-13 05:10:12【☆☆☆☆☆】京雅
フグ料理なのに、鯛料理と書いていました。すいません誤字でした。
2005-07-13 19:52:13【☆☆☆☆☆】甲斐羅
初めまして、感想失礼します。死後の物語というのは、私は個人的にとても好きなのですが、科白の部分が多く描写が足りないと思います。場面場面でその人の表情や仕草、その場には何があるのか。このままだと真っ白な背景に登場人物がただ語っている映像しか浮かびませんでした。偉そうな事を言って申し訳ありません。君だったら描写上手く書けるの?と聞かれれば答えはNOです。自分を棚に上げて指摘させて頂きました。ですが物語はとても好みなので次回は描写を頑張ってみて下さい。期待しています。
2005-07-14 02:01:08【☆☆☆☆☆】鈴木太郎
作品読ませていただきました。皆さんがすでに書かれていますが、やはり描写が少ないですね。描写が少ないため物語のテンポが確立していない感じがしました。せっかく面白い題材を選ばれているのですから、勿体ない感じがします。人物描写を増やして欲しいです。失礼なことを書いてすみません。では、次回更新を期待しています。
2005-07-15 08:15:24【☆☆☆☆☆】甘木
読ませていただきました、上下です。
死んだ原因がふぐ毒ですか!?自分はできれば真っ当な死に方をしたいでございますね。しかも、誰かのミスでなんて死にたくないです。はてさて、いったい霊界とはどういう場所なのでしょうか。楽しみです。残念なところは・・・。もう皆さんが言っておられますので省略させていただきます。それでは、次回を待っています
2005-07-15 22:53:56【☆☆☆☆☆】上下 左右
計:0点
お手数ですが、作品の感想は旧版でお願いします。