『T&M 1〜10(1)』作者:おんもうじ / - 創作小説 投稿掲示板『登竜門』
全角37664.5文字
容量75329 bytes
原稿用紙約94.16枚
 少年は黒いジャケットを身にまとい、夜の闇と街に煌くネオンとの間で上手く溶けこめずにゆっくりと歩を進めていた。まるで獲物を威嚇するかのように大きく背中を丸めポケットに手を入れ歩くその姿はまるで不吉そのものを感じさせる。その姿に恐怖を感じ、彼が歩く周りに近づこうとする者はおらず、そこにはただ空洞ができた。
 少年は大きな体に肩をぶつけた。見上げると、ガラの悪いチンピラが一人、彼の前に立ちはだかった。こういう輩はたいてい自意識過剰で、自分の力量と相手の力量を読んだりすること等滅法できないものである。
「スマン、ぶつけた」
 少年は何気なく謝り、そしてまた歩き出そうとした。が、一歩を踏み出す刹那、そのチンピラが少年の肩をつかむ。自己を主張して振舞うばかりに、その少年の異様な雰囲気にも気づけないでいたのだ。まあ、年の差は如何見ても離れているし、ましてや、がたいの大きさなどは大人と子供の差で、どちらが優勢で、どちらが劣勢かは、状況だけを見ればそれはもう歴然としている。この状況では、幾ら自意識があったとしてもなかったとしても、その異様な雰囲気に気づけなかったのは幾分かいたし方無かった事なのかもしれない。
「てめぇ、口の聞き方もしれねぇのか……? このガキよぉ」
 肩をつかんだまま、下目で睨みつけるチンピラ。周りには横目でこのいざこざを見とめながら、するりと何事もなかったかのように擦りぬけて行く通行人であふれかえっていた。ただうっすらと輝くネオンは何となく、そういったいざこざを保護色に塗り替えて街になじませてしまっているかのような感覚がした。
「ぶつけた、じゃねぇだろうがよぉ? 『申し訳ありません、お金でも何でも払うのでどうかご許しください』、くらい言ったらどうなんだ……?」
 黙ってただ話すチンピラの瞳を見つめる少年。その鋭い眼光にチンピラはようやくこの少年の持つ、異様な雰囲気を感じ始めた。
「く、なんだよその眼は……」
「……」
「黙ってねぇでよぉ……――何なんだよその眼は!!!」
 チンピラがついにしびれを切らして、手を振りかざし、少年へと向ける。

 バコッ、ドコッという低く乾いた音は、街のネオンに溶けて行って、ただ、ぼこぼこになったちんぴらだけをそこにのこして空へと昇華していった。
 それを背に、少年はまた歩き出す。今度はネオンから離れ、本物の闇に溶けて行くように……



 彼の名は――ブラック――闇影の異名を持つ漢



…………やっぱやめ。

 もとい。



 彼の名は――玉・子焼――闇影の異名を求める男……


――そして、物語はこの男の高校入学式から始まる――




―――――――――――――――――――――――――――――――――――――――――




 第一話 入学、そして、

 その日、彼、玉・子焼が見事入試を乗り越え、入学したこのベジタブル高校の入学式で、彼は入学生代表として前前から(といっても多分前日か当日の朝)適当に考えたであろう式辞を読んでいた。そう、彼は成績トップでこの高校に受かったのだ。
 このベジタブル高校はこの地方で1,2を荒そう名門校である。大学進学率も半端ではない。にもかかわらず、彼がこの高校を受けた理由は一つ。
『家から近いから』
 そう。そのためだけに彼はこの学校を受け、トップで入学したのじゃ。彼はそういう男なんじゃ!!!
「僕はこの学校で〜〜〜なんたら〜〜〜(省」
 ちなみに、この後、新入生はこの高校の校歌を歌わされるのだが、その歌詞の中で、野菜のことは一切ふれられず、「肉が全てさ」などと連呼していることについては、玉・子焼(この先両略して玉子)の心には多分一生の疑問としてとどまる事となるだろう。

 入学式が終わって、彼は振り分けられた自分のクラスでまずぐったりと自分の席に突っ伏した。
「(何で俺があんなめんどくせーことしなきゃ……はぁ……)」
 猫背に体を丸め、あごを机にのせてため息をつく。成績トップで入学し、入学式で式辞を読んだときとはまるで別人である。
 そうやってぐったりしていると、後ろから誰かの手が彼の背に乗っかった。
「何ぐったりしてんだよ、優等生さん」
 彼は顔を上げた。今まででインプットされてきた顔を頭の中で検索するが、その顔は見つからない。コンピュータはただ「見つかりませんでした」とだけ言い残し、どう言葉をだすか命令さえもしてくれない。
「……誰だ??」
 一応何か喋った方が良いと思って放った第一声。話しかけた主はあ、そうだ、すまん、といって自分の名を名乗った。
「俺は目・玉焼。これから一年同じクラスだ。よろしく頼むぜ、玉・子焼」
「お……おう」
 玉子は何故自分の名前を知っているのかと一瞬思ったが、すぐに自分がついさっき入学式で行った事を思い出し、納得する。そして、玉子にこの学校ではじめての友達ができた。

「お、先生がきたぜ」
 目・玉焼(この先省略して目玉)が、ドアの方を向いて言った。確かに少しずつ足音が近づいてきている。もともと見ず知らずの連中で構成された静かなクラスは、その足音が大きくなるのに比例して更に静かになっていった。教師がドアの前で立ち止まっている頃には、全員自分の席についていた。
 ガシャっと音を立てて、男性教師が教室に入ってきた。その眼がねの奥に期待と不安に満ちた瞳を光らせて。
 しかし、この眼光に秘められた感情の片方は、このあとすぐに崩れてしまう事に成る。
 教師は教卓にざっと持ってきた書類を置く。その表情は堅く、唇をぎゅっとしめ、ひきしまった素振りで両手を教卓においた。平均的な体つきの割に迫力がある。
「今日からおまえらの担任をつとめる、そぼろ・焼だ!!!」
……クラスは静まりかえった……。皆が皆、意表をつかれた顔でその教師を見つめていた。
 そう、あまりの迫力に、そのカツラがずれていたのだ!(迫力関係ねぇー)
 そぼろは何事もないように話しつづける。がしかし、そのカツラに気づいていない者が、このクラスでそぼろ以外に一人だけいた。
「担当は数学だ……今年で45を迎えるが……ん……」
 そぼろは気づいた。クラスの皆が突如目の前に現れた威厳の塊とでも言えようか、この厳かな風格を持った私を、憧れの感情を携えてみている、などというあまりにも愚かでアイタタな思い違いの上、ただ一人入学して初日にもかかわらず、初対面となる担任の話しも聞かずに居眠りなどという愚行をすぐ目の前で繰り広げている愚者がいることに。そして、そぼろはそのギャップに驚愕する。なんとそれは、今年度成績トップの玉子ではないか!!!
 そぼろは呆気にとられてしかたなかった。落胆の表情を少し浮かべながら一喝する。
「おい!玉子!……玉子!!!俺はかなし……」
「ん……んん??」
 そぼろが声を荒げて、悲しげに嘆き始めた時に、玉子は眼を覚まし、寝ぼけ眼にそぼろの顔を見た。と、同時に、玉子は驚愕の表情を浮かべ、そぼろを指差した。肩は震え、眼は見開いている。
「づ、づ……――づらがづれとるぅーーー!!!」
「「(言っちゃったーーー!!!!!!!!)」」(クラスの心の声である)

「…………」
 そぼろは目を剥いて、おそるおそる自分の頭をさわる。つるっとしたなめらかな感触が触覚を刺激する。
「ぎゃゃあっ」
 そぼろは泡をふいて倒れた。やむなくそぼろは病院(+精神病院)に運ばれ、治療をうけることになり、そぼろの1年B組には副担任の好み・焼がしばらくの間このクラスを請け負うことになった。(そんな重症なんかい)

 何はともあれ、そんな波乱万丈な一日を終え、玉子は目玉と一緒に学校から帰っていた。学校では入学初日なので簡単なオリエンテーションをしただけだった。副担は体育の教師で、何の面白みもない人間だった。(おい!)
 玉子は家に帰ったあと、本棚から古びれたアルバムをとりだした。毎年、この時期になると決まって開くアルバム。中には大切なあの写真が。
「……」
 その写真には、1つのサッカーボールが写っていた。雨上がりの直後と思われる草むらの上に転がったサッカーボールは、表面に露を残しており、写真の半分ぐらいを占めて丁度真中あたりに写っていた。そして、ボールの中心より少し上のあたりに、サインがかかれてあった。
『今日も、良い日だ。』
 勘違いしそうなので言っておくが、人名だ。
 彼は写真を胸にあて、涙を流した。キラリ☆とゆるやかなカーブを描いて、それは顔から写真にこぼれおちた。



 次の日、早速授業だった。(速
 一時間目になって、初見の教師がせっせと自己紹介をはじめる。
「さて、私の名はたこ焼き。体育と数学以外の教科は全て請け負うから」
「「えーーーーー」」
 いや、まぁ……作者の都合上……。
「じゃあ、始めるぞー。」
 春の心地良い気温を肌に感じながらも、4限までの授業を終えて昼ご飯の時間になり、玉子と目玉は屋上にいった。


――ここから、二人の運命の歯車は大きく動きだすことになる――




―――――――――――――――――――――――――――――――――――――――――― 




第二話 そして、何処へと走り去るのか――

 

 屋上はただっ広い草原だった。と、言うのも、きっと元は普通の屋上だったのだろう跡がこの硬い地面には感じられる。だが、どういう経緯か、そこから草が生え、さわさわと風になびく心地良い草原になっていたのだ。二人はこの不思議な場所に困惑しながらも、前を見据えると、なんと、そこにはしまうまがいた。
 何故しまうまが?と心の中に疑問符を打ちつけつつ、この学校にはしまうまを飼うという伝統があるのかな、という解答をすぐに用意し、そして昼ご飯を食べるのに丁度良い場所を探そうとしたそのとき。
「よぉ、新入り」
 しまうまは喋った。一瞬、沈黙がその場を包む。
「うぉ!?!?」
 あからさまなリアクションを返す目玉。現実に在りうるはずのないその状況に動じない方がある意味現実離れしているのかもしれない。それに比べ、玉子は相変わらず平然と、それでいてクールに口を開く。この男はその現実離れした一例かもしれない。
「ふ。新入りかどうか、貴様の力量をもって試すがいいさ」
 玉子の頭の中で何が起きたのか分からない。脳細胞が一丸となってアルコール中毒になってしまったのか、はたまた今にも脳細胞の攘夷派と維新派が二つに分かれて、大戦争を勃発させようとしているのか。玉子はゆっくりと一歩一歩歩み出る。それに合わせる様に、しまうまも玉子の方へと歩み寄る。しまうまはにやりと口元を吊り上げていた。まるで、こんな猛者は久しぶりだ、と歓喜の声を心の内に秘めて隠しているかのように。
「何と、わしに決闘を挑むか。後悔するぞ?」
「テメーで決めた道だ。後悔なんてオマケはもとよりついてねぇ」
「ほっほ。……――それでこそ漢じゃ」
 二人の間に広がる幻想ワールドに入れず取り残され、ただ呆然としている目玉は、横からまじまじとその光景を見詰めてることしかできなかった。未だにこの状況が理解できないのである。そして、 
しゅん!! 実際には立つはずのない擬音語と共に、しまうまが姿を消す。目玉の口は大きく開いてしばらくふさがることは無かった。
「チッ……どこへいった」
 舌打ちをして、辺りを見まわす玉子。しかし、見当たらない。刹那、「危ない!上だ!」と叫ぶ目玉の声があと少しでもおそかったら確実にクリーンヒットを被っていただろう上空からの攻撃を間一髪で避ける。弁当をかばう暇もなく、その反動で放ってしまったが、目玉が拾ってくれたようだ。(今気づいたが目玉って略することいと気持ち悪し。)
「クソッ、こいつ強ェ……」
 一瞬で相手の力量を判断し、玉子は体制を立て直す。しまうまはあざけ笑うかのように言ふ。
「まこと弱き。よやよや」
「意味分からん」
 一部のスキも与えずつっこむ玉子。少しでも自分のペースに巻きこもうとする。が、そう簡単にペースを譲ってくれるはずもないようだ。しまうまは平然としている。玉子はまた舌打ちをし、先ほどの攻撃を避けたときに顔についた砂を手の甲で拭う。
「いずれは闇の帝王の異名を手にするこの俺が、ここで負けるわけにはいかねェ。だが、こいつの強さは本物だ……チッ」
 玉子が一人で呟いて、頭の中でいろいろな考えを巡らす。そこには計算の世界が縦横無尽に広がっていて、そこに玉子が一歩足を踏み入れると、彼の集中力は激変する。
 しまうまはそんな玉子の状況を見て、笑う。
「どんな策を考えているかは知らないが、わしに決闘を挑んだことに後悔を残さないという考えなど、間違っておるとと教えてやろうぞ」
 二人は腰を深く構え、お互いに睨みあう姿勢になった。(しまうまのこの姿はよく分からないが……)
 そして、一瞬の沈黙の後、ざざっと風邪が草原をなでる音がしたと同時、
しゅんっ!!二人は走り出した。
「うおぉぉーーーー!!!」
「ふんぬーーーーー!!!」
 二人とも言葉なのか言葉なのかさえも確かではない、正体不明の何かを発しながらものすごいスピードで互いに向かって走りより、そして、叫ぶ!

「うおぉーーー!!!ら ・ せ……――!!!」

「うおぉーーー!!!ち ・ ど……――!!!」



――――二人とも、待って!!!!!!


 その大きな女性の声で二人ははっとして動きを止め、声のした、屋上から校舎内へ通じる入り口のほうを見る。
「無駄な争いはやめて!!!(技名もギリギリすぎ!)」
 声の主は、ちゃぶ台だった。



―――――――――――――――――――――――――――――――――――――――――




 木製の、丸いちゃぶ台だった。ちゃぶ台の卓上に、円周を数センチのこして穴が広がっていった。しまうまと、玉子、目玉はその卓上にできた大きな穴に入った。
 穴の中に入ると、そこは小さな一軒屋の中だった。洋風作りで、一部屋だけの簡単な小屋。四方のどの壁にも窓があって、そこから外が見える。外には木がうっそうと茂っていた。ちゃぶ台の周りを三人が取り囲む形で座った。
「また、与助ったら……。いつも無茶するんだから……」
 ちゃぶ台は呆れ顔でしまうまに言った。
「新入りをもてなすのは先導者として当たり前のことじゃろ」
玉子と目玉は唐突にやってきたこの状況にもはや思考する余力さえ残っておらず、眼前にある、現実味の全くないこの現実をただただ呆然と見つめていた。
 そして、ふと玉子と目玉は思った。
「(与助っていうんだ……こいつ)」
「迷惑かけてごめんね。あの屋上は与助が仕切っているの。あそこに足を踏み入れたものは皆与助の弟子になる決まりなのよ」
 ちゃぶ台のその言葉に、玉子は舌打ちして、クールながらも少し過剰に反応を見せた。
「何だと……!誰が弟子になんて」
 そこには玉子のプライドや、先ほどの戦いのときいっていた闇の帝王のことも大きく関わってきている。そして、自分が認めていない相手ならなおさらだ。先ほど、玉子は確かに与助のことを強いと感じた。だが、勝負はまだついていない。玉子は負けてはいないのだ。
 それをなだめるかのように静かに言い放つちゃぶ台。といっても、ちゃぶ台の声は、物理的には聞こえるというよりは、頭に直接響く感じだ。
「しかたないのよ……本校の校則にもなっているんだから」
「何ぃ!!!!!」
 一拍おいて、横から目玉のリアクションが割り入る。どんな校則だよ、と。そしてこのしまうまはこの学校においてそれほどまでに重要なキャラクターなのであるのか、そんな思考が一瞬で二人の頭を擦りぬける。玉子は信じられないといった顔をして、そして少し怒りにも似たような感情を含めた声色で、与助に指をさしながら、言う。
「じゃあ……本当にこんなやつの弟子になれと……!?」
 指をさされた当面は当然、少しむっとする。確かに、しまうまの部下になるなんていうのはふざけている話なのだが。
「失敬な。これでもわしは第……」
「大変だぁーーー!!!」
 与助がなんだか言い終える前に、誰かが何やら叫びながら蒼白の形相でドアをけって部屋に入ってきた。びっくりしてびくっとドアの方向に振り向く四人。
「テ、テ・パン焼!!!どうしたの!?」
 ちゃぶ台がおどろいて駆け寄る。移動は浮遊だ。
 テ・パン焼(以後省略。テパン)と呼ばれた男は、玉子、目玉とは少し違うタイプのもののようだったが、制服を着ていた。どこか違う学校の制服だろうと推測する。少し大きめの制服がよく似合うテパンは息を切らしていて、高すぎずも低すぎないが特徴ある声で喘ぎ喘ぎしゃべった。
「ヤツが……メソポタリン?世が暴走した……!!」

 一瞬の間がこの部屋をよぎって行った。もちろん、玉子と目玉には何の事か分からない。しかし、その言葉の意味を理解し得るちゃぶ台と与助は、一瞬、その言葉を理解できず、慌てて頭の中で整理する。ただ数個の文節からなるその一文を整理するだけなのに、実際整理するとなると多くの時間がかかった。そして、少し違和感の残る間を挟んでちゃぶ台はリアクションをとる。
「なんですって!?あのおとなしいメソポタリンが!?」
 ちゃぶ台の驚きようは尋常ではなかった。それほどまでの大事なのか。玉子と目玉は全く置いてけぼりにされたまま、それでも何となく話しの内容が気になったが、この慌ただしい状況下で、口を挟むことは何となくできなかった。
「流石の俺でも止められネェ……与助!カリン!!援助を頼む!!」
 テパンは少しずつ整う呼吸の合間合間に喋る。ちゃぶ台のカリンという名前のギャップに驚愕しつつ、目玉はカリンになんとかタイミングを見計らって聞く。
「いったいどうしてカリンなんだよ!?――じゃねぇ!いったいどうしたってんだよ!?てかここはどこなんだ!?」
 思っていることは口に出てしまうものである。それはさておき、カリンは少し申し訳なさそうではあるが、かなり慌てた様子で言い放つ。
「話しは後よ!!ごめんね、今はここで待ってて!!――行きましょう、テパン、与助!!!
「合点承知!」
 と与助は勢いつけてうなずき、
「助かる!行こう!」
 とテパンはすこし安心した様子で、言った。そして、よしやを先頭に、3人はドアから駆け出して行った。
 残された二人は唖然としてつったったままでいた。どたばた騒ぎの末取り残された二人。全く理解し得なかった展開。分からない事が多すぎる。おそらく今まで生きてきた中で、一番謎が凝縮されている時間だった。二人は、これがどういう状況なのか、もう考える気さえ無くなっていた。
 目玉はただ無表情のまま呆然と言う。
「……どうするか??」
 しばしの沈黙の後、玉子は目玉の方を見て、そして口を開く。

「……取り敢えず、昼飯、食うか」
 二人は忘れかけていた当初の目的を思い出し、その場に座って、昼飯を食べ始めた。
 

―――――――――――――――――――――――――――――――――――――――――


 よしや達は家を出ると、うっそうと広がる森の中の砂利道を走って行った。(一人は浮遊)
「くっそ……よりによってこんなときにハナコはいないネェなんて……」
 テパンがおいしげる邪魔な葉を払いのけながら言った。ハナコ、この三文字がテパンの頭の中で連呼される。複雑な気持ちだった。あの時、確かに別れを言ったはずなのに……。
 カリンはそんなテパンの様子を見て、同情を言葉に引き連れるように言う。
「皮肉なものね……最強と呼ばれるあなたが、一番苦手な相手に手も足もだせず、そしてこの大事なときにハナコがいないなんて」
「ああ……。ハナコ、ハナコさえいれば二人に手をわずらわせないですんだ……すまねぇ」
 二人の会話に、与助が割って入る。
「ほほっ。まぁいいじゃろ。この3人がそろったときて勝てない相手など皆無に近しいわい!それほど難儀なことになることもないじゃろ。安心せい」
 無表情で黙ってその言葉を受け入れるテパン。その言葉をじっくりとかみ締める。与助のこの暖かいキャラクタに何度救われた事か。テパンは静かに言い放つ。
「ああ、そうだな。言われなくても分かってるぜ……ありがとう」
 ニッと口元に笑みを浮かべた。そしてすぐにそれは真剣な面持ちに戻る。
 三人は前をみすえる。森の出口だ。そっと光りがさしこんでいる。眩しくて、出口の向こうが見えない。しかし、光りは段段大きくなっていく――そして、

「ザザザッ!と三人は同時に森から抜け出した!!!そこにはそれほど大きくない広場が広がっていた」
「で、でたぞ!!!」
 与助は前を見据える。そう、その広場にはメソポタリンが待ち構えていた。わら人形が五匹円陣を組む形でくっついていて、それぞれの頭だけ5mくらいのびている。そしててっぺんにはUFOのような形の、口のない化け物の頭がついてるという文句なし、正体不明の大化け物である。触覚といって良いのか角といって良いのかよくわからないものが頭の右上と左上からのびており、そこにそれぞれ目がついている。そして、この化け物は、なんとナレーションのごとく台詞を自在に操るのだ。
これほどの化け物が実際の世に存在たら、この世界がどうなるかなんて想像できたものじゃない。しかし、それ以上に三人が驚いたことは、三人がこれままでに見た巨大さを越えて、また数段と大きくなっていたところであった。
「何で……?成長は止まったはずじゃ……??」
 カリンは少し悪寒を感じ、言い放った。テパンは苦笑する。額には走っている間にかいた熱い汗と冷や汗がまじって微妙な温度をテパンに感じさせた。
「これは……流石の三人でも簡単にはいかないかもな……」
 テパンが言って、その巨大な化け物を見上げる。陽の光りが眩しくて少しだけ目が霞んだ。

 ――――――――――――――――――――――――――――――――――――――――

 一方、ゴンザレスと校長は、フーフー言いながらマカダミアナッツを食べていた。
「フー!!そーいや、知ってるかーい??」
 陽気なリズムでマカダミアナッツを口に放るゴンザレス。校長もそれに答えながらマカダミアナッツを口に放る。
「フーフー!!なんダーイ?!」
 空は快晴だ。心地良い具合に降り注ぐ要綱が気持ち良いこの中庭で、マカダミアナッツは今にも溶け出そうとしている。(ナッツが溶けるのかどうかと聞かれたら、身も蓋もない話しなのだが。)
「今年度の成績トップの、玉・子焼きとやら、真・快適王の血をうけづいでるって」
「何ぃっ!?!?」
 あまりの驚愕にマカダミアナッツを落としてしまう校長。そしてものすごい形相で感情を表わにする。この世は全て思いやりで出来ていると信じきってやまない少年の心をも踏みにじってしまいそうな形相である。校長と真・快適王の間にそこまで深い因縁があるのであろうか。
「し、しまった……わしとしたことがそんなことに気づかず……」
 ゴンザレスは青ざめた校長をニヤリとして見つめ、さらに言葉を足した。
「でもね、校長、それがダヨーふふっ……」
 そういってゴンザレスは校長の耳元でマカダミアナッツを噛み砕き、飲み込んだ。そしてその後、彼は成しえる限りの甘い声でコソコソと囁いた。
「……!!」
 校長はその激しい表情をゆるめ、ニヤリと笑みを浮かべた。

「フホーイ……!!そう、か……。面白いことになりそうジャ……!!!」



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 第三話  いかにして猫へ

 玉子と目玉は、弁当を食べ終え、綺麗に片付けて弁当箱をその辺に置いた。そして、はぁーっと疲れの吐息を漏らしながら、その場に寝転がり、ごろごろする。
 二人はそれぞれ、頭の中で今日のことについて整理する。授業、草原、屋上、しまうま、ちゃぶ台、異空間、メソポタリン。全てにおいて筋の、通ったものなど一つもありはしない。ただ導かれるままに、時に任せて流れを受け入れただけ。ふいに思う。運命っていうのも人生っていうのも、きっとこういう流れからなっているものなのかと。だとしたら、過ぎ去った運命の理由を追求そして解明しようとすることの意味は大幅に減るし、それを解明する術さえも今の二人には何一つない。頭から足先までナンセンスに染まって行くのである。
 簡単に言えば、考えるのがもうめんどくさいので、二人は寝ようとした。だが、寝転がって暫くして、二人はあることに気づく事になる。

「……帰れねぇな……」
「……」
「……」
 ぼそっとつぶやいた目玉焼きを横にして、幾分かの沈黙の後、物思いに考え込む。それにはお構い無しに、目玉は続ける。
「……登校二日目にして授業サボリかよー……はぁー」
 目玉が一通り喋り終えると、そこにはまた沈黙が広がる。玉子はまだ考えたままだ。
――今ごろ、アイツは……――
 今日は、良い日だ。のことを考えながら、食後の眠りにそっとつく玉子。目玉も、それを確認すると、ばったり倒れこんで眠りに落ちた。

―――――――――――――――――――――――――――――――――――――――――
「テパン!!あの連携を使うためにあとどのくらいかかるかしら?」
 カリンが、メソポタリンの猛攻――目から手裏剣がでてくるという、何とも奇想天外な、――を避けつつ、テパンに問う。与助は依然、カリンが注意をひきつけている間にスキを見て攻撃していた。
「あれは運気によって左右されるためどうしてもムラがでてくる……運気さえ良ければすぐにでもいけるんだが……カリン!与助!今日の朝の運勢はどうだった!?」
「メソポタリンは五寸釘を放った!!!」
 そう良いながら五寸釘を放つメソポタリン。テパンの言葉と、メソポタリンの言葉、その両方をを聞いて、与助は口元に笑みを浮かべた。それを視界の端でとらえるカリン。カリンもどうやら笑み(雰囲気だが)を隠し切れないでいたらしい。与助もそれを見とめた。カリンが先に問う。
「どうしたの!にやにやしちゃって」
 与助はにやにやしたまま言う。
「それがな。朝の占い、わしゃ大吉なんじゃ。でな、ラッキーアイテムはのぉ」
 カリンに完全に気をひかれていたメソポタリンがさっと与助のほうを向く。与助はそれを予知していたのか、笑みを静めることなく、メソポタリンを翻弄するようにひらりと攻撃を避けながら走りよる。
「五寸釘じゃ」
 それを聞いて、カリンは、奇遇ね、といって更にその笑みの雰囲気を深める。
「私も大吉。ラッキーアイテムは……手裏剣!!!」
 メソポタリンも気づかぬ内に、与助とカリンはメソポタリンの斜め前左右にそれぞれ立っていた。そして、背後には、与助とカリンからは丁度太陽の逆行で見えないが、テパンがメソポタリンの上空にいる。与助とカリンは太陽に気をおくる。。すると、太陽とテパンが重なった瞬間、背景は闇に包まれていった。
「ありがとよっ。おめぇら最高だ。偶然にもな、俺も大吉なんだ」
 テパンの手が光る。そして、闇を切り裂くその光りはただでさえ眩しい太陽の光りさえもさえぎって、メソポタリンに振りかかる。

「ラッキーアイテムは……UFO!!!」

 テパンがそういうと、凄まじく眩しい閃光が一本の剣のようになってメソポタリンを貫く。そして闇に包まれた背景はバラバラになって割れて、元の風景を取り戻し始めた。
 光りが冷めたあと、そこには先ほどの風景が広がった。ただ一つ、違うことは、そこには先ほど戦っていたメソポタリンの姿はなく、変わりに小さい子猫が一匹いることだった。三人はその子猫に近づいていき、取り囲む。にゃー、と鳴いてその子猫は顔を洗う。
「久しぶりに使ったわね、あの連携技」
「ああ、この痛切な心の痛みを感じて久しいな」
 テパンは自分の両手を見つめる。そして、そのまま視線を子猫に動かす。
「これがあのメソポタリンなんて、到底思えないな……」
「のぉ、せっかく育ってきた魂を幼少の頃にリセットするなぞ……罪深いことだ……」
 与助の言葉による、少しの沈黙を振り払って言うテパン。
「ああ。分かってる。だがハナコのいねぇ今、こうするしかなかっただろう」
 そういってテパンはこの幼少期メソポタリンを抱き上げる。真っ白でつややかな毛並みで、弱弱しくもどこかに、溢れんばかりの勇気を秘めていそうなその瞳を有したその愛らしい子猫が、どうしてメソポタリンに成り得ようか。この世には解明されていない物の方が多いな、とつくづく実感する瞬間である。
 テパンは抱き上げたネコを撫でてやる。嬉しそうににゃぁと鳴くメソポタリン。その愛らしさについ緩んでしまっていた口の端をしっかり結び、テパンは真顔で言う。
「さて、まず一段落終了だ。皆、分かってるよな?本当の問題はこれからだ、」
 言いながら、テパンはカリンに、そして次に与助に目配せする。二人とも、神妙な面持ちで、こくり、と頷く。そこに漂う張り詰めた空気と、なんとなくこれから向かうだろう未来への予感はうまく調合しあって、何とも落ち着かないぱりぱりした雰囲気を作り出していた。



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第四話 未知との接点

 玉子が目を覚ましたのは、寝てから15分足らずしか経っていないときのことだった。その場に立ち込める異様な空気に気づいて、目を覚まし、体をおこす。長座の姿勢になり、横でまだ眠っている玉子の方へ目をやる。目玉はすやすやと眠っていた。
「おい、」
 声を潜めて目玉を起こすと、目玉焼きはまだ眠てぇよ、寝させろ、といでもいいたげにしぶしぶ体を起こし、目をこすった。
「何だ……?眠たい眠たい……」
「シッ……誰かいる」
 といって口に手をやり、制す玉子。目玉は唖然として目だけをきょろきょろ動かす。
「何……??」
 少し神経を尖らしてみると、その空気に何となくだが目玉も気づいた。その場の緊張感が高まってゆく。何かが、今にも来そうな予感。不審な気配。まるで空気をむしばむかのようなそれは、二人の体を少しずつ固まらせて行く。まったく未知数のこの世界でいきなりこのような危険な匂いと直面するなどとは、到底想像つかなかっただろう。
 少しずつ、その気配が占める割合はましてゆく。それと比例するかのように、玉子の頭にでてくる疑問と回答も増えて行き、
――ふと、玉子は何やら思いついた。それをすぐさまゴニョゴニョと目玉の耳元にその考えを囁く。
「良い案だな」
 目玉は頷きかすめた声でいった。そして、何とも無しにうなずきあうと、二人は、点対称の位置になるように、それぞれ部屋の角に移動した。忍び寄る気配は更に増して行く。圧迫感もそれに応じて増える。
 そして、それは気配から足元へと変わって行き――
ばたんっ!
 大きな音を立て勢い良くドアを蹴倒しながら、明らかに怪しい男が中に入ってきた。手には銃を持っている。二人はそれにひるみながらも顔を見合わせ、最後に一度うなずきあって互いに背面のガラスを勢いよく割った。バリ―んというけたたましい音が響いて、男が怯む。その隙に二人はすばやく窓の外へ出て、すぐに合流して玄関と逆の方の林へと走り去った。怪しい男は何がなんだかわからず、チッと舌打ちして、窓の外を見やる。しかしもう後の祭で、玉子と目玉はこの薄暗く道無き森の中のどこかへと消えてしまっていた。威嚇の意でデタラメに発砲するが、そこには何の意味もなく銃声が轟くばかりで、残された彼はただじっと立ち尽くし、そして残された行動は、諦めて帰るというっことだけであった。
 逃げた二人とも額には冷や汗がびっしょりとついていた。走りながら目玉が感心するように、ニッとしながら言う。
「武器持ってたよな!?コワッ!良く分かったな!この危ない状況!」
「カンが騒いだんだよ……。明らかにそこにあった平穏な空気が不穏な空気とすれ違いはじめていたからな……。奴の狙いが何なのかは知らんが、とにかく、あそこに俺達が居たままだったら、どうなっていたことか」
 クールに説明する玉子。ますます目玉の感心は研ぎ澄まされる。
「そうだな、流石だよ。ナイス判断、玉子!」
「おう!」
 二人は生い茂る森の中を長々と走っていった。



――――――――――――――――――――――――――――――――――――――――――



 ここに漂う火薬の匂いに気づかなかったものは、この三人の中にはいなかった。与助、カリン、テパンとも身体能力は並外れている。嗅覚もその例外ではなく、今確かに風音に流れながらも残っているそれは硝煙の臭いだ、ということはすぐに分かった。
「なんてこと!?」
 カリンは青ざめた雰囲気で喋る。
「玉子、目玉が、いない……?!」
「なんてことじゃ……」
 与助の額には汗が見て取れる。
「もとはといえばわしがこの世界にひきずりこんだせいで……大変なことになってしもた……」
 肩を落とし、落ち込む与助。責任に押しつぶされそうになる。
「ん……?そういえば。」
 テパンがふと思い出したように言う。
「今日は……もしかして……何日だ!?!?」
「え……?」
 そういって二人は今日の日付を思い出す。そして、思い出されたその日付はゆっくりと二人に青筋を付着させていった。運命は、交差している。いつだって、誰も知らないようなところで歯車は回っているのだ。
「…………しまった!!!やつらが!!!」
 与助が言う。そう、三人は気づいてしまった。青ざめた顔はそのままで三人は辺りを見まわす。守らなければ。守り抜かねばならない。なんとしても。大変なことに気づいてしまったから。
 しかし、その事実を受け入れたときに少量の安心感もまた降り注ぐ事となる。
「メソポタリンがああなってしまった今……あいつらがどうにかなったらこの世界はただじゃすまんぞ。でも、あの二人が例のあれならそう簡単には捕まらないはずじゃ。今ならそう遠くへは行ってないだろう。……探すぞ!」
「おう!」
「ええ!!」 
 まだ間に合う、そんな希望が完全にその不安を拭いきってくれるはずも無いのだが、ただ、無事なことを祈って三人は今にも走り出そうとする。テパンがスタートを告げるように言う。
「よし、三人ばらばらになっていこう。夕方日の沈む頃にまたここで落ち合おう!」
 そして三人はそれぞれ別の方向へ走り出した。まだ夜の訪れを告げるには早い太陽の位置をかみ締めて。



――――――――――――――――――――――――――――――――――――――――――




「なあ、あとどれくらい歩くことになるとおもう?こりゃ日本経済と似たようなもんだよな……さんざん迷いつづけて……なんたらかんたら」
 徐に問う目玉をよそ目に、玉子はとぼとぼと歩いていた。正直、疲れ果てて、先ほどから延々と続いている目玉のくだらない小話やら世間話やら……そういうのを聞くのが億劫になっていた。しかし、反応の無い玉子に寂しくなる目玉。なかなか子供っぽい。
「なあ、玉子聞いてくれよー」
 少し潤目でしがみつくように言う目玉。流石に無反応を決め込んでいたのじゃあ仕方が無い。玉子も少し悪いなあと思ったようで、素直に謝る。
「す、すまん……だがしかし。なんだこの熱さは……」
 森をとっくに抜けたのは良いが、そこに広がるのは延々と続く砂利道だった。砂利道といっても、縦横無尽に広がるようなその砂地に一本、ちょちょっと簡単に整備されたような道が森から何本かでて合流し、まっすぐ続いているだけだった。今はそのうちの一本を発見して、それにそって歩いてきている。森を出た時、広がる壮大な砂地と、森との境界線はくっきりしていた。誰かが整備したのか、そうでもないとありえないようなそのあまりにもくっきりとした区分的な地形は、見た目だけでなく、実際の気温にも大きくギャップを及ぼしていた。そう、森を抜けたときに感じた体感温度の差異は、推定25℃。(んな馬鹿な!?)森の中にクーラーでも利いていたのか?といわんばかりである。誰が言うのかは、まぁ……目玉にでも任せるか。
「まじ、森の中にクーラーでもいたんか!?あそこ!」
 唐突に言い出す目玉にびっくりする玉子。森抜け出したのどんくらい前の話しだよ、と。
 だが、そんな表現も大げさではないほどそこの気温差、湿度差は大きかった。まあ葉で覆われて日光が届かないだけでもかなり涼しくなるとは思わないのだが。流石自然の力である。緑に大感謝。
「僕らを守ってくれてありがとう、ミスター、グリーン」
 急に何かを信仰したような目になる目玉に少し玉子はうろたえた。こいつの頭ついに日光にやられちまったのか、と。
 延々と続く砂利道は一向にその風景を変えることはなかった。いや、正確に言えばもともと背後にあった森の景色は無くなったのだが。
 ――かれこれ、何時間歩いたのだろう。このまま果ててしまうのではないか、という焦りと不安に心を刈られながらもまだまだ歩く。もともと二人の体力はずば抜けていたもので、まだなんとか体力は底をついていなかったのだが、日も沈んで行き、夜の匂いが漂い始めると、嬉しいことにその匂いの量が増えるのと反比例して気温は下がって行った。
 そして、辺り一面が暗闇とそれに伴う恐怖で包まれそうになったそのとき、二人の目に明かりがちらついた。二人は呆然と立ち尽くし、それを眺める。もしかして……
 最初に口を開いたのは目玉だった。その明かりを指差し、言う。
「おい……あそこ、もしかして……!?」
「ああ。もしてかして、な」
 そう、そのもしかしてだった。二人が近づくと案の定、そこには小屋が建っていた。二人は安堵の表情を浮かべ、お互いに目を合わせた。目玉がそうだよな、という確信の気持ちとそうであってほしい、という希望を混ぜ込んで、そっと言う。
「敵の家……じゃ、ねえよな……??」
 玉子はうーん、といって答える。だがやはり安心の感情は隠し切れず、少しほころんだ顔をしていた。
「そう信じたいな。ていうか何が敵で何が味方かさえも分からないんだけどな。」
 ――二人は恐る恐るドアをノックした。



――――――――――――――――――――――――――――――――――――――――――


 その頃、与助、カリン、テパンはこの広い地上で二人を見つける事が出来ずに、結局またもとの二人が連れてこられた小屋で合流していた。
「くそっ……見つからんねぇか」
 テパンが舌打ちする。焦りの色は三人の顔を不穏にさせる。この焦燥感にあおられて不安で一杯の三人の心は癒されることはなく、ただただこの現状に屈服するしかなかった。
「く……なんで最初に気づかなかったんじゃ!?」
 後悔の念が今になってどうしようもないことを知りながら嘆く与助。その憤りにも似た感情は誰にもぶつけられることはなく、ただそこにある一種の圧迫感をうき彫りにするだけであった。
「メソポタリンを私たちが……なんてことよ。あろうことか、快適王の死期とそれが重なってしまうなんて」
「でも、仕方のないことじゃ。メソポタリンが暴走したのを止めるのにはああするしか……!――そうか」
 と与助は突然何か納得したように頷く。メソポタリンの暴走、玉子と目玉の登場、そして快適王の死期、これは――
「この運命は遥か前から決まっていたんじゃ!何かが、起ころうとしているぞ――」


――――――――――――――――――――――――――――――――――――――――――



 そこにいた老人は、暖かく迎えてくれた。短く丁寧にセットされた白髪が目にとまった。見た目も正確も根ながらのジェントルマンといったかんじで、部屋の中だと言うのにシルクハットをかぶっている。身につけた黒いスーツは、この木製の小屋に変にマッチしていて、後ろの暖炉との調和がなんともいえなかった。
 玉子と目玉は少し警戒しながらお邪魔します、といって部屋に入った。といっても危機感は、この老人の人相を見てからずいぶんなくなってしまっていて、取り敢えず今はとにかく休みたい気持ちの方が多かった。
 老人は、ようこそ、といって椅子に座るように促してくれた。玉子と目玉は頭をさげ、3つある椅子の2つにそれぞれ座った。ジェントルマンは、コミカルといいます、と軽い自己紹介をしてくれた。二人も自己紹介を返す。玉子が自分の名を名乗ったとき、少しコミカルの眉がぴくりと動いた気がしたが、すぐにそんな様子を振り払うように微笑んで、そうですか、と言った。すると、急に、コミカルは静まった。静寂があたりを包んだかと思うと……刹那!!!
「はーい! 文字通り♪ あ、僕はコミカルですっ! あそっれ! あそっれ!」
「わいわいっがやがっや!!!」
「あそっれこんな気分で♪ 世界説明♪」
「わっいわいがっやがや!!!」
「そぉらっほいほい! こんな世界にようこそよっうこそ!」
「あどっもどっもどっも!!!」
「なんだっかな! なんなんだかな!? わからない! そんなあなたへコッミカルの! 世界説明は、2時間後♪」
「たっのしっみたっのしっみ♪」
「なんじゃいそらああああああああああ!!!!!!!!!!!! いまやらねぇのかよ!!!」
 壊れた玉子とコミカル。急な出来事にただ唖然と見つめているだけだった目玉は、最後のオチで我に返ったように叫んだ。ついていけないというか、ついていく気力がないというか。そんな微妙な心境をつっこみによってはらそうとしたが無念、このテンションをそれだけでふっきれるわけは無かった。
 だがまあ、しかし、なんとか二人は目玉に耳を傾けてくれたようで……
「わ、ワリィ。俺としたことが」
「す、すまぬ。わしとしたことが」
 二人の息はぴったりだった。

 それから仕切りなおして、今度は真面目にこの世界の事を二人はコミカルから聞いた。暖かいストレートティー(無糖)を差し出してくれたので、それを口に少しずつ含みながら、二人は真剣にコミカルの話を聞いた。
 まず、この世界そのものの話し。そして、この世界と現実世界の接点。いや、この世界の住人から擦ればこちらが現実の世界なのだが。そういう、うやむやを区分するために、こちらの世界の事を、トマトケチャップと言うらしい。突っ込むべき点は、それが今度は食卓を彩る調味料の名前とごっちゃになってしまうということだがそれはよしとしよう。それはさておき、この世界の住人からすれば、玉子達の世界は異世界である。よって玉子達の世界にも名前が付けられているらしい。そして、その名前は、ソイソース。醤油かよ、と妙に突っ込みたくなった人は心の中で。基本的にトマトケチャップとソイソースとの相違点はないらしい。強いて言えばトマトケチャップでは、動物が喋ったり、物が喋ったり、奇想天外な化け物がいたりするぐらいだ。
「充分違うじゃん!!!!!!!」
 という目玉の突っ込みも軽くスルーし、コミカルは続けた。ひとつひとつ、慎重に言葉を選んで行くようにして。
 トマトケチャップとソイソースの接点は、光と影にあるらしい。言うなれば、トマトケチャップは光りの世界で、ソイソースは影の世界らしく、光と影が交わるところがあれば、そこは全て接点らしいのだが、その話は玉子と目玉には理解しきれなかった。というか、コミカルも実際良く分からないらしいが。
 トマトケチャップとソイソースには王と定義されるものがいるという。玉子達の世界、ソイソースは闇の世界なので、それにちなんで闇の帝王と呼ばれるらしい。その話を聞くと、玉子は軽く眉を動かして反応を見せたようだが、二人は気づかなかった。この異世界、トマトケチャップは光の世界なので、この世界の王は光の帝王と呼ばれるらしい。別名もあって快適王ともいうらしい。そしてその2つの帝王にはそれぞれシンボルが与えられるという。そして、それがトマトケチャップとソイソースの接点を深くつなげ、交差させる力を持っているらしい。そのシンボルにも名前があるのだが、その名前を聞いて、二人は驚いた。
「闇のシンボル、それは、ゴンザレスノママ。そしてこの世界のシンボルである光のシンボルはメソポタリンというんじゃよ」
「――な、何!? メソポタリン!!」
 目玉が少し声を荒げて言う。何処かで聞いたような――そうだ、あの小屋だ。メソポタリンが暴れ出したとかいって与助カリンテパンは小屋をでていった。そういえば、確かにあのときの3人の焦りようは尋常ではなかった。と目玉は振りかえってみる。
「お、なんじゃ、知ってるのか?」
「ああ」
 割って入る玉子。
「てか、生き物じゃないのか? 大人しいとか暴れたとか……よくわかんねーこといってたけど」
「何、暴れた?」
 眉をぴくりと動かすコミカル。表情が少し曇ったような気もする。
「ど、どういうことじゃ?そうだ、まず君ら、どうやってきたん――」
 ふと、コミカルの目が二人の制服をとらえる
「ああ、与助とカリンか。あいつらにまきこまれたのじゃな。そうか、それにしては何もしらないな、きみ達。あいつらに何も教わってないのかい?え?」
 少しずつ口調も早くなってきた。それほどシンボル、とやらは重要なのだろうか。少し気おされつつも、今度は目玉がゆっくり、着実に答えた。
「いや、あの、なんか連れてこられたと思ったらすぐテパンとかいう人が来て、で、その人がメソポタリンが暴れたって言って皆外でてっちゃったんだよ。俺らを置いて。だから、何がなんだか……」
「そ、そうなのか? メソポタリンが、暴れた?あの大人しい、メソポタリンが……――おお!そうか、だから今君がここ――」
 はっとしてコミカルは口をつづんだ。そして、いやそれより、といって切りかえる。不審に思いながらも、二人はあえてそのことに示唆はせずに、コミカルの言葉を待った。
「メソポタリンがどうにかなったらなかなかどうしてまずいことになるのう……」
 やはり、メソポタリンは相当な意味を持っているらしい。玉子は疑問に思い、問う。
「一体、どうなるんだ?メソポタリンメソポタリンって、シンボルってそんなに重要なものなのか??」
 ああ、といってコミカルはシルクハットを被りなおす。
「そうじゃな、まあ、シンボルが単独で所有する意味はそう大してないのじゃ。しかし、問題なのはじゃな」
 そういって、コミカルは、一瞬言葉を止めた。そして一息つき、再び話しはじめる。

「現・光の帝王である、今日は、良い日だ、の死期が近づいてるということなんじゃ」

 
 玉子は目を大きく見開いた。
 
 ――今日は、良い日だ……?―― 




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 第五話 運命の方向転換


 当初14歳の玉子焼きはその日、学校で喧嘩を起こした。その頃から喧嘩はめっぽう強かった玉子はもちろん相手を手玉にとるかの如く圧勝したが、相手にそれほど大怪我をさせるようなことはなかった。
というのも、一発で勝負は決まっていたからだ。その一発のパンチで相手は戦意を失い、歯向かう気力もすり減らされたのだった。玉子はもともと自分から喧嘩をけしかけるような性格ではなく、その日も例の如く相手が勝手にキレだして、殴ってきたから殴り返しただけのことだ。喧嘩というほどでもないのかもしれない。玉子は、ただ立ちすくむ相手の襟首をつかみ、こう一言呟いた。
「すまねえな、ババネロ」
 ババネロにはどういう意味だかわからなかっただろう。自分から喧嘩を仕掛けたくせにやり返され、挙句意味の分からない謝罪をされるとは。自分からけしかけたのだから自分が悪いのは明確だ。そこで、痛感することになるのだ。自分のあまりにもかっこ悪い様に。
 ババネロはとても悔しい気持ちと憤怒の気持ちで一杯だった。自分にこんな恥をかかせた罰を食らわしてやる。そう心に決めて、その日から彼の復讐劇は始まった。
 玉子には、親友がいた。そう、その親友こそが今日は、良い日だ、だ。毎日のように遊んでいたし、学校でもいっつもくっついていた。まるで恋人のようじゃけん。まあ、そこまでは行かなくとも、玉子が、心を許せる唯一無二の親友だった。
 ババネロは、彼に目をつけた。そうだ、今日は、良い日だを狙えば良いんだ。と。

 そして、ババネロの巧妙な手口により、今日は良い日だは、なんとペット好きになってしまったのだ。それまでペットというものを毛嫌いしていたのに。
 玉子は怒った。何故、オレから大切な物を奪う?何で今日は良い日だ、がペット好きにならなあかんねん?!誰が仕組んだんだ!?!?
「うおーーーーーーー!!!!!!!!」
 その日の放課後、玉子は夕焼けに向かって叫んだ。そしてその次の日から今日は良い日だは姿を消したのだった。



――――――――――――――――――――――――――――――――――――――――――




「こんな世界(ところ)にいたのか!!!今日は、良い日だ!!」
 玉子は叫んだ。一瞬にしてフラッシュバックしてきたあの日の思い出と夕焼をかみしめて。コミカルは驚いて目を細める。
「何……? 知ってるのか?」
「ああ……。昔の親友だ」
「何じゃと! あわわ、運命ってすごすぎるわい! わっほいわっほい!」
 目玉は何分話の内容が理解しきれないでいたが、このコミカルの壊れ具合にだけはすぐにつっこんでやった。
「壊れるな!!! 真面目にやれよ!!!」
「す、すまない。ああ、そうか……光りの帝王は、君の親友か……」
「ああ、それに……」
 玉子は先ほどコミカルが言った言葉を思いかえす。信じられないあの言葉。せっかく再会できるこのチャンスに、どうしようもない現実をつきつける言葉。
「死期って、なんだよ!?」
 
「いろいろあるのです。この世界には。帝王は、病気にかかっているのです。だから駄目なんです。ソイソースとの平和の均衡が壊れてしまうのです。そこで早く新しい帝王を見つけないといけないんだけど、新しい帝王は……なんと、君じゃ!!!」

 驚愕の事実。

 眩暈がする。

 くらりっ。


 ――意識が……とお……の、い――





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 与助達に連絡が届いた。連絡手段はなんとトマト。収穫したトマトを食べるとメッセージが伝わるという仕組みだ。テパンがそれを食べる。そして、頭の中で、メッセージを読む人をとなえる。オレ、カリン、与助。すると、聞きなれた声が三人の頭に響いた

『あるがまま、に。思うがまま、に。聞いてくれ』
 ごくりっ。と三人は生唾を飲む。

『先日、玉子焼と目玉焼という人物が私の小屋に流れついてね。ずっとあの広いマジャラスの砂地を歩いていたらしいへとへとだったんだが、そこで私たちはいろいろと話したんだ。』

 コミカルの声が三人の頭の中で起こった事を説明する。長々とコミカルが話しつづけて、数十分、ついにどうでもいいさぼてんやら盆栽やらの趣味の話になりだして、それを話し終え、キリが良いところでやっとコミカルの声はやんだ。
 三人は、青筋がはっていくのを感じた。

「やばやば」
「かなり、やばやば」
「やば、すぎる!!!」

「あぎゃあああああああああ!!!!!!!!!」
 言葉にならない悲鳴をあげながら三人は走った。コミカルの家へと。




――――――――――――――――――――――――――――――――――――――――――


 ついに、元のメンバーがそろったのだ!!!玉子達をこんな世界に連れてきた張本人を含め、6人、玉子、目玉、テパン、カリン、与助、コミカルがそろった。
 そしてやるべき事はただ一つ!ということだった。
「君には、光の帝王になってもらうっよ!!!」

「なんじゃてええええええ闇じゃあかんのん!?」
「駄目駄目。光の素質しかないから。じゃあ、試練うけてもらうから。皆で行くよ」
「ちょっとだめだよぉ〜、急すぎるよぉ〜!!!」
「オールライト!!!」

 そんな玉子とコミカルの意味不明で完全に別キャラになりきった会話を残りの4人はしげしげと見つめ、笑いあい、そして泣き、人生を全うする……。
 じゃなくて、そんなこんなで、嫌々ながらも玉子は光の帝王の試練を受ける事になったのだった。

 





――あの日、
 オレは、闇の帝王になると決めたんだ。
 大切な友(ツレ)一人守れないオレがふがいなくて、
 これからは大切なものは自分だけで全て守れるように、
――あの日、
 オレは闇の帝王になると決めたんだ。


 その誓いが今、でっかい希望を吸い込んで、光と化す――



――――――――――――――――――――――――――――――――――――――――――



 第六章 未来(イマ)、未来(イノチ)


 さて、吹っ切れて始めようじゃありませんか。
 戦慄の幕開けです――。




 コミカルがいやに神妙な面持ちでそう言って、今玉子達の眼前に聳え立つその巨大な塔に、こちらです、とでも言いたげに手をやった。まるでガイドさんの観光地案内みたいな格好だ。
 太陽が照りつける中、降り注ぐ陽光に目を刺激されながらもそのでっかい塔を見上げる。丁度塔のてっぺんと太陽が近い位置にあって、眩しくてよく見えないが果てしなく高い。東京タワーとまではいかないものの、330mくらいはありそうだった。
「ほぼ東京タワーやん!!!!!!!!!」
 目玉は大げさにリアクションをとりながら目を剥いていた。そのあまりにも巨大な様に。
 それにしても何だこの無機質で質素な感じは、と玉子は思う。真っ白に塗りたくられた鉄板に、同じく真っ白な鉄骨がところどころ見うけられる。装飾などと言う物はほとんどなく、ただシンプルに白の平面がずっと上に続くだけであって、ところどころに階層を隔てるようにして白い鉄骨が横線を描いていた。
 ここで、何が始まるのだろう、玉子はこれからの不安を表情にはあらわにしないものの、心の内ではその不安はじっくりと体内を徘徊していた。暑さもあいまって、ごくりと生唾を呑む。
「さて、それじゃあ説明しましょうか」
 玉子の胸のうちに気づいたかのようなタイミング。玉子は、ん、と言って次の言葉を待つ。他の四人はただ黙ってその二人の会話を見守っていた。

 まず、と切り出してコミカルは手をおろし、塔の方を向き、説明し始める。日照で熱くなった体をなんとか意識の端に追いやって、玉子はコミカルの隣まで向かう。
「この塔に入ります。そして上ります。てっぺんまでいきます。おわり」
「はやっ」
 間髪入れずに突っ込む玉子。
「そ、それだけかい」
「はい、それだけです」
『いてらーーー!!!』
 残り三人が一斉に玉子に向かって声をだす。それは声援のようにも聞こえたし、からかっているようにも聞こえた。
 玉子はどうも腑に落ちない様子だったが、太陽も高くなってきているし、意識のはしにどうも追いやりきれなかった熱いという感情どもがうっとうしく感じられたので、しゃあない、と言って踏み出した。
 後ろを振り向くと、塔の右手前に生えた木の下で、3人にコミカルが混ざり計4人はくつろいでいた。
「うざっ!」
 と小声だが感嘆符をつけて呟き、そして僕はその無機質な鉄のドアに振れた。見た目より案外軽く、ぎぎぎっと嫌な音とともにその扉は開いて、薄暗い塔の内部へと玉子は足をやった。いや、やろうとした、そのとき

「ちょ、ちょまてよっ!」
 某人気タレントのモノマネだろうか、似てないヤツがやると非常に腹立たしいその声に玉子は振り向く。そこにあったのは――目玉の姿。
「ちょまてっって!!チョ、、まてっつってんだろ!!!」
 そのモノマネ口調のまま、既に止まっているはずの玉子に何度も何度もちょまて発言。4回目ぐらいにもなるとそろそろ鬱陶しくなって
「とまってんじゃろおろろろおおおおおおおおおおおおおはよはなせええええええええええええ」
 と玉子は取り乱してしまった。あっちゃー。
 すると更にあっちゃーなことに、目玉はこう言う。
「いや、止まってはいない。少なくともおまえの心はな」
 あっちゃー。
 急に口調を変えて今度はどいつのモノマネだ?!と思ったのだが、これ実は誰のモノマネでもない。作者の趣味です。気をつけよう、こういうクサいことばっかいってると、ヒかれるよ。
 玉子もその例外ではなく、そのいきなりクサイモードの入った目玉を薄気味悪いと思って、前に向き直ろうとしたが、ようやく観念しだしたらしく、ごめん悪かったといって目玉は普通モードにかえった。玉子は今一度振りかえり、目玉の話を耳をかたむける。
「実はさ、ここに連れて行くのにはもうひとつ大きな掟があるらしいんだ」
「何?」
「それがだな、こういう話だ。大切で、信頼できて、かっこいい或いは可愛いパートナー同伴だってよ」
「何」
 玉子は目玉の言う事を理解する。いや、それ以前に気になるところが
「いや、三番目が意味が良くわからないが、まあいいとしよう。――それで、そういう掟があるんだって??」
「ああ、それでさ、その条件に最もあてはまる――特に三番目の――俺がお前に同伴したい。いや、無理なら良いんだ。でも、お前さえよければ……」
 目玉は真剣にそう言っている。ギャグを狙っているのか、単にナルシストなのか。
「そうか」
 玉子は少し考え込む。確かに、三番目が特にあてはまるかといえばそれは不審だが――それは別に目玉がかっこよくない、という訳ではなくてあの残り三人の中で唯一人の形をしているテパンに劣る事はあっても勝る事はないだろうからだ――確かに今の自分には一番信頼できるパートナーになりつつある。出会ったのは日が近いにしろ、だ。第一友情なんて年月で作るものではない。ハートだ。その場その時にハートが共鳴していればそれは信頼できるパートナーといえるのだろう。と、これは玉子の言葉ではなく作者の言葉として受け止めてもらいたい。だってかっこいいじゃない。そして信頼できるべきパートナーであるからこそ大切であるのだ。そこにはなんの反発作用も無く、強い因果関係で結ばれている。
 だから、玉子はそれほど悩む必用もなく、首肯する。
「ああ、供に来てくれ、相棒」
 目玉はふっと口に微笑を浮かべて、着いて来た。そうだ、今この瞬間だ、と玉子は思う。この瞬間、ハートは共鳴している。何年も前に忘れたこの感覚。大切なものを、再び手に入れたこの瞬間。世の中には失くすという現実だけが転がっているわけじゃあない。哀しい事象だけが氾濫しているわけじゃあないんだ。
 玉子はその微笑を見ていなかったというようなしぐさをもって、また前に向き直り、そして歩き出す。この先には何が待っているだろう、もちろん、この塔の中身だけの話ではなく、この塔を制覇するという未来のあと。制覇できるかどうかも定かではない、つまりは曖昧な未来のまた先にある未来。そこで自分たちはどう立っているのだろう。どう笑って、どう怒って、どう悲しんでいるのだろう。しかし、それを憂うことはできても、知る術はない。今は自分たちの現実、現在起きている現実を受け止めていくしかないのだ。だから玉子は歩く。この先にある、未来を。そしてその先にある未来を。
 自分たちの、未来を心に描きながら――




Fin




 第七章 やらねば、と思う(俺が)



 そう、Finなのだ。今玉子立ちが目の前にしているのは、他の何者でもない。Finである。玉子と目玉が塔を進み、一つ目の大きな木製の扉を開くとそこには大きな広間があり、そしてその真中には髪が腰くらいまで伸びた、目つきのするどい男――Finがいた。目玉は今目の前にある現状を信じきれず、ただそこに呆然と立ち尽くしていた。信じられない、とその気持ちを言葉に絡ませながらも目玉は言う。
「フィ、フィン……???」
「待ったぜ……。相棒」
 フィンはただそう言った。玉子は何、と思って目玉の方に目をやる。目玉は信じられないといった表情で微かだが震えているように見えた。
 フィンはただそこに立ちはだかり、不適な笑みを浮かべていた。
「久しぶりだな、目玉――いや、セレナーデ」
 目玉はその言葉を聞いた途端、急に硬直する。思い出したくない何かを無理やり思い出させられたようだった。くっ、といって頭を押さえ、目玉はその場に片膝をつく。
「くっ……おまえ……本当に、フィンなのか……??な、何故だ……??」
 目玉は未だにこの現実を信じきれていないようだったが、セレナーデ、と呼ばれた事でそのことに核心を持たずにはいられない状況に追いこまれていた。脳がこの現実を逃避しようとするのだが、真実という名の闇がそれをずっと追いかけ続けるような感覚だった。
「何故……おまえがここに??おまえはあのとき……死んだはずじゃ……」
 玉子は眉をひそめる。――死んだ?今確かに目玉はそう言った。その言葉が本当だとしたら目玉が震えるのも無理はないし、こんな状況を理解できることなどありえない。
 少しの間を挟んで、Finはクックックッと不気味に笑い声をあげた。そして顔を上方に向け、アハハと言って口のあたりに手をやる。そして、その笑い声は段段とボリュームダウンしていき、落ち着いたかと思うと、
「そうか……そうだな。おまえにとっての真実はおまえの頭の中に確かにあった。お前の中で確かに俺はトラックにひかれ、死んだ。だが、俺は違う。俺の真実は今ここにあるし、おまえの真実とは違う道をたどったんだ。それだけの話だ」
「ど、どういうことだ……?」
 目玉は立ちあがり、クラリとする気持ちを押さえ押さえ言う。
「すまん、俺も意味はわからん」
「おいっ!!!!!!!!!」
 役割チェンジで玉子が突っ込む。
「ま、まぁ気にするな。とにかく気づいたらここにいて……そしてやることはただ一つしかないみたいだ。さあ、始めようか、玉子」
 フィンはそう言って、さっと地を蹴って後方へジャンプし、戦闘の構えをとった。右手右足を少し前に出し、腰を軽く落とし、きっとこちらをにらみつけるフィン。当然ながらも、突然のことに玉子はたじろぐ。
「な、なんだ……?どういうことだ?」
「状況を見て判断しろ、玉子。このフロアを制覇するにはまず俺を倒さなければならないということだ」
「……そういうことか」
 と割って入ったのは目玉。まだ動いてはいない玉子だが、目玉はここは俺の出番だとでも言いたげに片手で玉子を制し、一歩前に歩み出る。
「俺に……やらせてくれないか??」
「いや、だが」
「――分かってる。分かってるよ。これはお前の試練だ。でもな、お前の力量だけがおまえの実力じゃない。おまえのパートナーとして俺はつれてってもらえたんだ。俺は、お前のパートナーなんだ」
 さっとそれだけ話すと目玉は玉子に口を割るすきも与えず、また更に歩み出ながら言う。
「お前のパートナーである俺の実力が、おまえの実力でもあるんだ。なんせ俺らは、仲間だから――」
 玉子はその言葉に目を見開く。仲間?一瞬目玉の言う単語の意味を理解できなかった。仲間、と呼べる存在。玉子が久しく感じていなかった感情。そうだ、俺を仲間と認めてくれる人がいる。それに気づいた時、単純に嬉しかった。ただ純粋に、その存在が嬉しかった。玉子は、目玉をパートナーとして連れてきて正解だったと思った。本当に心から信頼できそうな気がする。こいつとなら、目玉とならこれからどんな困難だって乗り越えて行けそうな気がする。そう思った。
 玉子はそっと頷く。口には微笑みを浮かべて。
「ああ。そうだな、頼んだ!」
「おう!」
 と玉子を背後に目玉は振り向かず返事をし、そしてかつての親友――Finに歩みより、向き合う。ある程度近づくと、目玉も戦闘の姿勢をとる。
「さあ、始めようか、フィン」
「ああ。こういう形で再会を果たすとはな――」
 二人は互いに真剣な表情で向き合いながらも、どこか嬉しそうな表情を浮かべていた。

―――――――――――――――――――――――――――――――――――――――――


 それほど長くなかったような気がするし、とてもとても長い時間であったようにも思う。時間感覚を忘れさせるようなその緊迫した空気を保ちつつ、二人は姿勢を崩すことなく睨みあっていた。
 玉子は、固唾をのんでその光景を見守る。この勝負、出だしが大きな要となる。それは戦いの上級者、と自負する玉子にとって当たり前の事に感じることなのだが。それにしてもこの二人、互いに親友だったようにはもう思えないほど張り詰めた空気でもって互いを睨みあっている。その空気が少しでも揺らいだ瞬間こそがこの戦いの始まりの合図であり、それが大きく勝敗を左右するのだ。
 恐らく、形勢はフィンのが上だろう、と今の時点で玉子は読んでいた。目玉はもう先ほどのようなおののきの気配は消えたにしろ、心の何処かに今のこの状況をまだ信じられない気持ちがあるはずだ。それは微かだが確実に目玉の動きを鈍くする。しかし、それはフィンにとっても同じことなのかもしれない。そうだとしてもやはり、フィンがどういう状態なのかは全くの未知数で――
 ザザッ、と地面を蹴る音がした。
 先手を打ったのは――目玉。てか地の文多くておれらしくないのでここからは簡略化で。

バシッ!
「うげっ!」
ドカッ!!
「うぎゃっ!」
ザクッ!(?!)
「ぐはぁっ」

 リングの鐘が鳴った。もちろん、玉子の心の中でだ。そう、勝負は決まったのだ。
 やはり、出だしが勝負を決するという玉子の予想は当たっていた。辛くもではあるが、そこに立ち残っているのは、現在(いま)のパートナー、目玉だった。目玉は息を切らしながらも言う
「ハア……ハア、厳しい戦いだった……あそこのパンチが決まっていたら危なかった……」
「そうだな。頑張ったな、目玉。だが、あの時のローキックが最初に決まっていたとしたらそれも大きく勝負を分けただろうな」
「いや、その次の右フックが厳しかった……あれが入っていたとしたら俺は戦意を喪失してただろう……」
「違うな、その次にさり気なく見せたあの頭突きのフェイントにまどわされ――」

 この会話からなんとか戦闘シーンを思い浮かべてください。はい、次ー!


 かつての親友と、雌雄を決する大勝負を見事作者の悪行によって簡略化された二人は、正体不明の怒りを覚えながらも、フィンが立っていた場所の奥にある階段を上って行った。
 フィンは口には笑みを浮かべながら仰向けに倒れていて、二人が去る間際、こう言い残した。
「気をつけろよ……この先の敵は更に手ごわい……そして何よりこの……さ、……しゃ……お……
もうじ……には」
「何だ?何言ってるか分からん」
 目玉はかつての親友との別れ際の言葉を聞きとれなくて少し惜しんだが、それでも今は、現在(いま)のパートナーの道を進もう、と心に思って階段を上った。



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 暫く上りつづけた。階段は長かった。恐らく、一階一階の高さがそうとうなものであるのだろう。いや、しかし先ほどのフロアは高さあっても4,5mだった。玉子たちはもう数十メートルは上っているんじゃないかと思う。だが次のフロアは現れない。延々と続く螺旋階段を上りつづけてかれこれ数十分。 層と層の間はコンクリートでしきつまっているのだろう。だとしたらこの建物異様に無駄が多いな、と玉子は思う。目玉も先ほどの戦いで疲れた体に鞭を打ちながらも、この鉄とコンクリートのかたまりに延々とグチを吐きつづけていた。
「本当……なあ〜。無駄にたけえんだよこの建物!」
「そうだな……はぁ、次の戦いまでに体がどうかなっちまうぜ」
 そんな会話を続けていると、やっと薄暗かった螺旋階段に明かりが射してきた。二人は喜びと達成感を覚えながらも一段一段かみしめるように上る。そんな、登山じゃあるまいし。
 そして、最後の一段に二人して足をのせる。
「やああああああっと!!!着ううううい――」
 目玉のその歓喜の声を途中で遮るその光景。そして漂う匂い。それは、あまりにも異様だった。真中には大きな漆塗りの壺が置いてあり、その中で何かがぐつぐつと煮えたぎっていた。そこからは薬草とカレーを混ぜて、マーガリンを塗ったような意味不明な香りが漂う。それを大きなゴルフのパットで混ぜながら、マカダミア〜マカダミア〜と呟く真っ白な――骨。人骨。ガイコツ。どう言って言えば一番良いのか目玉には分からなかった。
 骨が、ゴルフパターで、何かを煮ている。
 謎だ――。
 目玉は思った。確かに、本当に謎なその光景。自分たちにこんな状況を理解できるはずが……あった。
「よう、コンサレス」
 玉子は軽く手を上げて挨拶する。それに気づくガイコツ。
「来たかあ」
 知り合いぃぃぃ!?!?目玉の心の中にその言葉が反響した。いや、それでけだなく目玉は実際いつもの調子でそう突っ込んでいた。
 全くそんな事気にせずさらりと流しながら、玉子は続ける。
「おう、まさかおまえが2Fの相手だとはな。まだその癖治ってなかったのかい?」
「察しが良いねー。そうさ、僕が相手さ。あ、この癖?これはね、やめらんないよー」
 そう言ってコンサレス、と玉子が読んだガイコツはその壺の中からゴルフパターを抜き出した。そこから赤くドロドロしたものがぼたりと流れ落ちる。それはとても気色の悪い光景で、目玉は少し吐き気まで覚えた。
「マカダミアのご加護は、効き目あるよー?」
 目玉は思う。
 謎だ――。
 


―――――――――――――――――――――――――――――――――――――――――






 第八章 



 この世の中、一寸先は闇、何が起こるか分かったもんじゃない。当然のごとく目の前にあったものは刹那消えてなくなるし、ようやく消え去った邪魔なものは一度瞬きしてる間にほら元通り。つまりその場その場で予測しえない事象が繰り出される事こそが人生と呼ぶべきものを構成しているのかもしれない。
 さて、今目の前にある現実を二人はただただ見据えるのだが、どうやら、このガイコツ――コンサレス――もその事象のうちの一つのようだった。そう簡単にはこの先は通してもらえないだろうと二人は瞬く間に知らしめられることになる。そう、ここが山場だ、と二人は思うのだ。
 コンサレスは戦闘相手である玉子の出だしの一撃を軽くかわし、かわりに懇親の肘鉄を玉子に食らわせていたのだった。そして玉子はその一撃により、一瞬で悟ることになったのだった。『こいつは、強い』と。
 見た目だけみればそれはただの骨であったし、別に何ら強そうな気配はないのだ。ただ、怪しい雰囲気だけはそこに充満していたのは事実なのだが、それがこの強さをかもし出しているものだろうとは到底二人には予測できなかった。だからこそ、玉子はスキをつかれた。つまるところ、甘く見ていたのだ。
「本気で来ないと、本当にここで終わるよ」
 冷淡にそう言うと、コンサレスは壺からゴルフパターを抜き出す。赤い液体がどろりと流れ落ちた。
「くっ」
 玉子は体勢を立て直し、次のコンサレスの攻撃に身構える。
 コンサレスは、いくよ、とぼそりと言ってそこにあった自分の実像をまるでテレビの電源を切ったかのように消し、次の瞬間にはその巨体を玉子の前に運び終えていた。
「見えてるの?僕の動き」
 語尾は鈍い打撲音によって掠めて聞こえたが、そう聞こえたと思う。コンサレスの片手ににぎられたゴルフパターが振り落とされたのだ。玉子は、間一髪で気づいて体をひねったのは良いが、完全に避けきる事はできず、その一撃は右腕に直撃した。
 うっとしびれるような衝撃を感じ、咄嗟に左手をその攻撃を受けた場所にあてる。じーんと少し時間をおいて痛みは襲ってきた。
「速いな」
「違う、君が遅いんだよ。――あの頃のままだ」
 連撃として赤い液体を飛び散らせながらゴルフパターが右横腹におそいかかる。赤い液体が鎌のように流線型を描いている。
 打撲音がまた軽く鳴り、ゴルフパターは玉子の右の腕で止められていた。赤い液体が腕にかかり、ぬるりと地に垂れる。悔しい、自分はこんなヤツに叶わないのか、てかこの液体不快だな――そう思うと、憤怒にも近い感情が一気にこみ上げてきた。
「ぐおおおおおおおおおきもおおおおおおおおおおい」


 そうだ! 玉子は覚醒したんだ!! 小学校のころかけっこでいつもこいつには負けてた! うぜえ! うぜえ! こんなやつに! その憎しみが……その憎しみが玉子を……玉子を覚醒させたのだ!!!!


――玉子の頭に、ティアラのような小さな兜が光り輝き、具現化する――


「ふっ……俺は、俺をとりもどした」


 玉子はそう言うと、消えた。
 瞬間、と言って言いのだろうか、同時、と言えば言いのだろうか。コンサレスの体に次々と打撃が繰り出された。訳もわからないままコンサレスはたじろぐ。

「ぐはっ。うげっ。わっほいっ。いぇいっ」

 その短時間に何発もの打撃をくらっただろうか。コンサレスは打撃をうけるたび意味のわからない言葉を吐き出しながら、最後の一撃を受けて幾分か間髪をいれると、その場で力尽きた。その際、コンサレスは赤い液体の正体を教えた……
「ふっ……血と思ってただろうけどあれただのトマト……さっ。ぐふっ」
「すまねえ……コンサレス。これ、バトル物じゃないんだよ……」
 玉子が申し訳なさそうに十字を切る。頭の兜はいつのまにか消え去っていた。
「おそくねえ!? それ言うなら俺のバトルの時にいえばよくねえ?!」
 目玉はいかにも頭のうえに落胆の文字――がーん――を浮かべながらつっこんだ。

 こうして、第二の試練を乗り越えた二人は、また更に奥から続いている螺旋階段を上り始めた。上る最中、玉子は目玉にコンサレスとのことを話し始めた。

「あいつの父、ゴンザレスは……ベジタブル高校の教頭であいつはいつもそれを誇りに思っててそれが故あいつはいつも俺にかけっこを挑んでていつも俺が負けた。それだけの話だ……」
「おまえ……」
 目玉は玉子に哀愁の漂う視線を送った。
「一気に説明しすぎだろ。支離滅裂だ」
「し、しかたないことなんだ!ヤツの陰謀なんだ」


 僕のせいでした。すいません。




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 第九章 過去の再来

 次の階に二人が着いたのは30分も後のことだった。二人は息を切らしながら階段の最後の段の向こうにある鉄の扉を見据える。目玉はすっかり疲れ果ててしまっていて、ひざに手をついた、息を整えながら言った。
「はぁ……はぁ……。なんて塔だよ……さすが東京タワー」
「そうだな……」
 とこれは玉子で、息の方もだいぶ整っているらしい。玉子はそのまま扉に歩み寄り、ゆっくりと開けようとしたが、がたっと音がするだけで、ビクともしなかった。何度も力強く押したり引いたりしてもその扉は開かない。そして、そうこうするうちに、隣で傍観していた目玉はあることに気づいた……。
「ってこれ……ふすまやん!!!」
「何ー」
 そう、それはドアノブのついたふすまであった。
「そんなもん聞いたことないわ!!!!!!!!!!」
 目玉の怒りの鉄拳によってそのふすまは破られた。そして二人は無事中に入ったのだ。
 そこは、プールだった。25mプールのようだ。長方形の枠に綺麗な水が湛えられたそのプールの周りは色とりどりの大理石で敷き詰められていて、その更に周りには南国に生えているようなナッツの木がたくさん植えられていた。まるでいきなり違う国へ来たみたいだった(といっても実際二人はいきなり違う世界へ来ているのだが)。突然のこの状況にたじろぐ二人。
「これは……」
 と、玉子がきょろきょろして周りを見まわしていると、ふいに声が聞こえた。野太くダンディーな声だ。
「ふははっ。この状況をどう理解するかな?まぁそんなことはどうでもいいんだよ。そうだよ、君たちのことなんてどうでもいいんでね。全ては私中心で事は進んでるのだから」
 どこからともなく響くその声の主に玉子は少々ばかり苛立ちを覚えて返答する。
「うざってーなー。何だよ、てめーが第三の試練か?」
「いや、違うね」
 その声は姿を表さないまま話を続けた。
「私はカミングアウト。この塔の主。そしてここは、なんという部屋だと思う?さあ当ててみなさい、プールの間というんだがね、あ、言っちゃった。まあいいや。それよりこの部屋を越えればこの塔の主である私と会うことができ、そして私を倒せばこの塔を制覇できるのさっ。ふふんっ。そうさ、僕こそが全て、そうなんだよ、アハハッ!!!君たちなんて、ムシケラのようなもんさっアーハッハッハッハッ!!!!!」
 一気にそう喋ってはいるが、途中で声色が変って、声が高くなり、キザで自己中な感じの、うざったれボーイのような声になっていた。うざってーな、と思いつつしぶしぶ返答する玉子。
「そうか、じゃあ早くそこまでいっておまえをぶっ殺さねぇとな。で、この部屋はどう越えるんだ?」
「50m20秒以内に泳いで。……いやいや、もちろん冗談だけ――」
「わかった」

 ざっぱーん、じゃぶじゃぶ、ざっぱーん。

「はい。20秒で泳いだよ」
「わーい、じゃあおいで!定期券を、わ・す・れ・な・い・で」
「ねぇよ!」
 割りこんで目玉がつっこんだ。

 そして、プールの奥にあった扉が開いた!ついに最後の試練だ!やっとこの面倒な試練を終えられる、と思って二人は駆け足でその扉に向かい、絶望した。
 ありゃー、また階段。


 二人はがっくりとうなだれながらと、恐らく今までで一番長いであろうその螺旋階段をまたとぼとぼと上り始めた。

――――――――――――――――――――――――――――――――――――――――――


 そう、本番はここからだったのが。今までのはただのプロローグに過ぎなかった。そう悟った。今までくそ長い階段を登ってきたことも、過去の親友と決着をつけたことも、血のようなトマトをあびて怒り狂ったことも、それはそれで厳しいものではあったが、そんなことは大した問題じゃなかったのだ。そうなのだ。これから始まる大舞台に比べて、そんなことは微塵の存在価値ぐらいでしかなかった。そう、本番はここからだったのだ。



 二人が長い、長い、永久に続くかのように思われた地獄の螺旋階段をやっとの思いで上りきった先には、例のごとく扉が目の前に――はなかった。
 そこにはただ短い通路があるだけで、よくRPGの最後の面にあるような、主人公を歓迎するように存在する派手な扉は存在しなかったのだ。少し意表をつかれて拍子抜けをくらった二人だが、もう、そんなことはどうでもよかった。疲労がひどい。早くカタをつけてこんな試練抜け出してしまいたかった。
 しかし、その通路を抜けると、玉子は驚愕した。

 目の前にある風景に、見覚えがあった。そして、目の前にいる人物に、見覚えがあった。
 これは……これは――!!!

 信じられない、といって玉子は周りを探る。このテレビ、右上の角にばんそーこーが貼ってある。思い出す。自分の以前の記憶を。確かに、ばんそーこは右上だったか?もしかして左上じゃないか???否、記憶に鮮明に残っている。これは、そう。自分がつけた傷だから。ふざけて、治るんじゃないかといって自分が貼ったものだから。
 左にはベッドが。ふかふかのベッドだがずいぶんと長い間洗った様子はなくて染みてきている。あの頃と同じだ。自分はいつもこれ汚いぞ、とか文句を言いながらもこのフカフカさには不可抗力を覚え、飛びこんでいた。その度、ほこりが立って目がかゆくなって、あいつに冗談で八つ当たりをした。
 あいつ――。そう、こいつだ。玉子は先ほどから極力そいつとは目を合わせないようにしていた。目を合わせたら、最後、全てが崩れてしまいそうな気がしたから。目玉と同じように、この現実を受け入れなければならなくなってしまうから。頭が混乱してしまう。目玉にもあったんだから、今更不思議がることはないはずだ。だが、理屈抜きに、信じられないのだ。目の前のこの現実が。理解できないのだ。
 しかし、もうここまできて引き返すようなことはできない。玉子は、決意し、恐る恐るその部屋の真中で座っている男を見る。その男はにやっと笑うと、ぼそっと言った。

「久しぶりだね。玉子。どうだった、さっきの僕の演技?」

 その声は何も変ってはいない。この塔の主ことカミングアウトは、『今日は良い日だ』、本人であった。





 第十章 人生と言う名のゲーム

 1

 今日は良い日だ(以下略、今日良)はにやりと微笑を浮かべながら玉子を見据える。玉子はもちろんのこと、目玉も突然のこの状況を理解ができなかった。
「おい、玉子……どういうことだ?」
「分からん……がここは確かにあのころと同じ、あのころの今日良の部屋だ……」
 二人の会話に割りこむ今日良。
「そうさ、ここは僕の部屋。あのときのままを再現してある。だって、その方が、ラストバトル、燃えるでっしゃろ!?あと、おまえら僕を勝手に殺してんじゃねえよ!!! スクラップにするよ!? いちお僕は現時点で光りの帝王なんだから。わけないんだけど。でもそれだとこの試練の意味がないよね。だから、今回の勝負は、特別なものにしてある」
 どうやら今日良の方は、旧友と会えていささか興奮状態にあるらしい、一気に喋り倒す。玉子と目玉はその意味を遅れずに理解しついていきながら、ただただ今日良の言葉に耳を傾ける。今の時点で分かった事、それは今日良はまだ死んだわけではないということだった。そういわれてふと思い出す。確かコミカルは、死んだ、とは言っておらず、死期が近い、といっていたのを。それを二人はもうとっくに死んだものと勘違いしていたのだ。だからなお更驚いたのだが、今ようやく少しばかり落ち着いてきた思惟で察するに、それは別段理解するのに滞りない事象ではないか。しかし、やはり死んだと思ってた旧友に会うのは感情が高ぶるものである。
「っと、じゃあ、勝負方法を言うね。これさ!」
 そういって、今日良は、ひきだしからなんと、なんと!!! 人生ゲーム(ボード版)をとりだした!!! 二人は意表をつかれて唖然とそれを見届けている。
「じゃじゃじゃん! これ、奇想天外人生ゲームってんだ!!!」
「(おまえの行動が奇想天外だよ!)」
 と目玉は珍しく心の中でつっこんだ。いや、もちろん声に出して突っ込みたいのはやまやまなんだが、中途半端におかしいこの行動に呆気をとられて声を出すのを憚られてしまったのだ。っていうか何でここにきて人生ゲーム!?
 そんな目玉の意を察するように今日良は言葉を放つ。壁にかけられた丸く茶色い時計がコチっと音を鳴らして、それが妙にリアリティを感じさせる。
「何でここにきて人生ゲーム!?とか間抜けな声を出しそうな君たち、今から僕が説明するからね、待ってて」
 察しすぎだろ! と目玉はさらに心の中でつっこむ。玉子は、そんなこと思わねえよ、と少々ムットしながらも、今日良の次の言葉を待つ。
「あ、ごめん。普通の人生ゲームと一緒だわ。じゃあはじめよう」
 二人はがくっと拍子抜けしながらも、今日良に導かれるままにボードを囲んで座った。スタートからゴールまで何度もS時に迂回したり、T字路があったり、複雑な道順になっているが、基本的に見た目は普通のものと変っていないようだ。二人はざっとそれを一瞥した。そしてゲームの準備をする。まず、それぞれが自分の所持金分の模擬紙幣と、自分のキャラクタのコマを手に取り、0歳、とかかれているスタート地点に置く。すると、ふいにばんそーこーの貼ってあるテレビが光った。
「うわっ、なんだ」
 目玉が少々驚いてテレビに目をやる。玉子も、ん? といって目玉につられるかのようにテレビの方に顔を向けた。
「ごめん、言い忘れてた。イベントはここに表示されるから」
「あ、そうなんだ」
 と目玉は言いつつ、今日良の放った言葉を時間差を隔てて理解する。明らかに、おかしい!
「ってええ?! じゃあボードでやる意味なくねえ!?」
「駄目だよ。こっちのが雰囲気あるじゃん」
 せっかくハイテンションにつっこんだのをかるうく流された目玉は少し目に涙を浮かべた
「ほんっと奇想天外だなあ……とほほ」
 何故旧友の玉子より目玉のが今日良とよくしゃべってるのかは疑問だが、そんなことは心の片隅においといて
「じゃあ、はっじめ!!」
 ゲームは始まった。二人のゴールしたときの所持金の合計が今日良より多ければ勝ち、というルールらしい。その分、今日良はイベントで稼ぐ金額は倍にされる、ということだ。
 先行は、玉子、ボードの真中にあるルーレットを勢い良く回す。びゅっと音をたてて、くるくると回ったあと、ゆっくりと減速していく。そして、でた目は、3。それを見て、急に今日良が急変した。
「うおい3かよ!フー!!!さあじゃんじゃん進んじゃえ!じゃんじゃんじゃんじゃん!!!ヘヘーイ!」
「(何だコイツ!?)」
 と、目玉は驚くが、玉子は別段気にかける様子もなく、コマをしっかりと3つ進めた。そう、玉子は今日良のこういう性格も良くご存知であるからね。
「ふふっ……懐かしいぜ……涙がでてくらあ」
 玉子は涙をキラリ☆(どっかできいたことある)と流すと、今日良はそれを見て、言う。
「うわあああああんんんん玉子会いたかったよーー」
「や、やめろバカ」
 玉子は抱き着いてくる今日良を払いのけた。昔から変らない。この性格、何も変っちゃいない。それを感じて、玉子はうれしさと同時に、これが終わったらお別れだと思うと悲しさをも感じた。
 目玉は隣でそれを見て思った。
「(よく玉子とこいつが親友になったな……もしかしてそっちの気が……?)」
 目玉がそんなことを思ってると、玉子がすごい形相で目玉を睨んだ。そして、こう言い放った
「違いますから!!!」
「(何で敬語!? てかなんで俺の思ったこと分かったの?!)」
「まあ、良い。誤解すんな。さて、俺の止まったマスは……」
 玉子がテンションを切り替えてその止まったマスに目を凝らす。しかし、そこには誕生日、と書かれてあるがそれ以外に何も書かれてなかった。いや、まずこのボード全体として細かい事が何一つ書かれていないことに気づいた。疑問に思いながらどうすれば良いか分からないでいると、テレビから何やら祝福音のようなこうか音が聞こえてきた。
「パッパラッパッパー。あながが止まったマスは……誕生日マスです!あ、申し送れました、わたくし、この奇想天外人生ゲーム、略してゲームの司会を勤めさせて頂く、Mr.三十路と申します。マスの説明はわたくしがします。以後御見知っとけゴラア」
「何これ!? 何こいつ!?」
 突然画面に出てきた筋肉質な紳士に驚き、冷然と見ている玉子を傍らにすかさず目玉がつっこむ。
「ああん!? うっせえよてめえ。コイツ扱いしてんじゃねえよガキがおめぇとわたくし何歳離れてると思ってんだ? ああ? ……と部外者にいらぬ反応をしめしてしまいました。こういう部外者はほんと仕方ないですよね、本当、生きてる価値さえあるのかどうか……まあ生まれてきたんだから人の迷惑にならないように生きて欲しいところです。まあそんなことは置いといて」
 あらん限りの罵声を受けて、正直目玉は肩を落としかけていたが、その妙な迫力に反抗できないでいた。
「さて、あなたが止まった誕生日マス。あなたは2つの誕生日プレゼントのうちどちらかを受け取ることができます。一つ目はゆでダコ。もう一つは道路交通法の改善案です。さあ、どちらを選びます!?」
「何だその両極端な選択しは!?!?!?!?!?!?!?」
 目玉が押さえきれずつっこみ、そしてしまった、と思う。これではまた先ほどと同様の剣幕で気おされてしまう!
 と思ったが矢先、三十路は何の反応も示さなかった。その場に沈黙が流れる。ある意味突っ込み役者としてはこれが一番厳しいものである。
「俺は……」
 1分ほど悩んで、玉子は言った。
「俺は、ゆでダコを選ぶ」
 三十路がにんまりと怪しげな笑みを浮かべる。
「本当に、良いんですね……?」
「ああ。俺が選んだ選択だ……後悔は――なしだ」

 玉子が選んだ選択し、ゆでダコ、さて、この選択しに一体どのような真意が!?!? 傍らでただ微笑みながら佇む今日良の眼光には何か怪しい光が宿っているがそれとどのような関係が!?!?
 運命は、着実に歩んでいるのだ。いつだって!!!



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2005-08-26 20:58:50公開 / 作者:おんもうじ
■この作品の著作権はおんもうじさんにあります。無断転載は禁止です。
■作者からのメッセージ
どうも始めまして、最近少しばかり登竜門にお邪魔させていただいてるおんもうじです。
ふと、昔ちょっとだけノートに書いたいかれた小説をちゃんと書いてみたくなりまして、ここにこうして改正版を乗せてる次第であります。非常に短くてすいません。忙しく執筆にあたれない日も多くありそうですし、恐縮です。
文が下手で、語彙も知識も非常に乏しく、いたまれないところもあると思うので、感想やご指導のほどよろしくお願いします!
根気のないおんもうじですのでいつ諦めるかわかりかねますが、出来れば皆様のご感想を糧に続ける気力を養って行きたいものです!


* 更新です。おっと自分の書き方わからねえ。とついに壁にたちはだかりました。もう開き直って今自分が感覚でかけばそれが俺の書き方だ!とか重いながらがんばって今回更新分執筆いたしました。あとはラストめがけて一直線です。何分力の入れ方が不安定ですが、とりあえずもう光の射す方へとただ今は歩いて行きたいと思います。軽い気持ちで書き始めたんですが四苦八苦でした……もうむちいれながら無理してかいたんで、無理が出てるのはどうかご容赦くださいませ(@_@)もうシリアスなんか混ぜるのやめにしよう!小説の難しさを痛感させられます。やばいなこれ。本当に自分が心から愛せる作品じゃないとやっていけないな、と今回痛感したきがします。
原動力は皆様の感想のみでございます。完結まで燃料不足にならないよためにも、あと少し(のつもり)お付き合い願えたら幸いです!
また、どうかお思いになったことを仰ってくださいませ。それでは
この作品に対する感想 - 昇順
初めまして、京雅と申します。と言っても感想を頂いたので実際初めてかどうかと問われれば疑問が心に凝ってひどく痛いのですけれど、そこは置いておいて。さて。冒頭を読んで、ああ、そういう噺(どういうのかは聞かないでください)なのかぁと思っていたら、全く違った感じで御座いました。コメディ……でいいんでしょうか。とくに文章も読み難くなく(敢えてこの文体で御座いましょう)、何となく高いテンションは楽しかったです。これからどういう展開になってゆくのか期待しております。ただ、まあ失礼を承知で先に書いておきますが――このハイテンション一辺倒になりはしないかと危惧しております。そこは、きっと御考えがあると推測しております。次回更新お待ちしております。
2005-07-05 23:18:06【☆☆☆☆☆】京雅
初めまして、菖蒲と申します。
前半の印象からがらりと変わりまして、もうコメディ?的に近しいのかなと感じましたのは、登場者のネーミングが決定打ですね。かわいいのですし、ストーリーのテンポ良さも同調し、これはこれで良いかなぁと思います。予想外という点では素直に面白いです。後は、これからどうやってまた前半の雰囲気を組み込んでゆくのかだと思いますね。このままの進行で終わりまで行かれるのでしたら、逆に話の序列が生かされないということになるでしょうし、またそこが要だと。失礼を承知で申し上げましたこと、どうか流してやってください。では、次回更新まで。
2005-07-06 13:50:14【☆☆☆☆☆】菖蒲
読みましたー。うけるなぁ、名前。玉・子焼と目・玉焼とそろぼ・焼と好み焼とたこ焼き。なんでみんな焼きなのさ!!(笑)
ヅラでクラス全員が初めて一丸となって心の中で叫んだ言葉もうけるw
ニヤニヤしながら読ませて頂けました。根気がないって私と同じですね。感想もらう喜びをわかっているので、私の感想で少しでもやる気がみなぎってくれたら嬉しいです。でわでわ
2005-07-06 19:30:28【★★★★☆】猫舌ソーセージ
作品読ませていただきました。前半と後半のギャップがいいですね。登場人物の名前のセンスも笑えていいです。作品自体は結構アップテンポなのですが、今後もアップテンポで進むのでしょうか? 個人的には合間合間に箸休め的な静の部分を入れていただけると嬉しいのですが。ともかく、今後の展開を期待しています。では、次回更新を楽しみに待っています。
2005-07-07 00:59:36【☆☆☆☆☆】甘木
初めまして、ミノタウロスと申します。出だしに食いつきました。―――彼の名はブラック――やっぱやめって ええ? 有りですか、こう言うの。しかもネーミング、面白っ! こう言うの好きですが、【NON】ジャンルって事でこの先どうなるのかさっぱり方向が見えませんがとりあえず、学園物? ギャグで塗り固めるのか、冒頭部のニヒルな部分も出したり引っ込めたりするのか? まだまだ書き出したばかりのようなので今後に期待を大いにして(もっと笑わして貰えると)次回の更新をお待ちしております。頑張って下さい。
2005-07-07 03:16:35【☆☆☆☆☆】ミノタウロス
え〜、ちょっと遅いですが読ませていただきました。上下でございます。えっと、ギャグですよね?今のところ。なんだか最初の方はえらくシリアスだったのに、高校の話になった瞬間ギャグになってしまってそのギャップに少しついてこれておりません(悪い意味ではありませんよ♪)これからいったいどっち方面意に転がっていくのでしょうか!シリアス?ギャグ?まさか、それとも新境地へ!?それでは、次回も楽しみにしています
2005-07-07 14:48:02【☆☆☆☆☆】上下 左右
♪感想お礼レス♪

♪京雅様:始めまして!ではないのですねもう!感想ありがとうございます!以前感想のほう書かせていただきました!自分とは違う次元の人から感想がもらえてとても嬉しい限りでございます!さて、小説の方ですが第一話で既にギャップをもりいれてるんですが、これまたハイテンションさがアップして、変な展開に持ってってしまいました。この先どうなるかは……まだ分かりませんけれども、不安が残るばかりです。どうか下らないと見捨てならずにお願いいたします!(;_;)(我侭ですいません!
♪羽堕様:感想ありがとうございます!!やはりギャップの方は感じてもらえましたか!(とかいって作者の気分でこういう方面に走ってしまった暴走作品なんですが……^^;)登場人物のほうですか!これはありがとうございます。何の意識もなく、変な名前にしたかったなあとおもって考え付いた名前であります笑 テンションの切り替えですね……兆戦してみたところであります!!
♪菖蒲様:はじめまして!乾燥ありがとうございます!実はこれ、コメディの気はさらさらなかったんですねー。でも他の分類もない。あえていえば ボウソウ 英語でなんていうのかな??まぁそういう摩訶不思議なジャンルでございます。だからあえて無分類で笑 でもファンタジーなのかもしれない、とも思ったりしますね。
話しの序列ですか。ここも上手い具合に拾ってすっきり完結に向かいたいな、と思うおんもうじです。何分力不足でしがないところもありますが、がんばってみようとおもいます!
♪猫舌ソーセージ様:感想ありがとうございます!わーい(^○^)楽しんでもらえてとても嬉しいです!登場人物の名前は本当ムチャクチャやってるなぁ、と自分でも思います(おい^_^; ありがとうございます!感想をもらえるって大変幸福な事ですよね!とてもやる気がでます!しかもポイントまで頂いて、恐縮です泣いちゃいます(;_;)笑←(おい!) ありがとうございましたー!
♪甘木様:感想ありがとうございます!アップテンポが続いてるなあ!てかほんと無茶しすぎてるかも!?と不安になりますね。静の部分、そうですね!ところどころ導入して行きたいとおもいます!ふーむ、ヤッパ小説っていろいろと難しい。僕もいろんな人の作品読んで、腕を上げて行きたいなあ。と切に願うのでありました>^_^<
♪ミノタウロス様:感想ありがおつございますー!出だしでくいついてくれましたかあ!わーい!ありがとうございます!キャラの名前も気に入っていただけて光栄です!!(;_;)そしてジャンルの方ですがほんとなにがなんだか分からないジャンルでございますよ……これは、大丈夫なのか?小説として成立するのかな?なんて不安に思うおんもうじでし!!またなんとか見咎めずに読んでいただけたら嬉しい限りでございマす!
♪上下 左右様:はじめまして!感想ありがとうございます!これは、その三択だと新境地が一番近いかも!?シリアスもギャグも普通に入れて行きたいですけど、もうとにかく目指すは完結ですね!完結する事に意義があります!(今の俺には^^;)一話ですでにギャップについてこれないとなると、二話はもうヤバイかもしれないっす!(@_@)た、大変だ!!ですけどもし寛大な包容力で見そこなわずに包み込んでいただけるなら、便乗したいものであります!


今回の更新がとても不安です。これで読者様が一人もいなくなったらどうしよう……でももともとの実力がへぼだし、それはこれからの努力ではいあがるしかないのか!ポジティブシンキングでこれからの人生もここでのワーヅライフも真っ向に体当たりしていきたいものです!それでは
2005-07-09 00:40:24【☆☆☆☆☆】おんもうじ
作中にご自身で文章として付け加えておいでなので、台詞がギリギリだとか名前の突っ込みだとかはあえて止めておきますね。菖蒲です。
いや、何と言うか屋上にしまうま?それもいきなり校則による決闘…展開が読めないどころの騒ぎではないですね。読中に、この登場者たちは人間だということを思わず忘れてしまいそうになります。本物のちゃぶ台や玉子焼きが制服を着て動き回っている(あまつさえ飛び回っている)ように想像してしまい、少々混乱です。初めに申しましたような、括弧などによる解説や補足がちょっと多いことが気になります。小説という、あくまで文章による進行が滞っているようにも見受けられますので、もっと描写を基本的に増やされた方がいいかなと。ジャンルなしということでますます今回ストーリーの方向性が見えないように感じてしまう読解力のない私です。場面が移り変わる際にキャラが置いてきぼりになっているようにも思いますので、もう少し一人一人に留まった視点から話が進んでいけばいいなぁと。一話目の冒頭の部分くらいのまとまりの方が私は好きですね。それでは、失礼なことを綴りましたが次回更新を期待してます。
2005-07-09 00:59:17【☆☆☆☆☆】菖蒲
菖蒲様、感想ありがとうございます!!!いろいろと為になりますね!試行錯誤しなくては!!!
やはりもっと描写を増やさないといけないですね!やっぱノートに適当に書きすぎたからちょっとやそっとの微調整じゃだめでした……!!(とか言い訳しつつも本当は能力がないだけの俺^_^;
でも、出来る限りの努力はしなくては!!仰られたところ、どんどん改善して読みやすいようにしたいと思います!!ありがとうございました!!
2005-07-09 01:03:45【☆☆☆☆☆】おんもうじ
羽堕です(o*。_。)o続き読ませて頂きました♪うわー、怒涛の展開ですねー(*゜ー゜)(*。_。)屋上のしまうま(与助)との戦いとか面白いなと思いました(〃'∇'〃)ゝ話の方向とかは深く考えずにノリだけで読んでしまおうかと思っている不届き者ですが、お許しくださいm(。_。;))m 相変わらずのテンション高めの文章で楽しかったです(*ノノ)細かい所ですが「招待不明」、「卵」となっている所がありました(^-^;あと「よしや」=「テパン」なのかな?私の読み間違いかもしれないけど(^^;;では続き楽しみしています(。・_・。)ノ
2005-07-09 02:38:24【☆☆☆☆☆】羽堕
続き拝読しました。ええ、そうです。300%(パーセンテージで100を超えるとは一体どういう状態であるのか解りませんが)くらい想像していた展開と違いました。と言うか読めるわけないですよ、これ(苦笑)。読み進めて思った事は、読者を振り払ってしまうかなぁと危惧するほどの流れですね。人物の描写や地の文がもっと書き込まれていたなら場面も生み出せますが、何せ名前やらハイテンションやらが入り混じってふと気がついた時には状況を判断できず読み返す事になる。前回の感想でハイテンション一辺倒にならないだろうかと書きましたが、まさかそれ以上のハイテンションでおし通ろうとするとは思っていなかっただけに驚きました。菖蒲様も書かれていますが、一話目の冒頭あたり。それくらいの整った描写等があれば科白のみ飛びぬけていても軽快に読むことができると思います。そしてここまできて内容についての概要を掴んでいない京雅。勿論読解力の無さもありますけれど、ね。失礼な事を連ねて申し訳御座いません。次回更新で玉子の置かれている状況を理解できればなぁと思い、自身の読解力も高めつつ、お待ちしております。
2005-07-09 02:49:27【☆☆☆☆☆】京雅
umitubameです。
第一話までは何となくんなく納得しながら読んでいましたが、二話あたりからだんだん混乱してきて?を三つくらい出しながらも、たっかいテンションにつられておもしろおかしく読んでいました。
いやあ、楽しいですね。その一言に尽きます。
ではでは、次回更新期待しています!
2005-07-09 09:56:37【☆☆☆☆☆】umitubame
はじめまして。後ろに母親がいたりしたので何とか笑いを堪えつつ第一話読ませて頂きました。一話にしてとても面白かったです。ツッコミがナイスでした。一番自分的に最高だったシーンは写真を胸にあて涙を流す。という感動(?)のシーンでした。何かあっただろう主人公の行動なのに想像すればするほど笑いがこみあげてきました。あ、それと自分も家から近いという理由で学校を受けようとしているものの一人だったりしますが……。(もっともそこはそんなすごいレベルの学校ではないですが)寝るのが自分の一番の幸せですから!とそんなことはどうでもいいんでした。えと、異様に変なテンションでワケの判らないテンションですみませんでした。続きは明日読ませて頂きますね。では。
2005-07-09 23:30:53【☆☆☆☆☆】ユズキ
続きを拝見させてもらった上下です。なんともいえない展開になっております。おもしろいですが、少し展開が速いような気がしますね(自分の読解力がないだけ?)なんか、置いてけぼりを食らって放心状態の上下。もう少しゆっくり書いてもいいとおもわれる部分も多いです。すいません。えらそうなことばかり…。これ以上えらそうなことを言わないうちに撤収します。それでは、次回も楽しみに待っています
2005-07-10 00:07:30【☆☆☆☆☆】上下 左右
続き読ませていただきました。いやぁ、こうなるとは予想はしてませんでしたよ。はっきり言って私の理解力ではついていけない感じ……もう、開き直ってこのハイテンションを楽しむことにします。そう割り切ると、2話は楽しいです。テンポとか設定が良いです。できることならこのテンポで書き続けて欲しいです。と言うか、また1話みたいにしっかり書かれてしまうと、私の頭では切り替えがつかなくなりそうで……では、次回更新を期待しています。
2005-07-10 22:11:14【☆☆☆☆☆】甘木
感想お礼レス♪
♪羽墜様;感想ありがとうございます。ところどころの不備は、すいません、不注意でございます!!!このテンションを保てるかどうかも不安ですし、このテンションのまま行ったら完全に読者様と隔離されてしまうというのも不安なところですががんばってみたいとおもいます!ありがとうございますー!
♪京雅様:ご感想ありがとうございます!!そして申し訳ないです!振り払ってしまって(;_;)この展開を読める人がいたらそれこどメソポタリンを越える化け物ですよ笑
もっとしっかり描写しないと、もともとついてけない物語が、更についてけなくなってしまうんですね!ふむふむ。ためになります。やはりこの能力不足を補うためにがんばらなくては。このはイテンションを保ちつつ、読者様をひきつけるようなそんなハイレベル(自分的に笑)を目指して日々精進していきたいところです。
♪umitubame様:感想ありがとうございます!一話まで読んでくださいましたかー。楽しんでいただけたなら幸いです(;_;)二話は本当何がなんだかわからないですからね、ここはふっきれて、3話目から少しずつ改善にあたっていこうかなと思う次第です。(弱くてすんません(;_;))
♪ユズキ様:ありがとうございます!ニヤリとしていただけるなんて、至福に値しますね。そして、二話。ここでついていけなくなるのは間違いないでしょう。割りきって読んでもらうしか方法がないかも(;_;)いや、俺の力不足が原因です。すいません。これからもがんばっていきたいとおもいますのでどうか気が向いたなら目を通していただけると幸いです。
♪上下左右様:感想ありがとうございます!参考になります。
そうかあ、ゆっくり書くところはゆっくり書けば少なからずついていきやすくなりますね。所々の要所をしっかり丁寧にかけばこのはイテンションでもこくりとうなずける作品に近づくのかも?参考になるお言葉、ありがとうございます(^○^)
♪甘木様:感想ありがとうございます!いや、理解力がどれだけあってもこれについてける人はいないですよね、いや、すいません。自分で書いときながら(苦笑
開き直って読んでいただけるとありがたいですね。もともと開き直って書いた作品だったのかも?
それにしても、このついていきづらさの要因は一話との文のギャップにあるのか!と少し学ばせていただきました。逆にいえば一話目もこのテンションだったならば、少しばかりはついていきやすい作品になったのか?
なんとなくで少し真面目に始めた冒頭が仇になるとは……でも、気にしない!(オイ)ここで学んだ事を次にイカしたいと思います!

なんかいろいろと皆様から小説かくポイントを学ばせて頂いております。有難や……まだまだ成長と呼ぶには程遠いですが、その感想を次にいかしてがんばりたいところです。では
2005-07-11 04:06:53【☆☆☆☆☆】おんもうじ
初めましてこんばんわ。私は記憶力があまり良い方ではありませんので、読みながら感想を少しづつ書いていく事をお許し下さい。まずプロローグ部分に当たるお話ですが、最初はすごくカッコイイクールな強い男が主人公なのかな。なんて思っていたのですが、最後の最後で「やっぱやめ」の言葉に衝撃を覚えました。一気にクールで暗い雰囲気からガラッとお笑い方面へ。本当にすごい天と地程ある展開の差は凄まじいモノがありますね。この差が衝撃で笑撃に私を襲ってくれました。そしてその余韻を残したまま第一話へ。第一話の感想:1,2を荒そう名門校って争うじゃないんですね。意図的かな、だとしたらとても荒々しいという意味ですね。ベジタブル高校なのに校歌が「肉が全てさ」ってw声出してPCの前で本当に笑ってしまいました。家族に変な目で見られましたよ……。家から近いからという理由で学校は結構選んでる人いるんじゃないかな。私もそうでしたし。玉子焼きに続いて目玉焼き登場ですね。この個性的な名づけ方には今後何かがあるのでしょうか。等と疑ってしまいます。担任の名はそぼろ焼き、そぼろ焼きって私は初めて聞きました。そぼろは知っていますが。そういう料理あるんですか?食べてみたいな、おいしそう。名前について一切つっこみがないのは、この世界ではこういった名前が普通とされているからでしょうか。づ、づらがづれとるぅー!!って言っちゃったよ!!w私もクラス全員と同じ気持ちでつっ込ませて頂きました。面白すぎ、また親から変な目で……。づらがバレただけで入院ってw面白すぎる先生ですね。つるっとしたなめらかな感触っていやな表現〜、スキンヘッドは触ったことないですけど、坊主頭は気持ちいいですよね。触ると、しゃわしゃわって。副担任は好み焼きですかー、もうここまで来たら名前だけじゃ驚きませんよーふふふ。って、今日も、良い日だ。が人名っすかー!!驚いちゃったよ!!wそして本当に早い展開で次の日の授業、作者の都合上……うん、都合じゃ仕様が無いですねw運命の歯車?これから何かすごい展開が!?と期待をよせつつ第一話感想終了。そして第二話の感想へ。屋上が草原!?しかもしまうまがいるって……学校自体が変だーっ!!(心の叫び)更に玉子君、伝統かな、って納得すなーっ!!って、しまうまがしゃべったー!!何故かため口で!!玉子すごい、しゃべるしまうまと普通に会話するなんて。どんな神経しているんだ……。私だったら即逃げ出しますよ。なんでしまうまと玉子戦い始めてるんだw強さと新人であるかどうかを決めることになんの関係が……。目玉って略すと気持ち悪いのは私は最初から気づいていましたともwしまうまの喋り方、なんかむかつきますね、しまうまのくせにwざざっと風邪が草原を←風ですよね?それとも風と邪悪をかけているのかな。あぁ、戦闘ラストの必殺技は有名な忍者漫画のですかw技名もギリギリすぎという言葉で気付きました。そして最後に現れた女性は一体?(名前ちゃぶ台かいw)と気になりつつ第三話の感想へ。って名前じゃなくて本当にちゃぶ台かーっ!!やられた……見事に騙されました。もうね、この世界何?って感じですよwこんな世界を作り上げられるなんて、尊敬に値します。ちゃぶ台のあきれ顔ってどんなんだ……想像出来ませんよwしまうまの弟子なんて認められる筈ないですよね。この学校はやっぱり変。しまうまの弟子にならなきゃいけない校則って……、やっと人間、テパンが現れたと思ったら、彼は違う学校ですか。ということはもう、学校が変なんじゃなくて、世界全体が変なんですね?w目玉が一番この中でまともですね、どんどんつっ込んで欲しい。ちゃぶ台の名前……可愛いなっ!wうんうん、こんな展開になろうと予想なんて出来る訳ないですよ。全てが非常識で心地の良い訳のわからなさです。メソポタリンとの激闘を予感させる展開。しかしいるのはしまうまとちゃぶ台とテパン、想像すると笑いしか出ませんw怪物の紹介文で私はガネゴンという金が大好きな怪物を想像しました。この世は全て思いやりで出来ている、いいですね。バファリンの半分は優しさで出来ているのと同じぐらい嘘くさいですw真・快適王とは何者!?と思いつつ三話の感想へ。テパン達とは違い目玉&玉子はほのぼのしてますなぁ。目から手裏剣……痛そう。両方をを←文字が一つ余計に多いですよ。カッコイイーしまうまとちゃぶ台とテパン。ラッキーアイテムのくだりがすごく良いです。しまうまとちゃぶ台なのにかっこよくみえてしまうwそしてメソポタリン撃破ーっ!!って、えぇえええええっ!子猫!?本当世界は謎が一杯だぁ。それにしても主人公の出番少なっ!玉子の活躍はいつ!?そして私が一番好きな目玉にはぜひとも、つっこみの名手として頑張って欲しい。次回も期待しております!!一気にプロローグ〜三話までの感想になったので長くなってしまってごめんなさい。邪魔でしたら謝罪しますので許して下さい。
2005-07-13 02:35:30【★★★★☆】鈴木太郎
続き拝読しました。物語の調子は変わらずハイテンションでしたけれど、幾分地の文章が整って読み易くなっていたと思います。まあ、その概要を全て理解したかと言われればよく解りませんが(苦笑)。今は流れに身をまかせて雰囲気を楽しんでいる段階で御座います。これから深くなってゆくであろう物語の表面をなぞっている、と申しましょうか。しかし二つの場面を書き込むには些か短くも思えました。いや、これまでの文量と比較した際の印象で御座います。とくに後半の戦闘シーンっぽいもの、何とはなく短かったかなぁと。失礼な事を書き込みました、申し訳御座いません。予想する事のできないこれからの展開に期待しつつ、次回更新をお待ちしております。
2005-07-13 13:14:34【☆☆☆☆☆】京雅
こんにちは、菖蒲です。二話の描写少なな部分も改善されたようで、(ご自身のきちんとした御配慮によってだと思われますが)幾らか物語の印象が良くなったように感じます。今そこで誰が何をしているのか、立場も明確になり読みやすいです。あとは、ストーリーの方向性=物語のジャンルのベースをしっかりと固められ、一体何を目的としているのかなどがこの先わかってくればいいなぁと思いました。(でも私の読み解きと理解が足りないばかりに、もし既に作中にそれらしきものが明示されていましたらごめんなさい)玉子と目玉、彼らはのんびりほのぼのとしていて可愛いですね。学生服がよく似合っているのだろうなと感じました。失礼なことをぬけぬけと申しましてすみません、次回更新楽しみにしていますので。
2005-07-13 19:13:54【☆☆☆☆☆】菖蒲
続き読ませていただきました。テンポの良さは読んでいて楽しいです。前回と比べて地の文が増え、文章が安定してきている感じですね。物語の方向性は未だ見えないのですが、高校の頃放課後友達と集まってワイワイとやっているような楽しさがあっていいです(変な例えですね)。では、次回更新を期待しています。
2005-07-15 08:09:23【☆☆☆☆☆】甘木
上と下は左右で御座います〜(意味がわからん)読ませていただきました。
え〜、もう上下には意味がわかりません。いったい、どうなってしまっているのでしょうか。読解力のない自分はちょっと頭が回っております〜。というか、なんなんだこの人達は。ラッキーアイテム…UFOって何やねん!そんなものを公害電波のせていいのか!などと堂でもいいことを考えてしまいました。何の役にも立たないことを書き綴ってすみません。次回も楽しみにしています
2005-07-15 22:07:22【☆☆☆☆☆】上下 左右
お久しぶりです。ミノタウロスでございます。更新されているのは存じて居りましたが、何分このハイテンションに付いていける精神状態でなかったので、何度か途中まで読んでは挫折していました。本日再チャレンジの読後感想ですが、次から次へと読者を混乱させる内容だなと思いました。私の頭の中は混乱しつつも、ゴンザレスが校長に囁いた事がきになっています。
次第に落ち着いた物になっていくのか、この流れに付いていく一種の快感の様なものを読者に与え続けて行くようになっていくのか、―――実に感想の書き難い小説に対し私は面白さを感じてしまっています。 次回更新の際にも感想遅くなるかもしれませんが、感想書けなくても読んでいるので、頑張って更新して下さいね。
最後に気付いてしまったので……下から3行目『良いながら』→<言いながら>ですね。では、、また!
2005-07-16 18:23:03【☆☆☆☆☆】ミノタウロス
♪感想お礼レス♪

♪鈴木太郎様:はじめまして、おお、こんな長文感想僕のしがない小説にくださって感動です!ありがたあや〜〜!!(;_;)こんな物語でも楽しんでもらえれたならなんと幸せなのか!!!これから先目玉にはがんばって欲しいところですよー。キャラ設定が適当なんでどうなるのかまだ分かりません(おい笑)もしついてきていただけるならまた読んでやってください(;_;)ありがとうございましたー
♪羽堕様:こんばんは!そうですかー。これもありかー!!良かった良かった。これからテンポが大分狂ってきそうだけど、メリハリつけて頑張ってみようかな。参考になります!ありがとうございます。
♪京雅様:こんばんは〜(^0_0^)そうですか!地の文を増やすとやっぱり場面も創造できて良いですね。あ、そうですよね!戦闘のところがいやに短くて僕も気に入らなかったんですが、拙い語力をどうしてもいかせなくて断念……こういうのもしっかりかけるようになっていきたいです。毎回的を得るご指摘、大変感謝です。
♪菖蒲様:地の文をふやしたのはよかったですかー。良かった良かった^^ これからどんどん謎な部分を解消しつつ核心へと迫るような物語をかいていきたい!
玉子と目玉はもうまだこの世界に混乱しっぱなしデスからねえ苦笑 もうほのぼのするしかなかったんじゃないすかね?笑
♪甘木様:地の文を整えたのが好評でとても良かったです。(好評というか、そこまで大した物ではないけれど)またこのようにして皆様の感想をいかして改善していきたいですねー。わいわい読んでもらえる感じかあ、とっても嬉しい感想でございます^_^ありがとうございます!
♪上下 左右様:お〜意味深な登場ですね!こんばんは!読んでくださりありがとうございます。ひゃはり餌食になってしまいましたかー^^;この物語についてこれたならもうその読解力ははかり知れませんよ笑 少しずつ真実が繋がって行くように、また、それを理解してもらえるように頑張りたいと思います!
♪ミノタウロス様:お、そういう快感もあるのかあ、と何気に感心&喜んでいるおんもうじです(ばか笑)読んでいただけるって幸せだなあ、元気がでます。ありがとうございますー(;_;)
これについてこれるかこれないかでなんか精神状態判断できそうですね(;_;) 調子の悪いときには無理に読まないでくださいね。体に悪いですから(おい笑

こんな作品にたくさんの感想をもらえるなんて、とても幸せなことでございます。想が一人もいなくなるまでがんばりたいと思います。では。
2005-07-19 22:31:24【☆☆☆☆☆】おんもうじ
続き拝読しました。読み始めて突如引っ掛かったのですがね、冒頭の一場面に目玉と玉子を指し示す言葉が混同しておりました。さて。何だろうな、文章も流れも落ち着いて展開も進んではいるのに、この書き物は物語の外側が強く描かれていて内側を隠してしまっているのですよ。心情描写も少ないですし、表面上の動きと展開によって構成されておりますからね。あなたの心に在る明確なビジョンを伝える事は至極大切で御座いますからそこを薄めてはいけませんけれど、例えば暗喩を含め物語に深みを増せば続きが気になってくるのですね。まあ、テンションを楽しむ分には問題はないのですが。キャラ達が色色な意味で「素直」過ぎるのだと思います。失礼な事を語りました、申し訳御座いません。次回更新御待ちしております。
2005-07-22 09:18:52【☆☆☆☆☆】京雅
♪京雅様:毎回、とても参考になるお言葉ありがとうございます。心から感謝しております(;_;)そ、そうかあ……確かに、表面だけで事柄はすすんでそれをただ見てるだけの書物になってしまっているのか……言われて初めて気づく大ばか者でございます。心情描写が少ない!!確かに!心情描写って難しいですよね。でもがんばらないと、この小説をもっとちゃんとしたものにするためにはさけてとおれないことなんですね。僕のビジョンは僕の中にあるので、言葉にしなくてもそれが僕にとっては明確なんだけど、他の人にそれを伝えるためにはそれそうおうの処置が必要なんですね。難しい……。キャラが素直すぎるのかあ。うーんピンポイントだ。ただ感心するばかりでございます。
申し訳御座いませんなんて滅相も無いです!こんなはしたない書物を読んでくださって恐縮でございます。京雅さんのような感想をくれる人がいるから、この掲示板にも素晴らしい腕の書き手がたくさんいるのかなあ、とおもったりもします。アドバイスありがとうございました!
2005-07-22 18:25:06【☆☆☆☆☆】おんもうじ
うわー、感想初めて書いてからかなりの日が経ってしまいました。ユズキです。覚えていられるかなぁ(汗 と心配しているのですが、早速2話の感想を。面白いですねぇ。どこがと言うよりも全体的に。それにしても本当に展開が早い早い。場面展開が早く、自分の想像力では中々追いつけない。何とか与助のしっぽにつかまって引きずられて(つかんだ時点で大変なことになりそうだ)ついていっております。最もこのハイスピードがこの作品の良さな気がしますが。そして、もうすでに個性タップリの登場人物達の想像に至っては顔がちゃぶ台で体は普通の人間で制服(それもなぜかセーラー服)を着ていたりと大変な状況になってます(汗 与助・カリン・テパン、そしてハナコ。何だか色々とシリアスな展開が過去にあったぽい4人がとても気になっております。続きも楽しみにしてますね。未だに今更新されている分さえ読めてませんが(汗 
2005-07-22 21:08:19【☆☆☆☆☆】ユズキ
この作品に面白いといってもらえるなんて光栄すぎます!!!もちろん覚えておりますとも!ちょちょっと下の方を見れば……(死
それはさておき、この作品ですね。ハイスピードの展開ととにかく謎を固めたようなストーリー、いかれたキャラたちがうりです。。(いやうりってかふざけてノートにかいたのをのせたのが間違いだったかな泣)でもたのしんでいただけたなら幸いです。またがんばろうとおもいます。ありがとうございます!
2005-07-23 20:54:51【☆☆☆☆☆】おんもうじ
感想が遅くなって済みません。作品読ませていただきました。ハッキリ書くと背景が分からないまま、作品のテンポを楽しんでいる感が否めません。でもテンポだけで物語を楽しむにはそろそろ限界かなぁ……解説というわけではないですが、そろそろ作品背景を描いて欲しいですね。作品そのものはトーマス・M・ディッシュの「勇ましいちびのトースター」読んでいるみたいで、異形のものがワイワイと楽しくやっているみたいで好きですよ。では、次回更新を期待しています。
2005-07-23 22:42:38【☆☆☆☆☆】甘木
こんにちは、ミノタウロスです。メチャ遅い感想ですみません。何だか皆さんのご指摘はなるほどーと思いますが、あえて、私は、ギャグ漫画風のこのノリが面白いので、皆さんのご指摘は参考になさりつつ、ご自分の作風みたいなものを作り上げていくと言うような試行錯誤をなされては如何でしょう、と思います。上手く言えませんが、指摘を上手く取り込むのも大事ですが、個性という物を伸ばすのが一番難しく潰すの簡単なんですよ。(念のため、指摘を無視しろと言う意味では全く無いです)うーん、上手くいえませんが、つまるところ、この作品は突っ走って貰いたい。で、次回、別の作品を作った時に、ここで学んだ事を生かした内容のものを作ってみて欲しい。と随分勝手な事を長々と書きましたが、人様の作品を読んで、その感想など読んでいると学ぶ所が多々あって、皆さんの様な、ためになる感想が書けませんが、この作品の行く末を楽しんでいる一人として率直な意見を書かせて頂きました。
最後に、何かが三拍子揃う。すると予想外の何かが起こる。定番を持ってきましたね。おんもうじ様風の【三拍子揃う=開かずの門が開く】の図式はどんな隠し玉を用意してるのか素直に楽しみに待たせて貰います。ではまた!
2005-07-24 15:54:52【☆☆☆☆☆】ミノタウロス
♪感想お礼レス♪
♪甘木様:感想ありがとうございます。確かに、ここまで長く続けて背景を描かずにいくと本当についていけないですよね。当たり前の事でした。僕の不注意というか、ふがいなさです。テンションだけで振りまわしちゃってすいません。(>_<)
これから、ちょっとずつ説明を入れながら書こうと心の片隅に思いながら書くつもりです。わいわいがやがやなのが好きといってもらえると元気がでます!ありがとうございます!
♪ミノタウロス様:いやいや、感想が遅いとか早いとかより感想を頂ける事自体とても至福に思っておりますので。大感謝です。そうですね、自分の作風を確固たるものにしていきたですね!皆様の感想を糧にしつつ自分を磨いて、行きたいです。難しい事ですが、自分にしかかけないものを書けるように(在る意味この小説僕にしかかけないすけど笑 拙すぎて泣)精進していきたいです!!!「この作品は突っ走って貰いたい。」なんか分からないですけれど元気がでます!ありがとうございます!!!ありがたいお言葉ありがとうございますー(;_;)
三拍子揃う=開かずの門が開く の図式は使いやすくていいですね!!!隠し玉、頑張って仕込みたいとおもいまする!

この作品ってある意味、逃げ的な気持ちで初めて気がするけど、でもある意味いまでは試練のような気がしてきました。最初はもうめちゃくちゃでかいちゃえーって、もうほんとただ乗りだけでノートにかいてたんですけど、ここにかいて、小説の難しさをしって、読者を楽しませる難しさを知って、そういうのを取り入れながら、諦めないで完結させる根気をこの作品を通して手に入れるためのものって感じがしています。だからがんばって完結させようって思います!その根気も皆様のおかげです。ありがとうございます!
2005-07-24 21:22:47【☆☆☆☆☆】おんもうじ
三話も読ませて頂きました。ただ、この回は短かったですねぇ。それにしても玉子と目玉たちに起こったできごとがもし自分に起こっていたら、多分現実逃避して寝てるか、気になって与助を追っていってるかのどっちかですね。そして戦闘シーンにて何と目から手裏剣が出るとは、痛そうだなぁなどと考えていた自分は何なんでしょう。でも想像したら見てるほうが痛そうだ。戦闘後はテパンがハナコについて意味深な発言をしてますしね。本当にこの人達の過去が気になって仕方ないユズキでした。続きもまた読ませて頂きますね。では。
2005-07-25 22:37:14【☆☆☆☆☆】ユズキ
続き読ませていただきました。物語として落ち着いてきた(しっかりしてきた)感じですね。ゴールなのか解りませんが目標に向かって動き出してテンポが良くなっていますね。らすとの引きも凄く良かったです。では、次回更新を期待しています。
2005-07-30 09:44:50【☆☆☆☆☆】甘木
すみません、遅くなってしまいました。続き拝読しました。己の生み出した異世界に責任をもち最後までそれを貫き通すのはよい事だと思います。これを書き上げてゆく過程に於て読者側から受け取った言葉達はこれからの糧にすればよいのであって、何もこの書き物のスタンスを曲げる必要性は無い。けれどそれを踏まえた上で素直な気持を述べさせてもらえば、意味を理解し難い。書いてある事は読み取れますしそこかしこ楽しそうな書き方もされてはいる、しかしそれは頭で理解する前に拒絶してしまっているのですね。それは何故か。この異世界に馴染むには、京雅に在る諸諸の概念が邪魔なのです。若しかすると私が今全くの異世界に放り投げ出されてしまったとしたら同じ心境であると思います。おんもうじ様の意図はそこにあるのかもしれない。異世界と言うものを異世界たらしめようとしているのか、そうであったとすれば何とも恐ろしい作品であろう。是非この書き物は書き上げてほしい。己の感性に忠実に書く事って、ほんとうは一番大切な事かもしれないのですから。
2005-07-31 11:52:38【☆☆☆☆☆】京雅
非常に遅くなりましたが、今更になってかいてないことに気づいた無礼をお許しください。

♪感想お礼レス♪
♪ユズキ様:お読みいただきありがとうございます!そうですよね、そんなことが起きたらもう何がなんだかわからなくなるというか、ふっきれちゃいますよね。メソポタリンってなんにや!?てかんじですよ笑
こいつらの過去はすごいですよ……もう、あいつがこれで、これがああで、、わんやわんや……ってなことはないです!全く分かりません(おい!)バカですんません。また続き読んでいただければ嬉しい限りです!
♪甘木様:そ、そうですか!?しっかりしてますか?笑 自分的には一番ふっきれて書いちゃった部分でしたけど、そういっていただけるとと〜ってもうれしいです。
最後のヒキは僕の十八番の無駄にクサイ表現なのでした笑 感想ありがとうございます!
♪京雅様:こちらこそ異様に遅くなってしまいまことに申し訳ございません。そうですね、ちゃんと責任をもって書く事が何より大事かな、っと思っちゃったりするわけで。^^:そして、京雅様の意味深な発言、大変申しづらいのですが、僕の読解力ではあまり理解しきれませんでした!!!爆(おい!!!)てそりゃ駄目やんということで。僕のさえない頭を活用させて読解してみたいとおもいます^^
つまり頭で拒絶して僕が書いているから意味がわからないということでしょうか。そういうことを仰っているのならば正解でございます!ある意味ふっきれてしまって、、情けない限りです、すいません(@_@)
そして諸所の概念の仁王立ちによって世界観が煩雑になってしまっているというか、混迷しているのでしょうか。そしてこの作品は恐ろしいのでしょうか?僕には意味がわからなくてすいません笑 というより僕はそんな意図を仕掛けられるほどおつむがよくありません笑 精進精進!!!
こんなばか者のために意味深なご感想、大変ありがたく思います。いつか思い返して、その意味を糧とし、また更なる飛躍を目指したいと思います。(まだ完結してないですけど)ありがとうございました。
2005-08-08 00:08:47【☆☆☆☆☆】おんもうじ
いやいや、そういう事じゃあ御座いませんよ(苦笑)。簡素に言ってしまえば、京雅の領域の外側にあるので理解に難い、馴染めないって事で御座います。まあ、私の頭は至極かたいのであまり気にしないでください。それでも読むのを止めないのは己の視野をひろげるための模索でもあり、端端にあるネタが楽しかったり、飽きてはいないって事で御座いましょうね。興味深い、のです。私の糧になってもらいますよ(笑)。さて、続き拝読しました。こういう締め方もアリではあると思います。しかし、それはその前に読者側をノックアウトするくらいの大砲があって、もうあます事なく余韻をばら撒いたなら、と言う前提があるのではないかな。失礼な事を言ってしまいますが、それに至るほどの威力には到達しておらず、拍子抜けした印象で御座いますね。続きを書くのかどうかはおんもうじ様の考えるところで御座いますから何も言いません。まあでも、どういうかたちにしろ物語を締めるって事は大切な事で御座いましょうね。苦しみもがいた軌跡はきっと己の力になりますよ。
2005-08-09 11:48:43【☆☆☆☆☆】京雅
お、リアルタイムで京雅様の感想が、わーい!!!^^
お読み頂きありがとうございますー(;_;)このような物語に飽きもせずお付き合い頂けたなんて嬉しい限りですよ!そして、以前の感想はそういうことでしたか!
京雅様の糧になれるならばもう至極光栄なことですよ!笑 それだけでも書いた価値はあるかな!!!
そうか、この締め方の条件を満たしていないのですね!?スイッチが足りないのだ!条件がないのにやってしまったら誤作動してしまう。しまったー。余韻が足りないのですね。いやいや、失礼だなんてとんでもない。とっても参考になりまする。威力改善、かあ(遠い目)。でも確かに頑張って書けば良い経験になるはず……京雅様のお言葉をかみしめながらまたこの作品と向き合いたいとおもいます。ありがとうございます。
2005-08-09 11:55:38【☆☆☆☆☆】おんもうじ
おはよう御座います。ミノタウロスです。遅い感想を書きに参上してビックリ。こ、これは【打ち切り】ですね。新しい物を書きたくなったということですが;;; 私もあの自虐小説【7】で打ち切りにしようとして思い留まったのに……【自由人】のおんもうじ様だから仕方ありませんね。―――では、感想を。
玉子が闇の帝王になりたかったのが、友を守れなかったから。そして、新たに見つけた友の為、光の帝王になる。冒頭シーンの真面目な感じを最後に引っ張ってきた訳ですね。意図的か、成り行きか分かりませんが(何せ、打ち切りなので<笑>)結びとしては上手く纏めていると思います。冒頭を読み返してそう言うことだったのかと感心してました。うーん、でもやっぱり『ヤ―メタ』という声が聞こえてきそうで、勿体無い終わりです。最近、SSを書かれてましたが、そこで見え隠れしていた部分が此方でも現れ始めていたようなのに。面白おかしく描く中に、光るあなたの訴えたい事柄。私はそう言う物を垣間見た時ドキリとするわけです。これは、面白おかしく書くからこそ光ったりする訳ですが、おんもうじ様は狙ってやってない所が魅力なんですよ。さて、長く書き過ぎました。今度の話はどんなものか、楽しみにさせて頂きます。有りのままの作品をお待ちしています。では又別のお話で!!
2005-08-10 11:26:24【☆☆☆☆☆】ミノタウロス
続き読ませていただきました。感想が遅くなってすみません。まずは、完結ご苦労様でした。唐突な終わりかただなぁ……纏められているのですけど、読み手としては屋根に登ってハシゴを外されたような気分がしますねぇ。物語のテンポが良くなってきてこれから何かが起こるのかな、なんて期待していたのでちょっと肩すかしを食った気分です。失礼な書き方をさせていただけば尻つぼみになってしまった印象です。私にはない感覚の作品だっただけにこのような形で終わったのは残念でした。長々愚痴のような物を書いてしまいすみませんでした。では、次回作品を期待しています。
2005-08-10 21:47:54【☆☆☆☆☆】甘木
♪ミノタウロス様:そ、そうですね!ふがいなくてすんません!!これはかの有名な週刊誌ジャン○などによく見られる、物語途中での打ち切り、という形式になってしまいました。(てか僕の物語大体そうなっちゃいます^^;
そういったヒカっている部分、見つけていただけてすごい嬉しいです。僕はただ思うがままに書いてるだけなんですが(途中途中に真面目な部分を入れるのは在る意味遊びでございまして^^;楽しいんです)、そういっていただけるととにかく嬉しいんです!^^^^ありがとうございます!!!
♪甘木様:そ、そうですよね!こんなところで終わって納得できる読者様がそう簡単にいるわけがないですよね。そこらへんは僕のふがいなさゆえ……申し訳ありません!でも、続きを気になってくれたというのが本当ならば、とても嬉しい事で、やはり、ここで終わらせてはならんかな、と思えてきました。ありがとうございます!!!

皆様のご感想がとても嬉しいおんもうじなのですが、やはりこの締め方にはやはり納得のいくはずがなく、只今、続きを書いている次第でございます。
そのような気がでたのもこんな僕の作品を見捨てずに拝読してくれる読者様がいたおかげです。本当にありがとうございます!また続きが書けたときは更新いたしますのでそのときはどうかよろしくお願い致します(>_<)(その更新で更にめちゃくちゃになったらしょうもないしなるかもですけど笑
2005-08-11 21:46:17【☆☆☆☆☆】おんもうじ
感想を書かしてもらいますモンバイと申します。いや〜突っ走ってますね〜おんもうじ路線。おもしろおかしく拝見させてもらいました。おんもうじ様が持つ独特な作品の雰囲気を例えどんなジャンルの作品を書くにしても大事にしていってくださいまし。次回作とても楽しみにしています!
2005-08-12 01:08:22【☆☆☆☆☆】モンバイ
こんにちは。続きを書くとのコメント読んだので一言。楽しみに待ってますよ。新しい物も併せて。応援してます(^0^)/~ミノタウロスでした。
2005-08-12 15:34:32【☆☆☆☆☆】ミノタウロス
♪モンバイ様:突っ走りました笑ありがとうございます!
僕の持つ雰囲気を壊さずに……そうっすね!それを心がけて頑張るとしましょう!読んでくれてありがとうございまっす!
♪ミノタウロス様:お待ち頂いてまことにありがたいです!!!戻ってきましたT&M 明らかに不自然な形で復活です!!!笑
さてさて、今度は普通に終わらせたいなト思いますので、どうかゆるりとお付き合いくださいませ!(^○^)では
2005-08-12 20:06:29【☆☆☆☆☆】おんもうじ
こんにちは。随分と感想を寄せるのが遅くなりましたことをまずお詫び致します。なんでこうなってしまったのかと、言い訳をのべさせていただくのなら、つまるところきちんと長い感想を書きたいなぁと思っておりましたからです。だって私の書く感想はいつも短く、申し訳ないなとずっと思っておりまして、そうしたらいつのまにか三話分も溜めてしまい…。すみませんです。さて感想のほうですが、何だかコメディの要素が増えましたね。面白いです。とても気に入ったのが、モノマネ口調で「待てよ」と静止を加えられた玉子が取り乱した場面。思わず声にだして笑ってしまいましたよ。そしてさらに感心致しましたのがFinの文字。皆さんの感想を読む限りでは、やはりあそこで皆さんこの作品はこれでお終いだと思われたようですね。(だって作者さんが“終わり”とされているんですから)これもおんもうじさんの技ですか?今までも奇想天外(褒め言葉のつもりです、珍しいの意味で)な名前のセンスを発揮されていたおんもうじさんですから、ありえないことではないのですけれど、やはりびっくり致しますね。先がまったく見えないです。けれどまだ世界観やその場ずつの状況などを把握しにくいことが否めず、描写にもっと各部の細かな雰囲気を乗せてくだされば尚のこと読みやすいのは間違いないのですが、それでもこの作品の突っ走っている感は好きですね。とても興味深く、これからどこまで行くのだろうなぁと先々が気になるのです。マカダミア〜の部分もちょっとふきだしてしまい、目玉同様に「知り合いっ?!」と驚いてしまいました。確かに謎…ガイコツですか。う〜ん、しかもパター。独自の物語運びがやっぱり素直に面白いものでありました。あ、前文で書きそびれてしまいましたが、今回一番のお気に入りは目玉が「セレナーデ」と呼ばれていたことでしょうか。あそこはふきだして笑ってしまいましたね。何というかもう、この路線でおんもうじさんにはどんどん行ってほしいです。次回も楽しみにしておりますので、更新頑張ってください。…でも、そのときはさぼらずに一回ずつちゃんと感想を書くことをお約束致します。おかしなことばかり書いてすみませんでした。
2005-08-12 21:00:56【☆☆☆☆☆】菖蒲
又来ました。ミノタウロスです。もう呆れた呆れた(笑)【この会話から〜はい、次ー!】って、でたーおんもうじ様の十八番。相変わらずのスピード感健在ですね。
そうだ!!一番最初に思った事、あの『fin』ってフツー名前にします?さすが……そうきたかっとのっけからやられっぱなしです。そして出た!マカダミアナッツ野郎のコンサレスどう戦うのかな?というところで続く――ですね。続くの文字が無くて一瞬驚きましたが、ENDともないので。楽しませて頂きました。では次回更新お待ちしております。

2005-08-12 22:57:03【☆☆☆☆☆】ミノタウロス
続き読ませていただきました。よもや続きがあるとは思っていなかった……前回の感想で納得できないと書いたけど、ちゃんと書いてくれるとは嬉しいです。Finがまさか名前なんて……大技だなぁ。普通の人は考えつきません横の技は。感性の凄さにただただ感心してしまいました。物語はスピード感って言っていいのかなぁ、不快さのない簡略化で展開していて読んでいて楽しいです。さてさてこの物語の着地点がどこにあり、どのような着地の仕方をするのか楽しみにしています。では、次回更新を期待しています。
2005-08-13 21:08:43【☆☆☆☆☆】甘木
続き読ませていただきました。よもや続きがあるとは思っていなかった……前回の感想で納得できないと書いたけど、ちゃんと書いてくれるとは嬉しいです。Finがまさか名前なんて……大技だなぁ。普通の人は考えつきません横の技は。感性の凄さにただただ感心してしまいました。物語はスピード感って言っていいのかなぁ、不快さのない簡略化で展開していて読んでいて楽しいです。さてさてこの物語の着地点がどこにあり、どのような着地の仕方をするのか楽しみにしています。では、次回更新を期待しています。
♪ミノタウロス様:飽きれていただけましたか!わあい!(!?)スピード感というかただバカなだけですね^^;あ、あはは笑 その大技は……もうなんでしょうね。何を思ったんだろう。ふっきれちゃったんすかね。これしか思い浮かばなかったんでこれにしちゃいました笑 てかかきかえろよ!?ていうつっこみはなしで^_^; あ、続くって普通つけますね!忘れてた!いつもつけてなかったなあ(@_@)まあ、いいか(おい!) 楽しんでいただけたなら書いててよかったと、本当に思えますねー(;_;)ありがとうございますー!

♪甘木様:嬉しいなんて言葉嬉しすぎます!(@_@)(@_@)続き書いてヨカッター。こんな作品でも見放さずに向き合ってくれる人がいるなんて……至福でございます!この大技になかなかの反響があって嬉しいです。俺的には「おかしいだろ!?!?」っていう感じでしたがまあそれもよしか、とおもってやっちゃいました。ふっきれてますね。^^;
簡略化はもう怠慢な僕だからこそかもしれません!それでも不快感無く楽しんでもらえたのなら僕は成長したのか!?なんて一人で喜びまくってしまいますよ!ありがとうございます(もうぬか喜びでもいいや!笑
そんなこんなで続きは……全く考えております故、これからの展開何が起こるか分かりません。お待ち頂ければ幸いです!では!
2005-08-13 23:52:40【☆☆☆☆☆】おんもうじ
うおおおおおおおおおおおおおおお!!!!!
すいませんごめんなさい!!!わざとじゃないです!ほんとです(;_;)信じてください(;_;)(;_;)このような無礼をまさか二度もするとは……甘木様……申し訳ないあまりです。。。
そして菖蒲様への感想お礼レスも書く前に誤って投稿してしまい……ほんとうに無礼きわまりないところであります(お二人に……土下座土下座
大変失礼いたしました!ちゃんと気をつけて投稿するようにします!!!すいませんでした!
2005-08-13 23:58:29【☆☆☆☆☆】おんもうじ
♪菖蒲様:いやいや、、全然良いですよ!こんな長い感想を頂けるなんて幸せな限りです!!!読んでいただけるってだけでも嬉しいのに♪♪お、面白いと言っていただけると、すごいほっとしますっ。。。この作品の趣旨を思い出すようなきもします。ん?趣旨ってなんだろう?突っ走りかな?まあそれはおいといて……
そうですね……僕の行動は予想しようとするもんじゃないですね……あは、あはは……^^; 噴出した、と仰いますのが本当だとしたらかなり嬉しいです!!!舞い上がってしまいますよー!(^^)
そうですね、世界観、、、ですね。そして背景描写。これをしっかりやらないとなあー……今から世界観を取り入れてもイケるでしょうか?取り入れられるとしたらどのようにすればいいでしょうか?なんて身勝手な質問を投げかけてスイマセン。また気が向いたらご指摘願えますでしょうか!!そうですね、細かいところをもう少しスラリと乗せてけば(テンポをくずさず)読みやすくなるんですね、また気をつけてみたいと思います!(たとえばちゃぶ台の描写とかその舞台のこととかかな??)
僕の路線で楽しんでいただけるならもうつっぱしりまくっちゃいます!嬉しい(&ためになる)感想(&お約束)ありがとうございました!!!
2005-08-14 00:08:07【☆☆☆☆☆】おんもうじ
「京雅は思う。謎だ――」なんてついつい言いたくなりますね(笑)。慣れてきたのかな、こういう展開も楽しめるようになってきましたよ。どうぞ、納得出来得るまで欠き続けてください。わたくしはこの書き物の辿り着く先を心待ちにしておりますよ。しかしなぁ、説教ぽかったかなぁ……一寸ショックで御座いますねぇ。まあ、そんな事は置いておいて。戦闘シーンの簡略化は臨場感等を失う代償をはらってますます軽快さをましておりますね。うーん、私にはこういう事は書けないなぁ。羨ましいなぁ。さてさて、戯言ばかり語って申し訳御座いません。次回更新御待ちしておりますね。想うのは最後まで紡いでほしい、その一言で御座います。
2005-08-14 16:03:27【☆☆☆☆☆】京雅
↓「欠き続けてください」って至極失礼な誤字で御座いますね(汗)。「書き続けて」の間違いです、すみません。
2005-08-14 16:17:52【☆☆☆☆☆】京雅
以前から読ませていただいてました。Finがいいっすね〜。終わったと思いきや登場人物。まさかの戦闘シーンの省略。よく作者が出てくるな〜と思っていたら最上階にいるのが作者だという疑惑まで。独創的で素晴らしいっすね。あえていうなら、目玉と玉子が頭のなかでぐちゃまぜに。両方卵だからですかね〜。そうそう、ちょ待てよって○リしか言ってないですよね。木村拓○が言ってるの聞いたことないですから
2005-08-14 17:22:58【☆☆☆☆☆】buchiM
♪京雅様:そうですね!T&Mの主成分――謎――ですから笑
お、ついに慣れていただけましたか!今までさんざん振りまわしてすいませんでした^^;これからもどうかよろしくおねがいします(^○^)(^○^)辿り着く先はまだわかりませんが・・思うがままに、形にしていきたいとおもいます!
あ!すいません言葉が悪かったかな!?ショックだったならすいません(@_@)全然悪い意味じゃなくて、良い意味ですよ!!!僕に大切な事を教えてくださる、というのを誇張して言ったらこうなってしまいました。全然お気になさらないでください。今さらながら確かに失礼な表現でしたね……すいませんでした(>_<)
簡略化は……やっちゃったって感じでしたね笑 まあ、これもありかな……といつもやん!試行錯誤の毎日です笑 ていうかどちらかというと実験だなあ笑
いやいや、こんなん書けても何の得もないっすよ!^^;てかバカなだけです(苦笑 羨ましいなんてお言葉、モッタイナイ限りです!でもこんな突っ走りもこの作品限定やもしれませぬので、この作品には大いにその要素をいれてあげなきゃ!と実感しました。嬉しい感想、ありがとうございましたー!

♪buchiM様:お読み頂いてありがとうございます。Finはなかなかの好評で、嬉しい限りです!戦闘シーンの省略は本当やっちゃったですよね。笑
さ、最上階が作者!!!考えてなかった!それ良い!一票!(おイ)なんてフザケテすいません^^;
独創的といってもらえて何よりです。あ、そうですね!目玉と玉子はく別しづらいですよねー。ややこしくてすんません^^;
そうでしょね、○リって言わない言葉をモノマネでやりますからねー。どちらかというと、作中のこれは木村拓○じゃなくて○リのモノマネ、といったほうが妥当なのかもしれませんね!!
2005-08-14 22:37:30【☆☆☆☆☆】おんもうじ
今晩は、ミノタウロスです。エーと。ここで言うべき事ではないのですが、『首〜』のレスでは大変失礼致しました。今後とも宜しくお願い致します。
では、今回の更新に関して感想を。うーん、率直に何だか今回は軽快なテンポのよさが出ていなかったなぁと思いました。焦りと言うか、兎に角進めようと言う強引さ(いつもの様な爽快な簡略化ではなく)を感じました。どの部分からなのか良く伝えられないかもしれませんが、物語を進める為の地の文章がいつもより淡白で、状況説明しながらも、いつもなら言葉尻などに時折見られる【らしい】言い回しが少ないせいかなと思います。コンサレスのやられたときのセリフはふふっと笑いましたが(^_^)
もし私が早く!と言って焦らせてしまったのならどうか気負わずゆっくりでも更新を首を長くしてその時を待ってますので! 違うならそれでいいのですが。 
ともかく、次回更新&新作、SS何でも待ってます。
2005-08-19 01:47:12【☆☆☆☆☆】ミノタウロス
♪ミノタウロス様:
感想ありがとうございます!!謝罪?なんのことかな?とあちらのレスを見ると……そういうことか!!いやいや、全然気にしてませんよ!気にしないで下さいね(^○^)
あちゃーそうでしたか!やはり今回はテンポワるかったですよね、、いやいや、こんなことではめげませんよ笑(ちょっとはめげろ)。てか今回はなかなかな問題作と当方でも自覚しながらやっておりました、すいません。(>_<)今回も前回と同じようにふっきれようかとおもいましたが、またも前回ほどふっきれていいものかと悩み中途半端な仕様になってしまったわけです。いや、ミノタウロス様のお言葉に焦らされたなんてことはないですよ!!!ただ、やる気はしっかり頂きましたけど。笑 そういう意味でもいつもいつも本当に感謝です。
今回は俺らしさが少ないとのことで。ちょっとそれはこの作品に悪影響だな〜とかおもいつつ、それを意識したらまた別方向へ飛んで行ってしまいますので、また思うがままに書いてみますよ♪毎度ありがとうございます!では。
2005-08-19 07:44:34【☆☆☆☆☆】おんもうじ
わたくしは最近感想の書き方を間違っているのではないかなぁと至極悩んでいるのですが、どうですかね(苦笑)。まあそんな戯言は置いて、続き拝読しました。玉子が覚醒した件から先は常なテンションで心地好く楽しめましたけれど、更新分前半は些かかたいような気がします。おそらく「これ、バトル物じゃないんだよ」に至る伏線だとは思いますが。戦闘シーンをしっかり書き上げたなら、それを上回るくらいのコメディテイストな要素を含んだ文量を添えないと、バランスがよくないやもしれませんね。この書き物に於る物語性のスタンスはコメディだと推測しておりますゆえ、一章一章のなかでシリアスな度合が高くなるとおんもうじ様らしさが薄れてしまうのではないかな。さて、此度も偉そうに語りました、御容赦を。次回更新御待ちしております。
2005-08-19 14:45:28【☆☆☆☆☆】京雅
わたくしは最近感想の書き方を間違っているのではないかなぁと至極悩んでいるのですが、どうですかね(苦笑)。まあそんな戯言は置いて、続き拝読しました。玉子が覚醒した件から先は常なテンションで心地好く楽しめましたけれど、更新分前半は些かかたいような気がします。おそらく「これ、バトル物じゃないんだよ」に至る伏線だとは思いますが。戦闘シーンをしっかり書き上げたなら、それを上回るくらいのコメディテイストな要素を含んだ文量を添えないと、バランスがよくないやもしれませんね。この書き物に於る物語性のスタンスはコメディだと推測しておりますゆえ、一章一章のなかでシリアスな度合が高くなるとおんもうじ様らしさが薄れてしまうのではないかな。さて、此度も偉そうに語りました、御容赦を。次回更新御待ちしております。
2005-08
♪京雅様:わあい、京雅様の感想だ!!!(←とみて分かって頂けますように京雅様の感想の何が間違っているのかさっぱり分かりません!(^○^)京雅様のようなお方がいらっしゃるからこそ、この掲示板は繁栄し、みんな上達してくんだと思いますよ!てかほとんどの作品に素晴らしい感想(丁寧なアドヴァイス!)を添えてるじゃないですか!優しすぎますよ!尊敬です。京雅様のスタンスは何も間違っちゃいませんよ!(^○^)皆必要としているはずです!(僕も毎度頂いて参考になりまくりですし)
と長々と戯言に返信をしてしまいました。お気に障ったりプレッシャーになったりしましたらすいません(>_<)いつもお世話になっているもの(多分皆さんも)の心の声でした。
で、今回も的をい抜く感想をありがおつございます。そうですよね、伏線、というよりは途中で気づいて切り替えた、といったかんじですから不自然に見えたのは致し方ない事でした苦笑。しがないおんもうじですいません(;_;)最初の方は本当かたすぎましたね。ところどころスパイス程度にシリアスをいれる、とのが無視されてました。前回のように大幅にふっきれればよかったのですが、いささか中途半端になってしまいました。この作品のコメディ要素(バランス)を忘れてはなりませんね!毎度毎度、ありがとうございます!!
2005-08-19 19:09:25【☆☆☆☆☆】おんもうじ
嗚呼……俺は……一体何なんだ!!毎回気をつけるといっておきながらまたやってしまった……ほんっとドジでした。すいません!!!
申し訳ありません京雅様!!!僕のこの無礼をお許し下さい(;_;)
更に気を付けたいと思います!早まって投稿しないようにしなくては。すいませんでした(>_<)
2005-08-19 19:12:30【☆☆☆☆☆】おんもうじ
続き読ませていただきました。ノリがよくなってきて読んでいて楽しいですよ。格闘マンガのような展開を装いながら、しっかりと根底にはギャグがいる。その計算された(?)作品の作り方には見習うべきところが多いと感じています。本音を言いますと、全体を通しての中盤頃は一時期文章の勢いが弱くなったのと、物語を作ろうとして作品そのものがギクシャクしていたように感じていたのです。ところが、六章以降は作品にまた勢いが戻ってきて、読んでいてテンポの良さに身を任せられる安心感と心地良さがあります。これ以上書くと私の頭の悪さがばれますから、このへんで失礼します。では、次回更新を期待しています。
2005-08-19 23:22:31【☆☆☆☆☆】甘木
♪甘木様:お読み頂きありがとうございます!わーいい!楽しんでもらえて何よりですっ!
格闘をかこうと思ったんですが途中で切り替えちゃったという……計算なんてものではなかったですけど^_^;まあでも結果オーライならよかったです笑(^○^)最初のとこがうきまくっちゃったところが問題なんですが^^;
途中ですね。確かに物語としてつくりあげようと頑張ってました。それで説明が妙に多くなってしまいましたねえ(>_<)ま、まあ仕方ないか!笑(←ふがない
勢いに身をゆだねていただければ嬉しい限りでございます!ありがとうございました!
2005-08-20 16:06:35【☆☆☆☆☆】おんもうじ
目玉の友の言ったお○もうじは何処にーー。読者の期待はやっぱりうらぎらないとだめですよね。(いい意味で)玉子とコンサレスは一体どんな関係なんだろう?謎だ。謎なのがこの話のよさですね
2005-08-23 20:43:23【☆☆☆☆☆】buchiM
丑三つ時に参上、ミノタウロスです。この塔、東京タワーだったんですか?そりゃ階段で登るのは無謀と言う物です(笑)うーん確かにプールの場面は?が残りますね。50m20秒で泳いじゃったって言う発想はおんもうじ様らしいのですが、なんだろう、文章に切れがなかったなあって思いました。でも最後にシリアスなものを持ってきたのは、食いつきましたよ。玉子が昔の自分の部屋に居る『今日は良い日だ』が出て来て……。どうなるのかなって素直に楽しみです。気負わず己を信じて続きを書いて下さい。お待ちおります。
2005-08-24 03:50:43【☆☆☆☆☆】ミノタウロス
続き拝読しました。後半の展開は、予測の範囲内でありつつも次章の展開を予感させてよいと思います。しかし前半は、ギャグというよりテンションが上滑してしまっている印象がありました。せっかく他人とは違った「らしさ」を追求しようとしているのですから、せめて己のなかで納得のゆくまで何度も書き直し、これでもかというほどに愛情と根性をそそいでほしいなぁ。そのうえで顕現されたものはどのようなかたちであっても、もっと勢いを漂わせるはずです。些か、文章のテンポにこれまでの如き流れを見えなくて……いや、勢いあまって、ならわたくしの勘違いで御座いますけれどね。次回更新御待ちしております。
2005-08-24 16:55:59【☆☆☆☆☆】京雅
♪感想お礼レス♪
♪buchiM様:お○もうじは……出てくるのか!?それはこのさき、僕自身も分かりませんがそのうちでてくるかも!?笑 玉子とコンサレスは……まあそんなたいした関係じゃないのでてきとうに書き流してしまいました^^; しまったなあ。謎、のこしちゃってすいません!まあ謎を良いといってくださるのでしたら嬉しい限りです!!

♪ミノタウロス様:おお、丑三つ時……夜遅くにまあ!ありがとうございます。いや、東京タワーではないんですが、塔を見たときの誰かの科白に「東京タワーのようだ」みたいなのがあったんで、比喩(少々揶揄の意味も含めて)でつかっちゃいました。分かりづらくてすいません。そうですね、いつもの疾走感を書いてる気がしました。俺も悩み悩み書いててだきしきれない感じがして……残念でした。ってふがいないばっかですいませんもう(;_;)でも、最後のシリアスにくいついてくれたなら釣り糸たらした甲斐がありました(^○^)では、お言葉に甘えて流れるままに書いてみたいと思います!

♪京雅様:お、後半を良いと言ってもらえたなら光栄です。やはり、前半はそうですよね。らしさを追求するなりに試行錯誤を繰り返さないと駄目ですよね。そうかあ。すいませんでした。白状しちゃうとこの作品には愛情が足らないんですよね。これ、致命的だ。まずいなあ。というより、続きをもっと自由奔放に書きたいのに、塔という概念に視野を狭められてしまって、自由度が低くなってしまい、展開が単純化してとても苦労してるんですよね。それでも今までのテンポをとりもどしたいなあ、俺らしさを残したいなあ、と思うんですがどうも上手くいかなくて……しがない更新をしてしまってすいません。まずは、自分が書きやすいような発展にもってきたいかな。ちょっと今回はそういうのも含めて模索してみたいとおもいますのでまた後付き合い願えたら嬉しい限りです。毎度参考になるお言葉、ありがとうございす!
2005-08-24 19:04:10【☆☆☆☆☆】おんもうじ
続きを読ませていただきました。プールのシーンは苦しさを感じますね。試行錯誤して失敗したような……私も以前の連載の途中で自分の文章の書き方というものがわからなくなって、ワケの分からない文章を書いていた記憶があります。慰めにもならないかもしれませんが(笑。この作品の魅力と言えば読者の想像を超えた展開と飄々とした文章(失礼。なんとなくそんな印象を受けていたものですから)。おんもうじさんの性格なのか、作り上げた文体なのかはわかりませんが、そこにこの作品の面白さを感じていました。今回は以前の自分をマネしようとしているだけに感じてしまいます。以前のような飄々としながらもスピードのある展開になって欲しいです。なんだか辛口の感想になってしまいすみませんでした。お気に障られたら謝罪します。では、次回更新を期待しています。
2005-08-24 22:38:11【☆☆☆☆☆】甘木
♪甘木様:お読み頂きありがとうございます!!
おお、プールだからに、苦しさ、と!上手い!!!なんてバカなこと抜かしてる場合じゃないですね^^;そうです。本当。俺らしさを欠いてしまいました。無理に力を入れてしまったのですかね。逃げに逃げているおんもうじであります。(いや,今までもずっとそうであったのですけれど)
想像を超えた文章と軽く翻る文章、かあ。いやいや、失礼なんてとんでもない。僕自身この書物はあまり重くしないようにしようとしてるんですが、何分力不足で調節ができませぬ(;_;)しかし、その魅力とやらをさいだんげん引き出せるように精進していきたいところです。辛口なんてとんでもない。ありがたいご指摘しかと受け止めたいと思います。それでは。
2005-08-24 22:55:14【☆☆☆☆☆】おんもうじ
少々短かったですね。テンション高いですね。目玉の心が読めるとは。流石は玉子。というか、死んでなかった落ち多いですね。ついつい登場キャラを殺しまくる俺とはえらい違いですね。そっちのが好ましいんですけどね。とにかく次回更新に期待してます。
2005-08-26 22:48:52【☆☆☆☆☆】buchiM
おはよう御座います。ミノタウロスです。おおっと、今日良が面白い。今回【らしさ】が出てましたよ。「うわあああああんんんん〜」辺りのセリフからの下りはツボでした。笑った。素直に面白かったです。毎回かなり悩んでの投稿のようですが、頑張って下さいね。おんもうじ様の紡ぎだす、可愛らしいセリフ好きだなぁ。次回も楽しみにしています。
2005-08-27 05:10:59【☆☆☆☆☆】ミノタウロス
♪buchiM様:感想ありがとうございます。今回は、無理にテンションを上げたって感じだったかな?いつもは自然と!!!を着けちゃうんですが^^;あ〜キャラかあ。まあ、主要キャラじゃないんでどうにでもなれってことで笑 いや、ぼくもキャラ殺しちゃうときありますけどね〜作者の都合で物語の住人は死ぬとは、案外惨たらしいものですね、小説笑

♪ミノタウロス様:お、おはやいですね!早おからありがとうございまする。らしさ、出てましたか!なら頑張った甲斐があるな〜てへへえへえ(きも)良かった良かった、面白いといっていただけたなんてもう更に舞い上がっちゃいますよ。良かったー。一安心。今回、まずは俺らしさが出やすい展開にしたいなあ、とおもいましてこういう展開に運びました。僕の紡ぐ意味不明なイカレ語録を気に入って頂けて光栄です♪ありがとうございました!
2005-08-27 10:05:45【☆☆☆☆☆】おんもうじ
続き拝読しました。このノリは、うん、ハイなのにシュールだなぁと。些か気にかかるのは、書き物に制限というものがあまり無いところかな。ある程度縛りのない状況下にあって、こうも好き勝手にイベントを繋げられるというのは稀なことで、となると、これまでの流れを上回るほどの終幕劇じゃないと読み手は、そして書き手すらも満足出来得ないのではないかなぁ……危惧しているのはいまのところ、そういうことで御座います。まあ、きっと、おんもうじ様の柔軟かつ奇抜な思考にて、京雅を驚かしてくださりましょう。これからの展開に期待しております。
2005-08-27 13:36:33【☆☆☆☆☆】京雅
♪京雅様:また丁寧なご指摘ありがとうございます。そうですねえ。好き勝手にイベントを並べてしまいましたが、後先考えずのことでした。ていうか、俺自身が折れちゃいそうなので、行きたい道を開くために、いわば強攻策とでも言いましょうか、今回はそんなイメージがありましたねえ。確かに、制限はもうリミッター解除ですよ笑 自由奔放にかきすぎですよね(>_<)ふりまわしてしまってすいません!しかしながらこのような制限速度オーバーな作品にしがみついて頂けて在りがたいきわみです。
そして、ラスト、本当に後先考えずに書いてるからなあ。これまでの流れを更に上回って大団円を迎える(もちろん自分の中でですが)、そういえばこれを考えてなかった。あちゃー。僕の難解かつ呆けた頭(笑)でラストをひねり出すよう、あれこれと考えてみたいとおもいます!まずは何より自分がこれで良かったと思えるようなラスト、それを考えてみようかな。参考になるお言葉を毎度毎度丁寧に仰っていただいて本当に恐縮です。ありがとうございます。
2005-08-27 22:06:33【☆☆☆☆☆】おんもうじ
続きを読ませていただきました。うーん、展開が読めない。良いですねこの感じ。前回はちょっと違和感を感じていたのですが、今回はしっかりいつものノリとテンポが戻ってきていますね。おんもうじさんの精神構造が復活というか、凄い思考能力だなぁと感心しています。少年サンデー的なノリの私としては、少年ジャンプ+コミックボンボンのような開放感のあるノリで書けることが羨ましいです。ただ、開放感で物語を広げすぎると物語の落としどころに苦労することにもなりますのでご注意して下さい。では、次回更新を期待しています。
2005-08-27 22:57:54【☆☆☆☆☆】甘木
♪甘木様:お、良かったですかね!展開が……謎ですからね^^;いつものノリが取り戻せたのなら良かったです〜(^○^)
精神構造は……どうなってるんでしょうかね?いやいや、そんな思考ないですよ!ただがむしゃらに書いてるだけっす笑
おお、サンデー的のりなんですか!僕はジャンプしか読んでないんですが、羨ましいなんてお言葉モッタイナイ限りで、在りがたく受け止めたいです!!
そうですねー。。ラストは一番考えないといけないとこですね……(>_<)少ない脳みそを頑張って活用させたいと思います!毎度毎度感想ありがとうございます!
2005-08-28 09:12:29【☆☆☆☆☆】おんもうじ
こんにちは。ちょっとだけお久しぶりな菖蒲で御座います。まずは、おんもうじさんに本気で謝らねばなぁ、と。私、前回7話目に感想をよせさせていただいたとき、「今度からは毎回ちゃんと感想を書くことをお約束いたします」と言いました。……本当にすみません。しばらくパソコンを離れていたがために、その約束も初っ端かな破ってしまいました。申し訳ありません。最近、自分は言ったことも守れない奴だと認識し始めております。この度は本当にごめんなさい。作品は8〜10を読ませていただきました。こんなことを言ってしまうと不快に思われるかもしれませんが、おんもうじさんは読み手を笑わせる長所をお持ちだなぁ、と改めて思います。特に、「きもおおおおおおおおおおい」の部分はものすごく笑ってしまい、続きもどんどん読んでしまいました。こちらにとっては予想外のポイントで堂々と感情を叫び表してくれる玉子くんはすごく好きです。ふすまをパシン!と横に開けて怒鳴る目玉くんの姿も目に浮かび、もう完璧にコメディ路線として確立されているなぁ、と。これがジャンプノリということですか?(上記にて)だとしたら、漫画化したら絶対面白いですよ。略して今日良は敵として立ちはだかっていますが、玉子は彼を倒すのでしょうかねぇ……。今後も期待です。何はともあれ、約束を破ってごめんなさい。次回、お待ちしております。
2005-09-10 17:45:27【☆☆☆☆☆】菖蒲
計:8点
お手数ですが、作品の感想は旧版でお願いします。