- 『夢遊』作者:輩藁 唄 / - 創作小説 投稿掲示板『登竜門』
- 全角790文字見る物全て馬鹿に見える。
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頭が良くなった訳じゃ無いと思う。
自分すら馬鹿に見えるから。
働く僕等を見ていると、こめかみの辺りがやたらと傷む。
この痛みは、僕等のあの顔よりもよっぽどリアルに伝わって来る。どちらを信じるかなんて決まっている。
とは言っても、僕等の生きている世界では、その、嘘の無い痛みよりも、誰かの愛想笑いの方が大事な事は知っている。
僕のこめかみには、辛い思いをさせなければいけない。
それを労わる為に、良い方法を思いついた。それは毎日やって来る。それが楽しみで僕は夜を待っている。
あっけなく晒してしまうが、夢だ。
そのこめかみの痛みのせいで、熟睡出来ないのだが、それを利用した。
真実は強く、夢の世界にさえも痛みが届き、世界に流れきる事が出来ない。
つまり、意識を残したまま僕は夢の世界に入る。
世界が違えば、誰が何をしようとも、誰にも、何も解らない。
僕はそこで、悪魔になりきった。
苛立ちの全てを吐き出した。
そういう習慣を持つようになってからは、随分こめかみの痛みもマシになった。
その御陰で僕は、なんとか歯車でいられている。
夢の中では悪魔で、現実では歯車。皆そうなのかもしれない。密かにそう思っている。
それにしても、今日見た夢は、いつも以上に凄惨な夢だった。
こめかみはもう痛まない。全ての苛立ちを発散したのだろう。
おかしい。
戻らない。
夢から、戻れない。
空を見上げると、黒が青に変わる過程色だった。
辺りを見渡すと、暗闇の不鮮明な景色が、弱い光の差し込む、見慣れた景色に変わっていた。
時期に空は、赤い液体をも映し出すだろう。
現実的な朝を迎えるこの街に、非現実的な空間が広がっている。
僕の真実は暴露された。
夢の中と、現実、違いはそれだけ。 - 2005-05-31 05:07:13公開 / 作者:輩藁 唄
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さらリと。短くてごめんね。
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初めまして、羽堕です(o*。_。)o読ませて頂きました♪(□。□-) フムフムと何となく納得しながら読めました(^-^;最後の落ちの曖昧さも(私の足りない脳ではそう見えたのですが)この作品の雰囲気にあってたよう思います(>o<")文章も読みやすくて、時々グッとくる言葉もあって良かったと思いました(^o^)ゞでは、次回作、頑張ってください(。・_・。)ノ
2005-05-31 03:57:25【☆☆☆☆☆】羽堕お初です。ギロロロロと申します。作品、読ませて頂きました!文章はとても見やすく、読みやすかったと思います。あとなんか最後が、気になります。えっと…、殺っちゃったんすか?そこのオチの部分が前の文章とちゃんと関わっててへぇ…面白いなぁ。と思いました。個人的感想すぎてすまそ。2005-05-31 06:55:41【☆☆☆☆☆】ギロロロロ初めまして、京雅と申します。夢と現の区別がつかない、そんな人が世界には増えているんだろうなあと意味不明な事を読後漏らしてしまいました。言葉一つ一つはいいんですけど、抽象的過ぎて(そういう作品なんだから仕方ないですよね、解ってます)いる印象をうけました。若しかすると、貴方の意図した内容を私は汲み取っていないやも知れません。失礼な事を書き込んだと思います、ご容赦ください。次回作期待しております。2005-05-31 19:36:00【☆☆☆☆☆】京雅ああ、ぶっちゃけそのくらい感じてくれるともう万々歳です。どもども2005-05-31 22:25:27【☆☆☆☆☆】輩藁 唄計:0点
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