『【THE EVER……WHITE SONG】完結』作者:京雅 / - 創作小説 投稿掲示板『登竜門』
全角38429.5文字
容量76859 bytes
原稿用紙約96.07枚
【THE EVER……WHITE SONG】


 ユエは硝子細工のように繊細な声で、時々歌を歌った。


――静かな海で、離さないようにあたしを抱き締めて、

――遠くの、遥か遠くのあなたへこの手を差し出して。


Prologue【this not EVER Song】


 花瓶に挿してある淡紅色の傾きに、遠くから光が射し込む。
 窓の向こう側は暗く澱んだ空があった。霧雨も見えないくらいに降り注ぎ、さぁさぁと微かな音が聞こえる。天の鉛色達がおそらく喧嘩でもしたのだろう、可哀相に、雲と雲の隙間から迷い込んだ一線。出口を探す迷宮の冒険者にでも為りきったのか、薄い光は行き先を古惚けた屋敷の二階に定めて、硝子と被さった埃を掻き分けてそこへ辿り着いた。
 嫌な顔一つせずに空からの使者を受け入れる。
 照らされた一輪は、舞い降りる憂鬱を潜った勇者に、優しく微笑み掛けた。勿論喩えでしかないけれど、何せ彼等の出逢いは大きく意味を持っていたから、間違ってはいないと思う。空を支配する精霊は気まぐれで、あっという間に温かさは本来在るべき場所へと戻っていった――お姫様は哀憐を含む溜め息を吐いて、再びそっと項垂れる。
 「久し振りよね」と花瓶の隣に座った少女。歳月の深さを覚えた藍色の服を纏い、肩まで伸びた透き通る程の金の髪を掻き揚げ、棚の端で両脚を揺らして言う。遥か昔ユエと呼ばれた繊細な作り物の彼女は、口を結んだまま微笑った。
「だけど」
 ユエはクスクスと楽しそうに振る舞う。気にも留めないくせに細い髪を掻き揚げ、眠りの世界から誘いもなく欠伸する。魂を奪われた傀儡は、既に抱き締めてくれる主を見失って彷徨い退屈を極めていたから、薄れ行く記憶の中に未だあったヒトの仕草を模倣する事でしか己を維持出来ない。
「あなたをお迎えに来たわけではなさそう」
 解りきった事をわざわざ言う必要性は皆無である。枯れた泉から水を汲み出そうとする様な、自らも傷付け痛みを生むだけの愚かな行い。それを承知でありながらもユエが口を閉ざせない理由は、言葉を掛けられたマナもよく解っていた。
 凝ったつくりでもなくさほど綺麗でもない、ありふれた透明な花瓶。注がれた冷たい液体ももう殆ど吸い取られて、存在意義を失くしかけたその入れ物に、マナは初めて挿されたあの日と全く同じ姿で押し込まれている。あたしは随分と変わってしまったな、と眺めて思うのは何度目だろうか。
 そう言えば、もう幾日雨は降り続いているのだろう。
「ユエ……そのくらい、私も知ってるわ」
「そう?」
「木漏れ日に救いを求めるほど、未だ枯れてないの」
 此処は隔離された世界。所有者を持たない屋敷の一室と、時折陽の迷い子を誘う天空のみが存在する、閉じた空間だった。部屋には温もりを忘れたベッド、花瓶を飾った棚、樹を香らせる傷の散らばった床には幾つかの硝子片が転がっている。窓際に置かれた扉の開いた鳥籠、ベッドに敷かれた皺のついた白いシーツ、彼等はもう戻らない翼と持ち主を静かに待っていた。
 降り止まない雨、顔を出さない太陽にユエは幾らか苛立っている。
 この世界は何? 問い掛けようにも答えを知る大いなる存在すら不在で、何よりこの部屋の中でユエと話せるのはマナしか居ない。おぼろげな記憶の奥深く、あの鳥籠には翼の折れた利巧な鴉がヒトの言葉を真似ていたような気もする。いつの間に飛び立ってしまったのだろう、時間の概念すら曖昧であるから徐徐に薄れていくのか、記憶が。
「それでも嬉しいじゃない? 雷は偶に鳴るけれど、陽の光は殆ど来ないんだから」
 マナは何度目かの溜め息を吐いてユエに――自分に言い聞かせる。本当は木漏れ日であろうとうるさい雷鳴であろうと、救い出してくれるなら誰でもよかった。一瞬でも淡紅色の花片が光の前に映し出されれば勘違いもする。ああ、貴方が私をこの暗く湿った部屋から連れ出して、みなみなと潤った花瓶に移し替えてくれるの、何て願った。
「誰か迎えに来てくれないかな、って祈ってるのよ」
 ふうん、とユエは頷く。
「……そうなんだ」
 ざぁざぁ……。静かだった雨音が強まった。マナが未だ見た事のない大地と、おそらく蔦や草木に囲まれた屋敷、天からの来訪者が戸を叩く。ユエは不機嫌そうに脚をぶらぶら、何か言いたそうに唯一の話し相手を見上げた。「どうかしたの?」何か気に障る言葉を紡いでしまったかしら、ニュアンスを含めて問い掛ける。
 答えず、ユエは焦らす様に視線をゆっくり逸らした。
 その先――ベッドの上に掛けられた時計を、つられて眺める。癇癪をおこしかねない少女の、おぼろげな記憶の中では確かに動いていた漆黒の針。何故止まってしまったのだろう。時間の概念が曖昧な世界で、物が朽ち果てるとでも言うのか。マナは……それならマナもいつか枯れ落ちる。
「ねえ、ユエ。何か気に障ったの? どうしたの?」
「あたしはこのままでいい」
 人の形をした魂無き傀儡にも、絶対に嫌だと言い切れる事がある。ユエはそのヒトらしい思考が鬱陶しかったけれど、拒絶するには温か過ぎた。
「ユエ……」
 困惑するマナ。随分と長く一緒に居るのに、何一つ展開していかないこの世界で、言葉の真意を探せない。ユエ、あなたは救い出してほしくはないの? 問い掛けが自らに撥ね返ってくる。部屋を出て時間を取り戻したら……。
「ここでずっと、マナ、あなたと一緒に居るわ」
「えっ?」
 無邪気な子供が我が儘を言う、マナにはそう見えた。だけど、嬉しい。ぶっきらぼうに口を開いたユエはさらに不機嫌そうに脚を揺らして、「嘘よ、嘘」と漏らす。どこまで可愛いのだろう、と可笑しく思えた。雨音が強まった。
「……嘘吐き。私もユエと一緒に居たいわ」
「嘘だって言ってるのに……」


――あなたがもし静かな海へ身を投げても、

――あたしがきっと、救い出してあげる。

――あなたがもしこの世界を拒んでも、

――あたしはあなたを拒絶しない。

――ずっとずっと、一緒に居たい。


 歌が聴こえた。マナには聴こえなかった、ユエと同じ歌声。薄れかけていた記憶が、時間を逆流し呼び戻される。心の隅のほう、焼き付いていた景色と想いが許容量限界まで押し寄せて、失くしていた思い出が叫んだ。誰も居ない部屋、降り続いた雨、飛び散った硝子片と壊れた時計、翼の折れた鴉……。

――マナ。

――あなたがくれた一輪の花。

「ど、どうしたのユエ!」
 頭を抱えたまま記憶に呑み込まれていく少女に、マナは驚き、そしてどこか近付く終幕の瞬間を感じていた――いや、それは彼女達がこの部屋に迷い込んだ時既に知っていたのかも知れない。それでもそれを認めたくない気持ちが曖昧な時間の渦に巻き込まれ消えて行き、何よりマナとユエは互いに離れたくなかった。
 離れたくないから、この部屋に捕われたのだから。
「――マナ、もうお別れ」
「ど、どうして……」
 世界が崩壊を始めた。時間が巻き戻される。床に飛び散っていた硝子片が宙を舞い、時計へと吸い込まれていく。針が左回りに時を刻んだ。
「もっと、もっとユエと話したいわ! 一緒に居たいの……」
「ダメなの」
 一瞬間を空けて、
「――あたしに勇気があったら、また逢えるから……」


 真っ白な部屋で、白石ゆえは目を覚ました。
 朦朧と混濁した意識の中、聞き慣れない叫び声と機械音を受け流し、動かす事の出来ない体に重力と浮遊感を同時に覚えながら、視線だけをそっと滑らせる。
 棚に飾られた、やけに凝ったつくりの美しい花瓶に、一輪……。
 もう枯れてしまった淡紅色の花が首を傾げていた。
 ゆえの頬を流れた一雫は、白いシーツに染み込んで、消えた――。





――見上げた空に何もなくても、あたしにはあなたが見えている。

――たとえ、あなたともう逢えなくても。


First【nervous Kill me】


 息苦しい雑踏を通り抜ける。ひどく荒荒しい人の波は、縦横無尽に鳴り響く喧騒と重なって窮屈極まりない。土瀝青を蹴るたび重力とは違った重さを肩に覚え、ああ、それが外の空気に汚染され降り掛かった疲れなんだなと思うたび、溜め息を吐いた。
 その他大勢の群衆に埋もれながら、白石ゆえは行き先もなく彷徨う。肩まで伸びた髪を面倒そうに掻き揚げて目線を左右に揺らす。美麗さを侍らせていたとして、こう男も女も入り乱れ行き交えば色も褪せる。
 覗かれる事を好まない彼女は喧騒にまぎれ安堵した。見られていない、誰もあたしを見ていない。この瞬間はたっぷりと疎外感を味わえる。家に閉じ籠っていては虚しさだけが募るけれど、他人の中に在って何処にも存在しない、そんなすれすれの境界線に立てば恍惚に浸れた。思惑通り、ゆえは自然と微笑む。

――たぶん、あたしはおかしい。

 自覚はしている。自分の嗜好が誰にも理解してもらえない事を。
 まあ、趣味なんて人それぞれよ、と悲観的にはならない。生きていく上で障害になろうものなら矯正しなければならないが、人嫌いなのに人混みが好き、そんな理由で罰せられるわけでもないし。現在までこうやって生きてきたから。
「……ばかみたい」
 何気なく逸らした瞳に白石ゆえの姿が映った。営業中の美容室、全面に押し出された透明な壁に鏡の如く映り込んでいる。細く長い手足、最近流行だと雑誌に書いてあった服装で決め込み、器量の良い顔が退屈そうに自分を眺めていた。
 誰もが振り向くというわけではないだろうが、確かに惹きつける力は持っている。
「ばーか」
 ゆえは着飾ったそれがばからしく思え、加工もせず吐き出す。
 見せたいのだろうか、覗かれたいのだろうか。こうやって自分が目的もなく歩き回る意味をそこに求めた事もある。だから誰に見せるあてもなく流行には敏感で、定期的に美容院へも行くのかなと、強引に答えの枠を嵌めようとした。
 何か違う気がする。
 自分自身理解していない。おそらく周囲の一人として彼女の真意を掴み切る事は出来ないだろう。毎日飽きもせずぐるぐる同じ場所を同じ速度で廻る、ゆえの心情は誰にも理解出来なかった。何故ならゆえも求めているからだ。枯れ果て行く砂漠の旅人が水を求めるのと同じ、『意味』を渇望し必死で探している。もうずっと。
 歩き回る意味を歩き回る事で見つける、愚か者の行為。

――矛盾している、のかな。

「――よっ、と」
 ふらふらと亡霊の様に彷徨った挙句、辿り着く先は決まって寂れた広場だった。遊具も噴水も味気すら無い空間。背の高い樹木から陽が零れるベンチは最早指定席である。徘徊の途中自販機で買った飲み物を取り出す。
「しまった……」
 あたし珈琲飲まないんだよなあ、とよく確かめもせず選んだ事を後悔する――いいよ、何でも。僅かな後に中途半端な甘さと薄い苦味が喉を通った。まずい。
 一息ついて、木の葉と木の葉の隙間にのぞく太陽を見上げた。爛爛と煌めく光が頬に触れては退いて、波打ち際の泡沫を思い出させる。樹木の細やかな葉達、戯れるその光景をじっと眺めていたゆえは、いつの間にか視界いっぱいを緑で埋め尽されていた。惹き込まれると言う言葉はこの時使うものだと、ふいに感じる。
 耳を澄ませば鳥の鳴き声が、遠くから届く喧騒と一緒に舞い踊っていた。
 この世界で独りだ――ゆえは常常考える。生まれた時既に家庭は裕福で、一人っ子の彼女は両親の寵愛を全て引き受けた。大学もそれ程苦労せず卒業したし、表面上人付き合いのいい女性だったから知り合いは多い。人嫌いである事と、孤独を好む事は違う。根本的にヒトが嫌いで、しかし生きる為には必要だとも解っている。
 中途半端。自己矛盾。本当のあたしはどっちなの?
 永遠に出そうもない問題を抱え、もどかしさに叫び声を上げそうだ。たぶん、我が儘なんだろう。自分勝手に苦悩し自分勝手に拒絶している憐れな自分。故に独りだった――そう思い込む。
「……ママやパパには悪いことしちゃってるな」
 今は離れて暮らす両親に想いを馳せる。ろくに仕事もせず何か目指しているわけでもなくただただ足踏みして過ごす日々、何から何まで迷惑掛けっ放しだ。それでも彼等は何も言わずゆえを見守っている。
 情けないなあ、あたし。溜め息混じりに呟いた言葉はすぐに霧散した。
 目を瞑る。


――心の奥深くに閉じ込めた願いを、

――誰にも理解されない悔しさと共に、


 ゆえは時々歌を歌った――繊細な硝子細工の様に、触れれば壊れてしまいそうなほどか細い声で、思うままに言葉を繋ぐ。
 初めは気付いたら心の中に言葉を抱いていた。願うだけの毎日から脱け出して、溢れ出す感情を言葉として吐き出すようになったのはいつからだろう。はっきり言って音楽に興味はない。だから歌唱力がどの程度のものなのか解らなかった。それでも木漏れ日の下独りきり、絡みつくやわらかな風に撫でられると勝手に口が開く。誰かの為に歌っているのではなく、自分自身の為にゆえは歌う。


――あたしはあたしのまま生きる。


 木陰に隠れていた鴉や頭を揺らして歩く鳩達は、皆歌声に聴き入り暫しの間時間の概念から切り離されていた。太陽もこの瞬間は彼女にだけ光を注ぎ、広場に並んだ樹木は心地好さそうに身を傾ける――強い一陣の風が称賛の舞を踊ったのだ。
 胸に溜めた言葉を吐き出しきって、瞳の扉を開く。
「――素敵な歌ね」
 見られた……!
 瞼の向こう側から視界にゆっくりと入ってきた、目深に帽子を被った長身の女。相貌と表情は隠れて見えないが、どこか佇まいにやわらかさを孕ませている。間延びした調子で近寄る優しい雰囲気に、ゆえは口をきつく結んで睨みつけた。

――見られた……ほんとのあたしを。

 口元に微笑を浮かべた女は、対照的な不機嫌面をつくるゆえの真正面に立った。
「ごめんなさい。あまりにも透き通った声だったから……つい、ね」
「いいえ」
 なんだか、白いなあ。
 気さくに話し掛けてくる事に抵抗を感じつつ、ゆえは目の前の人物に明瞭としない印象を抱いた。単に服装の基調が白だという事もある。華奢な肩先やスカートから伸びた脚、その辺の目立たず露出された肌が雪の様に白く綺麗だ、それもあるだろう。けれどそういった見た目よりも先ず、直感的に『白』だと思った。
「すっごいうまいのね、あなた、歌手?」
 それも純白――きっと優しくていい人なんだ。
 あたしのママもそうだから。
「違う」
 視線を合わせないよう逸らしたまま、ゆえはぶっきらぼうに答えた。この時自己矛盾に陥る基本構造が、表面上人付き合いのよい一面さえ抑えつけて、彼女に口下手と人嫌いという現実を叩きつける。それでもすぐさま立ち去る事の出来ないのは何故?
 いっそ殺してしまいたい、半端な自分を。
 拗ねた子供の様な彼女を見て、白い女性は面白そうにクスクスと笑う。何が可笑しいのか解らないゆえは苛立つと同時に焦った。そんな、あたしだけを見て微笑わないで。
「綺麗な歌声なのに」
 そっと、帽子を脱いだ。温かい笑顔、顔を合わすのも恥ずかしいほど、綺麗。ゆえは上目遣いに覗き返した。黒曜石の瞳に映っていたのは、見蕩れている自分の顔。
「……こういうのを、惹きつけられるって言うのかしら」

――あたしはおかしい。

 自覚はしている。この気持ちは誰も理解してくれない。けれど境界線を越えた位置で目を背ける事の出来ないゆえは、じっと、その瞳を見つめていた。

――きっと、これが一目惚れなんだろう。





――どうしてこの手に掴んだものは儚くて、

――何も言わず消えてしまうのだろう。


Second【Going to the OASIS】


 ゆえは瞳を閉じて今日を振り返る。
 何故喜びはいつも哀しみを一緒に連れてくるの――ベッドの上で仰向けのまま、両腕を天に掲げ口の中で漏らす。
 切ない言葉に胸が押し潰されそうだ。
 こんな時は歌いたい。歌って忘れてしまいたい。
 嫌なものを全て吐き出したかった。けれど喉でつかえた重みは嗚咽になって、夜闇の静けさに還っていく。
 伸ばした指先が虚しく宙を掻いた。


――朝倉まなみ、ああ、あなたはどうして……。


「ちょっと待っててね、すぐ淹れてくるから」
「おかまいなく」
 決して謙虚な言葉でもないのに「いいからいいから」と足早に視界から遠退いていく様を見て、思わず溜め息が零れた。
 朝倉まなみの部屋にやってきて、もう幾度溜め息を吐いただろう。すぐそこだから上がっていってよ、そう誘われて断る事が出来なかった自分を理解しえない。木目柄のカーペットを撫でて、真っ白なベッドに背を預けながら白石ゆえは苛立っていた。
 一目惚れなのかな、この気持ち。

――あたしレスビアンじゃないしなあ。

 暫くして戻ってきたまなみの両手には、色違いのカップが一対握られていた。小ぢんまりとした樹造のテーブルにそっと置かれる。
 ゆえは中身を覗いて、あからさまに「しまった」という顔。
「……あれ? もしかして珈琲ダメだった?」
「だいじょうぶ、そんなことない」
 申し訳なさそうに眉を寄せられると、こっちの方が申し訳ない。
「いただきます――あちっ」
 口をつけては二度三度離す。熱過ぎて味はしなかった。
「むっ……」
 吐息でふうふうと冷まし恐る恐る再挑戦してみるが、沸かしたばかりのお湯で淹れられたそれはそう易々と攻略出来ないらしい。ゆえはふと、何でこんなにむきになっているんだろうと我に返った。髪を掻き揚げながらカップを戻す。
 やけに嬉しそうな笑顔のまなみに、口をきゅっと結んで目を逸らした。何が楽しいんだろう、あたしを見て……。
「冷ましてからでもいいのよ、ゆえちゃん」
「わかってます」
 嘯いてみた。そう言えば昔、舌を火傷する覚悟で一気に飲み干した事もあったな。勿論例外なくその通りになってしまったけれど。
「……今、何て?」
 受け流してしまうところだった。
「ゆーえーちゃん」
 むずむずする。その呼び方は止めてほしい。眉間に皺をつくって憤るゆえに、ほんとうに何が楽しいのだろう、まなみは子供を諭す様な慈愛に満ちた顔で「まあまあ」と肩を叩く。ひとり不機嫌な彼女は視線を足の爪先に下ろした。その姿に堪えきれなくなった張本人は、再び肩を叩いて微笑う。
「じゃあ何て呼べばいいかな」
「白石」
「それはないでしょ、もうお友達なんだし」

――お友達……。

 それは今まで知っていた表面上の意味ではなく、大切な言葉。手に入れようとして腕を伸ばしても届かない、蜃気楼のオアシス。そんな気がした、そうだと思っていた。目の前に現れた『それ』を掴んでいいのだろうか、人嫌いのあたしが――正直わからない。

――やっぱりあたしは中途半端なんだ。

「……せめて呼び捨てにしてよ」
 ぼそりと呟いた声はちゃんと聞こえたのか、少し不安に駆られる。おそらく瞬く間の空白、ゆえは感覚が痺れる程に長く感じた。俯いたままのあたしはどう見られている? あなたはどうしてあたしを覗くの? 問い掛けても心の声までは響かない。
「じゃあ私のことはまなみって呼んで」
「無理」
 はずかしい。
「もう――それならまなっていうのはどう?」
 ねえ、ゆえ。そう呼び掛けられて彼女は頬を赤らませる。やばい、あたしはいったいどうしたっていうの……黒く透き通った硝子の瞳に見つめられると、どうしようもなく胸が高鳴った。手の平が肩に触れると、妙に意識してしまう。言い知れぬ安堵感に心が寄り掛かる。言葉が溢れる――胸の奥から。
「……まな」
「ゆえ」
 名前を乗せた吐息が耳元に絡む。ゆえはテーブルの上に置かれた珈琲を、一気に口の中へ流し込んだ。未だ少し熱かったけれど、甘さを孕んだ充分な苦味に立ち止まる。そう言えば珈琲を誰かに淹れてもらう事なんてなかった。うまい。
「味、どうかな」
「……ふつう」
 合わせていた目をゆっくりずらして口篭りながら言うゆえに、まなみは微笑を絶やす事なく、寧ろ嬉しそうに瞬きして自分のカップに口をつけた。
「また淹れてあげるね」
 ありがとう。たった五文字の言葉なのに紡げない自分が嫌いだ。他人と深く接してこなかったゆえは、温かさに踏み込む事を躊躇する。
 怖い。弱くなってしまうようで、怖い。自己矛盾を撥ね退けようと手を伸ばしてみてもあと一歩が出せないでいた。踏み出した地面に地雷があれば今のあたしは死ぬ。いや、いっそ殺したほうがいいのかもしれない……けどできない。廻る自己矛盾。
 それでも。それでも朝倉まなみは限りなく『白』かった。
 出逢ったばかりだというのに、屈折したゆえの心を僅かにぼかしてしまっている。心地好い。自分も綺麗になった様な気がして、心地好かった。この瞬間綺麗だと思えるなら勘違いしたまま、一歩を踏み出してみよう――そう、思った。
 不器用な彼女はありったけの勇気を振り絞る。

――「おかわり」

「はい……!」
 部屋に来た直後の映像が再現された。
 胸を弾ませて遠退いていくまなみを、ゆえは溜め息を吐きながら見つめている。
「……はぁ」
 違うのは溜め息の意味、嬉しさの吐息。
 幾分空を漂う様な心境で木目柄のカーペットを撫で、余裕の生まれた視野で部屋を見渡していく。よく見ると異様な程質素な部屋だ。ベッドと樹造の棚、所所に置かれた物も生活必需品の他は殆どない。唯一目を惹くのは窓際に置かれた大きな鳥籠。今は囲う翼をもたないのだろう、鋼色の鉄格子は荒涼然として吊られていた。
「昔飼ってたのかな」
 あれ……?
 目を遣った先――棚の上に倒された写真立てが。
「なんだろう」
 思う前に指先が駆け出していた。
 きちんと整った空間の中で唯一埃を被った、時間と人間臭さを感じさせるそれに何となくゆえは惹かれたのだろう。軽く叩いて持ち上げる。
「あっ……」
 写真の中でまなみは優しく微笑んでいた。その隣に、苦笑して肩を組む男。

――居るんだ、一番大切な人……。

 哀しくはない。でも、少しだけ胸がちくっと痛かった。





――掴もうとして崩れた大切なもの、

――夢の中ですら手に入れられないの?


Third【I am SLEEPER】


 しとしと。微かな調べ。

 いつの間にか、彼方から侵蝕し始めた闇黒が外界を埋め尽くし、窓を打ちつけた。亜透明の硝子板に群がる雫達。するすると下へ垂れていき、彼等は大きな形を成して溝へと溜まる。水はやがて地面に染み込み、世界が廻ればいつかまた降り注ぐ。ヒトの両手で数えるには巨大過ぎるその循環を、大地は幾度となく目撃し、そのつど鳥達は樹木の隙間に潜んで晴天が来るのを待った。
 天空を覆った妖しきカーテン、廻り廻った君は何度目の空模様?

 しとしと、しとしと。震える音は儚く、そして力強い。

 ゆえは写真立てを握り締めたまま、視線を画の中の男に傾けていた。
 身長は高くない、隣に映るまなみが長身なだけに一層目立つ。顔は端正だ。細く高い鼻梁にシャープな顎、切れ長の瞳がカメラではなく彼女のほうを向いている。ひどく困った表情で、けれど本心から嫌がっていない事は解った。無機質な写真に浮かび上がる、恥しさに混じって漂う愛しさ。
 ゆえは写真をそっと元に戻した。
 うん、あたしは正常だ――哀しくなんかない、だいじょうぶ。彼女は髪を掻き揚げて勢いよく座り込む。その時になってやっと雨が降っている事を知った。ベッドの上に飾られた振子時計は一時半を差している。ああ、お腹すいた……。

――珈琲を飲んだら帰ろう、コンビニ寄って。

 よく見れば、質素な部屋も色づき始めた。
 思い出に溢れた物達が語る。テーブルもカーペットも、このベッドも。時間と空間に沁み込んだ朝倉まなみの記憶はゆえなんかには理解不可能な温かい感情に包まれ、思い知る程に居心地が悪い。ヒトの領域に踏み込めるわけでもなく、けれどこうしてふらふら迷い込んだ彼女を拒絶しないぬくもりは、両手で今も彼女の頭を撫でる。
 何だろう――せつない。
 込み上げてくる熱情。
 恋じゃない想い、それなのにあたしの心を深く深く突き動かす何か。単なる友情、勘違いの愛情、そんなんじゃない気がする。何故かは解んないけど。

 しとしと、しとしと……。天は感情の生まれる場所、雨は憂鬱の味。

 吐息さえ湿らせてしまう陰りが、物理的な壁を乗り越えてゆえを蝕む。雨音がすぐ傍から聞こえた。伴って、遠くのほうから足音が近付いてくる。じっと見つめていた真正面の先に、白く細い女性の脚が映り込んだ。
「お待たせ。ごめんね、お砂糖、袋から出してたの」
 色違いのカップをテーブルに並べながら、あははと笑うまなみをゆえは虚ろに見返す。
「そのカップって――」
「ん、何?」
 小首を傾げる様を見て、言い掛けた言葉を切った――それは彼氏のなんでしょ?
「ううん、何でもない」
 言ったところで何にもならない。意味のない事はしたくない。
 珈琲を口に含む。
 抵抗感なく受け入れられる味に思わず目を瞑った。あたたかい、うまい。そんな簡単な言葉でしか言い表せられないけれど、今はそれでいいかとゆえは思う。残り僅かな時間をゆっくり飲み干していく。
「ゆえは今何してるの?……」
 まなみは雨音に気をとられていた。
 テーブルの端を指で小突いている様をゆえは追う。握れば壊れてしまいそうなその繊細な指が、幾らか焦りを生んで踊っている。
「何って、座ってる」
「そうじゃなくて。仕事は何してるのかなって」

 コツコツ。口元に微笑をたたえたまま、奏でる音。

「……何も」
 言ってしまってから、フリーターにでもしておけばよかったと悔いる。まなみの丸みを帯びた優しげな瞳が哀しげに垂れ下がったのを見て、ゆえは溜め息を零した。あたし、もう何度幸せを逃したんだろうなあ。
「好きで何もしてないの。うち、お金には困ってないから」
「そうなんだ」
 拒絶しなければまなみは扉を開けて、暗く湿った心に眩しいくらいの光を届けてくれるのだろう。心地好い事なんだ、それは。それでもあたしのここだけは見せたくない、まなみには歪んだ人嫌いの一面を知ってほしくない。強く願うゆえは、秘密の隠し場所に入れないよう、察する事も出来ない程に鎖を巻いて鍵を掛けた。
 今この瞬間、ふつうのヒトを演じても咎めないで。

――偽りだらけのあたしでも、きっとあなたは見てくれる。

「ゆえはどうしてあそこで歌っていたの?」

 コツコツ。僅か気になる彼女の癖。雨音を掻き消す、断続的に。

「何となく……歌いたいから」
 言葉が溢れるから、歌う。
 ゆえの狭い心に抑えておける想いなんて、ほんとうに一握りでしかない。それは薄れる前に言葉として吐き出さなければ凝ってすぐに壊れてしまう。言葉は口から紡いで世界に解き放つ事でやっと『存在』する。溜め込んだままの言葉は『無い』と一緒。
 意味に執着し探し回る彼女には、言葉の価値は大き過ぎた。
「歌ってみてよ」
「……はあ?」
 右手で頬杖をついて、じっと見つめられる。瞳と瞳が合わさって、沸騰する高揚感に胸が締め付けられた――黒い水晶に明瞭とされたあたしは、鍵を掛けた扉の向こう側も見透かされている様な気がして、むかついた……。
「もう聞いたじゃん、勝手に」
「だから今度はちゃんと聞きたいの。あなたの目の前で」
 急に言われても――ううん、歌える。
 誰かに聴かせる為に歌った事はないけれど、言葉は既にあるから。
「……わかった」
 ゆえは視界を遮断して闇黒の世界へ降り立つ。研ぎ澄まされた精神に火が灯って、何度も何度も重なっていた雨音すら消え去って、彼女をとりまく全てが優しく揺らいだ。


――あなたがもし静かな海へ身を投げても、あたしがきっと、救い出してあげる。

 あたしは救い出してほしいのかな……。

――あなたがもしこの世界を拒んでも、あたしはあなたを拒絶しない。

 拒絶されたくない、ほんとうは……。

――ずっとずっと、一緒に居たい。


 目を開ける。
「ごめん――」
 一滴の涙を流して、まなみは言った。
 その言葉が怖くて、どうしようもなくて――ゆえは彼女の部屋を飛び出していた。


 濡れた体も拭かずベッドに沈んで、ゆえは泣く。
 どうして? どうしてあなたは優しくできるの? どうしてあの部屋はあんなにも温もりで溢れているの? どうして、あなたは微笑っていられたの?

――「死んだ恋人のこと、思い出しちゃって……」

 口の中にはまだ、珈琲の味が残っていた。





――夢なら覚めてほしい。

――もう耐えられないよ、あなたのいない世界なんて。


Fourth【mindless OF blizzard】


 夜闇が幕を引いた。
 一晩中降り続いた雨は未だ止んでいない。陽の光を遮る灰色の緞帳は蠢いて、まるで世界中の空を覆っているかの様に悠然と佇んでいた。
 憂鬱に包まれた目覚めの朝はひどく億劫で、睡魔の誘いに身を委ねる心を嫌う。冷たい土瀝青の傍らで羽を濡らした鴉は、その黒い躰を重たそうに歩いてくつくつ笑い、宙を舞う透明な風達は雫の隙間を掻い潜って優雅な姿を見せる。
 道を誤った風が白石ゆえの部屋へ向かい、騒がしく窓を叩いた。
「――っ……」
 おそらく眠ってはいないだろう。起きていた感触もない。夢と現の狭間を何度も行き来しながら、時として雨音の煩さに寝返りをうつ。その一連のやりとりに飽きたらしい体が深く浅い意識の波を彷徨っていたゆえを呼び戻し、目覚めた彼女は部屋の黴臭さとだるさに辟易しながら起き上がった。
 顔を洗おうとして、鏡の中の自分と目が合う。
「おはよう」
 時間の旋律に従って言葉を発する。やっと朝が来た、そんな感じ。
 蛇口から溢れる水を肌に触れさせた。一瞬シュッと細胞が縮まって、彼等もぼやけていた目を覚ます。寝惚けて丸みかかった表情が、いつものきつい仮面を被る。好きで不機嫌を装っているわけではないが、常に笑顔なんて無理。瞼を閉じて開いた先にあるのは見慣れた自分の顔だ、変わる事なんてない。
 少し瞳が紅かった。泣くなんて久し振りだから……。

――怖かった。

 言葉が届いた刹那、全身を駆けた衝動。
 思い出そうとすれば異なる二つの熱が今でも疼く。

――あの部屋が。

 朝倉まなみの思い出から滲んだ柔らかな優しさと、彼女が告げた言葉。温かさに抱かれたまま突き刺さった苦痛は、それまでぬるま湯に浸っていたゆえを灼獄に突き落として殺そうとした。掛けておいた扉の鍵も関係なく、全てを呑み込んで。
 あのまま心を晒していたら、あたしはあたしじゃいられなかった。幾分落ち着いた現在になってもなおそう思う。弱く屈折した精神の持ち主であるゆえにとって、ヒトの領域に踏み込む事すら烏滸がましいのに、ヒトの闇に触れて何故正気でいられる?
「――わけないじゃん」
 寝癖を整えて、一通りの支度は完成した。興味がないわけじゃないけれど、今は未だ素のままで人前に出られる器量のよさだから、化粧なんて殆どしない。と言うか面倒臭い。
 締め切られたカーテンを開いても、射し込んできたのは鉛の可視光線だった。ゆえは苛立たしそうに髪を掻き揚げながら、硝子の先に広がる景色を見遣る。建ち並ぶコンクリートに霧雨が降り注ぎ、遥か遠くのほうまでそれは続いていた。膨れ上がる暗雲は街の活気を吸い上げているのではないか。錯覚する程に静かだ。

――コツコツ。まなの変な癖……。

 廻る思考は彼女の事ばかり。
 雨音を嫌う様に鳴らしていたあれは何だったのだろう。考えて、真似してみる。断続的に響く不純物。心地好くはなかった――まなの微笑が浮かぶ。哀しみを抱えて何故壊れないでいられる――違う。きっと乗り越えたんだ。哀しみとか痛みとか全部背負って、それでも前を向いているから笑える。世界の痛みに触れようともしないあたしは、あんな風には絶対振る舞えない。だって、ヒトが死ぬって事は……。
 勝手な勘違い、かも。それでも思考は廻り、廻っては襲い掛かる。
 人は嫌い、ゆえはそう言い聞かせた。不器用な自己防衛のために。
 そして生まれた自己矛盾。

――だけどほんとは好きになりたい。



 雨が降っている。
 傘を差して、ゆえは雫の注ぐ道を歩いた。
 濡れた地面は脚を落とすたび、どこか遠くのほうからカツカツ足音が鳴る。気になって時々背後を振り返るが、そこには誰も居なかった。自分のものなのに怖く感じてしまうのは、今の行為こそが怖いからだろう。霧雨は音を濁して、外側と内側を薄く遮断してしまっている。狭い空間に閉じ込められた様な気がした。
「……はぁ。嫌になる」
 まなみの家へ向かう足取りは、正直重い。
 けれどこれを逃したら、もう二度と手に入らないと思った。
 ほんとうの友達――どれだけ望んでも、易易とは見えない大切なモノ。出逢った瞬間の熱は未だ冷めていない。少し埋まりかけているこの気持ちは、絶対に咲かせなくちゃいけない花の種。きっとまだ間に合う。彼女は許してくれる。
「嫌われてないと……いいけど」
 自嘲ぎみに笑って、視界の悪い世界を進む。
 直接家へ向かう道は覚えていない。だけどあの広場からなら、と僅かな記憶を頼りにしている。方向音痴と言うものはそう簡単に矯正出来るものではなく、幼い頃よく迷子になっていた事実を今も引き摺っていた。どうかすれば、広場の場所すら掻き消えてしまいそうだ――それだけは避けたい。


 冷たい空気を掻き分けてどれ程経った頃か、クツクツ――異質な音。
「……カラス?」
 闇色の華奢な躰を震わせて、鴉はひとり佇んでいた。
 光を吸い込んでは解き放ち拒む漆黒の瞳をぎらつかせ、人間の匂いに怯える風もなく、右肩を下ろした左右非対称な格好で毅然とゆえを見据えている。よく見ると、血は出ていないけれど歪に右翼が折れ曲がって痛痛しかった。しかしそいつはこちらの哀憐など構わないと言う様で、微動だにせずじっと彼女を睨んだ。

 人間が何だ、クソ食らえ。
 
 眼が語る。強く、鋭く。それは闇黒のマントを纏った気高い騎士が、腕を失くしてもプライドを捨てず最期まで立つ様を彷彿させた。昔読んだ漫画に、そんな場面があった。
 
 退け、そこは俺の通る道だ。

「――うるさい、トリ」
 一瞥をくれてやると、ゆえは踵を返して歩き出した。
 あたしって鳥類に喩えると鴉になるのかなあ、と薄ら呆けた事を思い浮かべながら彼女は先を急ぐ。気味の悪い動物とくだらないやりとりを繰り広げるなんて、利得もなければ意味もない。寧ろ一瞬可哀相と思ってしまった自分が可哀相だ。

――あいつ……飛べないのかな。

 僅か気になったけれど、振り向きはしなかった。


 微風が凍えていた。
 露出された肌に突き刺さる冷気。目が乾いて痛い。傘をどこに向けても風は懐く様にしなって寄りつき体が震える。水溜りを踏みつけて、飛び跳ねた水滴に思わず悲鳴を上げそうになった――何? 温暖化はどうしたの?
 苛立つ心に逆らって、脚がうまく動いてくれない。
 漸く広場まで着いた時、温度は一層下がった気がした。

――えっ……!?

 傘が地面に滑り落ちて全身に滴が降り掛かる――けれど、声は言葉にならず撓んだ。
 広場の真ん中に男が立っている。
 雨に濡れても端正な顔を歪ませず、それでもどこか不機嫌そうに見える表情。切れ長の瞳が空を見上げ憂鬱を全て受け止めていた。
 写真の男――朝倉まなみの恋人がそこにいた。





――あなたの瞳に映ったものは、

――穢れた真っ黒なあたし。


an interlude【Dead Destiny to Die】


 雁字搦めにされた魂。
 生きた喜びを全て忘れて、犯した罪さえ贖えず。
 命をかけて愛した者の顔も思い出せない。
 輪郭さえ曖昧な魂よ、どうしておまえは嘆き続ける?


 彼は目覚めた――唐突に。
 闇の混濁から意識を取り戻してみれば、どういうわけか雨に降られていた。
 見上げた空に時間を見い出す事は出来ない。明けたばかりの仄暗さか、それともこれから沈みゆく逢魔が時か。まあどちらでもいい、考える事すら疎い。厚く視界を覆った灰色を苛立たしそうに見つめながら、軽く脚でリズムをとる。
 雨音が聴覚を刺激して、自然と気持ちが昂ぶった。
 全身に降り掛かる雫をさして気にする様子もなく、首だけで辺りを見渡す。霧がかった空間は薄く膜をはった様に揺らめいて、遠くの景色を微妙に歪める。ここは何処なんだろう、あの先に微か映るものはひどく頭を垂れた樹で、その真下で半分濡れずにすんでいるものはベンチ、樹の陰からひょっこり顔を出しているのは土鳩らしい。それらは解る、しかしこの場所を俺は……。
 途端、雷が鳴った。
 大地に轟く壮大な雷鳴の息吹に、樹の上を寝床にしていた鳥達が一斉に飛び立つ。下界を眺める神は機嫌を損ねて、その怒りが雲の間を流れてさらなる稲妻を呼んだ。

――「俺は……誰だ?」

 低くかすれた、僅か艶やかさを孕んだ声。
 口から吐き出された音は雨に紛れ散る。聞き覚えがあるようで、ない。
 振り返れば、記憶と言うものをどこかに置き忘れていた。重大な事なんだろう、けれどそれらが淡白に感じる。名前や思い出が何故か要らなくて、不規則に彩られた音楽が頭の中を占拠した。遠退いていく雷鳴と共に、違和感も薄れゆく。
 雨脚が強まる――心地好い。
 曖昧に降られるよりも、いっそ溺れる程濡れたほうが落ち着いた。彼は肩まで伸びた髪を鬱陶しそうに掻き揚げながら、地面を侵蝕する水溜りに目を向ける。水面は静寂を知らないのか、激しさを増した雫達に煽られて踊った。
「……何?」
 切れ長の瞳を細める。
 視界の先で水が奇妙に渦を巻き始めた――撓んだ水面に影が射し込む。初めはそれが何なのか解らなかった。細い、華奢な女の姿と認識出来た経緯は知れない。シルエットを明瞭にしたのは追撃ちをかけた雷である。
 それは、

――まな。

 朝倉まなみの影を掴んだ時、彼の中でそれは溢れた。
 言うなれば黒褐色の写真。忘れていた記憶を写した、鮮明に色の欠けた思い出。

――まなみ!

 取り戻した感情は全て彼女への愛情である。
 理解出来ないくらいの言葉が心に響く。ベッドの上で囁いた誘いの言葉は甘く、夕暮れの木漏れ日で告げた想いの証が重たかった。うまく抱き締められないやりきれなさに叫んだ、あの瞬間の涙を、拾い集める事が困難なそれらの渦を、纏め上げたたった一言。
「……っ」
 神夜楓は切なさを零した。


 どれだけの時間、佇んでいたのだろう。
 雫は緩やかに降り注ぎ、幾らか空は白んだ様に見える。しかし覆い被さった厚みは、遠く見渡してみても途切れる事はなかった。太陽の位置を掴めない、いつまでも降り止まない気配に、楓は一瞥をくれて一歩踏み出す。
 逢いたい、今すぐ。
 心を支配する感情はそれしかなかった。それしか要らない。駆け出したい衝動を抑えているものは、纏わりつく弦楽器の調べにも似た旋律。体がうまく動いてくれず、彼の苛立ちは募る。雨音が邪魔だ。むかついて、髪を掻き揚げる。
「――あなた、誰?」
 唐突に呼び止められ、けれど驚く事はなく、遅い動作で振り向いた。

――真っ白。

 瞳に映り込んだ彼女を見て、楓は思うよりも先に見蕩れる。

――まなみに似た香り。





――海へ堕ちゆくあたしは、きっと輝いている。

――もう逢えないけど、最期まで見ていて。


Fifth【because BE sings out of TUNE】


「――あなた、誰?」
 毒を吐いた。
 宵闇と見間違うほどの暗さに染められた雨の中、ばらばらに散った薔薇の如き痛みを篭めて、白石ゆえは感情を剥き出しにしている。
 精細さに欠けた音を響かせる行為そのものに嫌悪感すら抱いた。
 それでも男――神夜楓を睨む。
 どれだけぶっきらぼうに振る舞おうと、どれだけ人嫌いの仮面を被って生きてきたとしても、これが初めて塗った毒の言葉。
 詞に意味を見い出そうとするゆえにとってそれはヒトの領域に踏み込む事。
 周りの誰からも嫌われたくないから表面と裏面を隔てて生まれた人嫌いの性は、ほんとうの意味で人を嫌えない。嫌えば否応なしに覗く。覗けば覗かれる。
 自己矛盾の仕組は、そうやって彼女を縛ってきた。
 薔薇の花を自ら握り締めて、掌を滲ませる――今のゆえはそうやって楓に挑む。
「ねえ」
「……――」
 声が届いていないのか、彼は表情一つ変えずどこか遠くを見つめていた。
 その視線の先に白石ゆえという人間は映っていない。真黒の瞳に漂ったさらなる闇色は輝きを失って、大きく歪んだ漆黒のみが波打つ。
 感情の破片を探し出せなかった。哀憐も熱情も、宿る器をもたないように。
 憂鬱を侍らせた雫は止む様子もなく、心は時間と共に蝕まれていく。ひどく凍えた風が頬を撫ぜた。細やかな肌に爪が食い込み、肉をえぐる。
 灰色に侵蝕されて気持ちが傾いた。
 思考は限り無く下降して、ありもしない方向を目指す。

 朝倉まなみの恋人は生きていて、目の前で茫然と佇んでいる。

 ありえない、まなは嘘を吐かない。
 出逢って話した時間は瞬く程で、信頼関係とかそういうものを結ぶには短過ぎて、けれどゆえにとって瞳を交わした瞬間の熱は時の流れを凌駕した。まなみは嘘を吐かない、そう彼女は信じ込んでいる。
 まなみが今居なくなってしまったら。
 絶対に泣く。きっと苦しい。耐えられない。
 あの燃え上がった理解不能の想いは――やっぱり一目惚れ。
 だからありえない、この男は違う人なんだ。

 解っている。そんな事は解っていた。

 けれど、ゆえの心は歯止めがきかなくなっている。厭らしくてねじれた部分が前へ前へと押し寄せた。一度柵を越えた憤怒とも嫌悪ともつかない苛立ちは異常に膨れ上がって、彼女自身よくわからないほど、溢れ出す。
 蛆がわくほどに滔滔と、暗く暗く激しく、静かに。

――嫌。

 仮面を捨てて、楓を見据える。

――嫌なの、あなたは。

 生きているとか死んでいるとか、そんなものはどうでもよかった。
 写真と同じ端正な顔。背は低く華奢にも見える引き締まった体と、そこから伸びた異様に長い手足。細く高い鼻梁とシャープな頬が知性を感じさせ、纏う雰囲気は刺刺しくも他人を惹きつける魅力がある。
 哀愁を帯びた不機嫌な面、たたえるのは微笑、それとも冷笑か。
 正直かっこいい。湿った肩までの髪も艶やかだった。
 その全てが気にいらない、その全てが嫌だ。
「ねえって。聞いてる?」
 まなを哀しませるこの顔が、あたしを泣かせたこの男が、憎い。
 死んでしまえとも思う。
 やめて――ゆえに内在する一面が訴える。制御出来ない心はそれまで片隅にある事すら憚った言葉達を連ね、そして沁み込ませた。
 真っ黒な内側が、もっとどす黒くなる。夜闇にも溶け込んでしまいそうなほど、闇黒面は何度も何度も黒で塗り潰された。行き先も見失って、黒く黒く……。


 ほんとのあたしは醜いの。
 綺麗じゃない、誰よりも卑怯で誰よりも暗くて。
 でも。
 でも、だから、真っ白なあなたに惹かれたんだよ。
 まな――。


 ありったけの毒を含んで吐き出せば、少しは薄まるかな。荒れ狂ったこのどうしようもない波は落ち着くのかな、そう願うように言い聞かせた。
 ずっと霧雨を浴び続けたせいか、軽く眩暈を感じる。むきになって、ぼやけてきた視界も無視して口を震わせた。そんなわけない、って。
「もう――」
「君はまなの何だ」
 低く甘い囁きがよぎった。
 宙に舞った響きはまだ尾を残して彷徨う。聞くだけで背すじにぞくっと、痺れの様な感覚に襲われた。ゆえとは全く違う、それでも奏でられるだけで耳を澄まさずにはいられない不思議な声の音色。思わず身じろぐ。
「あたしは」
 突如投げ掛けられた冷徹さに揺らいだ。怒涛の如く押し寄せていた熱情も一気に冷める。
 あたしはまなの何だろう。一瞬悩んでしまう。
 ゆえはまなみが好きだった。だけどまなみの気持ちなんて解らない。優しくしてくれたけれど、ほんとうはどうなんだろうと思考が廻る。廻って、悩んだのはほんの一瞬で、
「友達……」
「おともだち」
 聞き慣れないな、そんな風に言い放つ。
「た――大切な友達!」
 叫んでいた。
 周囲の騒がしさに邪魔されないくらい強く、自分でも驚くほどに。
「大切な友達」
 楓は反芻する。
 ゆえの言葉に篭められた気持ちを察して微笑む。表情は変わらなかったが、それでも確かに彼は微笑った。
 不器用で自分を責める、真っ黒だと思い込んだ、可哀相な優しい少女。
 楓は己の内に抱え込んだ闇を昇華しようとしたが、心の膿は思ったより深かった。内に溜まったはちきれそうな詞の奔流に、一言紡ぐのも躊躇う。なるべく優しくしよう、まなみのように、まなみを好きなこの子のために、そう願ったが――。
 叶わない。
 意思を喰われた。闇の色に、犯される。
「君に……」
 細くそれでいてしっかりした楓の腕が、ゆえの二の腕を鷲掴みにした。
「えっ――」
「まなはわたさない」
 触れられた刹那、開けた意識のうねり。溢れるじゃすまされない言葉の群れが、ゆえの内側に這入りこんできた。


 まなが望んだから、俺は帰ってきた。
 まなが俺を欲している。
 彼女が俺を呼んでいる。
 誰にも彼女をわたさない。

 俺はまなを愛しているから。


「――殺してでも、俺は彼女を連れていくよ」
 風も、雨も、雲達ですら楓の言葉に凍ってしまう。絶え間なく襲い掛かる歪められた想いと腕から零れた朱に絶叫も許されず、ゆえは遠退いた視界の先をぼんやり眺めた。
 彼が涙を流すそのわけを、ゆえは知りたかった。





――瞼を閉じて見えたあの頃の思い出、

――あたしは何も知らずに笑ってた。


Sixth【the CAWING of A Crow】


 ゆえと言う意識が曖昧なものに崩れていく間際、楓は泣いていた。
 その瞳から零れ落ちた透明は、降り掛かる雨とは混じり合わず、純潔を守って地面に吸い込まれる。鮮やかに映えた無色に、血の赤が注がれ穢れた。ゆえの腕から滲んだ真紅はその存在を知らしめるかの様に漏れて、あてもなく彷徨う。
 絶える事のない霧雨の静かな旋律に掻き消されたのか、ゆえの叫び声は小さく嗚咽に変わった。押しては返す心の言葉が胸につかえる。耳につく雑音が疎ましく、感覚が薄れて現実味を欠いた。ただ、光景の中に取り残された体は冷えて、肌の痙攣がなぜかくすぐったい。
 溢れたのは神夜楓と朝倉まなみの思い出、温かな微熱。
 それがひどく虚しいものに思えた。
 もう戻らない過去の残像は美しく、脆かった。
 薄れゆく映像は不明瞭に輝いて、周囲の景色も鉛のカーテンに覆われ見えない。視界の中心で涙する楓の真意を読み取れないまま、しかしまなみを想う気持ちだけは重く強く圧し掛かる。「意味」は解らないけれど、何となく彼の涙は綺麗だった。そんなどうでもいい事だけが頭を過ぎって、とうとう全てが消えていこうとした時、微かに聞こえた声。
「――ぇ」
 やけに遠くから響いた音色は、聞き覚えのある温もり。
「ゆえ!」
 ああ、来てくれた。
 ああ、またゆえって呼んでくれた。
 幻聴でもいいと願った彼女は、安堵して睡る――。


――あたたかい。

 真っ白なベッドの上で白石ゆえは目覚めた。
 なだらかな温もりに抱き締められて、体が起き上がる事を拒んでいる。考えるのも億劫で、開いた視界がすぐ閉じようとした。ぼやけた意識の境目に見慣れない振子時計が掛けられていて、カチカチと言う音が騒がしい。心地好さを途切れ途切れにされて、ゆえは不機嫌そうに寝返りをうった。まったく、煩い。

――あたし、何してたんだろう……。

 記憶を辿る。
 夢を見ていた気もする。友達のできる物語だ。夢の中のゆえは誰にも心を隠す事なく、両手を伸ばして痛みを受け入れられるほど強かった。儚い理想、いつの間にか潰えてしまった自分の姿を幻想に求めたのか。自嘲するように笑って、根本的に何一つ思い出していない事を莫迦らしく思う。ここは何処だろう、と仕方なく上半身を起こした。
 樹造の棚に横たえられた写真立てを映して、漸くここが朝倉まなみの部屋だと解る。シーツから香るにおいに心が埋まって、よけい動き出そうとしなくなった。怖れすら感じた優しさも何故か慣れている。慈愛を孕んだ空気に泣きたくなったけれど。
 どういう経緯でここに居るのか、それよりも先に温かさがある。
「……まだ、雨降ってるんだ」
 霞む目をこすって、耳障りな音に気をとられた。
 窓の向こう側は、まるで時間と言う概念を切り取ったかの様に色を変えず、時として見えないほど街を覆い、また激しく窓を打ちつける。灰色の世界から舞い降りる雫達は何を思って地面に飲み込まれていくのだろう、風は風で彼等の隙間を縫って泳ぐ。眠りまで忘れて働く自然はどういうわけか寂しい様に見えた。
 遠くで雷が鳴る――二度三度、雷鳴が響く。
 ゆえは落としていた記憶の破片を拾おうとして、次の瞬間また落とした。
「――あ、起きてる」
 ちょうど、まなみが服の袖を濡らして帰ってきたところである。
「ねえ、あれ、何」
 そのか細い腕に重たそうな買い物袋を抱える彼女に、ゆえは目を向けず訊く。
 扉の開け放たれた鳥籠に巣食う影、漆黒の翼。痩せた躰を精一杯伸ばして、威嚇しているのか背伸びしているのか、おそらく欠伸でもしているのだろう。右肩を下ろしたまま毅然極まりない態度で佇むそいつは、間違うはずもなくあの時の鴉だ。闇色の瞳がじろりとゆえを見据えている。そうだ、確かに遇った。
 唖然とする、と言うよりは無性に苛立つ。
「何って……たぶん鴉だと思うけど」
「そういう事じゃないって」
 小首を傾げるまなみに悪意はなさそう。
「どうしてこいつがここに居るの?」
「だって、ゆえの傍から離れなかったんだもん。幾ら呼び掛けても起きないからかな、何度も脚で頭を小突いてたけど……」
 いまいち言っている事の意味を理解出来なかった。一先ず頭を撫でてみると、少し痛い様な気もする。鴉はそんなゆえを見て、何を思ったか肩を揺らした。
「起きないって……あたし、どこで寝てた?」
「あの広場。覚えてない?」
 問い掛けられて、濁っていた情景が浮かび上がる。


 神夜楓の事を思い出した。瞳から零れた涙と、流れ込んできた想いを。

――あいつ……。

 ふいに左腕が痛んだ。
 自らの爪でつけた傷なのか、鷲掴みにされた時ついた傷なのかははっきりとしない。それでも赤く滲んだ血の痕はあの場面が夢ではなかったという証、ふわふわと浮き足立った記憶を信じるなら、男はゆえの目の前に存在していた――そう思考が廻って、彼女はそれらの出来事をまなみには話さないでおこうと誓った。
 ほんとうか嘘かよりも、ゆえはまなみの哀しむ顔をもう見たくないから。
 涙は刺激が強過ぎる。

「殺してでも、俺は彼女を連れていくよ」

――あたしはまだ生きている。



「あそこで何してたの?」
「何って、何が」
 木目柄のカーペットに腰を下ろして、ほろ苦い珈琲に口をつける。二十四時間、その時間があたえたこの味の懐かしさに感謝した。もう自販機でまずいやつは飲めないな、喉を通る熱に何度目かの同じ言葉を呟く。スプーンで掻き回すと、軽く渦をまいて波打った。
「……心配した?」
「雨の中倒れてたんだよ」
「そっか」
 何気なく聞いて、真剣な表情で返すまなみに思わず微笑ってしまう。あなたは真正面から覗いてくれるんだね、あたしのこと。幾らか眉を寄せる彼女に、ゆえは掌を振って見せる。ぜんぜんだいじょうぶだよ――嘘を吐いた。
「たぶん……風邪。頭ぼうっとするし」
「嘘!? あ、待って、お薬持ってくるから」
 しまった、間違えたかな。
 一目散に駆け出していくその慌てぶりに、知らない内に苦笑い。カップを揺らして、ぐぐっと飲み干した。一滴も残したくない、たくさん言いたい事があったけれど、それも一緒くたにして呑んだ。だって、幸せなんだからいいでしょ?
「はぁ」
 溜め息を掴むように、鴉が可笑しそうに鳴く。
「……あんたさぁ、あたしの頭蹴ったってね。トリのくせに」
 鳥籠の中にいる、黒い鳥。気味の悪い動物などではなく、見れば瞳のよく透き通った精悍な顔つきをしている。ゆえの悪態に澄まして気取り、首をひねって彼女を眺めた。やはり翼を垂らした容姿は、闇黒のマントを羽織った騎士の様。プライドなんてものは姫君の前ではいらないよ、と嘯く。
「トリのくせに、バカみたい」
 ありがとうと言えないゆえは、意味を言葉にのせて届ける。
 鴉は詞が解るわけもないのに、気恥ずかしそうに首を傾げた。
 嬉しいのか迷惑なのか、一声鳴いて――。





――あなたのぬくもりだけをのこして、

――思い出すら崩れていった。


Seventh【SMILE in a gloomy FEELings】


 窓の傍から遠くの景色を眺めた。
 蜃気楼の様に映る街の姿。霧がかった建造物は揺らめいて、果てしなく続く様相が現実とずれて見える。時折鳴り響く雷は鉛の間を一閃して、闇黒の空に亀裂を生んだ。
 待ち続けても降り止もうとはしない雨、神様は不機嫌らしい。
 亜透明の硝子にはりついた雫をゆえは人差し指でなぞった。洗いたての食器を触ったみたいにキュキュと鳴って、指先に絡む冷たさが心地好く、執拗に遊ぶ。
 何度か繰り返しているうち、天から大音響の稲妻がそれ程離れていないところに舞い降りた。激しい振動に揺さ振られた心は、一瞬閃光が焼きついて眩暈すら起こす。
 溜め息を吐く。漏れた吐息が部屋を漂って、温かさに馴染んでいった。
「嫌だなぁ、雨……」
 太陽は暗天の中に閉じ篭ったまま、じめじめと空気は澱んでいる。宵闇と夕暮れの静けさは境界線をもたず、いつ夜の帳が下りようとも気づけない灰色の闇。
 ゆえはむかついて鳥籠を叩いた。太陽、仕事サボるな。
 やつあたりを被った漆黒の翼は、抗議の鳴き声を上げる。
「……何?」
 細く尖った闇色の躰を見据えて、彼女はもう一度軽く小突いた。
 ぐきぃ、と何だか形容し難い不満を漏らす。透き通った黒の瞳に照らし出されたゆえの表情は、意地悪そうに微笑っていた。
 はっと我に返る。唇を真一文字に結んだ。
 何やってんだ、あたし……。
「ゆーえ、鴉くん苛めないのよ」
 髪を掻き毟るゆえに、穏やかな口調で諭す様に言う。
「はいはい」
 言いつつ睨み合う一人と一匹を視界に捉えて、まなみは珈琲に口をつけたまま、
「もう……」

 微笑んだ。


――あたしは逃げ出した。

 優しさの裏に潜んだ哀しみが怖かったから。
 まなの笑顔を怖いと思ってしまったから。
 今、目の前で微笑うあなたは、何を考えているの?

 あなたはあたしをどう思っているの?


 なぜか、ゆるやかな雰囲気の中で、ゆえは波打っていた。
 荒荒しく、感情が隆起している。
 逢いたかったはずだ。だからここへ来た。
 自分自身でがんじがらめにしてしまった心を、いとも簡単に解いてしまったまなみを求めて――雨の中を彷徨ったのだから。
 神夜楓という存在。流れ込んできた彼の想いが邪魔をする。
 その哀しみや喜びは、まなみのもつ哀しみや喜び。喪失の概念を味わった事のないゆえにとって、あまりにも大き過ぎる心の闇。
 彼女がこれまで避けてきた、痛み。

 まなみは微笑を絶やさない。
 目が眩むほどの真っ白な笑顔。出逢った瞬間やられた微熱。

 だから、怖いんだ。真意が知れなくて。闇の先が見えなくて。

――あなたはあたしを覗くのに、あたしはあなたを覗けない。


「――ごめん」
 思わず、言葉が溢れてしまった。
 慌てて口を塞ぐけど、恐る恐る見上げたまなみの表情はやはり曇っている。手に持っていたカップがテーブルに置かれて、そのコツという音が何だか響いた。
 ゆえは抑えようと頑張ったけれど、いつもよりは頑張ったけど、無理だった。
 ううん、ごめん、何でもないよ。そうやって「今」を守りたいのに。
「ごめん」
 唇が震える。くすんだ感情をどうにも止められない。
「あの時、逃げ出して……ごめん」
 俯いたまま反応を待った。
 振子時計の音色が気になる。鳥籠の中の鴉は羽ばたくのも毛繕うのも止めて、事の成り行きを静かに見守った。透き通った瞳に映った空気は温かいままだ。
 優しい思い出に包まれた部屋は、何も知らない顔で手を差し伸べない。
「……ゆえが謝ることじゃないよ」
 ぽつり、逃してしまいそうな微かな言葉。
「嬉しかったんだよ、あなたがうちに来てくれて」
「えっ――」

――どうして、微笑いながら、涙を流せるの?

「あの場所はね」
 まなみの瞳から頬をつたった一雫は、そのまま彼女の手の甲に沈んでいく。
 意識がその存在を認めた瞬間、ゆえは楓の涙を思い出した。純度を保った至極綺麗な無色は、今目の前で消えたそれと重なる。
 鮮やかな色彩のどれよりも背景に映えた真透明の結晶。
 見惚れてしまう。
 何故か、恍惚と。
 気づけばまなみの手には写真立てがあった。少し埃の被ったつづれ織り、思い出の残像を嘲笑うためにそれはあるのか。そうだとしても、彼女にとっては大切なもの。
「私が恋人とはじめて逢った、思い出の場所なの」
 そう言って写真を手渡される。二度目だったけれど、あらためて見ると神夜楓という男は不器用な微笑を浮かべて、まなみの肩に手を掛けていた。
 すごく嬉しそう。すごく幸せそう。
 現像の中だけでも、彼が優しそうだと思った。
 何かつらかった。
「あそこでね、彼はいっつも歌ってた……」


 楓が歌うとね、太陽はその輝きを増したんだよ。
 樹は微風に揺られてね、楽しそうに聴き入ってた。
 鳥達も、たまたま通りかかった人達も、みんなみんな。
 私も、はじめて逢った日から毎日聴いたけど、飽きなかった。
 歌手は目指してなかったんだ、彼。
 お金のためじゃないんだって。
 ひとりでもいいから聴いてくれればそれでいいって。
 私に聴いてもらえればそれでいいって。
 そう――言ってくれたのに。

 約束してくれたのに。

 雨の日、楓、死んじゃった……。
 私に何も言わないで、
 ひとりでどこか行っちゃった。


「ごめんね、ごめんね……」
 ゆえは途中から聞くのを諦めていた。
 何も着飾っていない言葉は、痛過ぎる。つらすぎる。哀しすぎる。
 やめて、もうやめて、そんな事は言えない。
 自分を抱き締めて泣きじゃくるまなみを、ひとかけらも癒す事はできないけれど。
 それでも震える両腕で、まなみを抱き締めた。
 知らないうちに、ゆえの頬を冷たさがつたった。





――せつなくて。

――せつなすぎて。


Eighth【word of force】


 狂ったのは雨の日だった。
 果てしなく続くと思っていた――勘違いしていた愛しさが潰えてしまったのは、霧のような空の滴がそそぐ、薄暗がりの瞬間である。傘をさすと視界は塞がって、それは相手側も同じ立場ではあるけれど、一つ違ったのは恋人同士になって初めて喧嘩したという事。
 契機は些細な、些細なすれ違いだ。
 不器用な神夜楓は素直な気持ちを言葉にできなかった。
 ありがとう。好きだよ。そんな単純な言葉も極端に怖かったから。
 自分に自信がなかったわけじゃない。だが愛されている自信があったと言えば嘘になる。どこまで好きでいていいんだろう、どうしたら嫌われないですむのだろう。どうしようもないほど不器用だったから、どうしようもないほど彼女を好きだったから、怖かった。
 朝倉まなみ。真っ白な女の子。黒く澱んだ心をあっという間に綺麗にしてくれた、ほんとうに白く美しいひと。離したくはない。できればずっと一緒に居たい。だから、嫌われたくなかった。もがいてもがいて、気づけば素直になれなくなっていた。
『あなたは私のことほんとうに好きなの!?』
 結局傷つけてしまった、と楓は嘲る。
 電話越しの彼女の科白は、夢の中でさえ言われたことのないもので、何も言い返せなかった。言われて、ああそうなんだ、と思ったくらいだ。伝えきれていなかったのは俺のほうか、なんて少し冷静を気取ってみたりする。振り返ると想いは胸に溜めたまま、吐き出していなかったらしい。いつか偉そうに語った、感情は言葉にしなければ無いのと同じだって。『無かった』のは楓のほうだった。
 降り止まない雨、いつもは好む湿っぽさが鬱陶しい。絡みつく冷たさに立ち止まってしまいそう。それでも彼は自分に言い聞かせて前へ進む。
 まなみは電話を切る時、一言『好き』と漏らした。言葉は重い。たった一つの言葉に籠められた想いがおおくて、重かった。なぜ素直になれなかった、なぜこんなにも感情を紡げないでいたんだ。楓は受話器を置いたあと、自問自答を繰り返しながら家を飛び出した――外はあいにくの雨模様で、ひどく神様を恨んだ。
 まだ、だいじょうぶ。今なら素直になれる。
 戻れると思う。いつものように彼女は微笑いかけてくれると信じた。
 何て言おうか、何て謝ろうか。言い訳にしかならないのを承知で、それでも言わないわけにはいかないであろうそれを、言葉にしてしまうとつまらないもののように思えて、胸に仕舞う。素直になるって誓ったばかりだろ。あまりの莫迦さかげんに嘲笑った。
 逢えばいい。逢って一言『愛してる』と言えば、それでいい。
 何も飾らなくたって、きっと届く。
 踏み出した脚が白線を越えた。横断歩道か。


 目の前に迫った車がひどく大きく見えて、驚いた。


 痛い。死ぬほど――痛い。
 痛かったんだ、たぶん。けれどそんなものすぐに無くなった。
 最期に思い描いたものはやっぱりまなみの笑顔で、それがとびきり可愛くて、ほんとうにほんとうに可愛くて、世界一の微笑みで、大切なもので、

 嫌だ。

 もう逢えなくなるのは、嫌だ。
 嫌なのに――。


 狂ったのは雨の日だった。
 愛しさだけがこびりついて離れない、運命の日。
 真っ白になった視界の先に、彼女を見た。



 ヒトの涙は綺麗だと思う。
 どんな色よりも控え目で、それでいてあらゆるものに映える透明の雫。泡沫のように、この世界に滲み出ては薄れていく。その繊細な結晶に籠められた感情はおよそ胸に抱えきれなかった、大きすぎるもの。哀しみ、喜び、切なさ、決して理解できない想いだってそこには眠っている。涙は小さいけれど、その意味は大きい。
 まなみの瞳から溢れてはゆえの胸元を濡らしていく涙。抱きつかれて触れた肌は、違和感があるほどに温かかった。
 ヒトのぬくもり。ぬくもりなのに、なんだか冷たい。
 楓に腕を掴まれた時直接流れ込んできたもの、それとは少し違う切なさは、高鳴る心臓を鷲掴みにされたような息苦しさを伴う。あの時は彼の言葉がそのまま強引に這入りこんできたけれど、今ゆえが感じる言葉は優しかった。受け取らずにはいられない儚さを纏った言葉、ちゃんとしたかたちにはなっていない。それでも、意味は届く。

 あなたが居なくて哀しい、寂しい。逢いたい。今すぐ逢いたい。できるなら全て忘れてしまいたい、でも忘れられないよ、存在が大きすぎるよ、たすけてよ。

 自分にもたれかかって泣き続けるまなみを、ゆえはか細いと思った。体じゃない。大切なものを失ってしまったその心は隙間だらけで、いつ壊れてもおかしくはないくらい弱ってしまっている。細くて、脆い。
 唐突にゆえは自身を呪う。何も知らずに甘えようとしていた自分を。
 でも、何故?
 ほんとに手を差し伸べてほしかったのは彼女のほうで、崩壊しかけているのに。楓という水をなくして、枯れようとしているのに。どうして――。
 どうして微笑っていられたの?

 まなみの涙に見惚れた時、気づいた。

 まなみは――全てを背負った。どうにもならない哀しみを抱え込んで、それでも前を向いて歩こうと。幸せだった日々の思い出も、彼を失ったつらさも、心に負った闇に微笑んで一緒に歩いていくことを選んだ。そうやって、乗り越えた……。
『あなたが愛してくれた私を大切にしたい』

――あたしなんて、我が儘なだけだ。

 傷つきたくないから、他人を傷つけたくないから、誰も傷つかないように殻に閉じ籠ってほんとうの自分を隠して、人嫌いなふりをして、甘ったれていただけ。そうやって弱い弱い自分を見せないようにしていた。矛盾の檻に自ら入って、鍵をかけて。
 
 まなみへの愛しさは変わらない。

――あたしもまなのようになりたい……。

 願うだけの日々から脱け出したい。ただ、切なすぎたこの時間を、どうにか――。


「――あたし、歌うよ」
「ゆえ……?」
 抱き締める腕に力を込めた。冷たいと思った肌は、やっぱり想像したとおり温かい。
「その人のために、まなのために、歌うから」
 鴉が鳴いた。
「あんたのためにも歌ってあげるから」
 それから――自分のために。


――窓の向こうに見えた大切なもの、手を伸ばしても、届かない。

 あたしも、あなたも、皆が求めてるもの。

――どうしてあたしに翼はないの。今すぐにでも羽ばたきたい。

 あたしが天使だったら、まなを幸せにできるのに。

――この一言だったら届くのかな。あなたにも響くかな。

 すこしでもいい。力になってあげたい。

――大好きって気持ち、響くかな。

 あたしは変わる。強くなる。

――『愛してる』


 小さく拍手が聞こえた。
「……ありがと――」
 半泣き半笑いの顔で紡ごうとした刹那、

 じゃあな。俺は行くぜ――。

 鳥籠から飛び出した鴉が、窓硝子を突き破って闇黒の空に舞い上がった。
 両の翼を優雅にひろげて、薄闇を切り裂いていく。
 ゆえとまなみは、目を合わせて――二人して笑った。





――せつなさの海はあたしをのみこんで、

――最期の輝きすら闇にとけた。


Ninth【A FLORAL DESIGN】


 思い出の残像が霞む広場。
 闇を掻き分けて泳ぐ一羽の鴉を見送って、楓は溜め息を零した。
 頬には一閃の血の痕が通って、しかし飛び立ってしまった彼を見つめたまま微動だにしない。もう痛みなど感じなくなった躰は麻酔でもかけてあるように、指先を動かす事すら億劫である。最期の希望とは言えないけれど、その「光」ももう潰えた今、その躰を包むのは追い風であるはずなのに――意識も混濁として「闇」も鈍かった。
 冷たさを纏ったあいつは、あとどれくらい羽ばたいていられるだろうか。ふいにどうでもいい事を考えてみる。
 純粋に触れすぎた鴉はもう――。
 視界の中で闇色の翼が周囲の夜にまぎれていく様をそのままに、楓は瞳を閉じて些か不機嫌そうに両腕をひろげた。降り注ぐ雨粒を受け入れて、虚ろな心を満たしているように見える。仄暗い闇のひろがる心を、憂鬱が埋め尽くしていった。
 離れた光もどこかへ羽ばたいていって、もう二度と戻ってはこないだろう。
 何もかもが潰えていく。感覚が、感情が、思い出さえも。
 涙が頬をつたう。

 愛する者を想う気持ちが消えていく――哀しい。

 死んでしまう前に伝えたかった素直な言葉も、付き合い始めてから最期の日まで重ねたおおくの温もりも、非力な彼がもっていた僅かな強さも、朝倉まなみという女性から受け取った数えきれないほどの愛情も、繰り返し繰り返し悩み連ねた痛みも、全てが神夜楓という器から溢れて、消える。
 愛を忘れてしまう。積み重ねていたものが、『無い』ものへと変わってしまう。

 虚しい。哀しい。寂しい。やがてそれすらも泡になって、楓はこの世界から去る。
 こんなにもまなみを愛しているというのに――。

 楓は闇を見据えた。

 残酷な神様、どうか最期のチャンスをください。
 優しすぎる彼女の心に、俺への愛情と思い出、
 そして――迷いがあるうちに。


 夜闇が退いて朝陽が昇る。
 遠くから響く雨の調べ。どうやら降り止む様子はない。


 微かに物音がして、ゆえは瞼を開いた。
 薄らぼけた視界に映った割れたままの窓硝子は、雨をしのげるようゴミ袋を貼って適当に直されている。隣には再び宿る翼を失った鳥籠が、淋しそうに吊るされていた。あの鴉はほんとうにここに居たのだろうか――彼女にとってはどうでもいい事で、しかし空っぽのそれを見つめていると無性に虚しい。
 寝起きで意識が揺らぐ。何か、色色な事があった。不安になるほど心の澱みが取り払われてしまって、神夜楓と遇った事さえ夢幻のような気がする。苛立たしさだけを募らせた雨音が心地好く耳にはいって、知らないうちにリズムをとってしまう。
 今なら自分自身も綺麗と言える言葉を――歌にできる。そう思った。
 好きだよ、とか。
 ありがとう、とか。
「……あ、起こしちゃった?」
 声のしたほうを振り向くと、まなみが幾らか慌てた様子で立っていた。昨日ベッドでゆえと一緒に眠った時とは違う服装をして、右手には白い帽子を持っている。
「ううん、ふつうに起きた」
 髪を掻き揚げた。絡まって少し痛い。
「眠たかったら寝てていいよ、まだお昼になってないし」
 寝癖と悪戦苦闘するゆえを微笑んで見つめながら彼女は言う。ベッドの上を仰ぎ見ると、振子時計は十一時を知らせた。
「もう昼じゃん」
 苦笑いして上半身を起こす。
「どこか行ってた?」
「んー……ちょっと」
 む、と口を結ぶゆえに、まなみは楽しそうにまた微笑った。ほんとうに、彼女の微笑は喩えるなら「真っ白」だ。けれど――初めて見たその笑顔とは印象が違っている。やわらかくて優しい、そして力強い表情。眺めるだけで心が安らぐ。
 素直に素敵と思える自分が嬉しい。
「いいけどさぁ……」
「ゆえさ、お買い物行かない?」
「うん……? いいよ」
「玄関の外で待ってるから、用意できたら来てね!」
「う、うん」
 よくわからないゆえは首を傾げて、まなみが出て行くのを見届けてから起き上がった。体に纏わりつく気怠さも暫くすると落ち着く。
 洗面台に立って蛇口をひねる。正面の鏡に映し出された彼女の顔は、普段と何一つ変わらない見慣れたものであった。緩んで丸みを帯びた表情に、いつもの癖で偽りの仮面を被る。不機嫌面の仮面、可愛くない――両手で水をすくって浴びせた。零れて排水溝へ流れていくその中に、好きでもない仮面も一緒にして投げ込む。タオルで顔を拭いて、鏡に向かって笑いかけている自分のまぬけ面を可笑しく思った。
 出て行こうとして、棚の上に置かれた写真立てに目を遣る。埃がきちんと取り払われていて、もう寝かされていない。
 一瞥して、部屋を出た。
「はいっ」
 突然それを手渡される。
「……これ」
「さっきね、花屋さんに行ってたの」
 それは細くて今にも折れてしまいそうな一輪の花だった。傾げた首の先にある花片はうすい紅色、繊細なつくりがゆえの掌で鮮やかに色づいている。
「あたしのために……?」
「私の大好きな花だから――大切なひとにあげようって思ってたの」
 結局あげられなかったけど。
「だからもらってくれると嬉しいな」
「あたしでいいの?」
 聞き返してしまう。
「ゆえにもらってほしい」
 泣きそうになった。恥しくなって俯く。唇が震えて、一言搾り出すのも必死だ。

――「……ありがとう」

 言えた。
「一緒に、花瓶選びに行こう」
「うん」
 
 宝物を胸に抱えて、雨の降る道を二人で歩き始める。まなみの差した傘にはいって、霧雨を浴びる音に揺られながら。瞳から滴った大きな一粒が、淡紅色の花片を濡らした。

 なぜ、こんなにも心が騒ぐんだろう。
 まなからもらったプレゼントは小さくてすぐにでも壊れてしまいそうで、それは嫌だったからそっと包んでいた。なんだかとても温かい。
 傘の中ってこんなにもせまかったかな。隣を並んで歩く彼女との距離が、ほんの少ししかなくて、たまにぶつかる肌のぬくもりに癒される。時々鉛色の空から降りそそぐ雨に触れてそれはとてもつめたかったけれど、でも、心地好かった。
 この花の名前は何て言うんだろう。
 聞けばわかるけど――やめた。
 花瓶を買ったら、あたしの部屋の、ベッドの隣に飾ろう。いつも水は綺麗なままで、朝目覚めたら一番に声をかけたい。
 おはよう、まな、って。

 横断歩道の前で止まった。
「まな?」
 見ると、信号はまだ青だ。霧が覆った視界はまるで蜃気楼の様に靡いて、現実と夢の境界線がそこにある。音は雨の旋律しか聴こえない。まなみはその蜃気楼を見つめたまま、一歩を踏み出そうとしなかった。
「どうしたの――」
 視線の先には、灰色の闇にまぎれて佇む男の姿が映っている。
 切れ長の瞳、端正な顔の男――。
 じっと、まなみにそそがれた瞳の色はうすく、透き通っても澱んでもいなかった。
「楓」
 まなみは駆け出した。夢幻の境界線へ向かって。
「――楓!」
「だめ!!」
 響いた音色は壊れた不協和音。

 真っ白な少女は宙を舞う。
 その表情は、やはり美しいままだった。

『――殺してでも、俺は彼女を連れていくよ』

「ま――!」
 轢ね飛ばされたまなみに手を伸ばした瞬間、

 目の前まで迫った車がひどく大きく見えて、怖かった。

 二人の可憐な少女とともに、淡紅色の花がふわりと湿った地面に落ちる。
 水溜りは紅色に染まった――。


「おはよう、マナ」
「おはよう、ユエ」
 窓の外はいつまでも神様の機嫌を表した姿のまま、さぁさぁと止む気配のない雨が視界を覆っている。緩やかに流れる鉛色の空は時折その隙間の晴れ渡った一面を覗かせて、しかしやはり刹那の温かさだった。哀しい色に染まった遠くの景色も、何もかもが曖昧に揺らめいて時間の概念すら遠ざかる。奏でられる旋律は変わる事のない憂鬱の調べ、全ては古びた屋敷のこの部屋からしか眺める事の出来ない夢幻の姿。
 肩まで伸びた透き通る程の金の髪を掻き揚げながら、少女の人形は言った。誰も居ないこの部屋で、応えられる者など在るはずもなく、しかし応えはすぐ隣に置かれた花瓶から返ってくる。水がなみなみと注がれた中に浸かる淡紅色の花片は、首を垂らしたまま静かな声をしていた。ユエと呼ばれた人形は脚を揺らして、無表情を気取る。
 ユエは花瓶とは反対隣に置かれていた写真立てを持ち上げて、ベッドの上に飾られた振子時計にぶつけた。硝子が飛び散って、けれど音はなく、床に透明色の模様を生み出す。
「どうしたの?」
「時間なんて、いらない」
「ここはどこ?」
「ううん、知らない」
 ユエはマナを見上げて、口元を少しだけ綻ばせた。
「ずっとあたしと一緒に居よう。あなたは大切な友達だから」
 マナは何も言わず、嬉しそうに微笑うだけだった。
 哀しみは優しく部屋を包み込んでいる。





――闇の中は暗くて怖い。

――あなたへの愛が、あたしの掌を灯していた。


Tenth【for LOVE】


 世界が幕を閉じようとしていた。
 ゆえという名のヒトが生み出してしまった精神の牢獄が、崩れてゆく。終幕に伴い屋敷は塞き止められていた時間を取り戻して、砂時計を返したが如く急速に、刻一刻と全てが終幕へ向かう。屋敷に絡みついた草木は枯れてゆき、雷鳴はその鋭さを増して暗雲を駆ける――何より、ユエと呼ばれた入れ物は姿を無くして、マナと呼ばれた淡紅色の花片は風にまぎれて消えた。
 闇は深くなる。それはヒトの心に巣食う闇。ゆえの抱えた孤独。まなみの抱えた喪失。他人を拒絶することで自分を守ってきた、その虚無。楓を背負うことで生きようとしたつらさ、切なさ、哀しみ。ない交ぜになった数えきれないほどの感情が、この世界の空という模様を彩っている。奏でられる雷鳴は憤怒の連鎖、降り続く雨は寂寞の涙、深く深く傷ついた二人の心を映した巨大な空鏡は今荒れ狂っていた。
 雨の日、楓は死んだ――雨とは憂鬱の結晶で、哀しみを紡ぐ弦楽器である。
 この世界は叫ぶ。抱えきれない感情の隆起を、抑えられない憎しみを。
 この世界は歌う。ゆえの、まなみにそそぐ執着を。
 けれどそれは、かりそめの夢幻。

 ヒトの心は、生きているから在るもの。
 死んでしまった躰は心を――魂を宿さない。

 離れたくないという願いに呼応した世界は、終わろうとしている。ゆえとまなみの、現実世界の肉体に死神が降り立って、その鋭利な鎌を振り下ろそうと構えていた。生命の息吹がその微かな風を失くしたなら、辿り着くのは存在の終幕でしかない。

 思い出とは、生きている者のすがる過去。
 死者にそれは要らない。

「――俺は」
 崩壊してゆく世界を見下ろして、楓は薄れてゆく記憶をどうにか食い止めようともがいていた。もう、おおくの記憶は無くなっている。自分という存在が無くなってゆく、死に蝕まれてあらゆるものが消えた。まなみへの愛情も、どうにかすれば理解出来なくなってしまう――哀しい。哀しいと思う心も、既に薄れている。
「どこで、間違えたのだろう」
 わからなくなっていた。

 わかっていたはずなのに。
 彼女を幸せにしてあげられるのが、自分じゃないことくらい――。
 なぜ、俺はまなみを愛したのだろう。
 なぜ、俺はまなみを連れていこうとしたのだろう。

 なぜ、俺はこんなにも悔やんでいるのだろう――。

 無くなりかけていた哀しみが、胸に溢れていた。愛したことを否定する、自分の生きていた時間を否定する、自分自身を否定する。哀しい、けれどこの哀しいというものが何であるのかまでは、わからなかった。
 
 誰よりもまなみを守りたいと願った。
 誰よりもまなみを愛していた。
 ああ、それなのに――。
 その思い出は無くなった。

 雨が突き刺さる。闇黒の空から降る雫達は、最期の仕事を果たそうとしていた。
 異物――楓を追い払おうと。
 終幕のその瞬間まで、この世界に在っていいものはまなみとゆえの心だけなのだから。

『あなたは嫌い』
 世界が叫ぶ。
『あなたはまなを奪おうとする』
 楓はじっと、その詞を聴いている。
『でも――あたしは、どうしても憎めない』
 はっとして、闇を仰いだ。憎めない? なぜ?
『彼女を愛する気持ちは、あたしにもわかるから』

 愛する気持ち――。
 それは――なに?

「出ていけ――この世界から」
 低く響いた音色。どこか人を惹きつける魅力のある、不思議な声。
「お前はもう、神夜楓じゃない」
 振り向いた先に立っていたのは、闇色の瞳で楓を見据える男だった。肩まで伸びた艶やかな髪を鬱陶しそうに掻き揚げながら、彼に近づく。あまり背は高くないけれど、人形のように整った顔――同じ顔をした楓に向かって、冷徹な目をそそぐ。

 大音響の稲妻が世界を覆った。目が眩むほどの光に、二人は包まれる。
 楓を睨む男の背中に何かが見えた。
 それは――漆黒の翼。

「ヒトはオモイを重ねて生きてゆく生き物だから」
 一歩一歩、音もなく踏み寄る。
「オモイや感情を失くしたら、それはもう――」

 お前は何者なんだ。なぜ、涙を流している?

 俺は――誰?

「ヒトじゃない」


 俺は――どこで間違えたのだろう。
 胸に溢れているのは、何という名の感情なのか、俺にはわからない。
 けれど、そのせいなのか、胸が痛い。
 心臓を鷲掴みにされたように、痛くて――。


 まなみ――。
 俺は君を愛していたのかな。
 俺は、君に愛されていたのかな。
 わからないけれど、
 もう君の顔も思い出せないけれど、
 いますぐ、逢いたい――。


 闇に溶け込んで薄れてゆく楓を見送って、男は屋敷を見上げた。
 あと僅かで『無い』ものへと変わるそれは、凄然と精神世界の中心に聳え立っていて、ただ静かに崩壊する。幕が全て降りてしまったら、ゆえとまなみも『無くなる』。二人が出逢ってからの刹那的な思い出も。
「愛した意味なら、未だここにある」
 彼は胸に手を添えた。世界へ呼び掛けるように、淡淡と言う。
「まなみを愛する気持ちは変わらない。死んでいようが、生きていようが、思い出が消えてしまったとしても――」
 両手をひろげた。
「俺は君を愛している」

 だから――連れていこうとした。
 置き去りにはしない。君は連れてゆく。

「この翼で――」
 雨音に掻き消されそうな声で最期にそう呟いて、
 彼は闇の中へ羽ばたいていった。





――あなたに聴いていてほしい。

――あたし達を繋ぐ永遠の白い歌を。


Last word【THE EVER……WHITE SONG】


 わかってた。
 あたしの想いは届かない。
 それでも、泡沫の夢でも――離れたくないと願った。


 ゆえは見覚えのある部屋にひとり立っていた。
 真っ白な空間。無機質で穢れのない、時間の概念から切り離されていた世界。ベッドは静寂の中佇み、鳥籠は飛び立ってしまった翼を見送ったまま無言で、窓の向こうはいつだって止む事のない雨に覆われている。感情を顕現した空は重く、雨粒は涙であるかの如く透明をたたえていた。鉛色のカーテンは蠢いて、雷鳴が駆ける。
 思い出という見えない温もりに抱かれて、ひどく息苦しい。まなみの匂いに満たされたここは哀しみも漂っていた――胸が痛くなる。

 怖がっていた。
 崩壊してゆく世界に――。

「まな……」
 見渡しても彼女の姿はない。棚の上に飾られた空っぽの花瓶に目を遣る――マナ。そこに可憐で繊細な花は挿されていなかった。隣に座って脚を揺らしていた人形も居なくなっている。雨音が不思議なくらい心地好く響いて、そこに途方もない虚しさだけが募る。
 再び時を刻み始めた振子時計のメロディが、静けさの中を満たす。
 ゆえは蹲った――途端に涙が溢れる。

 過ぎるのは彼女の笑顔。失った――大切なもの。

 頬を流れる結晶は、切なさ。


 離れたくないと願った。
 指で数えられるくらいにしかないまなとの思い出はどれも鮮やかで、
 あたしのちっぽけな胸に仕舞っておくには温かすぎて、
 もっと優しさに抱かれていたかった。
 傍に居てほしい。ずっと、あたしの傍に――。
 我が儘ってわかってた。叶わないってわかってた。
 でも、あと少しでいいから一緒に同じ時間を過ごして、たくさん話して、
 まなの心にもっとあたしを刻みたかった。


 穢れた心を癒してくれる色は、あっという間にゆえの掌から零れて無くなる。傷つくことを受け入れようとしたのに、ほんとうに欲しかったたった一つの笑顔さえも、掴んだ瞬間に神様は奪った。愛情と哀しみが木霊して、ゆえという入れ物のあらゆるところを侵蝕し、削ぎ落としても痛みが波打つ。
 思い出を忘れてしまおうとしても、つらい現実の味が残る。

 こんなことなら、出逢わなければよかった。

 まなみの優しさを知らなければよかった。

 好きだって、思わなければよかった。

 一瞬でもそんなことを考えたあたしは、このまま重力に押し潰されればいい――。
 このままあたしも死んでしまえばいい――。

 愛しているのに。
 彼女を想う気持ちは、こんなにも大きいのに――。


「――ゆえ」
 見上げれば、涙で白く滲んだ視界に誰よりも逢いたかったひとが映っている。彼女の表情は出逢った時のままで、なんだか懐かしい。
「どうして泣いてるの?」
 変なことを訊く。そんなの、きまってるのに。
「……哀しいから」
 声が震える。硝子細工のようなそれは、壊れそうに宙を泳ぐ。
 手を差し伸べられた。すぐに受け取ろうとして、だけど一瞬迷って――掴む。
「逢いたかった――」
 力いっぱい抱き締めた。触れた肌は温かい。

 どうしてわかりたくもないことだけ、神様はあたしに教えてくれるのかな。
 これが最期だって、知りたくもないよ。

 でも、またまなに逢えて幸せだ――。


「ゆえ」
 ぬぐっても滲む雫が邪魔をして、彼女の姿がよく見えない。ただ、ぎゅっと包み込まれた体が体温と気配を感じている。背中で絡ませた指を解いたら、そのまま温もりが消えていってしまいそうで、ゆえは痛いくらい強く握った。
「なに、まな」
 わかってる。
「もう、お別れみたい」
 わかってるよ。
「……もっと一緒に居たい」
「あなたにはもっと歌っていてほしい」

 ゆえ――。
 弱かったの、私。
 どうしようもなく弱いから、人に優しくしてた。
 楓はそんな私を本気で愛してくれたから。
 私が傍に居てあげなくちゃ、寂しいと思うから。

 ごめんね、我が儘なのは私――。

 まなみは微笑む。目じりに溜まった涙は、ゆえには見えなかった。

「あなたに勇気があったら、また逢えるよ――」

 何か、鳥の羽ばたくような音がして――。


 出逢ったあの瞬間、体を駆け巡った微熱。
 今になって思えば、運命が廻ったのはあの時だった。
 運命なんて言葉は好きじゃないけど。
 人が嫌いなふりをして、街を歩いてた毎日も、
 あなたに出逢うための道だったのかな。
 珈琲、おいしかったよ。
 素直においしいって言えなくて、ごめんね。
 あの甘さと苦さは、あなたに溶け込んだ喜びと哀しみみたい。
 ふたつはぜったい離せないもので、ふたつあるからそれは大切なもので、
 あたしはふたつとも受け入れたいって思った。
 あなたはあたしを変えてくれた。
 不器用なあたしを救ってくれた。


「――まな」
 ゆえはもう居ない彼女を抱き締めた。

 涙を引き摺って扉を開ける――その先にひろがったのは白く輝く光の渦。

 はやく花瓶を買おう。
 枯れてしまったこの花のために、まなと選ぶはずだった花瓶を――。





 静かに躰が壊れてゆく。
 漆黒の揺り籠に揺られながら、楓は己の存在が闇に取り込まれてしまうのを他人事のように見ていた。生きている間に築いてきた思い出の破片を一つずつ捨てて、無知な胎児へと戻る。ゆらりゆらり、闇は人肌の温かさで楓を包んだ。その中で、彼はただただ空虚を眺めるだけ。ゆらりゆらり、心地好い振動に身をまかせるだけ――。
 遠く、光が映る。ぼやけた灯がずっと遠くにあった。
 楓は瞳を見開く。闇と見まがう黒曜石に、それは眩しいほど爛然として、在る。
 真っ白な煌めき――どこかで見たことのあるような女性。
 闇がざわめいた。想いの墓場に陽射しは要らない。深く濁ったこの場所に、白く輝く魂は眩し過ぎる。怖い。怖い。怖い――。
「――楓」
 光に照らし出されて闇にぽつりと浮かび上がった楓に、彼女は手を差し出した。すぐにでも折れてしまいそうな華奢な腕が、目の前で彼を誘う。
「もう独りにしないよ。ごめんね、寂しい思いをさせて……」
「君は」
 震える指先を掴まれて、力強く抱き締められる。楓の頬を優しく撫でて、彼女は唇を重ねた。胸が高鳴る。熱が――戻った。葬り去ったはずの思い出達が押し寄せて、戸惑うくらい感情が叫ぶ。曖昧になっていた彼という輪郭が闇から離れる。

 そうか。
 どうして忘れていたんだろう。
 好きだから、
 好きだから――愛したんだ。

「一緒に行こう」
「ああ――」
 楓の闇に、光る翼が宿った――。





 目覚まし時計の煩い音色に起こされる。止めようと叩いて、強く叩きすぎたのかそいつは地面に転がった――ああ、もう。不快感を剥き出しにして時計を拾い上げ、とりあえずお仕置きとして電池を抜いてやる。おかげですっかり眠気は去ってしまったけれど、こんな目覚めは正直御免だった。
 白石ゆえの不機嫌さを知らない太陽の陽射しは、カーテンの隙間から爛爛と射し込んでいる。絡まった髪を掻き揚げながら暗幕を開く。眩い光が視界の片隅で螺旋に見えた。
 窓を開けて風を取り入れる。清清しい。やっぱり朝は晴れているほうがいい。
 陽射しがベッドの隣に置かれた棚を射抜く。
 あまり凝ったつくりでもない質素な花瓶。そこに挿されている淡紅色の花は、潤った部屋に浸かって気持ち好さそうに首を傾げている。そのすぐ傍に敷かれた白いハンカチに寝そべっているのは、薄色の花片。
「おはよう、まな。あたし、今日もがんばってくるね……」
 一声掛けて、着替えて、顔を洗う。彼女の手元に偽りの仮面はもう無い。
「行ってきます」


 木漏れ日のそそぐベンチに座って、葉の間から青い空を眺めた。散らばった雲は風に揺られて漂う。鳥達の囀りと、遠くのほうから聞こえる喧騒がいつものように心地好く流れている。やわらかな微風に頬を撫でられた。くすぐったい。
 鞄から缶珈琲を取り出して、一口飲んだ。
 あまりおいしくないけど――いいや。


 目を瞑ると、そこに在る闇が怖かった。
 雨の降る日を思い出して、指先が震える。
 でも――胸に手をあてて、想う。


 あたしね、歌手になろうかって、最近思うんだ。
 歌うことが好きだって、気づいたから。


――この背中に翼はない。あたしはいつも空を見上げるだけ。

――だけど、あなたがそこにいるから。前に進めそうな気がするんだ。


 真っ暗な視界の中に光が溢れた。
 思い出はいつも心に在って、目を瞑ると怖いけど、見える――。

 優しい温もり。

『あなたに勇気があったら、また逢えるよ』

 いつだって、逢えるんだね、まな――。


――不思議なくらい、微笑えるよ。あきれるくらい、微笑えるよ。

 思い出はゆえの胸に在る。
 たとえ大切なひとがこの世界にもう居なくても――。
 ゆえが生きている限り――歌う限り、それは色褪せない。

――あなたが傍にいるみたいで、こんなにも……。


 ゆえの歌声は風にのって、青い空のもとへ羽ばたいていった。
 それを追いかけるように、一羽の鴉が天空を切り裂いてゆく。
 涙を零さないように、仰ぐ。
 瞼を通した光の先に、純白の笑顔を見た――。




2005-06-19 23:29:37公開 / 作者:京雅
■この作品の著作権は京雅さんにあります。無断転載は禁止です。
■作者からのメッセージ
これまで感想をくださった皆様、一度でも目を通してくださった方、ほんとうに有難う御座いました!およそ1ヶ月前に始めた連載も無事終了。長いようで短い、読み難いようで本気で読み難い小説なのに、読んで頂いた事実は感謝以外の何でもありません!京雅はやりました!(とりあえず)

「綺麗」をテーマに掲げたこの作品、さて、ついてこれたでしょうか?ついてこれなかったと言う方、申し訳御座いません。何せこの京雅、文章力の無い愚か者で御座います。これが精一杯。そしてバッドエンドを期待した方もすみません。こんな仕上がりです。スランプなんて言いながら、実は最初から文章力無いんです。誰かください!
それでも無い力を振り絞って書きました。この物語は――綺麗だったでしょうか?何と言われようとも京雅の責任で御座いますけれど。
最期に……重ねて、お付き合いくださって有難う御座います。ありのままの言葉、少しでもこの物語が何かを刻んだのであれば、それを語ってくだされば至極幸せです!
※微修正。重ねて申し訳御座いません。
この作品に対する感想 - 昇順
なんと感想を書けばいいのか悩んでいます。何と言うか、曖昧と言う言葉がいいのでしょうか。影舞踊が物語の世界を把握できていないのか、そんな感じです。でもけして嫌な意味じゃないですから(ここ大事よ 今回は多分プロローグ的な感じですよね? キラキラの綺麗さというよりは、儚い朝霞のようなそんな感じです。次回更新で物語り全体が見えると思いますので、期待してお待ちします。
2005-05-05 21:07:43【☆☆☆☆☆】影舞踊
『面白いんだろうな』。変な感想です。理解できれば面白いんだろうな。きれいな世界なんだけどなあ。ちょっとユエが置かれている状況が私にはわかりませんでした。こういう感情は書けないなあ。ここまで書けるのってすごいんじゃないかと思います。
2005-05-05 21:24:16【☆☆☆☆☆】clown-crown
作品拝読させていただきました。……綺麗な表現が並んでいて一種幻想的なのですが、いかんせん多すぎる感があります。物語のとばくちに至るまで華美な装飾に翻弄され頭がついていけない状態でした(すみません。私の読解力不足です)。綺麗すぎて逆に読後の印象が弱くなってしまった感じがします。プロローグで作品世界の雰囲気を読者に教えるのでしたら大成功です。綺麗で脆くて不安定で、朧といった印象は私にしっかりと焼き付けられました。なんだか失礼なことばかり書いてしまってすみません。京雅さんに世辞やおべっかを使うのは失礼だと思いストレートに書かせていただきました、本当にゴメンなさい。ところで「未だ一度も見た事のない大地」は二重強調で使われているのでしょうか? 「未だ」か「一度も〜ない」でも意味は通じますが。それと最後の行の「ユエ」だけ「ゆえ」になっていました。では、次回更新を期待しています。
2005-05-05 21:28:44【☆☆☆☆☆】甘木
どうもです〜 チェリーです〜。なんか神秘幻想的でいいです〜。それとプレッシャーはあまり感じないように〜。ストレスに変化して私みたいに病気持ちになってしまいますよ〜w 最近新たに『過敏性腸症候群』というストレスが原因の病気にかかってしまいました♪気をつけてくださいまし。あまり関係ないか〜w次回更新期待してお待ちしております。なんかこういう作品好きです♪
2005-05-05 21:41:39【☆☆☆☆☆】チェリー
夕空と申します。『THE EVER……WHITE SONG』拝読しました。皆さんと言っていることが同じになってしまうのですが、とても幻想的で綺麗な文章でした。確かに使いすぎるきらいがあって、それが難解さに繋がってしまうのではないかと危惧しましたが、とにかく美しいもう理解できないからこそ美しいんじゃないかとそんな詭弁を弄する私なのでした……。読み切り作品であれば「ああ、分からない、悔しい……」となっていたかもしれません。でも続きもあると分かって、少し希望を持っています。何か暗示めいたプロローグの意味が分かる日を楽しみにしております。それでは、これからも頑張ってください。
2005-05-05 22:35:52【☆☆☆☆☆】夕空
初めて感想書くかな? 猫舌ソーセージです。えっと感想はclown-crownさんと同じで、読んではみたのですが、馬鹿な私には理解するのが難しい。読めない漢字や知らない単語が多く出てきているので、辞書見ながらじゃないと無理か(涙)この作品に感想書く失格ありませんね。ただ、すごいなぁって思いました。あぁ、なんて私は稚拙な感想を……恥ずかしい。失礼しました。
2005-05-06 01:57:53【☆☆☆☆☆】猫舌ソーセージ
皆様、この様な作品を読んで頂き、京雅は嬉しさのあまり眩暈すら覚えています。何故かは知りませんが感想に感謝の言葉を返そうとすると、ひどく長くなってしまう傾向を私は備えているようです。故に言葉少なく語ろうとする事をお許し下さい。
影舞踏様、すみません、曖昧にしか届ける事が出来なかったのは力量不足です。儚い朝露、そんな言葉をもらってもう感涙しております。悪い意味で期待を裏切り嫌われないためにも、ない頭脳をフル稼動させようと心に誓っています。
clown-crown様、次回は理解できそして『面白い』と言ってもらえるよう、壊しがちな肩で全力投球したいと思っております。そんな、すごいなんて言葉もらっていいのでしょうか……すかさずもらいます。嬉しい限りです。
甘木様、多く語ってしまうのは京雅の悪いとこです。決して貴方の読解力が不足しているのではありません!プロローグとして印象を焼き付ける思惑は確かにあったのですが、やり過ぎた様な気が自分でもしてます。失礼なんてとんでもない。貴方の言葉は的確で、執筆する大きな力になりますよ。一応二重強調のつもりでしたが、やはりおかしいかなと感じ修正しました。あと、「ユエ」が「ゆえ」になっているのは意図的故に、未だそのままでいさせて下さい。
チェリー様、神秘幻想的、嗚呼、その言葉は勿体ない程感謝して、そしてもらっておきます(私って図図しいんです)。と言うかお体大丈夫なんですか?私も気をつけますから、どうか体調を悪化させないように。こんな作品を読んだせいで倒れたらどうしよう、なんて心配しています。
夕空様、理解出来ないからこそ美しい。その理論だとこの作品は美しいですね、理解に難し過ぎるようですから。貴方の抱いた希望を壊さないためにも、次回更新(遅くなるかも知れませんが)が何とか出来るよう頑張りたいと思います。
猫舌ソーセージ様、そんなそんな、貴方が馬鹿なのではなくて、こんな作品に仕上げてしまった京雅が愚かなのです。どんどん言葉をぶつけてください。次回はもっと解り易く描けたら、と野望を抱いております。
稚拙な作品ではありますが、読んで頂き感想まで添えられて、皆様真実に有難う御座います。なるべく次回更新、書き上げられたらなぁと思っています故、見捨てずにお待ち下さい。
2005-05-06 10:14:27【☆☆☆☆☆】京雅
時速40kmで何の問題も無く通過できたカーブに、時速80kmで突入する。途端にあらゆるものが牙をむく。全ての技術の完璧なクリアを求められる。そしていかに自分が40kmのときに様々な大切なことをおろそかにしていたかを思い知らされる。そのことによって生まれてしまう自己嫌悪を、自分が引き受け、それを自分の次の課題として克服していくということも含めて。今、自分に対して諭し聞かせつけております。そして京雅さん、もっともっとテンションを上げて、今はっきりと見えているもの、おぼろげに見えているものを追いかけてみてください。80kmの恐怖や苦しさが、自然に統御の技術を与えてくれると思うのです。とても偉そうな言い方で書きつつ自己嫌悪なのですが(汗)
この作品は、確かに少々読みにくい。だけれども文章を装飾過多にしているわけではないと思うのですね。微細に、細密に、自分の見ているもの、追い求めようとしているものを表現しようとし、またそれに対して忠実なのだと思う。細部に対するイマジネーションと、それを表現しようとする意思とを感じますし、美文の美しさの向こうの書き手の意思、志すらも鑑賞の対象にし得るものだと思うのですよ。書かれたもの、テクストから、その向こう側にあるテクストと触れ合っていた瞬間の書き手の思惟の流れまで、読解により読者は獲得することができるかもしれないと、僕は思いますが、作者の美しい執着はそれを読み手にもたらしてくれるのではないかな。
ただ、書き手というのは、純粋なだけでは許されない罪深いもので、一方ではそれを狡猾に統御する術も習得せざるを得ないものですね。今回の作品で僕が感じましたのは、綿密で美しい文章が難解だというよりむしろ、例えば冒頭の色彩の乱発であるとかが読み手に混乱をもたらすのではないかということなのですね。
表現は美しいのですけれど、光加減の明暗だとか、赤や青や金という色合いの入り乱れ方がちょっとちぐはぐだと思うのですよ。暗がりから始まって、すっと光を当てる。文章の描写でもそのようにするだけで、不思議と読みやすさが格段に違ってくるんですね。色彩もそう。ここのブロックではどの色彩を強調するか、或いは色彩自体は副次的要素にして、極力控えめにし、別の部分を主軸にするか。こういう整除作業を行うと、文章自体が簡易ではないのに簡潔になっていくと思うのです。自分の表現という資産を最大限に活用することができると思うのですね。
何だか作品をダシにして言いたいことをほざいてしまいました。非礼ご容赦くださいませ。
2005-05-06 19:47:54【★★★★☆】タカハシジュン
あぁ、わかるわかる。と、京雅さんの思惑のほんの一片しか見えていないくせに納得する恋羽です。読ませていただきました。実際僕もここまでやってしまいたい時があります。自分の好き放題というか(失礼)。こういうジャンルの商業小説をどこかで読んだ記憶もあるし、その時に僕が抱いたものと同じように複雑ながらもまるで作者と共に物語の道を歩んでいる感じがしましたです。なんか、嫌いじゃないというか、好きな雰囲気でした。次の(作品、もしくは更新)をお待ちしております。
2005-05-06 20:00:07【☆☆☆☆☆】恋羽
タカハシジュン様、非礼などと思うはずもありません。全ての言葉を噛み締め、まさに技術向上の糧となるよう呑み込もうとしております。この様な拙い作品にも拘らず真剣そのものに語るタカハシ様に素直に感謝すると共に、目指すは高み、己の文章への執着心を忘れぬまま制御された、高き場所に定めたいと思います。おそらく時速40Kmを80Km、どころの技ではないでしょうけれど、敢えて突き進もうかなと心に誓いました。言いたい事をほざく、この京雅が最も好きな事です(?)。
恋羽様、これはまさに自分の好き放題に描いた物語で御座います。それなのに読んでくださるとは、しかも嫌いではなく好きな雰囲気だと。いけないいけない、ここでのぼせてはダメだと言い聞かせております。これからも一緒に歩いてもらえれば幸いです。貴方に何処まで物語の奥を覗かれたのかは解りませんけれど、もし奥の奥まで辿り着いていたとしてもどうか飽きずに最後までご同行願います。
更新は遅いかも知れませんが、力の限り書き上げようと再び心に留めます。お二方、読んで頂き有難う御座いました。
2005-05-07 10:23:26【☆☆☆☆☆】京雅
遅くなりましたが読ませて頂きました。……ふむ、物語に関してはまだプロローグ段階なので何とも言えませんが、これからどうなっていくのかが気になります。透き通った感じのするこの描写がどのような物語を繰り広げるのか。次回更新をお待ちします。
2005-05-08 15:57:14【☆☆☆☆☆】神夜
かみや……いえ、神夜様、まさか向こう側へ流れているのに読んでもらえるなんて、嬉しさのあまり執筆の速度が滞っております。貴方の描写力に比べればまだまだな私で御座いますが、どうか見捨てずお付き合い下さい。透き通った感じ、維持出来ればなあと溜め息を吐いてます。
2005-05-08 16:24:34【☆☆☆☆☆】京雅
思うがままに書き綴ろうと思います(マテマテ もしかして同性愛というか、それ系のお話になっていくんでしょうか? それはそれで楽しみでもあります。きっと痛い物語になるでしょうけど(笑 人嫌いとはまた違った、なんか屈折した心の主人公に興味津々。ものすごく人間味があるように感じます。プロローグとは似てるようで、一味違う本編だったと個人的には思うのですが、こちらのほうが影舞踊は好きです。(聞いてない 次回も楽しみにしてますので。 
2005-05-08 23:03:49【☆☆☆☆☆】影舞踊
ご拝読しました。幻想的な言葉が文章を飾り立て、物語の舞台が現実の世界に移っても尚、その雰囲気が漂っているように感じました。そして最後まで読み、ジャンルを確認。今のところはNON。これからファンタジックに展開していくのか、はたまたラヴロマンスへと展開していくのか……。続きが気になります。
2005-05-08 23:58:20【☆☆☆☆☆】豆腐
続き読ませていただきました。現実世界が舞台になってさてどうなるのだ、などこれからの展開を予想してみようとしましたが……焦りは禁物。まだプロローグだぞ。勝手な想像は命取りになるぞ。と、これからの展開が気になって仕方ない甘木でした。ゆっくりとした展開は朝っぱらから読むにはちょうど良いです(失礼)。ゆえの難解な性格(?)は朝食のコーヒーと合間って程良い苦みがあって良かったです。物語がこれから甘くなるのか、苦みを伴うのか、人智を越えた味になるか京雅さんの手腕に期待しています。では、次回更新を楽しみにしています。
2005-05-09 09:19:54【☆☆☆☆☆】甘木
拝読致しました。プロローグはとにかく朧で精神世界が舞台のようなそんな感覚で読みました。ただ喩えが執拗で(ちょっと言い方悪いか)どうしても読みにくく感ぜざるを得ませんでした。スムーズに描写し、ポイントをつけて京雅様の喩えを使うと非常に活きるし大いに魅力となるように思います。しかし、この喩えの執拗さが夢、もしくは別世界としての象徴であるならば全く問題ない。むしろはっきりと精神世界であると読み手に理解させるものであると思います。一話を読む限りそうかな、と前述したことに納得する訳ですが。一話は読みやすく、主人公の気持ちもよく伝わりました。ただやはり喩えに頼る感が捨て切れません。京雅様の武器は喩え表現であるように感じた私とすれば、それを小出しにすることが読者に対していい意味で強大な打撃となるだろうな、と。あくまで推測。
2005-05-09 12:51:36【☆☆☆☆☆】昼夜
何か…皆様ものすっごいしっかりした感想を書いていらっしゃるので、怖気づいて踏み込めなかった…(笑。
ええ、何かもう主人公の名前見るたんびに微妙にびくびくするんですけど(笑)文章自体がまずホント綺麗ですよね。皆さん仰ってますけど、透明感。個人的には濁った文体(?)よりも透明感溢れる文章のほうが好きなのでよかったですっ。あっ、と……『黒曜石の瞳に見蕩れている自分の顔が映っている』。読点入れたほうが理解しやすいと思ったりしましたよっ、と小生意気なことを口走りつつ次回以降を楽しみにしています〜♪
2005-05-09 12:52:41【☆☆☆☆☆】ゅぇ
なんとなく。好きなんだよな、と呟いてしまう恋羽です。続き読ませていただきました。というか、影のような物を持っている女性にはやたら惹かれる恋羽ですのでそれも仕方ないことですね(苦笑 ただ正直なところ、言葉で武装しすぎな感があるかもしれないなぁ、と少し思ってもいます。いえ、全然嫌いじゃないんですがね、この文体は。ただそれ一辺倒になってしまうことに少し不安も感じてしまいます。ゆえに対する僕の恋心が醒めないことを(ぇ 切に願いながらも次回更新に期待しております。
2005-05-09 16:52:39【☆☆☆☆☆】恋羽
こんなに形容詞を使いこなせたら、さぞ楽しいだろう。書けない。私には書けない。そっか、京雅さんはこういうのを書くのか。と、今まで読んだことがなかった事実をいまさら確認している。読んでも、ふにゃふにゃなイメージしか湧いてこないので感想が書けない! スゲーを連発する、語彙の少ないclown-crownであった。
2005-05-09 23:29:09【☆☆☆☆☆】clown-crown
更新する時は怖かったです。誰にも読まれなかったらどうしよう、不安で胸が締め付けられる想いでした。けれど皆様は物語を辿って、そしてありのままの言葉を書き込んでくれました。続きを書く力をもらった私はまだ頑張れると思います。
 影舞踏様、思うままに書き綴って下さい(切に願います)。痛い同性愛は京雅的にもアウトです、しかし楽しみだと言うならば……。ゆえに人間味があると言ってもらえると、いつもキャラが希薄になりがちな私としては嬉しい限りで御座います。
 豆腐様、幻想的、まさに目指しています。しかしジャンルは何と申されても、うーん、何だろう……恋愛要素は多少含まれる(はず)と思います、たぶん。
 甘木様、焦らないでお付き合い下さい。広い思考を備えた貴方には既に読まれているかもしれませんが、どうか未だ胸に奥に。私も珈琲はよく飲みますが、あれは苦味と甘味が融合してこそ旨いのです。そんな作品に仕上げればなあと、未熟者ながら目論んでおります。
 昼夜様、ああ、そのようなアドバイスを頂けるとは感謝感激。そうですね、喩え表現は好きなのですが一寸くどいかなと自分でも思ってみたり。もっと強大な一撃をいつかお見舞いしてやろうと悪巧みしてみますが、はたしてこの愚か者にそんな力があるのだろうか。隙を窺って倒すか、それしかない!?
 ゅぇ様、よかった、と先ず胸を撫で下ろしております。もしかすると怒ってしまったのではないかと、ドキドキして待ってました。もっとずずいっと踏み込んで下さい。ゆえと言う名は響きが好きで御座います。透明感、貴方の作品の様な透明度は出せませんが、どうかこちらの『ゆえ』を見守ってやって下さい。あ、それとご指摘有難う御座いました。次回更新時に直しておきます。
 恋羽様、好きになってもらえましたか?その恋心が醒めないよう精進(?)したいと思っております。そうなんですよ、臆病者な私は今言葉で武装しております。これから一枚ずつ脱いで(??)いきますので、どうか嫌わないで、一緒に歩いて下さい。
 clown-crown様、いえ、本来なら少ない言葉で多くを語らねばならないのですが、全ては未熟者の力不足、もっと力をつけようと願っております。スゲーなんて言葉、私は貴方に送りたい……あれだけ印象深い作品は中中書けないですよ。形容詞……確かに楽しいです。自分勝手なだけですけどね。
 皆様の言葉をしっかり呑み込んで、次回更新を書き綴ろうと思います。どうか見捨てずお付き合い下さい。ほんとうに有難う御座いました。
2005-05-10 23:09:25【☆☆☆☆☆】京雅
やっぱりそっち系(どっち?)に持っていかれると俄然興味が増してきます(マテ ゆえの心情が何かに包まれていて、こちら側へとはっきりと伝わってこないのはうまいなぁと思います。彼女の人間性をよく表していると。まなみは単にいい人なのか、いきなり家に上げて友達となった彼女がちょっと胡散臭く思えました。いや、物語の流れ的には自然だったのですけれどね。いかんせん影舞踊が歪んでいるのだと(苦笑 次回も楽しみにしております。(感想はあくまで影舞踊の個人的偏見と独断の意見です。もしかしたら読み違えているかもしれません(ペコリ
2005-05-13 18:53:40【☆☆☆☆☆】影舞踊
あ……、なんか読みやすくなった。なぜに? 京雅さん、読みやすくなるように書き方変えたりした? まさか京雅さんの文章によって私の頭脳が改造されているのか? うれしいような、うれしくないような。コーヒー飲む描写だけでこんなに文章を飾れるのか、ふぅ。次の展開へ、次の展開へと焦る私にはやはり無理な書き方だな。しかも、どうやら心理描写で埋められているようだ。人間味のない私からはアンドロメダよりも遠い小説だな。
2005-05-13 20:30:45【☆☆☆☆☆】clown-crown
 ではお子様カレー並に甘口で(笑 何かが、変わったなぁ、と感じております。なんだろう、目に見えないもの、そう言ってしまえば簡単なのだけど。抽象的な言い方をするならば、女性的なやわらかさが篭ったような。というか改めて前回の分も読んでみたのですが、やはり少しずつ変わってきているなぁ、と(自分でも何がいいたいのかわからない(汗 いえいえ、綺麗で無くなった、ということでは無いと思いますよ?むしろ静物的な描写から人の目(本当の意味での)から読み取った描写がだんだんと多くなったのかなぁ、と未熟な僕は思うのです。今後ゆえの落胆が再び冷たい描写に戻るのかなぁ、と今後の精神的な面での展開も楽しみにしています。それでは。
2005-05-13 21:16:25【☆☆☆☆☆】恋羽
羽堕です(o*。_。)o読ませて頂きました♪プロローグの理解しきれない感じの文章たち私は好きです(^^)例えるなら、夢のような感じなのかな、見てる本人は理解していても、もしそれを他人がみたら理解できないみたいな。o(゜^ ゜)ファーストのゆえは共感出来るところとか、結構あたったりしました(^^;;「たぶん、あたしはおかしい。」と言ってるゆえに共感しちゃ危ないかもですがw無意識で飲み物選んで失敗したり(ってそこかよ!! いやいや、それだけじゃないですよ♪ゆえの自然に愛されてるような歌声聴いてみたいですね(>_<")セカンドではテーマの綺麗さよりは、話の筋を通す感じだったのかな?などと勝手に思ったりして('〇';)珈琲を淹れるのが上手い人、私は大好きです(ノ´▽`)ノココアなら負けませんが(*^^*ゞあと、ユエとゆえ、マナとまなの関係や、翼の折れた利口な鴉とか気になりますが、やはり写真の中の男がどんな人かってのが一番気になる所かな(⌒^⌒)bと3回分の感想を長々とつけてしまいました。ごめんなさい、続き楽しみしています(。・_・。)ノ
2005-05-13 21:40:22【☆☆☆☆☆】羽堕
続き読ませて頂きました。どうも京雅さんの作品には感想が書き辛いなぁ(自分の馬鹿さを露呈させてしまいそうで)。でも、書く。どうせ今までも馬鹿なこと書いてきたんだから……学習能力のない私です。感想を書きます。作品自体が凄く読みやすくなっています。柔らかな雰囲気と焦りのないテンポは読んでいて心地よいです。感情の機微もストレートに伝わってきて、京雅さんの筆力の素晴らしさに感服いたしました。でも、ちょっと気になったのですが女同士には友情は成立しないのですか? 気の合う友人と一緒にいたいという気持ちは肉欲的な愛とは違うと思います。それ故、レズビアンとか同性愛主義者という単語を否定的意味で繰り返すのが気にかかりました。自分の理解しがたい感情を安易な単語で表現するのは一度だけでいいと思います。現実的に私にはバリバリのホモの友達がいます。互いに気を許して一緒にいても何時間も喋らないこともありますが、肉体関係も愛情関係もありません(念のため言っておきますが私は異性愛者ですから)。そんな感情もなく、でも気が楽で、楽しい関係。クサイ言い方ですが友情で繋がっています。感情を同じ意味の単語で書かれると困惑より否定的な感じにしか感じられませんでした。またも長々とワケ分かんないことを書いてすみませんでした。では、次回更新を期待しています。
2005-05-13 23:47:16【☆☆☆☆☆】甘木
描写の参考にしようと思い、作品を読ませて頂きました。む・・・・・・難しい、読んだら頭が良くなった気がしました。僕も頑張って、少しは京雅さんのように細かい感情の表現を目指します。道は長そうですが・・・・・・
2005-05-14 20:12:04【☆☆☆☆☆】July
読ませていただきました。やっぱり綺麗な文章だなぁ、と。ただ個人的にはゆえに感情移入できないのが痛いかなぁ、とひとりぶつぶつ悩んでいます。小説の主人公にも、こう読んでいて合う合わないってのがあるんですよね。その中でいえばゆえはあんまり合わないかなと感じました。どっちかっていうとまなみのほうに親しみを持ってしまったというか。でも単純にあたしは綺麗な――なんていうんでしょうね。ええと、うう〜ん。え〜……『深く気高い煌めきをもった湖面のような――どこかに憂いを秘めた静謐たる』文章を楽しみながら読ませていただいてます。続きもお待ちしてますっ!!
2005-05-14 20:17:23【☆☆☆☆☆】ゅぇ
ああ、皆様、こんな作品にお付き合い頂けて京雅は幸せで御座います。あとはその有り余る許容量で私の遅い執筆さえお許しくだされば……なるべくは頑張ってるんですよ?兎にも角にも感謝の言葉を送らせてください。
【影舞踏様】貴方の為にそちらの方向へ進んだと言っても過言ではありません。とまあ進まないんですけどね。個人的な意見、それはもう喜んで引き受けます。貴方が読み取った事が仮令間違っていても私の執筆力の責任です。キャラについてはこれから先綴ろうと思います。人間性、私も屈折しているのかなと考えてしまうこの頃です。
【clown-crown様】あっ、そんな遠くへ……戻ってきてください。貴方に読んで頂けていると言う事は、この作品も多少は印象的である証拠。今回分は読み易くなっていると思いますね、自分でも。おそらく次回辺り再び読み難さが戻ってくるのです。それでも着実にclown-crown様の脳内は改造しております。お気をつけ下さい。
【恋羽様】お子様カレー、美味しかったです。女性的なやわらかさなんて籠っているのでしょうか。だとしたらかなり嬉しいですよ。そんなそんな未熟だなんて、それはこの京雅で御座います。貴方のもつ確かな眼で、これだけの評価を授かったと言う事は私もやるなぁと勝手に喜んでおります。未だ恋心は醒めていませんか?心配です。
【羽堕様】もう長長と語ってやって下さい。読んでもらえただけでも感謝なのにそんな顔文字まで駆使されて……不得手な私の文章は淡白に見えるかもですが、画面の前で感涙する程嬉しいです。珈琲大好きなんですよ、紅茶も。ココアもかなり好みなんで羽堕様の淹れたものを飲みたいなぁとか思ったり。これからもよろしくです。
【甘木様】ズバズバっと思った事感じた事をぶつけて下さい。貴方の言葉にどれだけ助けられているか。ご指摘を受け一文では御座いますが書き換えました。いえ、私も友情はちゃんと存在すると思っております。ちなみに私も異性愛者です。同性愛な方は私の傍には居ませんねぇ……居ればそれはそれで面白いのかな。居ないかなぁ。
【July様】参考だなんて、未熟で愚かな私の作品なんかが参考になりますか?なったとしたら嬉しい限りで御座いますが。経験的に言える事ですが(今回もそれぎみではあるのですが)、細かいのはいいとして細か過ぎると読者の脳内に混乱を与えてしまうらしいですよ。こんなものでよければこれからも参考にしてやって下さい。
【ゅぇ様】すごい嬉しい事を言ってくれますね。キャラは合わないけれど続きを待ってくれる、文章が楽しい。執筆する側としては最大級の褒め言葉ではないでしょうか。綺麗なんて言葉は貴方の作品につかうのですよ?目指すは貴方程の透明感なんですから。感情移入出来ないのなら強引に惹き込んでしまおう、なんて目論む私です。
 何度も重ねます。皆様ほんとうに有難う御座います。これから先もどうかお付き合いください。ところで私は同性愛主義者ではありませんから、そこだけは……。
2005-05-16 00:51:17【☆☆☆☆☆】京雅
お返しの感想です。こんにちわ。姫深です。読ませていただきました。率直な感想を言うとちょっとユエの気持ちを読み取るのが難しいですね。でも、すごく深い心が表されていて読んでいて少し心が苦しくなる場面もありました。そうですね・・・何というか、私の意見でしかないのですが難しいたとえが多いのかもしれませんね。表現があまりに多用され難しすぎるとそこで考えてしまって進まないので。私が読みなれていないのもありますが・・・。でも私はこういう話好きです。訴える小説。読んで意味のある物語が好きです。知的ですごくお上手です。お互いがんばりましょう。いい小説を書けるように。次回作期待しております。
2005-05-16 17:09:19【☆☆☆☆☆】姫深
【姫深様】そうです、いい小説が書けるよう頑張っていきましょう。知的?まさか、京雅は随一の愚か者で御座います。故に読者の頭を悩ませてしまう事も。これからも深く胸を打つ物語が書けるよう筆(キーボード)をふるっていこうと誓う私。こんなものでよければどうかこれからもお付き合い下さい。有難う御座いました。
2005-05-18 12:17:59【☆☆☆☆☆】京雅
ゆえの心情をいまいち把握できていない影舞踊です。ですが原因はおそらく物語がまだここだからだと思います。読み進んでいくうちに、最後(もしくはある程度)まで読んだらわかるようになると勝手に信じています。まぁ続きを、と言いたいだけですが(笑 まなみとの関係が影舞踊の望む(見たい)方向に行くのか、コーヒー飲みたいなぁと独り言を漏らしつつ、次回を期待してお待ちしています。
2005-05-18 21:48:52【☆☆☆☆☆】影舞踊
羽堕です(o*。_。)o続き読ませて頂きました♪ゆえって可愛い女の子なんだなぁーって思えました!(^^)まなの事を拒絶したい部分とそうでない部分をみれたような気がしました(・_・。)(._.。)Thirdは、最初から最後にかけて、だんだんと文章が軟らかくなる感じがしました(*^^*ゞもし、この文章の中で、スピード感を出すとしたら、どんな感じになるのかなぁ?と思ってみたりして(〃'∇'〃)ゝ私からみたら、綺麗なイメージはキープできてると思います♪続き楽しみにしています(。・_・。)ノ
2005-05-18 23:28:57【☆☆☆☆☆】羽堕
続き読ませていただきました。読みやすくなって良いですね。この作品を読むたびに『空っぽの部屋を飛び出して何にもやることがなくて 部屋を出て電車に乗っても怯えていた化石になるような気分 辿り着きたいのに辿り着けない 結末を知るのが怖い〜』と「羊たちの憂鬱」というゲームの歌を思い出してしまいます(この作品とは全然関連なんてないゲームです)。戯れ言はおいて、感情のすれ違いのような、同じ方向を見ていながら別々の物を見ている人間関係のような不思議な気分にさせられます。綺麗って痛いですよね……我ながら唐突な書き方だ。痛くて苦しいから綺麗なのか、感情が純化しようとする行為が綺麗なのか……私にはこの作品の感情が痛くて綺麗でした。でも、ゆえって走り出したら周りがまったく見えなくなる人間なのかな? 今回を読んでいてゆえの感情ばかりが暴走して少々お馬鹿に感じたり……すみません。私は心が汚れた人間なものですから。それにしても今回もワケ分からない感想を書き殴っているなぁ……では、次回更新を楽しみに待っています。
2005-05-19 01:55:02【☆☆☆☆☆】甘木
ううん、わかるわかると頷きそうになり、いやいや、京雅さんの真意はきっと自分になど感じ取れぬほどに深いのだからわかった振りなどすべきではないと思いつつも、何故かゆえの存在に同調してしまう恋羽なのでした。……うん、前回の感想、日本語おかしいのですが(汗)、しかし言いたいことはそれに尽きるなぁ、と思うのです。夢の国のような独特の無機質な世界が冒頭に置かれているからこそ、現実的なゆえが進んでいく姿がどこか人間的で、そしてそれ故にグロテスクな(言葉、悪いのかなぁ)魅力に富んでいるように思えるのです、と個人的な感想です(汗 言葉の選び方も僕みたいな下らない人間とは比べ物にならないほどにお上手で、あぁ、と溜息が漏れるのです。……ゆえみたいな人、好きなんだけどなぁ……、と戯言を吐きつつ次回更新をお待ちしております。それでは。
2005-05-19 14:35:01【☆☆☆☆☆】恋羽
失礼ながら読ませていただきました。詩人ですね〜。かっこいい台詞満載です。《歌が聴こえた。マナには聴こえなかった、ユエと同じ歌声。薄れかけていた記憶が、時間を逆流し呼び戻される。心の隅のほう、焼き付いていた景色と想いが許容量限界まで押し寄せて、失くしていた思い出が叫んだ。誰も居ない部屋、降り続いた雨、飛び散った硝子片と壊れた時計、翼の折れた鴉……。》などは本当にきれいな書き方です。読みやすい。わかりやすい。入りやすい。読み手に親切な気配りの見えた小説ですね。なんでしょうか…すがすがしいようなそんな気持ちです。飽きることなく読み進めることができました。続くんですよね?更新を楽しみにしております。
2005-05-19 15:41:44【☆☆☆☆☆】加敷
イライライライラ。進まない! 主人公の心情では進んでるのか? 物語がどう進むのか楽しみなのに。さて、心の機微がわかってないclown-crownは無視してください。
2005-05-19 22:34:54【☆☆☆☆☆】clown-crown
皆様お言葉ほんとうに有難う御座います。感謝を少ない言葉でしか返せない事をご容赦ください。頑張って続きを書きます。どうか見捨てないでお付き合いください。
【影舞踏様】さあ、そちらの方向へ進むかは京雅の精神力(?)によりますが、とりあえずは完結まで導いていかねばと誓っておりますよ。ところで私の描くキャラはやっぱりクセがあるのかなあ。きっと偏屈なんでしょうね、この心……。
【羽堕様】綺麗さをキープできてます?信じちゃいますよ?ゆえを可愛いと言って頂けるなんて……有難う御座います。確かにスピード感を考えると徐徐に速くなってますね。一応意図的ではあるのですが、不快でなかったら幸いです。
【甘木様】「羊たちの憂鬱」は知らないですけど、うん、その歌詞みたいな感じはややするなあ。感想はどんどん書き殴って下さい、遠慮なんていりません。痛い綺麗さ、なるほど確かに、って思います。ちなみにゆえは莫迦っぽいです(笑)。
【恋羽様】ゆえを好きって言う気持ちを失わせないよう努力しております。そんな、私の思考なんて浅く脆いですよ。故に見透かされている可能性大で御座いますが、もしそうであっても今は口に人差し指を立てて、どうか最後までお付き合いください。
【加敷様】失礼なんてとんでもない!寧ろこんな作品を出している京雅のほうが失礼にあたるのではと怯えております。多くの言葉、ほんとに嬉しくて書いてよかったなあと浸る始末。うーん、詩人京雅はまだ続けるつもりです、どうかお付き合いを。
【clown-crown様】無視なんて出来ません。いやぁ、たぶん貴方は苛立つだろうなと一寸予想してたんですが、やっぱり……申し訳御座いません。展開させようとは思っているんですよ?どうかお怒りを静めて、この遅い作品を見捨てないで下さい。
 飽きられないよう全力を尽くそう、と再度心に誓って執筆しております。こんな拙い作品を読んで頂いてほんとうに感謝です。有難う御座いました。
2005-05-20 17:07:50【☆☆☆☆☆】京雅
雲ぐも坊やのバカ頭では、あまり理解できない…、ような難しくて美しすぎる表現の連発です。自分の小説のモットーは、「誰にでも分かる簡単な表現」なんですよ(書かれてある事が猿にでも分かる…猿に失礼な例えですが、そう言う気構えで…と言う事です。まあ、単に描写力が無いだけなのですが…)だからかもしれませんが、読みにくかったです。だけど、凄く巧いと思いました。
失礼な事ばかり言ってすみません。腕は無いのに、辛口な雲ぐも坊やのタワ事ですので、聞き流して下さい。
後、目が痛いのでしたら、一ついい案がありますよ。僕も最近までそうだったのですが、パソコンでテキストを作って、文章を書くのは、とても辛い事なんですよね。じっとパソコンに向かって二時間もすれば、もう精魂尽き果てちゃいます…って感じぐらいの疲労感がもらえる事請け合い!(意味分からん表現すみません)だから、最近の僕は、家にあったお古のノートに、小説を書いています。
今なら100円ショップに行けば、もれなく3冊セットで、ノートが買えますよ。もちろん100円で。家に無ければ、買うのもよし。です。ノートはいいですよ。僕はテレビっ子って事もあって、なおかつ、パソコンのある部屋が閉鎖的な空間で、衛星的に悪いので、もうパソコンに向かうのは、せいぜい30分ってぐらいしか出来ません。最近は、テレビを見ながら、小説を書いています。もちろん、内容は頭に入ってきませんが、寝っころがったり、外をみたり、テレビをチラチラ見たりで、書くのも辛くなくて、いいですよー。一つ欠点があるのは、ノートに書いた物を、パソコンのテキストに、写すって行為が、二度てまになるって事ですね。一度書いた物を、また書くのは辛い…。だけど、ノートのメリットは、精神的には最高です(本当に)。おためしになってはどうでしょうか?
ではでは、小説の批評については、ちょっとしか書けないのに、他の事が気になってしまった、雲ぐもでした。次回更新期待しております。
2005-05-21 14:14:07【★★★★☆】雲ぐも坊や
連レスすみません。やっぱり率直な意見を言おうと思って。こんな雲ぐも坊やですが、一応の読者としての意見ぐらいは言えますので。(読書嫌いな方な自分としての)読んで見て、子供には理解出来ない(自分が子供って言う事です)ような難しさもありましたが、ゆえの気持ちがひしひしと伝わってくると思いました。後、微笑ってるって言うのは、わらってるって読むんですよね?微妙な表現が巧いですね。流れが良くて、スラスラ読めますが、深い所での内容はあまり理解できてないかもしれません。(自分には。前のレスの「読みづらい」って言うのは、そこを差しています)プロローグ、みたいな所も、マナが淡紅色の花で、ユエが人形って言う意味ですかね?(答えなくてもいいです。勝手に思わせておいて下さい)あれの意味はこれから先に出てくると言う事だと思っていますが。
本嫌いな僕からのアドバイスとしていえる事は。(本嫌いな奴が小説書くなよ!って思うかもしれませんが、僕が本を読み出したのは最近なんですよ。だからあんなに下手くそな描写しか出来ないんですが…)この小説は綺麗な表現とかが巧いのですが、活字離れがはなはだしい、現代っ子には(本好きな皆さんは例外として…)受け入れにくい作品だと思います。おそらく、初めの文を読んで、理解できずに、先を読む事は無いと思います。まあ結局自分が言いたい事は、この作品を読むには、それなりのレベルが求められるって事です。(まあ、ここに居る皆さんのレベルが高いので、そこの所は大丈夫だと思いますが)後、内容的には暗さも漂っていますね。人間もっとポジティブに生きてるんじゃないか?って個人的には思ってるのですが。(葬式の日だって、面白い事があれば、それが不謹慎とは分かっていても笑ってしまうのが人間。何かの本で見ました)以上です。低レベルな雲ぐも坊やの意見ですので…。流してください。辛口(変な所で辛口)で言いたい事を言ってすみません。ここの掲示板に書かれてある難しい小説を読み続けていって、理解できるぐらいまでのレベルになるまでは、陳腐な意見しか言えないと思いますが、今の自分の精一杯の意見ですので。(さっき入れた1点は、凄く巧いと思ったからです。それは本当ですよ。)では、次回更新期待しております。
2005-05-21 19:12:16【☆☆☆☆☆】雲ぐも坊や
【雲ぐも坊や様】辛口?何かひどく嬉しい事を言われている気がしてならないのですが。レヴェルが高いってわけじゃないですよ、読み難いだけなんです、これ。それなのに読んでくださって、感謝以外の言葉が見つかりません。ありのまま語ってくれたのも重ねて感謝で御座います。巧いと言われて、小躍りする事をお許し下さい。ほんとうに有難う御座います。次回更新時もありのまま、語ってやってください。
2005-05-23 22:04:59【☆☆☆☆☆】京雅
主人公とヒロインなるものがどうなるか気になりますね〜
文章の書き方がGOODなので(俺もこんな風に書きたい^)頑張って下さい〜
2005-05-24 18:02:31【☆☆☆☆☆】小説初心者
文章について思うことを少々。冒頭の歌の部分ですが、一行目の終わりに読点は必要でしょうか。読点というものは、ハッキリとここで使う。というような決まりがない、ルール無き世界。とも言われるものなので、読点の使い方で、その人が見せる文章を書けるかどうかが、ある程度わかったりします。歌を二行に分ける必要があったのならば、いっそのこと句読点を払ってしまってもありかと。そちらの方が幾分読みやすいと思われます。本文の方ですが、一言で言うならば読み手に易しくない。文章を書く場合、より難しい言葉を好んで選ぶ人と、よりわかりやすい言葉を好んで選ぶ人、そしてわかりやすい言葉しかしらない人の三通りがいると思いますが、読み手を思うのならば、そして出来る限り多くの読み手に自分の文章を理解して貰いたいと思うのならば、わかりやすい言葉を選んで書いていく事をお勧めします。漢字も同じ事で、難しい漢字ならば敢えて平仮名にする。読み仮名を付けてもいいですが、そうすると読みづらいかもしれません。「敢えて」簡単に誰でもわかりやすい文章を書けるようにしてみるのも、一つの方法ですよ。難解な表現方法は、文章の個性として良いですが、読み手が置いてかれてしまう可能性は高いです。私が指摘したモノは全て、もう一つのやり方を提示したに過ぎません。自分が納得した上で人のアドバイスを取り入れて下さい。決して全てのアドバイスを取り入れようとは、しませんように。どのアドバイスを取るか、選択することも自分の成長を促す要因になります。それでは、月並みの言葉ですが、より良い小説が書けるようがんばって下さい。
2005-05-24 19:26:23【☆☆☆☆☆】あいか
文章が装飾されすぎているな、という印象がほんの少しずつ和らいできている気がします。あ、そうだ。でも何だろう、何か微妙にもう一度読み返してみると、『――』が多いかなぁ、という印象も持ったりしちゃったんですけど。そこらへんは気にしすぎると駄目かもしれませんね★それから――カラスはやっぱり烏より鴉と表記するのが素敵だ、と頷いてみたり。鴉を見て可愛いなぁ、と思うあたしはいつでも友人に驚愕と不審の眼で見つめられるわけですが、やっぱり鴉の目は人間の眼よりも澄んでいると思っちゃったりするのです(笑 鴉が好きなあたし、なぜか雀はあまり好きじゃなかったりします。雀よりも燕が好き。なぁんてどうでもいいことをぐだぐだと書き連ねつつ、続きも愉しませていただきますっ。
2005-05-24 19:52:15【☆☆☆☆☆】ゅぇ
むむっ。よもやまさかこんなにも見逃していたとは……!などと勝手に焦ってひとりで慌てて読ませてもらう阿呆なのです。しかし、プロローグからこのような物語になるとは思っていなかった、というのが本音でしょうか。この物語の進行方向がまだ微妙に見えてきていない神夜なわけですが、この作品の描写、つまりは京雅さんの書き方がものすごい好きなことに気づいた。なんかすごい個人的に読みやすい。あぁ、自分はなぜこの作品を放置しっぱなしでゲームなんてやってたんだ、などなど後悔の念に苛まれつつも、やはり次回からはリアルタイムでついていこうと決意を新たにしますので、どうか勘弁してくださいお付き合いさせてください(笑)
2005-05-24 20:51:53【★★★★☆】神夜
羽堕ですm(._.*)m続き読ませて頂きました♪鴉さんが出てきたー(〃'∇'〃)ゝ更に、写真の中の男もだ!!本当に、その人なのか、そうじゃないのかとか、やっぱり気になります(*゜ー゜)(*。_。)「わけないじゃん」の前と後で、私はですが、後の方が読み易い感じを受けました♪でも、文章自体は、綺麗だなって思います!(^^)顔を洗うというのを表現するのに、そんな言葉があったか?!と軽い感動しちゃいましたwでは続き楽しみしています(。・_・。)ノ
2005-05-24 21:17:20【☆☆☆☆☆】羽堕
なんか京雅様の描写に取り込まれ始めた自分です(笑 独特というか、綺麗というのでしょうか。ゅぇ様が仰っている装飾された文章というのがふさわしいのかもしれません。何となくですが、その感じが心地よく感じてきました。ここまで来て、プロローグを軽く読み直してみたのですが……う〜む繋がってるんだけどまだわからん(苦笑 とにかく先が知りたいですね。次回更新も楽しみにしておきます。
2005-05-24 22:04:52【★★★★☆】影舞踊
続き読ませていただきました。この作品って綺麗なのだろうか、それとも根底に負の感情が澱のように溜まった作品なのだろうか……いやぁ、はっきり言って展開が読めないですよ。綺麗な部分と負の部分の印象が強すぎて、中間のようなものがないから読者としては心が揺れっぱなしです。これが読書の醍醐味なのでしょうけど、少しは箸休め的な部分が欲しいような……でも、作品のテンポが壊れるのは嫌だしなぁ。失礼なことをひとつ。表現が重すぎる感じです。感情は平凡な言葉でも伝えられると思います。長々書いてすみませんでした。では、次回更新を期待しています。
2005-05-24 23:27:35【☆☆☆☆☆】甘木
ふふふふふふふふふ。面白いじゃない。読んでいてなんとなく思ったのは、京雅さんって小説書くとき緊張する性質だ、ということ。小説に一種の神聖さを感じているのですね。うふふふ。馬鹿なことを書いて怯えさせてみるclown-crown。いやいや、私もそういう性質なので直感で思っただけです。この馬鹿の同類とはかわいそうに。いや、当たってればの話だけど。面白かったってのは本当です。この【Fourth】がいちばん面白かった。
2005-05-24 23:33:05【☆☆☆☆☆】clown-crown
はぁ……思わず溜め息が零れます。嬉しい、また皆様に読んで頂けて。毎回見捨てられたらどうしようなんて不安がる京雅、少ない言葉では御座いますが、感謝の念を十二分に込めて御送りしたいと思います。
【小説初心者様】これの場合ヒロインと呼ぶのでしょうか……。こんな書き方になりたい?それは相当心の底が暗くないと難しいかも。純粋な気持ちを忘れない様に、自分の書き方を探していけばいいと思います。何て偉そうに語ってしまう私。こんな愚か者に「こんな風になりたい」なんて言葉は勿体ない、でも有難く頂戴します。
【あいか様】アドバイス有難う御座います。ありのまま語ってくださって嬉しい限り。けれどこの作品に限っては方向性を見失わない為にもこの書き方で行くつもりです。敢えて言葉を返せばそれは「京雅のルール」であるわけです。読み難さ等、ご容赦頂ければなと頭を垂れます。月並みな言葉ですが、頑張ります!(声を張り上げて)
【ゅぇ様】確かに「――」は過多ですね……しかしその指摘の後に「――」を使ってくださるゅぇ様が大好きです(色んな意味で)。こればっかりは、うーん、見逃して頂ければ(いや、頑張ってはみますけど)。私も雀はあまり好みませんね、実は鴉が一番好きな鳥だったりもします。動物の瞳は綺麗だ、私は穢れ過ぎている(ドライアイ)。
【神夜様】うわぁ、何だか認められた気がして小躍りしてますけど、私。貴方の文章力を追いかけつつ、これからもお付き合い頂ければ幸いと嬉し涙します。この物語の進行方向、読めてしまってもどうかお静かに。バレても何とか惹き込めるよう努力を惜しみません!難易度高いなぁ……。ところでゲームはクリアできましたか?(笑)
【羽堕様】感動!?そんなそんな、勿体ない。でも嬉しい事を言ってくれます。鴉登場です、ただの鳥で御座いますが。意外と鴉ってのは人気あるのかな、私なんかは好きなんですがね。ところでこの京雅の文章は、時としてある部分から読み易くなったり読み難くなったりするらしいですね。自分じゃ気付かない、むう、何故だろう。
【影舞踊様】取り込まれてきましたか!きっと超巨大な蛙の舌の如き粘っこさが時間と共に現れて、そしていつの間にかその粘着質な雰囲気に……何てね(笑)綺麗って言うよりも独特なんでしょうね、これは。貴方もきっと京雅の文章に汚染されているに違いない。どうかそのまま治さないでください(ははは。いや、笑ってる場合か?)。
【甘木様】もっと長長書いてくださってもいいのに(あ、お忙しいですもんね)。きっと負の感情が渦巻いてるんですよ、根底に。そして捻り出した僅かな綺麗さが際立ってしまっている(自分で言うのは何ですけど)。それにしてもほんと箸休め的な部分はあったほうがいいよなあ……即席哲学者猫を出現させるか。冗談です!
【clown-crown様】ああ、面白いなんて言われて狂乱の舞を踊っております。うーん、しかし貴方のツボを未だ掴めていない。難しいなあ。はい、きっと私は緊張する性質なんでしょう、神聖さを感じていると言われれば「あ、そうかも」と今頃気付いてみたり。同種の人間ならば、ツボもいつか掴める、そう信じております。
 ほんとうに読んでくださって有難う御座いました。次回更新もあまり遅くならないよう頑張って、そして皆様の言葉を糧に不安を退けたいと思っております。こんな未熟で愚かな京雅の作品で御座いますけれど、どうかこれからもお付き合いください。
2005-05-25 03:07:31【☆☆☆☆☆】京雅
いやぁ、うん、と意味不明な呟きが自然口から漏れてくる恋羽でした。……険が取れた、いや、重厚感のある輝きはそのままにして軽やかさが増した気がするのです。複雑な何かが見る者に感じさせる美しいという感覚が、もう一つ上の物に変わったような。恋羽としては羨ましい限りの文章、……どうしましょう。しかも大きな展開が訪れた……、次回更新がお世辞抜きに楽しみなのです。鴉の描写も良かった、ということで良い事ずくめですね(?)それならば「良い」を付けさせて頂きましょう。次回を心待ちにしております。それでは。
2005-05-26 16:07:41【★★★★☆】恋羽
【恋羽様】そんなに言葉をもらえた私は、とてつもなく幸せで御座います。私自身読み返すと軽やかになってますね。美しさがもう一つ上に……そんな、まさかと驚いてしまいました。有難く頂戴しておきます。しかし弱ったな、次回辺りでそれは崩れてしまう。けれど全力を賭して書き上げていこうと思っております。やはり鴉は人気者だなあ、また出さないと(いや、出す予定はあるんですけどね)。「良い」と言われて嬉しさのあまり絶叫する私をお許しください。これからもお付き合い頂けるよう頑張ります。私的には鰻を待ってますよー!
2005-05-27 17:11:03【☆☆☆☆☆】京雅
うん、その事には触れません。出てきた瞬間びくりとしましたが(何でお前が?)何も言いません。彼は実際に存在する人物というよりも、幽霊のような印象を受けました(幽霊なのかもしれないですね(マテマテ とすればゆえというのは何か特別な力を持った少女なのか。この物語のゆくえに大きく関わってくるなぁと密かに考え込んでおります。(十中八九テキトーなこといってますが(笑 やはりこの描写は独特だ、と言う言葉を残して去ります。次回も楽しみにお待ちしてますので、頑張って書き上げてくださいっ。
2005-05-27 18:44:13【☆☆☆☆☆】影舞踊
……すごいっす。プロの方じゃないですよね?圧倒的な文章力、表現力と絶妙なシナリオの組み立て。読み手のひきつけ方が半端なく巧い。巧すぎる。ただ圧倒されるばかりで、鳥肌を立たせながら読みました。今も興奮で自分がまともに感想書けているんだか不安っす。物語の展開が卑怯なぐらい良すぎて、泣きます。最初は抽象的な表現が多くて難しいなぁって思っていたんですが、気づけばどっぷり京雅ワールドとでも言うのでしょうか、漬かっていました。漬物状態です。次回更新を早く読みたいです。こっそりメールで教えて欲しいぐらいです。では、次回の更新を超期待してるっす。
2005-05-27 18:56:10【★★★★☆】空
こんにちわ〜チェリーです〜。いやぁすみません最近体調不良でもう大変でしてねぇ(ノ∀`)フアハハ・・・。もう吐血やらなにやらでちょっとパソで作品を投稿すること、なんていうか時間がかかることは具合が大変なため断念です。私のLV物はちょと断念です。申し訳ありません。っと説明を。ぐあぁぁぁまたちょっときつくなってきたぁ・・・・・・。しばらくは読み手として参戦します。でも読む時間も少ないため感想を出すのはいつになるやら・・・・・・。申し訳ありません。というわけで今回はなんか私の苦労話ふうなことでした〜w まだ続きますw最近私小説の勉強を頑張っておりまして、てか日中もう勉強しかできないものでwいろいろ作品を覗き・・・・・・ごほぅぇぃぉ!読書しております。京雅様のご作品はいつ見ても読みやすいですね。なんだか描写もすんごくそそられますなぁウフフフ。この感想は途中までのことですがご勘弁を。ではではごぅぐぅはぁぁぁぁぁぁぁぁ!(ノ∀`)フオイ!オオゲサスギ!
2005-05-27 19:15:14【☆☆☆☆☆】チェリー
……ああ!そういうことか!(電球が点った)いやね、最初にまず作者メッセージから読んでしまったから首を何気に傾げてしまったのですよ。読み方が「かみや」って誰のことだ?と素で思いつつ、読んでみて先のような状況になった。おうおう、あの謝罪は自分へ向けてのものだったのか。いえいえまるで構いませんとも。そしてその名前の登場により一層楽しみが増えたというものだ(笑) さてさて感想の方へ。「綺麗」というテーマに恥じない描写は流石であり、神夜の脳内を刺激するのです。かなり心地良い描写が素敵ですわ(自分が素敵などという言葉を使うと気色悪いのは気のせいか) ようやくこの物語の一応な筋が見えてきたのですが、果たしてそれがどこまで想像通りであるのか。いい意味でこの想像と期待を裏切ってくれることを願いつつ、次回更新もまた楽しみにお待ちします。
2005-05-27 19:54:53【☆☆☆☆☆】神夜
羽堕ですm(._.*)m続き読ませて頂きました♪読んでいると落ち着いて着ます(*゜ー゜)(*。_。)なんでだろう?( ̄~ ̄)それは置いとこう(って置いとくのかよ! きっと答えが出そうになかったので(^^;;楓くんかぁー苗字も素敵だし、勝手に思い描いてたイメージとぴったりきました(*^^*ゞ「−まな。」と言う所から、まなみへの感情が伝わってきました♪やっぱり、全体での綺麗なイメージはキープしてて良いなぁ〜私も部屋は眼鏡で外はコンタクトですねーwでは続き楽しみにしています(。・_・。)ノ
2005-05-27 21:03:58【☆☆☆☆☆】羽堕
今回が一番おもしろかったです!!(叫。神夜楓……ふぅん…神夜楓かぁ、と笑いつつ相変わらず綺麗な描写に舌鼓◎ 漢字表記にするか平仮名表記にするか――たとえば『降り注ぎ』だったら『降りそそぎ』のほうが綺麗な感じするなぁ、とか、そういったことは個人的な嗜好なので構わないのですが、何となく言ってみたり(笑。最初は確かに難解で読みづらいものがあったのですが、これは不思議なもので、読み続けると慣れてくるものなのです。読み手に優しくない、と以前感想がありましたが、これは読み手が書き手と同じくらい頑張れば頑張るほど味わえる作品かな、と。
それから『――』の指摘したあとに『――』した馬鹿ゅぇ、最高でしょぉッ!!(コラ)笑。もちろん狙ってました(笑★ ではでは続きも楽しみにしています。個人的には今後ゆえの冷涼さとかが前面に出てくればなお面白いかなぁ、なんて思ったりしていますっ♪
2005-05-27 22:14:31【☆☆☆☆☆】ゅぇ
今回はなんだか短かったなあ。いつもは、見せつけるかのようなような描写力で圧倒してくる京雅さんなのに。脳のチューンナップが完了したからか、馬鹿にもわかりやすいように易しく書いてくれているのか、私が流し読みしているのか(! 足りないな。これでは足りんわっ! 動き始めた物語を前にしてじっとして入られませんよ(でも私のツボをつかもうとすると他の読者がいなくなるので、やめたほうがよろしいですな)。
2005-05-27 23:18:53【☆☆☆☆☆】clown-crown
本日再検査に行き、医者から「これ以上白血球が増えていたら白血病の恐れもあるから、結果次第では専門病院で精密検査です」と脅され帰宅以降ふて寝したら起きたら真夜中。1日無駄にしたな非道い日だと愚痴りつつ、PCつけたら京雅さんが更新しているじゃないですか。世の中悪いことばかりじゃないな。と、つくづく感じている甘木です。さて読むぞ……短い。読み足りない! 愚痴はおいて、作品自体は短いながら読者に強く訴えてくる情景(ちょっとお耽美すぎるような感じましますが、この作品の命は「綺麗」だし。これはこれでいいか)。雨の嫌いな私でさえ良いシーンだなと感じていました。でも、失礼覚悟で書きます。今回は抽象的な表現に頼りすぎている感じがしました。インターミッションということで狙って書かれたのでしょうが、全体を通してみたとき今回の部分が浮いてしまうことはないのでしょうか?(京雅さんのことだから、しっかりと計算されていると思いますが老婆心から) また、漢字の美しさを多用するのもひとつの手だとは思いますが、多用しすぎるのは文章のリズムを壊すことになります。逆にひらがなに置き換えても耐えられる文章表現を考えてみるのも勉強になると思います(偉そうに書いていますが、ちなみに私はできません……鬱)。ところで「いつまでも降り止まないけはいに」の「気配」をひらがなにしているのはどうしてでしょう? 漢字に置き換えても文章のリズムは変わらないと思いますが……。変なことを書きますが、自然界の食べ物では苦い物の裏(成分)には必ず苦さに比例した甘さ(正確には甘味成分)が隠れているそうです。この作品も綺麗さの裏に等価の苦みがあって欲しいです(現在はまだ綺麗さの方が勝っている感じで)。なんだか感想が長くなってしまいました済みません(私はメイルマンさんのように簡潔で的確な感想が憧れなのに)。では、次回更新を期待しています。
2005-05-28 03:24:11【☆☆☆☆☆】甘木
ごぶさたしております。ユズキです。いやー、しばらく掲示板の方に顔出していないとかなりの作品が増えてて大変ですね。
京雅さんにはいつも感想頂いているのにも関わらず、自分が感想つけさせてもらうのは初めてですよね。確か前に一度打ち込んだのにエラーしたのか書き込めなく、そのあともう一度やればいいのに止めてしまったような過去もありますが。言い訳になるかな? それでも今回はちゃんと書き込ませて頂きたいと思います。
連載当初から読ませて頂いていたのですが、一応今回の更新分だけの感想で。読んで初めに思ったのが「これだけっ!?」でした。いつも開く度に期待してワクワクしている自分的には物足りなかったのが正直です。短くても文のキレイさは変わらないのがいいところですが。雨の中走るシーン、よくありそうな感じですがすっごく気に入りました。心を支配する〜らへんが短いけれど心が出てるなぁ。ジーンというかいいなぁと。すみません抽象的な感想で。そこはもう言葉じゃ表せないっていうことにしておいて下さい(汗 ああ、それにしても続きが気になる!続きも待ってます。それでは。
2005-05-28 14:30:24【★★★★☆】ユズキ
ほんと、毎回更新する度心停止してしまいそうです。ですがまたもや皆様の言葉に力をもらって次回分を書き上げる事が……遅くなりそうですけど頑張れます!少ない言葉でしか感謝を綴れませんけれど、どうか受け取ってやってください。
【影舞踊様】おっと、思わぬところへも影響が(想定の範囲外)。十中八九テキトーと仰る事も大分ぐさっと刺さってますけれど、それについては本文にて解答していくとして、やはり私の書き方は独特ですか。味があるとすれば嬉しい限りで御座いますが読み難いとなると……考えますね。次回作書くならば影舞踏様ばりの戦闘シーンを盛り込んだ恋愛(?)にしたいですね。勿論、今はこちらに集中します。
【空様】そんなまさか、こんな未熟で愚かな京雅がプロのわけありません。けれどそこまで絶賛されるとほんとに嬉しくて涙出ますよ。ちゃんと言葉は私に届いております、ご安心を(笑)。抽象的な部分を抜けるまでが大変ですよ、自分でも思います。京雅ワールド、響きがいいなあ(そうかな……)。続きも頑張ります!
【チェリー様】こんにちわです。貴方の作品が突如なくなってびっくりしておりました。体調は大丈夫なんですか?吐血って……。それでも読み手として頑張ると言う貴方はすごいですね、小説好きはそうでなくっちゃ(?)。読んで頂けるのはすごく嬉しいんですが、無理はなさらないで下さいね?心配です……。
【神夜様】そういう事なんです。いやぁ、よかった。怒られたらもうどうしようかと思っておりました。ほんとうに有難う御座います。しかしその名前に恥じないキャラかと言うと……すみません、自信ないです。でも頑張ります!素敵と言ってもらって、この京雅はやはり書いてよかったなぁと喜ぶわけです。よい意味で予想を裏切れたならと心で思い、予想通りであっても魅了できればと企んでおります。
【羽堕様】落ち着きますか?それはきっと洗脳されてるんですよ。置いておくとその内幻覚症状が……お気をつけください。イメージと合っていると言われて嬉しいです、何せ私のもつ印象と違う可能性は大ですからね。ちなみに私は家で眼鏡を掛けていても外じゃ何も付けないのです。面倒なだけですが(笑)。
【ゅぇ様】面白いと言われてグッとガッツポーズ。名前が予想外のヒットですね。実を言いますと漢字表記等には私自身困っておりまして。仰る通り個人的な嗜好が邪魔をしています。歪んだ主観のせいか、好きな漢字と嫌いな漢字があって……一度考え直してみようと思うこの頃。読み手に頑張らせる、なんて私は贅沢な事をしているんでしょうね――頑張らねば!ゅぇ様サイコー!と叫んでおりましたよ(笑)期待を裏切ってしまう事になるやも知れませんけれど、全力を尽くそうと誓っております!
【clown-crown様】はい、すみません。やっぱり短いですよね、うーん、反省中。焦らす策略は一応成功したようですが(笑)。ええーっ!?ツボをさぐっちゃやばいんですか?そうだな……次回作はそっち系(どっちへ向かうかは解りませんけれど)にするか。兎に角、次回更新では満足してもらえるよう頑張ります。ところでくらうん様の連載ものとか読んでみたいなあと思う私。きっと印象度MAXでしょうね!
【甘木様】申し訳御座いません、と先に謝っておきます。私はどう言葉をかければいいのか解らないので、うまく言えないのです。しかし!どうか無事であるようにと祈る事は出来ます。逆に言えば祈る事しか出来ないだめで愚かな人間なわけですが……。それでも祈らせてください(迷惑でしたら仰ってください)。やはり読み足りなかったですか、うーむ。良いシーンと感じてもらえれば嬉しい限りです。抽象的な事もかなり悩みましたね、一応考えはありますけど。それでもこのシーンは外せなかったわけで(間奏と言いつつ実は)。漢字の件は確かにそうですね……頭に入れておかねば。「けはい」次回更新時に修正をば。甘味と苦味については私も頷きます、全体を通して読んだ時両立がとれれば、なんて目論んでますね。ちなみに私への場合は多く語ってもらったほうがいいかな、と戯言を。随分と長くなってしまってすみません。どうか体に気をつけて(しかしヘビースモーカーに煙草を止めろと言うのは我我に小説を書くなってのと同じか……)、これからまだまだお付き合い頂ければ幸いです。この京雅の為にもお願いします。
【ユズキ様】ごぶさたです。ほんとですね、ここ作品出現率高過ぎです。いえいえ、読んで頂けるだけでも感謝なのに、こうやって言葉をもらって私は幸せ者ですよ。やはり短いですよね、ほんとに申し訳御座いません。期待を裏切って落胆させてしまったのでは、と不安です。これからも頑張っていきます、読んで頂けていたんだと解ってすごく力がわいてきた感じですよ。
 ひどく長くなってしまいましたね。ほんとはこれの倍以上書きたいわけですが、そこは抑えて……。皆様読んで頂きほんとうに有難う御座います。次回更新も全力投球で頑張ります故、どうか見捨てずお付き合いください。
2005-05-29 04:16:31【☆☆☆☆☆】京雅
作品拝読させて頂きました。綺麗でいて独特の表現が物語りに引き込む力を強くされてるなぁ、と引き込まれまくった私は熱く語っています(笑)抽象的な表現が多いのですが間の取り方でしっかり読み手のイメージを作られていると思います。でも、もう少し簡潔に表現した方がすっきりしてもっと読みやすくなるかなと僭越ながら申し上げておきます。それでは、続きも凄く楽しみにしております。失礼なことを書いてしまい申し訳ありませんでした。
2005-05-29 12:04:15【★★★★☆】茂吉
【茂吉様】読んで頂き感謝の念を踊りで表現します!とまあ、見せられないわけですけど。惹き込まれました?そりゃあやばい、きっと既に脳がやられかけているのです。そうですよね、やっぱり読み難い箇所は多多あります。うーん、味を薄めるかこのままいくか、悩むとこです。失礼なんて全く思っておりません、もっと語ってやってください。これからもお付き合い頂ければ幸いで御座います。
2005-05-30 04:09:30【☆☆☆☆☆】京雅
今さらになって初レスです。申し訳ありませんっ。以前申し上げましたとおり、読んではいたのです〜。じゃあ感想書けや!って話ですよねすみません。なんで今さら失礼極まることに初感想なのかと言いますと、今回分を読み終えてから思わずひとり『これおもしろっ』とかつぶやいちゃったのでこれは黙っていられないと。アホウです。今度からきちんと書きますのでご容赦ください!
ゆえの心情がきれいに出てますね〜。ゆえがドロドロしたものを抱えて人間らしいほど、まなの俗世を超越したみたいな綺麗さが活きる、巧いなあと。ふわふわっとしたイメージですね、まなのほうは。女の子二人の書き分けが非常に良いです!そして楓さん、あんた何ー!?ゆえに負けず劣らず好戦的な。何があったんだろう、そしてこれから何があるんだろう。楽しみです。長くなっちゃって重ね重ね申し訳ないですが、次回も頑張ってくださいね。
2005-05-30 17:57:44【★★★★☆】有栖川
次回が待ち遠しい。これが京雅様のやり方なのでしょうが、とりあえず次回が待ち遠しい。やはりゆえのまなみに対する感情はそちら方面なのか、それともゆえ自身がいっている「ともだち」という枠組みの範囲内なのか。楓の存在も気にかかりますし。物語の展開もさることながら、それに引き込まれている影舞踊の脳内も結構混乱気味(苦笑 んで、「それでも男――夜神楓」←これは誤字ですよね? 一瞬名前変更したのかと思いました(笑 次回も楽しみにお待ちします。
2005-05-30 20:54:22【☆☆☆☆☆】影舞踊
この作品を読んでいると現世と常世の境界にでもいる気分になります。言葉の美しさと妄執じみた人の想い。黒々とした心が綺麗さを生み出す。事象の両極を行ったり来たりしているみたいで……読み手の心まで揺れ動かす素晴らしい作品だと思っています。でも、そのせいで若干精神的に疲れますが。ゆえの心が伝わるのはいいのですが、表面上の負の部分が強すぎる感じで……どうしてここまで自己を嫌えるんだろう? こんな感情を持ったことがないので(私は基本的に難しいことは考えない。「今日できることは明日やる」というラテン系のノリで生きていますので)謎と言えば謎です。頭では理解できますが、心は素直に受け入れてくれなくて。ゆえが嫌いなわけではないですが、受け入れられない部分もあります。早い話がじれったいんです、ゆえの自戒の念みたいなものが。「グダグダ言う前に動く」が私の信条なもので……それで失敗することの方が多いですけど。書いて思ったのですが、私って結構嫌な読み手ですね。反省しております。だけどこの作品を読んでいると、つい心を動かされてしまって心静かではいられなくって。長々と戯れ言を書いてしまってすみません。最後に「面白かったです」。そして次回更新を期待しています。
2005-05-31 00:08:57【★★★★☆】甘木
ん、ん?ん……、と漏らしながら恋羽です(気にしないで下さい)。久々に読ませていただきました。……やはりそうくるか、というこの作品を読み始めた頃に勝手に予想した展開が大体あたっていたことに少ししたり顔で、しかしここまでダークな描写に乗せるかぁ、と溜息です。その表現が巧いだけに、あぁ、なのです。楓さん?あの方が出てきて、物語はドロドロの真骨頂へと転進していきそうですね(いや、深い意味はありません)。ただ……、ちょっと強すぎませんか?いや、感情面を掘り下げないとこの深みが出せないことは重々承知してはいるのですが、文章が読みやすいリズムを含んだことによってより表面的にその強さが浮き彫りになってしまっているような気がするのです。失礼を承知で言わせていただくならば、バランスが悪い(何言ってんだ、へぼ作者(ごめんなさい))のではないかな、と思うのですよ。少し自分の趣向から外れ始めているからこんな感想になってしまうのでしょう、もしかしたら他の方のツボにずっぽしなのかもしれません(他の方の感想はなるべく読まないようにしていますのでわかりませんが)。もしそうだったなら、恋羽はもう、……多分自分の感想を正直にいえないのは辛いから変わりなく好き勝手言うと思います(苦笑 ……ちなみに鰻さんですが、もうちょいで二作品ほどお目にかけられると思います、期待せずにお待ちいただけたらなぁ、と。それでは次回更新をお待ちしております。
2005-05-31 14:31:12【☆☆☆☆☆】恋羽
なんとなく、書かないといけない気がしたので。馬鹿な長文なのですが、もしこれで京雅さんに影響を与えられればいいなあと思って(脳内改造の報復です)。
以前、自分の書き物の中で「言霊で人を殺すことができる」と書いたわけですが。これは私自身の考えでもあります。言葉には力があります。使い方によってはダイナマイトより上手に人を殺すことができるでしょう。それはもう、サックリと。いわゆるありがちな「凶器にもなる」というやつです。書き手は書き物をするにあたってその出力を決めるわけですね。もちろん、読んだ人を幸せにする書き物もできるわけです。京雅さんのこの書き物はわりかし高出力なので、私には心地よいです。しかしどうもその出力が一定ではないのですよ。もちろん物語は山あり谷ありなので必然的にその調節をするのですけれど。でもこの書き物の場合、そのズレが物語(書き手)とは無関係に発生しているように思えるのです。そのせいであいまいな印象を受けます。特にこういった感情表現豊かな書き物はズレが起こりやすい傾向があるようです。これだけの高出力を調節するのは大変だと思います。それを維持していかなければならない長編ならば、なおさらでしょう。そう、長編を書くにはタフさがいるのです。持久力がない私には長編が書けないのです(結局、自分の話かよ!)。
2005-05-31 21:31:20【☆☆☆☆☆】clown-crown
読ませていただきました。少々詩的な印象を受けるものの、やっぱり『綺麗』ですってば!!笑。言葉のひとつひとつが洗練されていて、澄んでいる感じ。どちらかといえば、失礼な話になるかもしれませんが、ストーリー展開よりも一文一文の美しさに心惹かれている感じです。展開は――なんか理由はわからないんだけれども何か微妙に唐突な印象を受けたんですよ――でもなんでなのか、何を見てそう思ったのかが分からない(笑)何でですか?(訊くな。
さてさて、次回も楽しみにお待ちしています♪
ps【けれど、今のゆえは歯止めのきかなくなってきた自分の厭らしい部分を、濡れて加速を増した車輪にブレーキをかけられないでいる】の意味がちょっと掴めませんでした(汗◎
2005-05-31 21:44:58【☆☆☆☆☆】ゅぇ
すごっ!マジでスゴッ!!前に読んだときよりもはるかに、丁寧に変わった気がします。この作品入ってしまいますね。心が高揚します。美しいとすら感じるほどにメリハリのある情説です。……でも読むと、どことなく疲れますw集中してしまうからですかね(笑)
ユエの心が伝わる優しいものがたりです。
寂しい方ですね。ユエって。すごく読んでてもやもやします。……どうしてここまで自分が嫌なんだろう。なんで希望が無いのだろう…。何で弱いのだろう。何で寂しいのだろう。全てが押し寄せてきて苦しいのです。
頑張ってください。応援してます。
2005-06-01 13:14:01【★★★★☆】姫深
ありりっ?神夜の期待を初っ端から綺麗さっぱり裏切ってくれるのではないかという展開。まさかあれか、ものすっげえ重い空気になっていくのではあるまいな(笑) それはそれでいいけど、ちょっと切ない展開を考えていた分、何気にインパクトがあった。ちょこちょこと気になることはあるにせよ、それは先に言われてしまっているので省きつつ、自分はいつもながらの素直な感想だけを。これからの展開を想像し、それをまたすっぱりと裏切ってくれることを密かに期待しながら次回更新をまた楽しみにお待ちしたいと思います。
2005-06-01 21:07:00【☆☆☆☆☆】神夜
皆様、今回も読んで頂き有難う御座います。「よっし、次も頑張ろう」って気持ちになりますね、言葉をもらうと。その力を無駄にしないよう、無い実力を搾り出して執筆していこうと心に誓っております。少ないですけれど言葉を返させてください。
【有栖川様】いえいえ、読んで頂いているだけでも嬉しいのに、感想まで書き込んでもらえて幸せの極み。阿呆とは私みたいな愚か者の事を言うんですよ。面白い、そう言われると力が倍増ですね(私的比)。どうかこれからもお付き合いください。少ない言葉しか返せませんけれど、長長と書き込んで頂ければなぁと(かなり贅沢ですね)。
【羽堕様】京雅もスイカバー好きですよ。そうか、この小説は禁断症状が出るのか……困った、次回更新はひどく遅くなりそうなんですよね。生意気なんてとんでもない、もっと語ってやってください。人の気持ちを伝え難い傾向にあるらしい私にとって、もし伝わっているのであればそれは嬉しい事です。うん、次も頑張ろう!
【影舞踏様】ほんとに誤字脱字報告有難う御座います。うーん、新キャラはしっかり覚えろよ京雅!って言い聞かせております。混乱させてしまって申し訳ないとは思いますけれどこちらとしては嬉しい限りで御座いますね(笑)待ち遠しい、そう言ってもらえたならきっと次回更新分も書き上がります!焦らしても怒らないでくださいね?
【甘木様】面白い……ひどく嬉しいですね。これまで書いていて甘木様に認められてきたなぁと勝手に勘違いして喜ぶ始末、うん、私は幸せだ。あ、けれど私もこんなに暗い思考じゃないですよ?人が言うに爽鬱病の様ですが。何を言っているんですか、もっと長く甘木節(?)を炸裂させてくださいよ。言葉をもらう=嬉しいのですから。
【恋羽様】はい、言葉を偽ってほしくないです。「ありのまま」が好きなんです。それにしても恋羽様には最期まで見通されてそうで怖い、未だ秘密ですよ?バランスの悪さは実感しております、全てを通してその均衡を整えられたらなぁと密かに企む京雅です。鰻は二匹釣れましたか?忙しいご様子ですが、期待して待ってます!
【clown-crown様】やはりくらうん様と私は実は通じる面があると睨んでおります。京雅も言葉には力があると思っております故。出力調整って難しいですね、痛感しておりますよ。と言うか、もうレバーが故障していて……。えっ?そんな、貴方の連載読みたいのに……。じゃあ短編でドロドロのない純愛って書いてみません?高出力で!
【ゅぇ様】一応修正してみたのですけど、どうでしょうか。うーん、難しい。確かに唐突感はありますね、どうにか誤魔化そうと必死に頑張ってみたのに。それでも綺麗って言ってもらえて嬉しいです!私も文の綺麗さは大切だと思っております。あとは展開……ゅぇ様みたいに綺麗な上で内容も伴う作品が書きたいですよ(切実)。
【姫深様】よく疲れる作品って言われます、書くのも実は疲れます。ゆえはもっと足掻かせようかな、と思っておりますね。美しいなんて言われると、「綺麗」と言うテーマを掲げて書き始めてよかったなぁと改めて感じ入ります。疲れさせて申し訳ないとは思うわけですが、それでもこれからもお付き合い頂ければなぁと(我が儘)。
【神夜様】重くなるやもです(笑)すみません、同じ名前でも楓はひどく屈折したキャラかも知れません、ご容赦ください。物語の進行上そう何度もすっぱり裏切れるかどうか解りませんけれど、それでもやはり惹き込めたらなぁと。インパクト、ああ、この作品にそんな言葉をもらえるなんて思ってもみなかった。嬉しい限りで御座います。
 ここまで読んで頂いて、皆様ほんとうに有難う御座います。受け取った言葉は続きを執筆する力にして、作品にて感謝を返したいと思う私。こんな拙い小説で御座いますけれど、どうか最期までお付き合い願います。
2005-06-02 03:39:22【☆☆☆☆☆】京雅
お、わらびコーラに興味津々ですか(勘違いすんな すいません、変な興味を持たせてしまって。影舞踊の三分どころか十秒クッキング、わらびコーラはなかなかお気に入りですよ。暑い夏にはもってこい。わらび餅のきな粉抜きの独特の味、あれはそのままだと味気ないですけどコーラとあいまっていい感じになるのですよ。試してないですが、おそらくきな粉ちょっと加えてもいい感じになると思います(試せよ えーすいません、長々と。感想いきます。今回は冒頭からなんかやられました。これは綺麗と言うのでしょう、たぶん(たぶん?)。涙を透明と言ったり、なんかもう影舞踊には思いつかない比喩の羅列に圧倒されました。まぁ比喩使いすぎだという方もいるかもしれませんが、素直にこの比喩を誉めたいです。短いですがこの辺で、(つーか食い物ネタのほうが書いてるような(笑)次回も楽しみにお待ちします。
2005-06-02 21:48:53【★★★★☆】影舞踊
拝読いたしました。え〜と、なんだか今回は上滑りしてしまったのでは――としょっぱなから失礼なことを申し上げますごめんなさいごめんなさい。今回はちょっと辛口です(汗 いつにも増して難解で、やや抽象的すぎたと感じました。それからあたしはとんでもない勘違いをしていたようなのですが(大汗 『殺してでも、俺は彼女を連れて行くよ』=まなみを殺してでも連れて行くのかと思ってました。ゆえに対して邪魔するなら殺すよ、と言ってるわけですか??うわぁすみませんっ。アホウです!!そしてここからはさらにさらに失礼を覚悟して申し上げるのですが、もうちょっと抑えた言葉でつづっても十分この物語は綺麗だと思うのです。少しばかり過剰包装ぎみ……かもしれません(ホントにごめんなさい)。非常にメンタル色の強いストーリーだと思いますので、言葉の『綺麗』さに頼りすぎず、中身で勝負できる作品だと思います。描写も語彙も、京雅さんの文章力の高さは誰もが認めるところだと思いますが、かえって言葉を飾りすぎて逆にもったいないと思うときがあるのです(>_<;)もちろんこれは一読者のいち意見に過ぎませんので、もちろん無視してもらってかまいませんっっ。これは京雅さんの作品ですのでご自分の納得いく書き方でがんばってほしいという気持ちは本当です。それが一番だとも思います。余計なことを書きつらねまして大変申し訳ありませんでした。次回も図々しくお待ちしております。苦情反論ございましたらホントご遠慮なく!!心からすみませんでした!
2005-06-02 21:58:34【☆☆☆☆☆】有栖川
羽堕です(o*。_。)o続き読ませて頂きました♪なんだかホッとして、綺麗な物を眺めてる気分になるんですよねー( ̄∇ ̄*)ゞきっと、やられてしまっている私には、まともな感想を書けないかもですが、今回は、鴉さんとの何気ないちょっとしたやり取りが本当に良かったです(⌒▽⌒)あと、ゆえの変化というのが、目だったようにも感じました(^-^;前半部分から後半部分への読みやすさのシフト?とでも言うのか、そんな物を感じましたが、やっぱり綺麗はキープしてると思いました(≧∇≦)ノ最近、文章は右脳で読むんだろうなぁーと思い、絵などを描いて鍛えてたりしますwと唐突な世間話を入れつつ、私の手が震えないうちの更新を願いつつ(全然、ご自身のペースで)、続き楽しみしています(。・_・。)ノ
2005-06-02 23:00:16【☆☆☆☆☆】羽堕
続きを読むために濃いコーヒーを用意し、BGMにグノーの「聖チェチーリア荘厳ミサ曲」を流して、さあ準備良し。読むぞ……コーヒーは一口飲んだだけでその存在を忘れていました。グノーの曲は耳を素通りしていただけです。はっきり言って集中して読んでいました。今回はゆえの負の感情的なものが少なかったのでダメージは少なくて済みましたが(と言うか、男の私が女のキャラにどうしてここまで感情同期してなきゃいけないんだ。男と女じゃ微妙に感情に差があるだろうに……同期してしまう自分って、オカマにでもなった気がするなぁ)、感情はやはり揺さぶられます。でも、ゆえと鴉の掛け合い(?)は面白く、心の澱を流してくれるように気持ちが軽くなって良かったです。さて気になったところを書きます。あくまで愚かな私が感じたことですから、気になさらないでくださいね(世間ではこれを予防線と言います)。やはり言葉の装飾に頼りすぎている感じがします。装飾は技術で効果的でもありますが、多用しすぎると装飾ばかりに目が行き、本来装飾すべき土台(ゆえの感情)が逆に弱く感じられてしまいます。もっと素直に(失礼。適当な単語が思い浮かばなかったものですから)書いても、京雅さんの筆力なら読み手を納得させられると思います。あまり関係ないことですが、ゆえって最初の頃は独立した性格(そしてやや難儀な性格)だったのに、回を重ねるごとにまなみに依存しているような感じを受けますねぇ。まなみに対する愛情(恋愛にあらず。人間愛のような広い意味の愛情)が、幼子じみた全能を求める愛情に変わってきているようで、この先の展開が心配です。一方的に依存を続ければ相手に重荷になることぐらいは解る年齢だろうに。その為か、ゆえを描いているはずなのに、まなみばかりが際立ってきているような……すみません。勝手なことばかり書いて。それにしてもこの感想、何度書いては消して、また書き直したろう? たぶん私の感情を100%書ききることより、私がピアノでラフマニノフのピアノ協奏曲第2番(マジに面倒な曲です。私には弾けません)を弾く方が楽だろうなぁと感じるこの頃。長々と支離滅裂な文章を書き連ねて済みませんでした。まとめとしては、今回も面白く読ませていただきました(色々な意味で……文というか章全体が与える印象がちょっとだけこれまでと違うように感じられ、テンポに違和感を感じてしまったような。それもまた面白かったんです)。では、次回更新を期待しています。
2005-06-03 01:42:36【☆☆☆☆☆】甘木
さてと、感想を書くか。【「――殺してでも、俺は彼女を連れていくよ」】この台詞に有栖川さんは誤解したらしいのですが、私は別の形で誤解した。その台詞は男の決心が口から出たものだと思ったから。行動を起こすのではなくて、決心を口にすることで牽制する意味合いだと思ってた。
鴉って最初っから出てきてたっけ。記憶があいまいだ。読み返さないといけないか。あの奔流を。
2005-06-03 22:21:54【☆☆☆☆☆】clown-crown
尊敬すべき影っち(コラ)の仰る『わらびコーラ』に興味津々のゅぇです、感想書かせていただきます、よろしくお願いいたします(笑。
前回面白かった分、今回が少し物足りなかったような気がしないでもないです。っというか今の時点では、この更新分を一度しか読んでいないせいか、いまいちワケがわかっていなかったり(汗)綺麗――本当にとても綺麗なので、もう少し飾りッ気をほどいてみても読者は心地よく読めるのではないかな、と思いました(6∀6)ゆえの感情は確かに響いてきています。少しずつ感情移入できているのかな、と嬉しい限り。次回もお待ちしていますっ。
2005-06-04 19:47:39【☆☆☆☆☆】ゅぇ
いやまあ、実際神夜も神夜でかなり屈折した人物なんですけどね。そんなどうでもいいことをつぶやきつつ、感想の方へ。ふむふむ、何だこうくるのか――って本当にこうきているのかがどうも曖昧。この予想は果たして吉と出るか凶と出るか、やっぱり凶と出て裏切ってくれることを祈っています(笑) しかし、今回はちょっとヤマがなかったのが残念、という感じでしょうか。ですがそれは恐らくはこれからに対する静さであって、後半部分は異様な盛り上がりを見せてくれるだろう、なんて勝手な期待を大きく膨らませつつ、神夜でした。
2005-06-04 19:58:54【☆☆☆☆☆】神夜
こんなにも拙い作品を読んで頂き感謝の言葉しかありません。毎回少ない言葉しか返す事は出来ませんけれど、どうぞお受け取りください。
【影舞踏様】興味津津です!コーラは買いました、あとはわらび餅を……。こちらは構いません故長長と語ってやってください。やられました?きっと影舞踏様はもう完全に京雅の世界に浸かっておりますね。お褒め頂きほんとに嬉しいです。くどい喩え表現、やはり受け入れ口を狭めてしまいます。今の私の味、マニア向け?(笑)ちなみにカレーの隠し味はチョコレートで御座います(食べ物ネタもおっけぇ)。
【有栖川様】そんなそんな、こんな拙い作品で御座います、アドバイスしっかり受け止めております。確かに飾り過ぎ、上滑りもかなり感じます。……ん、待てよ。と言う事は少しばかり有栖川様にも認められてるのか?(笑)なんてポジティブに勘違いする私、アホウですよ。もっと長く語っても全くだいじょうぶ、寧ろ言葉をもらって嬉しいんですから。「納得できない京雅!」って時はメール承ります(パクリ)
【羽堕様】私の筆は遅いです、だから次は禁断症状が出てしまうかも。綺麗で御座いますか?描写過多でこんな仕上がりの作品に「綺麗」と言って頂けて、やっぱり書き始めてよかったなぁと思ってしまう愚か者京雅で御座います。読み易さのシフト、意図的ではあるんですけど、いいのか悪いのかさっぱりですね。文章は両方の脳で読むんです。右と左が手を取り合って、思い描き受け取る。世間話は好きな私でした。
【甘木様】いつも感謝の言葉を少ないものでしか返せないのですけれど、それでも長く語って頂けるのは嬉しい限り。遠慮する事なんてありません、思った事をありのままに、京雅はそれを望んでいます。そんな私、何故素直になれないんだろう。やっぱり心根が腐っているのか。集中してもらって、面白いと少しでも思って頂けたなら今回も書いてよかったと確信しております。次回も甘木様の言葉、待ってます!
【clown-crown様】何だか誤解を生んでしまっているようで、まだまだ実力不足だなぁ私も。しかし意味合いと言うか、決心を口にしたって言うのはあながち間違ってはいませんね、おそらく。プロローグを読み返すのは至難の技です。京雅節が炸裂しております(自分で言っていれば世話ないんですが)。早くあなたの心にスブッとナイフを刺せるようになりたいです。今作が無理でも次回作は、そう決心しております。
【ゅぇ様】こちらこそよろしくお願いいたします(笑)。今回は盛り上がりに欠けたかなぁと反省しております。物語の特性上仕方ないとはいえ、やりすぎましたね。感情移入できていっているとの言葉、もう喜びのあまりコンビニにわらび餅を探しに行ってしまいました。無かったけれど……(憂鬱)アドバイスはしっかり受け止めているのですが、それを生かせるかどうか。見捨てずお付き合いください!
【神夜様】貴方の想像を裏切るのは難しい、けれど努力は惜しみません。とは言え京雅の頭にあるストーリーは変わらないので、その上でどう小細工を仕掛けるか。悩むに悩むところです。確かに、嵐の前の静けさ的なものをつくろうと思ったのは事実で御座います。少しやりすぎたなぁと痛感。予想を裏切りつつ期待は裏切らない、できるだけそうなるよう筆を進めていく気持ちです。あくまで目標で(笑)
 皆様、今回もほんとうに有難う御座いました。遅筆なのに拙い仕上がりばかりになってしまうこの作品、それでもよろしければこれから先もお付き合いください。ありのままの言葉をお待ちしております。重ねて、有難う御座いました。
2005-06-06 04:05:53【☆☆☆☆☆】京雅
続き拝読いたしました。……うーん、あたし何かどこかで読み違えしてるんだろうか……楓さん、亡くなってるんですよね??ゆえが会ったのは、じゃあ――っていうか腕つかまれてた?あぁダメだ。どえらい勘違いしてそうで怖いです^^;でも今こんなこまごましたことを考えては京雅さんの思うツボですね(笑 おとなしく次回更新をお待ちします。続きも頑張ってくださいね。終幕というお言葉も出ましたが、この物語がどんなふうに終焉するのか、非っ常に興味深いです。ちなみにあたしはローマ字がなんか雰囲気あっていいなぁと思っておりますので、このままでも……なんて言ってみたりしますっ。それでは。
2005-06-06 17:38:20【☆☆☆☆☆】有栖川
心中は穏やかなようで。「ああ、もうっ」って言いながら、櫛で梳いてあげたいclown-crownです(何の話だ!)。一点、主要キャラの『み』が抜けてるとこがありますよ? 穏やか過ぎて、今回は出力足りなかったような。京雅さんの精神状態がそのまま書き物に反映しているらしい。飾り気の多い書き物と対照的で、素敵に素直に素朴で面白い。私、刺されたぐらいじゃ感じませんよ。抉るか沁みるかしないと(ふかんしょーなのさっ)。
2005-06-06 20:06:58【☆☆☆☆☆】clown-crown
うん、あれはきな粉まぶさん方がいいね(試したのかよ 自作のほうではきな粉塗しやがってましたが、素直にまずくなります(オイ さてそれは置いといて、いつもながらclown様のコメントは笑えるなぁ――とそれも置いといて(汗)、今回もこの独特な世界観を堪能させていただきました。まぁ分かってるようで分かってないのでしょうが(苦笑 物語は進んでいるのに、次回の展開が全く分からないのがその証拠かなぁ。依然、ゆえがまなみをみる感情を勘違いしているかもしれないとの不安があります。とにかく次回を待ちたいのですがいいですか(訊くな
2005-06-07 01:08:21【☆☆☆☆☆】影舞踊
昨日すっかり妹とわらびコーラを好きになった京雅で御座います。皆様こんな変な作者の拙い作品を読んで頂き有難う御座います。どうかこれからもお付き合いください。少ない言葉ではありますけれど、感謝を届けたいと勝手に思っております。
【有栖川様】思うツボです(笑)。何て嘯いてみますが、さてさてどうだか。物語の特性上全てを解き明かさないとは思いますけれど、その上でこれから先どう読み取ってもらえるか、解り難いでしょうけれどどうかお付き合い願います。終焉、文章力の乏しい私にとっては最大の難関ですね。突破します!ローマ数字でいきましょう(単純)
【clown-crown様】ほんとに梳いてほしい京雅で御座います。この髪、ずっと付き合ってきていますが鬱陶しい事この上ない。何故硬いんでしょう、何故カールするんでしょう(切実)。ご指摘の点は「ゆえの言葉」という事でお許し頂ければ……だめですか?出力控え目に、素直さを出してみました(笑)。よし、抉って掻き回そう(怖)。
【羽堕様】定期的にお薬を出さねばならぬようです。次回は……いつになるか。綺麗でした?うんうん、嬉しいですねぇ。ゆえの魅力にやられているようで、こちらとしては喜ばしい限り。楓はまだ出てきますねぇ、おそらく。そう簡単には許してくれません(何を)。よし、ローマ数字で続投、と叫び声を上げつつ私も脳に油を注ぎます。
【影舞踏様】わらびコーラ、ほんとに夏にはもってこいですね。教えて頂き(勝手に試したのですが)有難う御座います。影舞踏様はやっぱりもう京雅中毒ぎみですね。今はまだ治療しないでほしいと願います。皆様がどういう展開を予測しているのか私もドキドキです。勘違いおっけぇ!(気合)待ってて頂ければ至極幸いで御座います。
 皆様、此度もほんとうに有難う御座いました。あと……四五話でしょうか。解りませんけれど、どうかお付き合いください。よし、頑張ろう!(気合?)
2005-06-07 14:00:56【☆☆☆☆☆】京雅
あれ、何か今回はいつにも増して体言止めが多くなかったです?? っと何となく素朴に言ってみたり。これは個人的なアレなんですが、『雁字搦め』は『がんじがらめ』のほうが雰囲気出る感じするのはあたしだけでしょうか。これはもうホント作者である京雅さんの好みで全然問題ないと思うんですが、まぁ読者だし素直に思いの丈を述べても良いか、と勝手に考えて思ったことを言ってしまうゅぇなのです(笑)しかしがんじがらめって、漢字難しいなぁ……。

さてさて、綺麗なのは相変わらずでした。切なさも充分伝わってくるし、いい感じです(6∀6)でもちょっとだけいつもより軽い感じもしました――もしかするとそれが良かったのかもしれませんが。これはやっぱり読者によって感想も分かれるところなんでしょうねぇ♪ 次回も楽しみに待っています★
2005-06-07 20:37:14【☆☆☆☆☆】ゅぇ
はじめに断っておきます。今現在文章の書き方(感想を含む)が分からなくなっていまして、的外れでとんちんかんなことを書くかもそれません。その時はどうかご容赦下さい。作品の感想ですが、一文一文が連続せず完結しているような印象を受けました。テンポが悪いというわけではないのですが、メッセージ性が強い(物語性が強い)歌詞を読んでいるような感じでした。といっても、自分の文章すらテンポをなくしている人間が書くことですから聞き流しておいてください。作品全体をゆえの感情だけで見た時、物語が何度も冒頭主題に戻ろうとしているような進展の弱さ……強いて言えば音楽のKanon(先行旋律に対して一定間隔で後続旋律が従属する技法。早い話が輪唱みたいなもの)のように若干の表現を変えながらも、必ずスタート地点に戻っている感じがします。感情だって変化すると思うのですが。あかん……頭が真っ当に動いていない。自分で何書いているか分からない。どうして今回も面白かったことを素直に書かないんだ? 天邪鬼か俺は! と、自分に突っ込みを入れつつ、改めて素直な感想をば。今回も面白かったです。でも、書き方がこれまでと違っていて血の巡りの悪い(白血球は常人並みに減りましたが、ついでに赤血球まで減って、こんどは貧血の結果が出たぐらいですから)甘木には少しばかり違和感がありました。でも、この書き方の方が良いかも。華美な装飾が減った分、感情がストレートに伝わってきました。ところで、ゆえって楓に勝てるんだろうか? 楓の思い出は変わることないだろうけど、ゆえは生きているから……分が良いのだか、悪いのだか。「死者は老いず、生者は老いる恨みかな」という言葉があったなぁ。ふと、関係ない言葉を思い出してしまいました。これ以上長々書いては私の愚かさ加減が露呈してしまうのでもうやめておきましょう。では、次回更新を期待しています。
2005-06-08 00:35:17【☆☆☆☆☆】甘木
作品、じっくりと堪能させて頂きました!ギロロロロです。ふむ…あのカラスは楓さんということなんでしょうか。うむむ、真相が気になります…。情景は急がず、焦らず、淡々としていてその情景ひとつひとつ手に取るように想像できました。人間嫌いなゆえさんが実は人間好きでその狭間を行ったり来たりの矛盾を繰り返す、その様は私達にもあるんだろうなぁ、と自分の手に取るように感じました。えっと、私的な…超個人的な感想ではありますが、読み難い(読めない)文字がありました。まぁ私がバカなだけですんで、気にしないで下さい(恥)ただ、いまいち掴めない…。一文一文がちょっとだけ、長いのかな〜とか思ったり…。でも雨の中の雰囲気とかすごく、好きです!後々が気になりますね!次回も楽しみにしておりますです!更新がむばって下さい〜。では〜。
2005-06-08 02:26:22【☆☆☆☆☆】ギロロロロ
【ゅぇ様】「雁字搦め」はどうしようかなぁと悩む京雅です。うん、次回更新までに考えておこう。素直に語ってやってください、自分じゃ気づかない部分が多くて困っている始末なんです。意図的に出そうとしたものはべつにあったのに、軽さが際立ってしまったのは少し問題です。感情面の強く作品は書くのって大変ですね(苦笑)綺麗と言って頂けて幸せの極み。描写過多な私にとっては尚更の事。よし、頑張ろう!
【甘木様】貴方の白血球が減っていて一安心です!確かに歌詞っぽく見えてしまいますね。全体の構成を考えた時、ここはこうしておきたかったのですが、問題発生のようです。感情については痛感。意図的でもあるんですが……。感情を際立たせようとした結果こういう書き方になってしまって、印象づけられているか心配です。ゆえと楓、さてさて……どうだろう?(笑)次回も長長と書き綴って頂けたら嬉しいです。
【ギロロロロ様】読んで頂き幸せで御座います。癖のある作品ゆえ、中中受け入れ難いと思うわけでして。真相、はて、理解して頂けるか心配です。確かに難しい言葉や文はありますね。次回あたりは私も読み易い小説を書きたいものですよ。書くにも読むにも肩の凝ってしまうこの作品、終幕まであと四話程度となってしまったのですがこれからもお付き合い頂ければなぁと思います。
 読んで頂きほんとうに有難う御座いました。次章も鬱陶しい髪の毛と闘いながら書き上げますゆえ、どうかお付き合いください。そして言葉をください(笑)。
2005-06-09 01:46:03【☆☆☆☆☆】京雅
 はい、随分読むほうをサボっていた恋羽、何とか読ませて頂きました。うん、ゆえみたいな人、好きだ。本気で。なんてことをマジな顔で言いそうになるのを気合でこらえ、感想を述べさせていただきます。……本当に失礼ながら、ここまでの展開は、おおよその見当がついてしまっていました。それは恋羽の変な感性のせいでありまして、別に気にする必要性はありません。それでも引っ張られていったということは、何らかの力がこの文章に込められていたからではないか、と思います。ただそれをそれと感じるだけ明確な物でないだけで(失礼ですね)。どうも感情面と描写が噛み合っていない気もしますが、それはまぁ僕だけが感じる違和感でしょう。他の方の感想を読まないようにしていますのでわかりませんが。確かに綺麗だと感じる部分もあるのですが、ただ部分部分によって必要なのかもしれませんが痛々しい傷口から重金属がドボドボと溢れるような痛みを伴っている気もしました。うん、結局のところなんですが。テンポを悪くするのも一つのバランスを保つ方法かもしれませんね、と勝手に思いついてアイデアを奪って行きます。最後の展開が、僕の読んでいるものとは違うことを、もしくはそれを上回る力が込められていることを願っています。それでは。
2005-06-09 14:09:31【★★★★☆】恋羽
あぁ!すっきり!!……すみません。拝読いたしました。そして頭上に電球がピカッとなってる有栖川です。鴉、あぁ、そういうことなのね!(笑 
今回はいつにもまして詩的でしたね。歌の歌詞のようだったという印象です。以前、言葉の過剰包装などと大変失礼なことを申し上げましたが(大汗、前回くらいから少しずつ装飾が研ぎ澄まされてきているような……何をえらそうに、という感じでございますが。それにしてもまなみ、あのセリフは意外でした^^;ここにきてこの物語の核心というか、中心にあるきらきらっとしたものに触れた気がいたしました。ラスト良かったです。『あ、そっか』と、いきなり目の前が開けた気分ですね。あれこれ無駄に考えてたあたしはダメな読み手だったんだなあと(汗 知恵の輪が解けた瞬間みたいな感じでしょうか。なるほど、京雅さん。なるほどです(うるさい 
次回更新を心待ちにしております。
2005-06-09 18:39:16【☆☆☆☆☆】有栖川
とりあえずラストまで一気読みしたい。そんな気分です。基本アホで、その上度胸がないので失敗をひどく恐れます。そのため自分の読み取りが間違っているかもしれないと思い書けず(笑)ちょっと悔しいです。でも恥はかきたくないので、書きません。胸のうちに秘めておきます、淡い恋心のように。この物語がラストを向かえた時に、その思いのたけを書き綴ることが出来るかどうかも微妙ですが(間違ってたら恥ずかしいから)、まぁその時はその時の気持ちをぶちまけます(苦笑 最近の暑さと忙しさにやられて、体がダウン中。しかも今日はなんか喉痛くなってきたし(爆笑 とりあえず次回をお待ちしてますっ。
2005-06-09 20:36:12【☆☆☆☆☆】影舞踊
私は人の核心に迫りたい。そのための手段のひとつが小説だっただけのことだ。エンターテイメント性を織り交ぜながらも、人の中心にあるものを鋭く観察し、見極めたい。性善説とか性悪説とかそんな二極論ではなく。人はどのように感じ、そして、表すか。まだ形が整っていないような不完全さを、長い道程の中途だと洞察する。心が変容しつつあるさまを垣間見て、私は学習する。与えるために失うのではなく、一人が得ることにより皆に益が出るのだと信じて。
2005-06-09 21:04:22【☆☆☆☆☆】clown-crown
とりあえず白血球から復活した途端、暑さにやられて怠い甘木です。北海道出身の人間には東京の暑さはたまりません。馬鹿なこと書いていないで感想、感想。この作品を読むたびにE・ディキンソンの詩を思い出してしまう。そして今回の鴉を読んで『「希望」は羽根をつけた生き物 魂の中にとまり 言葉のない調べをうたい けっして 休むことがない』(岩波文庫 対訳ディキンソン詩集 亀井俊介編)を思い浮かべた。ゆえの中に「希望」は舞い降りたのだろうか? 本当にゆえとまなみの間にとまって「言葉のない調べ」を歌っているのだろうか? こんなにも簡単にゆえの闇は晴れてしまっていいのだろうか? まさかどんでん返しが……京雅さんがどう読者を翻弄してくれるのか楽しみです。個人的には、ゆえにはもっと苦しんで欲しい、自己の闇に落ちて行って欲しい。天国に行く唯一の道は地獄を通らなければいけない、と言う言葉を読んだことがある。私もそうだと思う。ゆえが真に救われるためにはもっと闇が必要ではないだろうか。渇きが強ければ強いほど、一杯の水の甘露さを知ることが出来る。ゆえがまなみの魂を欲するならば、もっと苦しみ乾いて欲しい。苦しみや闇の先にこそ綺麗があるのではないだろうか……。いつにもましてワケが分からない感想になっているぞ。怠すぎて脳みそがダークサイドに入っているものですから、今回はこんな感想しか書けません(読み返してみると、何も言っていないのと同じだなぁ……すみません)。とにかく、今回も非常に読みやすく、面白かったです。はっきりとは言えない感情が心に残っています。では、次回更新を期待しています。
2005-06-09 23:17:36【☆☆☆☆☆】甘木
皆様、読んで頂き感謝の言葉が溢れる京雅で御座います。少ない言葉でしか返す事は出来ませんけれど、どうか受け取ってやってください。
【恋羽様】うーん、やはり恋羽様は怖い。先の先まで見通されている気がします。色色と策を廻らしてきた事もばれているのか……おお、怖い。ゆえを好きと言ってもらえて咽び喜びます(?)。キャラって、いつの間にか勝手に動くんですよね。京雅はそんなに文章力ありません、それでもお付き合い頂けたら幸いです!
【羽堕様】お風呂場で読書とは粋な計らいです。しかし大切な著書を濡らさないようお気をつけください。飾らなくしていったのは意図的なわけですが、一先ず羽堕様は京雅の毒に侵されているみたいなので、大成功のようです。今これ(暗い物語)を書いているので、次回作はなるべく明るいものがよいですね。今はこっちに集中!
【有栖川様】飾るのも飾らぬのも京雅の意図では御座いますけれど、文章力不足のせいで時折失敗してしまうみたいです。はてさて、有栖川様にどこまで読み取らせる事が出来ているのか、この愚か者は常にドキドキです。敢えて語らぬ部分まで伝えきれるのかが心配です――仔猫に癒されながら頑張るとしましょう!
【影舞踏様】淡い恋心って……(笑)その秘めたる想いを上回るものが書けるかどうか心配で御座います。終幕まであと三話、といったところでしょうかね。暫くお待ちください。その時は、合っていても間違っていても、ありのままの言葉をお聞かせ頂けたら至極幸せで御座います。季節の変わり目、お体気をつけてくださいね?
【clown-crown様】くらうん様の名言を集めれば一つの短編が書き上げられるような気がします。尤も愚か者京雅にはその一片しか(若しやすると一片すらも)意味を理解していませんけれど。私は私じゃない方の作品を読む事によって価値観を知り、そこから人の心というものを見い出そうとしております。まあ、まだまだですが(笑)
【甘木様】体には気をつけてください?毎週月か火を楽しみにしてる京雅です。長い?いや、私的には短いです。もっと語ってやってください。人の心の闇はもっと深い。この物語のテーマは「綺麗」で御座いますけれど、「綺麗」の意味も本当は深いやも知れません。闇は常に付き従い、いつの間にか顔を見せる厄介なやつですよ(笑)
 もっと長く語りたいのですが、どこかで区切らないと終わりそうにないのでつらいですね。こんな拙い作品を読んで頂き、重ねて感謝で御座います。できればこれから終幕まで付き合って頂けたらなと思います。ほんとうに有難う御座いました。
2005-06-10 03:30:08【☆☆☆☆☆】京雅
いろいろな極限状態のせいで一回見逃してるじゃん、とか自分を罵倒しつつも、手を洗うのがなぜか大好きの神夜ッス。さてさて、この物語も後半からラストへ向けて加速しているのでしょうか。歌うシーンの詩的な言葉はこの物語はよく似合う。相変わらずのキレイな雰囲気は好きですね。本来ならもっといろいろなことを書き殴らねばならないのですが、極限状態から未だに回復していない神夜ではまともな感想が書けるとは思えないので、失礼ながら今回はこれにて。期待を裏切ってくれることを、やはり楽しみにお待ちします。
2005-06-10 17:05:50【☆☆☆☆☆】神夜
人の心を言葉で表すのはひどく難しい、と思います。優しい感情ならば水のようにどんなところにもすっと入ってくるんだろうけれども…。なかなか難しいものですよねぇ。綺麗な言葉はやはり今回も綺麗なままで、口に出せばそのまま言霊となって舞い上がっていきそうです――と小説みたいな感想を述べてみたり(笑)そしてやはり鴉が好きだぁ!!
さてさて、続きも楽しみにしておりますので。最後まで頑張ってください。
2005-06-11 10:28:54【☆☆☆☆☆】ゅぇ
おもしろかったです。完結したら細かい感想を書きたいです。 (簡易感想)
2005-06-11 11:14:35【☆☆☆☆☆】100レス目ゲットマン
【神夜様】おやおや、テスト疲れで御座いますか?出来は如何でしたでしょうか、気になる京雅で御座います。極限状態の精神にとって、この小説は毒になっても薬にはなりえない拙いものですけれど、それでも読んで頂けて嬉しい限り。これから終幕へ向かいますゆえ、どうか最期までお付き合いください。期待を裏切る事が出来るのでしょうか、文章力の不足する私で御座いますが、頑張ってみようと思います!
【ゅぇ様】私も鴉大好きです。黒い翼、かっこいいですよね。先日仔猫にやられている鴉を見かけましたが……。人の心は深すぎます。一生をかけても理解する事は出来ないでしょう。それでも必死に追うから美しい。綺麗と言ってもらえると、この作品の存在意義が確立するので感謝の言葉しかありません。読み難い上に拙いこんな作品で御座いますけれど、どうか最期までお付き合いを。しかし名前を生かせてないなぁ……。
【100レス目ゲットマン様】おめでとう御座います!けれど何も御送りする物は用意しておりませぬゆえ、そこはご容赦ください。できれば貴方の言葉をもらいたかったのですが、まあこれは我が儘で御座いますからねぇ。
 皆様読んで頂きほんとうに有難う御座います。無い文章力を搾り出して続きを書き上げますので、どうかこれからも見捨てずにお願いします。
2005-06-11 16:54:28【☆☆☆☆☆】京雅
続き読ませて頂きました!ギロロロロです!うおぉ、100レスですか!すげぇおめでとうございます。とゆーことで、感想をば。…ふはぁおもしろい(笑)巧い…巧すぎです。前回よりも…というか今回のは全編を通して読みやすかったような気がしました。ラストの鴉が窓硝子を突き破って…というところ、うそぉ!と思いましたが、なんだかそれが逆に巧いなぁって感じました。続きも早く読みたいですね〜。ではでは次回も期待してます。では〜。
2005-06-11 18:53:01【☆☆☆☆☆】ギロロロロ
【ギロロロロ様】有難う御座います。読んで頂けるというのはほんとうに嬉しいものですよ。巧い……巧いなんて言われると調子にのってしまいます。この作品は読み難い事この上ないものでありますから、そう言って頂けると書き上げる力になります。とは言ってもこれからまた読み難くなるんでしょうけれど。鴉のシーン、気に入って頂ければ何より。どうかこれからもお付き合い願います。
2005-06-12 13:07:32【☆☆☆☆☆】京雅
なんでみんなこんなに更新が速いんでしょう……スランプってご存知ですか(笑 さて、有栖川の愚痴はどうでもよいのです。いきなり不躾なことを。京雅さんはこれでもかと漢字を多用される方であるようにお見受けしておりましたが、最近ひらがなの割合が増えている……?と思いました。今回はどうにもひらがなが目に付くような印象でした。あたしに言われたくないとは思うのですが(笑 それにしても今回は、哀しい、悲しい、綺麗、切ない――胸が詰まるような思いで読ませていただきました。主人公格である三者の感情をきれいに出し、なおかつ独立してそれぞれ読者を引き込むという離れ業はほんとうに見事だと思います。いったん周波が合ってしまうと、あとは進むにつれてどんどん読み手の感情に迫ってくる物語ですね。そしてちょっと失礼な言い方ですが、更新のたびに文章力が二段抜かしくらいで上がってゆくように思います。ものすごい成長率だと思います。最終回まできっちりとお付き合いさせていただきますので、次回更新も頑張ってくださいね。お待ちしてます。
2005-06-12 23:14:39【★★★★☆】有栖川
羽堕ですm(._.*)m続き読ませて頂きました♪ああ、ああああ、あああ、と意味不明に声を洩らし続けてしまいました( ̄∇ ̄*)ゞな、なるほどーと言う感じで目の前がパアと開けたと言ったらいいのかな?とにかく、そんな感じでした(*゜▽゜)*。_。)*゜▽゜)*。_。)本当に失礼ながら、プロローグは綺麗の始まりでしかないのかな?と勝手に思っていたので、こう言う風に繋がってくるとやられたって感じです⊂((〃/⊥\〃))⊃私の症状もそろそろ最終段階かもしれません(T▽T)そういえば、咽喉を完全にやられてしまいました(^-^;でも、クスリ(敢えてカタガナ)?wを読めたので、咽喉の調子も良くなるかな♪では続き楽しみしています(。・_・。)ノ
2005-06-13 00:58:56【★★★★☆】羽堕
あぁそうか。この前の感想書いた時ぐらいからこの体調不良は始まってやがったのか、と自分の馬鹿感想をみて思い出しました。とりあえず峠は越えたようです。二山目が来るかもしれませんが(苦笑 それはさておき、今回分を読んで、プロローグを読み直し。実に味がありますなぁ。影舞踊はめんどくさがりやさん(可愛く言うな)なのでこういうことはめったにしないのですが、読み返してよかったです、うん。この物語の流れを完璧に把握した(という錯覚にとらわれた)状態で今この感想を書いています。なるほどなぁ、この後はこうなるのかぁみたいな(とりあえず黙っとけ プロローグがこういった形で消化されると物凄く爽快です。最初は戸惑ったのですが、やはりこういう繋がりは良い。巧いなぁ、辛抱強いなぁと感心仕切りです。練られている物語構成、影舞踊も次回作はこれぐらいきちんとしたものを書きたいと思います!(勝手宣言(爆笑
2005-06-13 02:11:23【★★★★☆】影舞踊
ぅぁ――――――マジでか!! ていうか皆様は、ぱっと目の前が開けた感じと仰っていますが、あたしは開けるっていうかなんていうかともかく素で衝撃的でした(笑)今回は神夜楓の描写がとても気に入りました。何だろう――あまり好ましい殿方ではないはずなのに、どこかものすごく美麗で端整な印象が。でもまあそれも素敵、最後までちゃんとお付き合いいたしますので。
ちなみに今回ほど哀しみを深く感じたことはございませんッ!!
2005-06-13 07:46:36【☆☆☆☆☆】ゅぇ
ああ、読んでもらえるってこんなに嬉しい事なんだ、登竜門で来てからというもの書き手側の喜びを感じております。少ない言葉では御座いますが、感謝の気持ちをば。
【有栖川様】スランプはいつもです(笑)。平仮名は……そうですね、雰囲気づくりにと思って。読み難かったやもしれません。癖のある作品なのでその周波を合わせるまでの紆余曲折して、結局こんな仕上がりで御座いますが感情がつたわっていればもうほんとうに嬉しいです(心情描写は苦手)。おそらく成長期なんでしょう、有栖川様の膝にまでも未だ達しておりませんが、それでもお付き合いくだされば幸せです!
【羽堕様】羽堕様!これは薬は薬でも毒薬です、危ない!とまあ、叫びつつ飲むのをじっと見つめて罠にかける京雅で御座います。プロローグとの繋がりをお褒めくださって、綺麗をテーマに掲げて書き始めたこの作品も生まれた意義を見い出せたような気がします。あと二話で終幕、つまり次回はひどくつまらないシーンになってしまうやもしれないのですが、どうか最期まで見捨てず病気のままでいてください!
【影舞踏様】風邪だいじょうぶなんですか?私も経験があるのですが、熱が下がったり上がったりするようなら早めに病院へ行ったほうがいいです。一度目の診断で風邪と言われ、二度目は肺炎で死にかけた苦い思い出があります。めんどくさがりの性分なのに読み直して頂けたとのこと、嬉しい限り。もう先は見通せましたか?推測は合ってますか?今は口に手をあてて、終幕の瞬間まで暫しお待ちください!
【ゅぇ様】ぅぁ―――――マジです!衝撃をあたえるような展開をもってきたつもりなので、素で驚かれたのなら私としては本望で御座います。物語の都合登場人物は容姿端麗になっております(笑)。とは言っても、その映像がしっかりつたわっているようなのでひどく安心しております。哀しみは大きかったですか?深く感じてもらえましたか?無い文章力を搾り出しておりますゆえ、ほんとうに嬉しいです!
 皆様、重ねて申し上げます、ほんとうに有難う御座います。次回更新も仕上がりは兎も角全力を尽くすつもりで御座いますので、どうかお付き合いください。
2005-06-13 21:32:46【☆☆☆☆☆】京雅
ああ、なるほどなるほど、こういう流れになるのか。いい感じにまたしても期待が裏切られてよかったですわ。このままの流れでプロローグと繋がってくるんでしょうかね。ふぅむ。結局、最後の最後まで神夜の予想は正解しないような雰囲気が満載なのですが、それはそれでやはり楽しいので問題はねえッスね。しかし事故のシーンがもうちょっとゴシャン、とした描写があれば神夜的には文句なしだったのですが、けどやっぱりこの物語の共通描写で考えるとこれが正解であり、そういう生々しい描写が大好きな阿呆のつぶやきなのです。無理してリズム崩してもあれですしねやっぱり。神夜が捻くれているだけです(笑)さてさて、次回からまたどのような流れを見せてくれるのかを楽しみにしつつ、更新をお待ちします。
2005-06-13 21:39:03【☆☆☆☆☆】神夜
 感想が尽きてきた……。ストーリーに重きを置く私には、なかなか進まないこの書き物は感想が書きづらい。今まで誠意を見せようとがんばってきたけど今までのコメントを読み返してみて「空回りしてるなぁ」と一言。
 もとより夢の中に放り込まれたような心地にさせられているので、いまさら何が起きても驚かないのが真情。つまりは物語が緩やかに進んでいるということ。展開を急ぐ書き手が多いことを考えると、それはいいことのようにも思えるけど。感情面では揺れ動きながらも、全体的なイメージとして変化に乏しい。誠意を見せようとしているのに惰性で読んでいる気がしないでもない。申し訳ない。
2005-06-13 23:12:52【☆☆☆☆☆】clown-crown
【神夜様】予想を裏切る事は出来てましたか?事故のシーンは確かにリアリティがないと言えばないです。描写力不足というものもあるのですが、やはりこの物語のテーマにそぐわない気がして……神夜様は生々しい描写が好きなのですか?それはいい情報を得ました(得たからと言って書けるわけじゃあありませんけれど)。次回はおそらく期待はずれになってしまうやもしれませんが、最期までお付き合い願います!
【clown-crown様】申し訳ないなんてとんでもない!それよりも、嗜好に合わないこんな作品でありながらこれまで読んで頂けたという事に感謝しております。この作品、京雅の文章力が足らないばかりにこんな仕上がりです。流れ、展開に乏しいと言われればまさにその通りかと。どうにも緩やか過ぎた。それでも――こんなものでよろしければお付き合いください。無い力を振り絞って書き上げようと思います。
 ほんとうに有難う御座います。ありのままの言葉をもらえれば、京雅は嬉しいです。見捨てられても――こんな拙い作品ゆえ文句は言えないのですが、それでも何とかならないものかと足掻いて書いていきます。最期までお付き合い頂ければ幸いです!
2005-06-14 05:23:16【☆☆☆☆☆】京雅
もうあの…最初から全部勢いで読んだわけなんですけどね。なんかものすごい勢いで喜怒哀楽が押し寄せてきましたよ。どことなく浮遊感のある…というか何と言うか、とにかく独特の文章の書き方が素敵に影響していて、割と疲れる事無く読み進められました。ちょっと自分の中で整理がついたらもう一回読み直そうと思います。
2005-06-14 13:17:59【★★★★☆】棗
苦しくも綺麗な世界……さようなら美しき物よ…………美しき世界は閉じかけ、私は取り残されてしまうのか。終焉に向かっていく作品に未練たらたらの甘木です。もっと読み続けていたいなぁ、でもダラダラとなるのは嫌だしなぁ(済みません、甘木自身がダラダラとした作品書いているのに……反省)と、相反する気持ちが揺れ動いています。今回読んでいて、ああこれでプロローグに繋がっていくのか、などと今頃になって気付いていました。本当のところ、まなみがあまりにも寛容で全てを受け入れるように見えるから、ひょっとしたら実在していないのではないかとさえ思っていたところです。アヤをつけるわけではありませんが、まなみって完成されすぎている感じですね。実際にまなみみたいな人がいたら恐いだろうな……頼り切って全てを任せてしまい、全てをさらけ出してしまいそうで。自分が自分じゃなくなりそう(つまり甘木はいつも虚勢を張っていると言うことです)。ま、まなみみたいないい女が、私に関わることはないでしょうしね。うーん、書いていて自分が情けなくなってきた。ところでいつも思うのですが、私の感想って浮いますね。皆さんがちゃんとした感想書いているのに、私は感覚だけというか、戯言というか……ま、読者の中には私みたいな馬鹿もいると諦めてもらうしかないなぁ。それにしても感想を書くのが遅くなって済みません。では、今回はこのぐらいで失礼します。次回更新を楽しみにしています。
2005-06-15 00:13:14【☆☆☆☆☆】甘木
続き読ませて頂きました!ギロロロロです。な、なるほど。そうゆう伏線だったのか…。と、びっくり仰天している顔を貼り付けながら読み進めましたwやっぱいいですね。マナさんが事故る情景は、私は素直におぉ、うめぇ!!とか感心しましたねぇー。見習いたいものですwえーっと、敢えて挙げるとすれば、というか素人の戯言なんで気にしないで頂きたいのですが、マナさんがあげた花は楓さんにもあげようと思ってたもので、それをユエさんに渡したらユエさんはあんまりいい感情しないのではないのかなぁとか思いました。なんとゆうか、嫉妬心というか。まぁ本当の戯言なんで気にしないで下さいwそこまでユエさんがマナさんを好きであるってもとれますしね。次回も楽しみです。更新がんばであります!でわでわ〜。
2005-06-15 02:56:08【☆☆☆☆☆】ギロロロロ
【棗様】疲れませんでしたか?書いていても読んでいても疲れると評判(?)の作品で御座いますゆえ、読んで頂けるだけでも感謝のところ、癖の強過ぎる文章が素敵と言われたなら本望で御座います。これから終幕までの二話はおそらく読者を突き放してしまいかねないもので御座いますが、どうか最期までお付き合いください!
【甘木様】書いていても未練たらたらです。連載初挑戦なので、感慨深い。まなみについては京雅的にも違和感ありますよ。あまりに完ぺきな人にしてしまいました。諦めると言うかですね、私は甘木様の語りをいつも待ち遠しく思っているのですよ?だから遅くて(掲示板にも来てなかったし)心配と不安でいっぱいでした。こんな拙い小説だから見限られても文句は言えませんけれど、どうか最期までお付き合い願います。長長と語ること=意見を話してくれる=京雅は喜ぶ の方程式です!
【ギロロロロ様】こんな小説見習っていたら書けなくなってしまいますよ?なるほど、嫉妬心かぁ。一応そこには心情的なものを裏設定としておりますけれど、それは私の口から語っても意味を為さないのでご想像にと(無責任)。しかし鋭いご指摘で御座います。これから先、読み取り難いと思われます。それでもお付き合い頂ければ幸せで御座います。更新頑張ります、貴方も連載お待ちしております。
 現在スランプ(さらに体調不良)でありまして次回更新は遅くなると思われますが、どうか見捨てずに、最期の時までお待ちください。有難う御座いました!
2005-06-17 01:20:50【☆☆☆☆☆】京雅
ああ、悲しくって――じゃなくて哀しくって疲れる!!笑)雨は悲しみを紡ぐ弦楽器。『儚き水鏡――悲哀の涙珠』とでも銘打って、オリジナルの演奏会ができそうです(何の話だ)ここにきて神夜楓のイメージがァップしました♪彼の心の深みにある何かが、自分でも思いがけないほどスッと中に入ってくるのが分かりました。ゆえと楓がやっぱり立ってますよね。まなみは、大事にされすぎてちょっと手が届かない感じだなぁと思ったり。そしてこの感想がどんな感想なのか自分でもよく分からないバカバカのゅぇです。綺麗ですよ〜!! まだまだ文章綺麗ですッ!! 個人的に要望を申し上げるとしたら、読点つける場所を少し変えていただけるともっと読みやすいかなぁと――我儘を言いながら今回はこれで(6∀6)
2005-06-17 09:19:05【☆☆☆☆☆】ゅぇ
あら、同盟員の京雅さんではないですか(笑!昨日はどうもです〜v(>ω<)v
さてさて拝読いたしました。クライマックスという感じがひしひし出てますねぇ。静かに盛り上がってる感じが好きです。スランプという印象はさほど受けないのですが、こればかりは主観的なものでもありますからね……あせらずにいきましょうっ。感想としましては、ここにきて書き方と雰囲気が当初に戻ったような気がしました。物語と一緒に文章もいちばん最初に戻ったような……きれいにループして閉じたような、落ち着くところに落ち着いたのかなというような――わかりづらいですね。言い回しや雰囲気が、たいへん今回は『京雅さんらしい』感じがいたしました。楓とまなみはともかくとして、ゆえが何者だかわからなかくなっちゃってるおばかはきっとあたしだけだと思いますので(読解力ほしいです)、次回をお待ちいたしますね。がんばってください。
2005-06-17 15:31:01【☆☆☆☆☆】有栖川
暑い暑い、暑くて眠くて、何だか脳も体も働きません。そのくせ心の中だけはてんやわんやで疲弊していくという最悪な状況。もう嫌です(苦笑 今回は京雅ワールド前回な感じがしました。今までの物語の流れとは違い、冒頭のプロローグのような抽象的な概念がぽんぽん飛び交って。神夜楓の心情はこれやはり今流行の純愛的なものでしょうかね、純愛。影舞踊には縁遠い気がします(笑 さて、前回の京雅ワールドは面白いのですが、次回の展開がまた見えなくなった影舞踊はついていけてないのか。いや、これまた楽しみが増えたと思っておきますwどうくるんだろう、次回。心待ちにお待ちします。
2005-06-17 18:20:44【☆☆☆☆☆】影舞踊
羽堕ですm(._.*)m続き読ませて頂きました♪(*´ο`*)=3切ないなぁー胸がギュッとさせられました(・_・。)(._.。)楓には、そんなに感情移入していないと自分では思ってたのですが、今回の所読んだら、もう(;`O´)oダメですΣ(□`;)なんだか、私にはもうどんなラストも思い描けない感じです( ┰_┰)どう転んでも泣いてしまいそうです(π0π)これ以上の毒…いやいやイチゴオレは体に悪いかもと思いつつ辞められそうにないです(o ̄∀ ̄)ノでは体調がよくなる事を祈りつつ次回(終幕?)楽しみしています(。・_・。)ノ
2005-06-17 22:39:35【☆☆☆☆☆】羽堕
スランプが蔓延しているな。まるでインフルエンザのウィルスみたいだ……と言っている当人が罹患しているんですけど。自分が思うように書けないのって本当に辛いな。書いても駄作にしか思えない。でも書きたいという気持ちは抑えられないんだよなぁ、なのにキーボードに向かっても指は思うように動いてくれないし、気分は沈んでいく。それでも書きたい気持ちだけある……まるで楓と同じだな。前置きが長くなったですね。なんとなく楓の気持ちが分かるような気がすることを書くのに、こんな変な表現になってしまった。やはりスランプだ(笑。真面目に書こう。まなみを想う純粋さが恐ろしく描かれていて良かったです。己の心が摩滅してなお、まなみを想う純粋さ。ある歌の歌詞の一部「嗚呼、総てが時の流れに/嗚呼、総てが風になってしまう/嗚呼、僕はもうすぐ闇になってしまうのさ」を思い出しました。死して晒され続ける時の流れ、記憶も感情も風となり、残るは「まなみ」を想う妄執……それは純粋な闇。ラストシーンを読んで自分なりにイメージを浮かべていました。京雅さんの作品を読むと柄にもなく耽美なことを思い浮かべてしまうんですよ。物語は冒頭に戻ったようで世界が薄い霧に包まれているような不思議な感じです。冒頭の華美な単語の装飾がない分、文章による人の心の美しさ(醜悪さ)を感じられて良かったですよ。これでスランプなんだもんな……みんな本当に凄すぎる。負けていられない! せめてこの感想だけでも芸を見せて書いてみよう。
浩之「なあクルツ、おまえはこの楓ってヤツをどう思う?」 クルツ「なぁぁぁぁん」 浩之「えっ、心根のいい人間だって?」 クルツ「なうん」 浩之「自信を持って言い切るなよ。だって、まなみさんを連れて行こうとしているんだぞ。それに、ゆえさんまで巻き込んでさ」 クルツ「にゃにゃゃん」 浩之「なんだよその尻尾の振り方は」 クルツ「なうなうなぁぁうん」 浩之「それだけ楓の想いが純粋と言う証だって? 想いが純粋なら何をしても良いというのかよ」 クルツ「ななぁん、ななぁ」 浩之「美しければ総て許される。純粋さは何物にも代えられない美しさ。俺みたいな心根が腐っている人間には、美しさの尊さが分からないだって。て、てめえ、言ってくれるじゃないかよ、殺すぞ!」 クルツ「なうん、なうん」 浩之「なに、なに、そうやって単純に怒っているようでは純粋な心は分からない。あっそう、だったらどうやったら純粋な心を分かるようになるか御教授願いませんでしょうかね。クルツ先生よぉ」 クルツ「なう、なふん」 浩之「えっ? 授業料にカジカの竹輪10本?」 クルツ「なん!」 浩之「それを毎日だと……からかいやがって。殺す! 今の俺は純粋だぜ。お前を殺したくて純粋だ……どうだ綺麗だろう」 クルツ「ふにゃん」 浩之「あ、待て。逃げるんじゃねぇ!」
ごめんなさい。こんな馬鹿な感想はもう二度と書きません。勢いで書いてしまって……猛烈に反省しています。楓の純粋さをちょっとだけ認めようかなと思ったら筆が滑って。戯れ言ばかりで本当に失礼しました。では、次回更新を楽しみにしています。
2005-06-17 23:38:51【☆☆☆☆☆】甘木
今回は加速装置の一歩手前、なんて感じがしましたね。相変わらずの綺麗な雰囲気はそこに存在で安心です。これほどまでに小説内部に「詩的」要素が似合う作品もあんまりないんじゃないかと思う。さてさて、一歩一歩着実に進んで行くこの物語が果たしてどのような展開、そして結末を迎えるのか。予想は最初から最後まで恐らくは通りはしないでしょうが、故に面白い。これからもしっかりとお付き合いさせてもらいます。
2005-06-18 13:37:09【☆☆☆☆☆】神夜
ああ、またしてもこんな拙い仕上がりになってしまったのに、言葉を頂けて京雅は至極幸せで御座います。おそらく次回最終話、無い文章力を振り絞って書きあげますゆえ、どうかお付き合いください。少ない言葉ですが感謝の気持ちを籠めて――。
【ゅぇ様】読者を疲れさせてしまう小説、書いている京雅も疲れます(笑)。私の頭の中では既にゅぇ様の奏でる音色が……。まなみはほんとうに遠い存在にしてしまいました。ゆえと楓に感情移入させるためとはいえ、やりすぎたかなぁと。綺麗と言って頂けますか、ほんとうに嬉しいです!よし、がんばれ私!綺麗さを守れ!
【有栖川様】あっ、名誉会長!サイトはちょくちょく行こうと思います。書き方を戻したのは意図的ですが、スランプな時って幾ら書いていても中中納得できないですよね。この小説はおそらくそれほど盛り上がる事はないでしょうけど、静かな盛り上がりは私自身好きなので、そう言って頂けると嬉しいです。よーし、続き書こう!
【影舞踏様】暑いですよねぇ。私も暑くて脳が動いておりません。体調不良もきっとそのせいだし。影舞踏様も倒れないようにお気をつけください(いや、私が風邪をうつされたのか)。京雅ワールド、脚を踏み入れるともう帰れません。終幕、この文章力ですからあまりいい仕上がりではないやも知れませんが、どうか最期までお付き合いを!
【羽堕様】よし、貴方の精神は最早京雅の手の中にありますね。切なさ感じて頂けましたか?楓側にも取り込めているみたいだし、毒が効いているようです。しかしラスト、肩透かしにならなければよいのですが……。無い文章力を搾り出して書き上げておりますが、京雅の執筆力では何とも。それでも全力で頑張ってみます!
【甘木様】まさか自分の作品に書き込んでもらった感想でここまで爆笑するとは……甘木様はスランプを脱け出したんじゃないでしょうか。長い時間をかけて書いてもらって、しかも面白いし、京雅は幸せで御座います。純粋な闇、まさに書きたかったものです。いつか貴方の語った、美しさは痛みであるのか純粋であるのか、この小説にはその二つをどちらとも添えようと考えておりました。文章力の無さでこのような仕上がりになっておりますけれど、それでもそれが読者の皆様に、貴方に伝わったのであれば本望。クルツには私から竹輪を贈呈します!最期、納得のいく出来になるかどうかは解りませんが、どうか読んで頂きたいと思います。長く書き込んでくださってほんとうに有難う御座います!
【神夜様】綺麗でしたか?物語の筋を通すために書かなければならなかったこの章、綺麗さを損ねていなくてほっと一安心。最終章は一気に加速してすっと終わってしまうやもしれません。詩的な物語に、くどくどした締め方は似合わないと思いますので。予想を裏切れるのか、期待させていいのか、兎に角足掻いてみます!
 皆様ほんとうに有難う御座います。最終章もどうかお付き合いください。そしてその時にはありのままの言葉を――思った事を語ってやってください!
2005-06-18 15:36:48【☆☆☆☆☆】京雅
「夢の中。覚めない。眠り」
 京雅様、好きなようにお書きください。私は完全に受け身となって、待っております。こういう書き方をされると、考えるのが嫌になり字面を追っているだけです。それでも充分に物語を感じされられています。私は他人が創った夢を見るのは初めてです。
2005-06-18 23:34:34【☆☆☆☆☆】clown-crown
【clown-crown様】ああ、未だ見捨てないでいてくれた……それだけで京雅は充分で御座います。あと一話で完結で御座いますゆえ、どうか暫くお待ちください。他人の創った夢を見るのが初めて、と言うことはそれだけくらうん様に何かを残せたと勝手に勘違いしてよいのでしょうか。そんなお気楽京雅です。あと一話、お付き合い頂ければ幸せです!
2005-06-19 09:20:37【☆☆☆☆☆】京雅
猫舌ソーセージは京雅様の作品を全て読み終えた時、※感嘆の声を洩らした。(※感心して褒め称えること)。文章力がないですって!? 冗談じゃないですよ。この作品の何処が文章力ないというんですか。素晴らしすぎます、読みながら「あーすごい文章力だなぁ」と感動していた私に水をささないでくださいー。
うんうん、「綺麗」という言葉がほんとに当てはまる作品ですね。ラストの方なんか超美麗です。あぁ、悲しくて切なくて、だけどすごく感動できる作品でした。私は自分の想像を遥かに超える作品は自分が連載している間は避けたかったんですが(自信喪失になるので)、最終回ということで読んでしまい、やはり後悔中。しまった……自信が全くなくなってしまった。どうしたらいいんだぁ〜……。ま、まぁ。私の作品と京雅様の作品では方向性が違うということで自分を納得させよう。この作品いいなぁ……という本音の言葉を残し、失礼致します。本当にいいなぁ……
2005-06-19 22:16:02【★★★★☆】猫舌ソーセージ
完結お疲れ様でした。あたしが例によってここはこうだったとかここはこう思ったとかぐだぐだ並べるとせっかく完結したお話に水を差すような気がしますので、ただ『お疲れ様でした』と言いたいと思います。ご懸念されていたようでしたが最後まで綺麗でしたし(ご本人もお分かりだと思います)、最後まで京雅ワールド全開で突っ走ってくれたのが何よりも嬉しかったです。書き手としてあるべきスタンスを最後まで貫いてくれたのが、ひとりの読者として素直に嬉しいです。素晴らしい作品でした。ひとつの物語を紡ぎきった京雅さんに心から拍手を贈りたいと思います☆あ、そうそう、これだけのものを書けたんですからスランプの会は脱退してもらいますヨ(笑☆
いろいろ苦しみながら書かれている様子もちらちら拝見しておりましただけに、図々しくもあたしまで感動です^^;最後にもう一度、お疲れ様でした。
2005-06-19 22:29:32【★★★★☆】有栖川
完結お疲れ様でした。やはり綺麗で、綺麗で、ともかくそれに尽きると思います。多少詩的であるということはあっても、この作品ではそれが非常にいい方に作用していたのではないでしょうか。ゆえと楓がとても立っていましたし、途中で少しずつゆえに同調できるようにはなってきたのですが、何故か今最終回を迎えて思い返してみると、まなみに一番好感を抱けたような気がします。ゆえと楓の感情は、少し独特すぎたようです(あたしには)笑。とても美しい作品をありがとうございましたっ! 次回作も楽しみにしています♪
2005-06-19 22:40:34【★★★★☆】ゅぇ
完結ご苦労様でした。完結したお祝いに、秘蔵の「OLD FETTERCAIRN 9YEAR」と言うシングルモルトウイスキーの口を切りました(世界中に308本しかない限定ウイスキーです)。若くて(熟成が短くて)、カスク(一切水を混ぜていない原酒でアルコール度数62・3%あります)だから口に含んだ時の刺激は結構キツイです。飲み下すと食道も胃も焼ける感じです。でも、飲み終えた余韻はクリーンでしゃきっとしている。このウイスキーは初めて飲んだのですが結構いいです。まるで京雅さんのこの作品のように……口当たりのきつさがあるから、余韻が長く楽しめる。初めこの作品を読んだ時は装飾されすぎた単語にやや戸惑いを覚えたのですが、読み続けるにつれ華美な世界から離れ、身近で等身大の美しさを描かれていることに気がつき、どっぷりこの作品に浸っていたんですねぇ。ただ面白いと単純に括ることの出来ない作品、不思議な余韻のある作品でした。でもこの作品の中には私の好きな闇と美の対比がありました。途中、ゆえの依存じみた態度にやや嫌悪を覚えたこともあります、まなみの完璧すぎる人格に恐怖じみた感情を覚えたことも、楓の妄執に同情したこともあります。総て偽らざる私の感情です。感情を励起させることが出来る筆力は凄いですね。少しばかり酔いが回ってきたので、本音を書きましょう。私は白石ゆえが嫌いです。闇に落ちてなお救いを求められる相手がいる……幸せすぎる。私が闇に落ちたら救う人はいないでしょう。ま、もがいて自力で這い出てくるつもりですが。たぶん私だけでなく、ほとんどの人間は闇に落ちたら自力で何とかするしかないと思う。なのに最後の最後まで救いの手があったゆえは幸せすぎるな。でも、ラストのゆえの表情を見た時、総てを許そうという気になりました。まずいな、本気で酔いが回ってきた。酔いを覚まして自分の作品を書かなきゃ。最後にもう一杯だけ、この僅かに土の香りと、仄かに糖蜜のような甘みのある作品に乾杯。
p.s.相変わらずわけの分からない感想ですみません。改めて、素晴らしい作品を読ませて下さってありがとうございます。では、次回作品を期待しています。
2005-06-19 23:28:22【★★★★☆】甘木
完結ご苦労様でした。私は完結したお祝いにドクターストップにもかかわらずチョコレートを一口食べていますw しかし、私は読む時間がなくて、まだ途中までしか読んでいないという愚者であります・・・・・・。すいません。とりあえず今は完結をお祝い、ということで♪ いやはや、物語が完結するととても切なくなるんですよねぇ。もうこれは終わりなのかぁ・・・・・・って感じで。いかんいかん、ちょっと最後を読んでしまった。う〜ん、だめだなぁ。すんごく心が切なくなる。あぁ〜こんな作品書いてみたいなぁ。心を動かす作品とはやはりすばらしいですね。ではでは、すばらしい作品を読ませてくださいまして誠にありがとうございます。次回作を期待してお待ちしております。
2005-06-20 00:32:51【★★★★☆】チェリー
日に日に爪が削れていく。この調子だとついにはなくなるんじゃないかなぁと、有り得ないことを思いながら自嘲して笑う影舞踊です(何の話だ? んでは、綺麗でした――と書くとありふれているので、しばし思ったことを。ゆえの日常に戻るシーン。それまでが幻想的な美だったのに対し、そこからは現実的な美。それが少し違和感として残りました(おそらくこう思うのは影舞踊ぐらいです まなみと楓の繋がりは確たるものとしてあったわけで、それが闇となって現われた結果がこれなのか、影舞踊には到底分かりません。詩的な印象を感じるのは、この物語が情景描写よりも心情描写を重視しているからで、その情景描写にも比喩を用いて装飾なされているからだと思います。これが京雅マジック、これが京風!(違うから 影舞踊はこの独特の文体にのまれてしまっています(照笑 結末は影舞踊が想像していたよりも明るくなって、良き感じでした。物語のテーマというものを包んで包んで丁寧に飾り付けている。そんな印象の物語でした。連載完結お疲れ様でした。次回作はどんな京雅マジックを見せてくれるのか、楽しみにお待ちしております!
p.s コーヒーが飲みたくなるお話でした(違う いやいや、コーヒーのフレッシュ入れた時が、この物語の色な気がするだけです(笑
2005-06-20 02:34:22【★★★★☆】影舞踊
最近時間がとれずでこれなかった姫深です。ん〜w素敵♪
HAPPY♪HAPPY♪完結おめでとうございます&HAPPYENDに感動の嵐です。長編にもかかわらず単調でなく知的な流れであると感嘆いたしました。学校をサボってまで黙々と読みかえし続けていました。はい☆私的な幼稚な気持ちを一言で表すならば『キュン☆』という評言が巡り巡り、ひそかな感動を得ていた次第であります(笑)次回作、期待してお待ちしています!!
2005-06-20 12:52:45【★★★★☆】姫深
完結お疲れ様です、そしてお久しぶりでございます。ラストまで読ませていただきました。ん、完成度は恐らく高いのかなぁ、と思いましたよ。後半の展開の仕方や、そして綺麗な(素直にそう感じました)ラスト。前半部分から、京雅さんと共に歩んできたような気がしております(まぁ、所々抜けましたけれど(苦笑))。面白かった。そう単純かつ的確に今の自分の心情を述べておきます。そうそう、何度かいい意味で予想を裏切られたので、何にも気にすることはありませんよ、恋羽が変人で変なところばかり勘がいいというだけの話です。何一つ抜かりが無かったかと言えばそれは難しい話ですが、しかし、うん。……ゆえが好きだな、とまたしつこくのたまって、京雅さんの次回作をお待ちしております。それでは。
2005-06-20 16:02:27【★★★★☆】恋羽
ふむ、こっち方面へとラストは流れて行くのか、もっと果てしないブラックなラストを想像していた分、綺麗に読後感を味わうことができた、そして最後の最後まで神夜の予想通りには物事は進まなかったのでした、めでたしめでたし、お終い――マテコラ。最後まで統一された風景に合わせてラストをまとめあげた手法はお見事。京雅さんの書き方は個人的に非常に読み易く、解り易く、かなりの好印象でした。一読者でとして、このような物語及び描写を読ませて頂き誠に感謝します。願わくば、ラスト一歩手前の章と最終章が同じ章でまとめてあったのならさらなる高みへと行けたのではないかと欲を言ってしまったりするのですが、それはまた読み直すときに取っておきます。連載お疲れ様でした、京雅さんの次回作をまた、楽しみにお待ちしております。
2005-06-20 16:50:10【★★★★☆】神夜
ああ、私は幸せ者だなぁと思います。皆様から受け取った言葉、この小さな胸に焼きつけつつ次回作に挑みます。今は未だ、書き手自身も余韻に浸りつつ――。
【猫舌ソーセージ様】注釈までつかってもらって(笑)。水をさしてしまえるほど、文章力は高くないです。けれど癖の強いこの小説、そこまで褒められるとすごく嬉しいですよ!読んでもらえていたという事にも感謝で御座います。あなたの筆力を鈍らせてしまうほど心に刻む事が出来たでしょうか。ならば本望。綺麗と言われて涙します!読んでくださって、ほんとうに有難う御座いました!
【羽堕様】大満足ですか?ああ、書き上げてよかったです。場面を貴方の心に描くことが出来たなら私は幸せです!京雅の世界に浸かってしまっていた羽堕様は、きっと中毒も禁断症状の域に達していたと思われます(笑)。では次回作は方向性を全く違うものにして、新たなる病状を貴方に送ります。書き手として、毒を食べてもらえるというのは嬉しい限り。お付き合い頂き、ほんとうに有難う御座いました!
【有栖川様】えっ、スランプの会を脱退ですか!?うーん、しかし貴女も一緒に感動してくださったなら、書き上げてよかったと思います。綺麗、そう感じてもらえたならこの小説は大成功ですね(笑)。京雅として、自分のスタンスを作り上げ守ったのは意地でもありました。これが個性となるか読み手の障害となるか、書き手側のテーマですね。うん、よかったです!お読み頂きほんとうに有難う御座いました!
【ゅぇ様】貴女に綺麗と言ってもらえると、自分自身でもこれは綺麗なんだなぁと思ってしまうから不思議です。詩、言葉、この作品に取り入れたものを褒められると、書き上げたことで京雅も少しは成長したかなぁと照れます(笑)。人物に個性をつけようとした結果、こんな仕上がりです。けれどそれもよかったのかな……。僅かながら自信をもてそうですよ。読んでくださり、ほんとうに有難う御座いました!
【甘木様】ええーっ!!そんな高そうなウイスキーを私のために飲んじゃっていいんですか!?京雅としましては――嬉しいのですが(感涙)。そうですねぇ、白石ゆえは幸せ者で御座いますね。闇においてなお光がある。それほど素敵なことはきっとありえないでしょう、けれどだからこそ取り入れました。希望をね、私も欲しかったですから。これまで誰よりも多くの言葉、本気で嬉しかったですよ!これからもよろしくお願いします。見捨てずに読んで頂き、ほんとうに有難う御座いました!
【チェリー様】随分と体に悪い小説ですねぇ。甘いチョコレート、苦いチョコレート、そんな内容だったのかな。ラストだけで心を揺らしてしまっていいのだろうか……よしとしておこう(笑)。チェリー様も完結おめでとう御座います。私も次の次あたりFT書きたいです。読んでくださって、ほんとうに有難う御座いました!
【影舞踏様】京風?(笑)私、本来心情描写って苦手で御座いますゆえ、今作は力を入れた感じです。入れ過ぎたやもしれません。現実の味を一瞬出したのは意図的ですから、気づいて頂けて嬉しいですよ。珈琲にフレッシュを入れた時の混濁した感じ――すごい。京雅もそれを思い浮かべた時もありました。こんなにも読み難いものにのまれるとあとが大変ですよ。それでも読んでもらって、ほんとうに有難う御座いました!
【姫深様】姫深様の作品も早く読みたいなぁと漏らす私です。素敵ですか?綺麗でしたか?そう感じてもらって嬉しい限り。あ、でも学校さぼっちゃだめですよ(笑)。この小説に「キュン☆」となって頂けたなら本望です。これからも全力で作品を作り上げたいと思います。お読み頂き、ほんとうに有難う御座いました!
【恋羽様】お久しぶりで御座います!と言うか心配しておりました。どうかされたのかなぁというのと、見捨てられたかなぁというのと。けれど綺麗と感じてもらえて、しかも最期までゆえのことを好きと言われて、書き上げて正解だったと京雅は思います。一緒に歩いてもらえて本気で嬉しいです。読み手側と書き手側の同調、難しいことで御座いますね。読んで頂きほんとうに有難う御座いました!
2005-06-20 17:16:39【☆☆☆☆☆】京雅
あ、返している間に……申し訳御座いません!
【神夜様】いい意味で予想を裏切ることは出来たでしょうか?京雅としましてはもっとダークな締め方もあったのですが、そちらはあまり綺麗じゃなかったので。読みきりにでもつかいたいと思います。こんなに読み難い小説を読み易いとは、何だか神夜様と重なり合ったようで(?)嬉しいです。最終章と前章はたしかにそうですねぇ、読み直して頂ければ幸せですが(笑)。お付き合い頂きほんとうに有難う御座いました!
2005-06-20 17:24:27【☆☆☆☆☆】京雅
読みました。とだけ書いて終わりたいですが、それではあまりに短すぎるので「おめでとう」。心に刻むというよりは、心を包む書き物でした。
2005-06-20 21:42:11【☆☆☆☆☆】clown-crown
【clown-crown様】有難う御座います!嗜好に合わない小説でありながらお付き合い頂いた事に感謝しております。心を包む書き物、うーん、それはそれでいい言葉なのかな(笑)。ほんとうに、重ねて有難う御座いました!
2005-06-21 03:35:37【☆☆☆☆☆】京雅
うわ!ラストパーティーに遅れちまいました!ギロロロロです。と、言うわけで感想をば。…むぅう、やっぱおもろいw自分がちっちゃくなってんのが分かりますw上手いなぁ…と目を輝かせながら、読ませて頂きました。ゆえさんもまなさんも楓さんも、ハッピーエンドになってよかったですね…うう(涙)なんかもう…ありがとうございました!前の感想書いたときに「この心情はおかしいんちゃうか〜」みたいなこと書きましたが…あれが伏線として生きてたんですね。恐れ入ったです。今後も京雅様によき進展がありますよう、願っております。

と、いうことで、ではでは〜。
2005-06-23 07:58:13【★★★★☆】ギロロロロ
【ギロロロロ様】読んで頂きほんとうに有難う御座います!ハッピーエンドというものをあまり書いた事がないので巧く伏線を機能させることができるのか等四苦八苦してしまいましたけれど、こうやって感想を頂いて書き上げてよかったなぁと真に思います。貴方の言葉を私の中で生かして、これからそうそう発展はできないだろうけれど頑張っていきます。重ねて、有難う御座いました!
2005-06-23 08:43:29【☆☆☆☆☆】京雅
計:108点
お手数ですが、作品の感想は旧版でお願いします。