- 『青い僕。』作者：ヒィカ / - 創作小説 投稿掲示板『登竜門』
- 全角1567文字
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原稿用紙約3.92枚
「月神くんって格好良いよねぇ」
「そうそう、あんまり人と話さないけどね」
「私、学級委員に推薦しちゃおうかなぁ。」
「良いねェ！いっぱい喋って欲しいもん！」
うるさい
「月神ってあんま連れないよな」
「そうそう、アイツ地味ィって感じ。」
「面白みがないって言うか。」
「張り合わないって言うか。」
うるさい。
そんなの人の勝手だ。
「彼氏にしたら自慢できる格好良さ！」
「俺らと会わないよな」
誰が、お前らなんかに。
学校なんか行きたくない。
家でジッとしときたい。
「何？お前の趣味、‘一人で居ること‘？
コレ趣味じゃねェじゃん。」
誰だコイツ。
最近、僕の視界に入ってくるヤツ。
ってか勝手に自己紹介表、見るんじゃねェよ。
「好きなスポーツ、剣道。おぅカッケー。」
無駄に笑いかける。
僕に何を望んでいるんだ、コイツは。
「好きな食べ物、果物。範囲広いなァ。」
ピシ。
「勝手に見ないでくれる？ってかアンタ誰。」
紙を奪い取った。
恥ずかしい。
大声で暴露されちゃ。
「あー、え？名前知んないの？！」
「誰だよ…。」
思いっきり嫌そうな顔をしてやった。
そしたらコイツはお茶らけた顔でさ。
「あぁ。俺、流宇ね。」
「上、苗字は。」
何だコイツ、行き成り名前で言うか？
「んー。今、苗字言ったら永遠に苗字で呼ばれそうだからヤだ。」
「…何だソレ…。」
何なんだコイツ。
マジで、何なんだ。
「お前さ、意外にキレイな声してんな。」
本当に何なんだ？！
「今日、初めて聞いた。」
…そりゃぁそうだろう。
今日、ってか今学期一度も喋ってなかったからな。
「…あんまり僕に近づかないでくれる。」
「何で？」
「人間関係とか面倒くさい…。」
ヤツは間抜けた顔をした。
「いや、肉体関係とか望んでいるわけじゃないしさ。」
死ね。
帰れ。
「お前、下の名前は？」
何でお前なんかに言わなくちゃなんないんだ。
顔を覗き込むな、顔を。
「…なぁな。ナーマーエー」
うるさい。
ウザい。
「……………ょ…………ぅ……」
「は？」
「陽！」
‘は？‘って何だ！
この野郎いっぺんで聞きやがれ！
「あ、あぁ陽ね！陽。陽。」
何度も連呼するな。
あぁ、もう。コイツのせいで気が狂う。
ガタ
「何だァ？行き成り立ち上がって。」
「…………」
付き合ってられない。
「陽？ご免ご免！茶化しすぎた？」
ヤツは追ってくる。
「なぁ陽ってば！」
うるさいなぁ。
「…………次、移動。」
「あ。」
…馬鹿じゃないの。
「おい待てよ！」
ほら、急いで追ってくる。
「陽！」
ほら、変わったやつだ。
まぁ、こういうのも悪くは…ないけど。 - 2005-04-28 21:10:19公開 / 作者：ヒィカ
■この作品の著作権はヒィカさんにあります。無断転載は禁止です。 - ■作者からのメッセージ
初投稿&初ショート。
まだまだ文才は青いですが多めに見てやって下さい…。
ココまで読んでくださって有り難う御座いました。
- この作品に対する感想 - 昇順
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感覚的には少し面白い。でも、これ小説の形式をとってないよね。
2005-04-28 21:25:44【☆☆☆☆☆】clown-crown小説ではないですよね。どっちかって言うとせりふだけのセリフ集。と、貴志川です。
んーなんというか、理解しがたいものがあります。どういう状況で、何を言っているのかさっぱりだし……格好いい彼しかわからず、どんな顔で、どんなことをしている人なのかわからないというのはちょっと重症です。できれば、普通の小説形式をとって欲しいです。
ではノ2005-04-28 22:11:38【☆☆☆☆☆】貴志川皆さんの言う通り、小説形式ではないけど、面白かったです。
陽君はクールでかっこいいですね。でもほんとは、誰かに構って欲しかったのかな。と勝手に思いました。最後の一文が可愛かったです。2005-04-28 22:49:58【☆☆☆☆☆】由紀初めまして甘木と申します。作品拝読させていただきました。皆さんが書かれていますように小説でもショートショートでもないと思います。でも、何となく会話と状況の妙みたいものを感じました。このように書けるのでしたら、小説の形態をとって書かれると、より面白い物ができると思います。では、次回作品を楽しみにしています。2005-04-29 00:37:17【☆☆☆☆☆】甘木えぇもう皆様が仰ってることが全てなので特に言うことはないです。この物語を膨らませればかなりいい感じの作品になった匂いがします。初期のプロットを読んでる感じでした。次回作は小説形式で頑張って下さい。2005-04-29 00:46:47【☆☆☆☆☆】影舞踊初めましてですね、京雅です。本日は夕方から深夜にかけて眠っていたので、感想を書こうとしたら既に書く事がなくなっていました。ふむ、少し肉付けしていくだけで小説にも成りえそうなので、これから先頑張って下さいね。では。2005-04-29 02:38:41【☆☆☆☆☆】京雅はじめまして。ショートと言うことはこれで終わりなのですね。何だかプロローグのように感じて、まだ続くのかと思ってしまいました。面白い設定というかなのにもったいない感じがしました。自分もこの前投稿したばかりでまだまだ青いどころかまだ種を植えたところらへんなので共に頑張りましょうね。勝手に応援してますので。それでは。2005-04-30 12:59:09【☆☆☆☆☆】ユズキ計：0点 - お手数ですが、作品の感想は旧版でお願いします。