『くれよんの魔法  第二章』作者:あやな / - 創作小説 投稿掲示板『登竜門』
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ガラッ・・・・
教室のドアを私が開けたら、先生も、みんなもこっちを向いて・・・。
何?私・・・何かした・・・?
先生がちょっと怒った口調で言った。
「こらぁ!亜月!新学期早々遅刻とは、いいご身分だな!」
私は、顔を赤らめて、席に着いた。

・・・・え?

隣には、あの、さっきぶつかった男の子が座っていた。
(だれだろう。見たことないな・・・。)
私は、そんなことを思っていた、そのとき、先生が言った。
「亜月。お前の隣にいる子は、転校生だ。おい、もう一度そいつに自己紹介をしてやれ、転校生。」
その少年は、さらりとした黒髪をなびかせ、
「水島透です。よろしく。」
声変わりした、低い声だったけど、とっても綺麗な声だった。
私には、そう思えた。
「みずしま・・・とおるくん?」
「うん。そうだよ。」
少年・・透君は、すがすがしい笑顔で言ってくれた。
「私は亜月真奈美よ。よろしくね。」
私、彼のこと、なんか気になる・・・・。
   

 

                       どうしてかな・・・・?

そのあと、部活決めがあって、私はもちろん、『芸術部』よ!
図工室に行ったら、そこには・・・・
「あれ?と・・透君?」
そこには、なんと、透君がいたの!
私は驚きよ!
でも、なんでかな、ちょっと、安心感がある。
まあ、いいけど・・・・・。
「ああ、真奈美ちゃん。同じ部だったんだね。よろしく。」
私は、彼が使っている物に目をやった。
「あれ・・・?くれよん?」
私が不思議そうに聞くと、彼が、ああ、というように答えてきたの。
「ああ、これね。これは、くれよんだよ。」

・・・そういうことじゃなくって・・・・。
「あのね!どうしてくれよんを使っているのか・・・ってことよ!」
慌てて手を振った私に、透君は、ちょっと、笑って、
「あのね、信じないかもしれないよ?」
「それでもいい!」
透君の声、聞きたいもん・・・・。
「あのね、うちのお母さんが言ってたんだけど、くれよんには、魔法の力があるんだって・・・・。ね?!信じられないでしょ?」

   あれ・・・?その台詞、何処かで・・・・。

そう・・・夢の中・・・・あれぇ?どおしてこぉなるの〜・・・・・
何で、どうして透君と、おじいちゃんの姿がかぶって見えるんだろ・・・・・。
あれ・・・・・・・・・
あの姿・・・・。

 


         「りょく・・・・?」
2003-10-27 15:25:59公開 / 作者:あやな
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■作者からのメッセージ
くれよんの魔法第二章!
さあ、りょくとは何のことなのか!
それは次回のお楽しみ♪
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