『ぶら下がり』作者:緋灼 / - 創作小説 投稿掲示板『登竜門』
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「嫌な目してるわね。悩み事でもありますか?」



「なんでぶら下がってるんだ」



「人の質問にはきちんと答えましょう。都昇 灯貴君」



「!? なんであんたが俺の名前を知ってるんだ?」



「そんだけ有名だったら知ってるわよ。」



「・・・・・・・・・」



「で、悩み事は?」



「そんなものはない」



「あれ?ないの?そうか。都昇 灯貴は悩み事なんてないくらいワガママで自分勝手なやつなんだ」



「それ以上言うと殺すぞ」



「殺せるモンなら殺してみなさい」



「・・・・・・・・・・てめぇ」



「そうそういっとけど紗那にてを出すと死ぬより怖い目に遭うわよ」



「紗那・・・?あの今日道で派手にころんでたやつか?」



「君、紗那にアホって行ったわよね?そうよね?」



「おぼえてないな」




「都昇 灯貴、殺してやりたいコンテスト第1位。」(にっこり)




「・・・・・・・・・・」



「あんた名前は?」



「梨羅よ。いい名前でしょう?」



「どいつもこいつも花の名前か」



「ほんとに殺してほしいの?あぁ?」



「いいや。そんなことはない、深篠 梨羅」



「なんで私の名字しってんの!?」



「そんだけ目立つ格好してその歳で映画監督ならな。プロデューサーに口説かれてただろう」



「そんなに変かなこの服・・・・・・」



「・・・・そういう問題じゃないんだよ」



「へぇ」
2005-03-28 21:38:13公開 / 作者:緋灼
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